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46.格の違い
しおりを挟む「さすがにこのチンピラたちも不憫に思えるわね」
と 優しい言葉とは裏腹に嗜虐的な笑みを浮かべるサラちゃん、・・・いい性格してるよ全く嫌いじゃないぜ、
ちなみに俺の食事が終わるまでチンピラたちを無視していたらチンピラたちはヒートアップして騒ぎ出した、おかげで今周りにワン太郎たちと同じ剣犬の群れに囲まれてしまっている。
面白いことを思いついたのでチンピラたちの武器を奪い剣犬たちの群れに放ってからチンピラたちを解放した、これが今の状態である。
さすがに丸腰でヒイ、フウ、ミイと30匹くらいかなの群れに囲まれてるのは怖いようだ・・・いや武器持ってても怖いらしい。
何気に剣犬のランクはEで群れの大きさでDにまで上がるそうだ、普通の群れで15匹前後らしいからこいつらはDなんだろうなきっと・・・つまり俺らパーティより2つ上の相手みたいだ、チンピラたちはEだそうだ偉そうにしていたのに大した事無い、まぁ所詮チンピラだからしょうがないか。
余談になるが眷属の3匹の名前は実験に使った順にワン太郎、ツー太郎、三太郎である・・・スリ太郎だと語呂がね。
「んじゃあサラは近くのゴーレムに乗って援護にニナは他のゴーレムと連携してサラの護衛ニコルとライカはワン太郎たちと相手の数を削ってねー」
「了解!」
うんいい返事、
「それで兄さんは?」
「ここでチンピラでも見とくよ、楽しそうだろ?」
ニコルが苦笑に顔をゆがめるが美形はそれでも絵になるな、などと考えていると、
『わぉぉぉぉん!』
剣犬のリーダーらしい一匹が吠える、こっちの準備を待つ気は無いようだがまぁ問題ないね、
「来るぞ~」
「来るぞじゃない!お前!俺の武器投げやがってお前の武器寄越せ!」
と 錯乱した赤いモヒカンが汚い手で俺の本体である錬成魔剣ファルシオンに触ろうとしたので丁寧に両腕の肘を逆の方向に曲がるように柔らかくしてあげた、コブシで。
「ギャー」
「てめぇやりやがったな!」×4
カラフルなチンピラがこちらに向かって殴りかかってくる全員の足を素早く払い一人の足首を掴み横に払う青い軌跡が跳びかかってきた剣犬たちを吹き飛ばす、
「ガフハッ!」
「ブルー!」×3
えっ?そんな名前なの?てことは赤モヒカンはレッド?俺とかぶってんじゃん・・・だから絡んできてたのかな?今更どうでもいいけど、
「てめぇ!」×3
起き上がり跳びかかってくるチンピラ×3、一番後ろの黒いモヒカンの後ろに一瞬で回り込み腰あたりのタンクトップとズボンの重なっている部分を掴み持ち上げて地面に振り下ろし跳びかかってきてた剣犬を地面に叩きつける、
「ガブバッ!」
「ブラーック!」×2
どうやらこいつらは自分たちをモヒカンの色で呼び合っているようだ、モヒカンが本体なんじゃないか?俺と一緒だな・・・モヒカンと一緒は嫌だな、
「てめぇ!」×2
セリフのレパートリイ増やせよと思ってると黄色が殴りかかってきたのでスウェー気味に躱してまたまた跳びかかってきていた剣犬の前足を掴んで黄色モヒカンの背中に投げつける、
「ブべバッ!」
「キイロー!」
なに!イエローじゃないだと!
「てめぇ!」
ついに最後になったピンクモヒカンがタックルを仕掛けてきた俺の体制を崩そうというのだろうか?普通に横に躱してブラックの足を掴んでブルーのように横に払いピンクモヒカンに投げるがピンクモヒカンは跳躍して躱す・・・やるじゃん、
顔が降りてくる位置にコブシを添えておくと吸い込まれるように顎にアッパーが決まりピンクモヒカンが膝をつき前のめりの倒れる、
「サッサーモン!」
おそらくレッド(仮)が叫ぶサーモン?
「化けもんか・・・?」
「心外だね~お前らが口だけなんでしょ?」
といいつつ腰のファルシオンを抜き、今の俺の立ち位置だと3メートルくらい離れたレッド(仮)の後ろに迫ってきてた剣犬を剣を伸ばして切り飛ばす、伸縮は一瞬だった為にレッド(仮)は何が起きたのか結果しかわからなかった。
「ひっひぃぃ!助けてくれ!俺はあんたと敵対する気は無かったんだ、ただ・・・ギャーギャー」
『聞くに堪えないから黙ってろ』
イラッとしたので言葉に魔力をのせて言い放つとレッド(仮)が尻もちをつき水たまりを作る、頭をピストンのように上下させながら・・・
「それにしても・・・まだ終わんないのか?」
と ぼやく、いまだに自分たちの包囲をしていた剣犬は半数以上いて倒した半数もチンピラと遊んでるついでに自分が片付けている・・・
「これがDランクってことなのかね?」
と 誰にも聞こえない小声で呟き戦闘を見守る、自分とチンピラに向かってきたのを片付けてたら残り5匹くらいで逃げていった・・・
俺一人で半分は片づけちゃったのだがみんなの疲労具合が酷かったので今日は帰ることにした、簀巻きにしたチンピラたちはゴーレムに担がせて。
ちなみにゴブリンの耳は昨日大量に回収していたのでそれを提出しておいた。
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