一振りの刃となって

なんてこった

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13.復讐のとき

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 さて、この世界に来て3日目となりました!
 とまぁテンションを俺の中で寂しく上げているのですが現在爺さんは山のふもとの森の中を歩いておりました。
 なんで過去形かって?
 説明中に爺さんが敵性反応を感知したんだよね、で突然”解放”されたわけですはい。
『数が多いが昨日の奴の仲間かの?』
と いって視線を向ける、すると視線の先には7、8匹ものワニがいた。
 内心なんでだよと突っ込む、ここは森なんだから”昨日の~”ってフレーズなら剣犬だろうが全く。
『まぁ近くに川もあるし昨日の奴の敵討ちといったところじゃな、畜生の分際で泣かせるのう』
と いうとクックックッと爺さんは笑う。
 近くに川があるならワニがこんなとこにいても納得かな?納得する気ないけど。
 ちなみに剣の形状は元のまっ黒なロングソードじゃなく昨日の刀っぽい形状になっている。
『ではゆくぞい!』
と 爺さんはいきなり駆け出して扇状に囲んでいたワニのこっちから見たら右サイドから切りかかっていく。
 大きく口を開けてどうやってんのかわかんないけど大きくジャンプして跳びかかってくるワニ・・・どうやって跳んでんのマジで?
 的確に下あごを薙ぎ払う爺さん、跳んでくる順に顎がなくなっていく、なんでみんなわざわざジャンプしてくるんだろう。
 そして最後の一匹の顎がなくなった時に爺さんはそれに気づいた、
『おかしい、顎を切り落としただけでワニどもがみな死んでおる?いや息はしておるようじゃが痛みにのたうつ事もせんのはおかしいぞ?』
と。
 やっぱ気づくよねー全部昨日の要領で魂抜いちゃった、テヘ♪
 でも死んではいないな?魂って何なんだろうね?ちなみに記憶情報は取捨選択できるみたい「見る気ないから記憶とかいらね」とか考えてたら走馬灯見ないで済んじゃったみたい。
 魂ってあれかな?高密度の魔力ではあるけど情報、つまり記憶もある・・・意識とか意志とかなのかな?ということはソウルイーターはマインドイーターとかでもあるんだねきっと、うん、魂とは何なのかって?精神的なもんとかどっかで聞いたね、難しいことを考えるとイメージが具体的に考えないと湧かなくなりそうだしそういうもん的に考えとこう。
 さて、爺さんもさすがに怪しんでいるかな?
『どうゆうことじゃ?”オールイーター”で喰らっておるのに魔力の流れてくる量が少なすぎる?魂がない?だがアンデットというわけでもないようじゃし』
 ふ、爺さん犯人はこっこでっすよ♪
 さて、ここで気づいたことなんだけどね。
 今この爺さんの体に俺が入ってるような感覚になっているのはあくまで剣と魔力的に爺さんが繋がっているため俺が無意識に視覚と聴覚を共有していたからのようだ。
 まぁ何が言いたいかというと
 俺は自分の中にある魔力の操作をしてみる、
『ん?何事じゃ?』
 爺さんもさすがに反応するが驚愕で思考が追い付いてないようだ。
 それで魔力を操作して待機を振動させてみる、ちょいと難しい
「アガザダナバマヤラワ」
『な、なんじゃ!?』
「アエイウエオアオ」
『これは暴走か?い、いかん!』
「オソイ、ソウルイーター」
 機械的な声が響く、爺さんが膝から落ちてうつぶせに倒れる。
 倒れる時も前のめりとか爺さんやったね!まぁどうでもいいが。
 魔力的な繋がりが元からあるため爺さんの魂を掴み取るのは簡単すぎた、というか常に握ってた状態なんだよね、わざわざ魔力操作で音声作って教えてやったのは誰に殺されるかちゃんと知ってもらうためだ。
 これは、ジジイに与えられた理不尽に対する復讐だったんだけどうまく魔力操作できてよかったね!てか音声になってよかったよ。
 さて、無いとは思うけど爺さんの死体とかから俺の情報とか漏れても面白くないし、知らん奴にいきなり”封印”を使われてもかなわんから爺さんの体も喰っておこう、ごろだけだとさいやくだけどね!
 そして、当面の問題は此処からどうやって移動するかかな?爺さんの死体はもうないけどワニの死体は今まさに4体ほど出来上がりつつあるし(失血死)血の匂いで他の生物が寄ってきてるし(多分)誰かに拾われる前にこの体(刀状態のファルシオン)のできることとか調べておきたいし・・・移動手段から考えて爺さんに天誅するべきだったかな?
 ・・・まぁ移動手段の候補はないこともないんだけどねw
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