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56.異変
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昇格依頼の一日目が終わり二日目の移動が始まった。
といっても昨日と同じ隊列を組みながら危なげなく街道を馬車が走って今日は特に何も起きないかな~とさえ思えた、実際何も起きなかったので今日の寝ずの番は昨日と違い”ファルシオン”も含めたローテーションだった。
二日目が終わり三日目もこれと言った以上もなく魔物の襲撃すらない平和な一日だった、この日も昨日と同じ寝ずローテである。
四日目にそれが来た、現在走っている街道は広大なケイベル森林近くに広がる草原に道を引いたような簡単な道なのだが俺の乗る馬車ゴーレムに並走しているツーサン太郎が突然吠え出した。
何事かと思いここ3日飽きもせず俺の耳もとで説教を延々続けてたコリンを改めて無視して外の2匹を見ると2匹とも森の方を向いていた、なんか出てくるんかね?などと思いながら後ろでギャーギャー言ってるコリンに視線を送り・・・改めて無視をした。
と遊んでいると森から獣たちの鳴き声が鳴り響き大量の鳥が飛び立ち逃げていく、こんな光景見れてラッキーなんて思っていると、何やらでかい何かが森の木々に激突しながらも向かってきてるようだ、規則的なズンズンって音も聞こえてきたし。
他の馬車の方もこの音に気づいたらしく前の馬車に乗っているニナがこちらに止まらず走るように伝えてき、まぁ前が止まんなきゃこの馬車ゴーレムは止まんないように命令しているから問題ないんだけどね。
そして音の正体が姿を現せる!
そいつは出てきた森の木々よりは背が低く大体3メートルくらいの人型の魔物、確かとロールだったかな?・・・が森から飛び出した瞬間にそいつに跳びかかった。
その大きな口はワニのように大きく、いや巨大なトロールの頭にガッツリ噛みついているところを見るとそれ以上かな?その巨大な口でトロールの頭を2回3回と噛みつける、その強靭な爪が逃げようとするトロールをがっちりつかみ離さずめり込んでジワリと出血している、また巨大な体のトロールに覆いかぶさるようにのしかかり体全体を押さえつけその巨大な翼を広げてうまくバランスをとることでもがくトロールに大きな動きを与えない。
そしてトロールが弱ってきたのか動きが緩慢になってきたらそいつは噛みつきをやめ首を上げてトロールの顔に大きな口の中を見せる、瞬間に背骨を守るように鞭のような細さまで伸びる尻尾の途中まで生えているまるで背びれような鱗が立ち上がり稲妻を纏うように光りだし、稲妻が流れるように頭に生えた立派な2本のまるで巨大な剣のような角に到達するとその大きく開いた口からとてつもなく圧縮されているのだと分かる魔力の塊を叩きこむ、その距離はまるであってないような距離にも関わらず口から放たれたそれは雷のようなモノに変わりながらトロールの頭を焼滅させた・・・一瞬で、どんだけ熱量あんだよ・・・
そして獲物を仕留めたことを確認するとそいつは高らかに雄たけびを上げた。
・・・俺らのはるか後方で。
いやーすごいモン見た怪獣映画みたいでちょっと興奮したなー。
え?戦わないよ?襲われてたのトロールだし魔物だし弱肉強食だし、うん自然って大変だよねー依頼終わってもっかいここ来てもあいつ、暫定ネーミング「ドラゴン」がいるようなら眷属にしてみよう、魔力足りると思うけど上手くいくといいな~。
そんなことを思いながら死闘を演じた2匹を後に馬車はそそくさと走り去る、よく考えたら帰りに遭遇したら面倒な気がするということに気づいたのは町に着いてからのお話し。
その夜。
「アレっすごかったね~!」
と 興奮気味に俺に話すのはニナである。
あの場面を見たのは最後尾を走っていた俺の馬車に乗っていたコリンと俺、そして伝言を伝えようと馬車ゴーレムに飛び移ってきたニナの3人である、ツーサン太郎はあのドラゴンにマジビビりし出てきた瞬間に猛ダッシュを始めたためあんまり見てない。
「あれはおそらく上位竜の一つ「雷刃竜」の2つ名のあるサンダーエッジというドラゴンでしょうね、丁度獲物をしとめるところだったのは幸いでしたね」
サンダーエッジってまんま雷刃ですな、2つ名考えた奴のセンス、嫌いじゃない、まぁそれはそれとして。
「丁度仕留めるところだったのが幸いってどゆこと?」
「仕留める時に雷刃の由来であるあのドラゴン特有のブレスが見れたからですよ!」
興奮しまくりのコリンに若干引きつつ話を聞く。
「ドラゴンのブレスはドラゴンにとっては奥の手にあたります、確実に仕留めるためのトドメにしか大概使いません、またッ消費する魔力などの問題から連射どころか1日数発撃てるドラゴンすら稀なんですよ!」
とドンドンテンションの上がるコリンにニナも同調し始め、
「そうだったんだ!それじゃあドラゴンのブレスって他に見れるチャンスがあったら自分が食べられる直前に撃たれるぐらいにゃんじゃにゃい!」
「いえいえ人間を仕留めるのにブレスなんて使ってくれませんよ!あの力強い腕に生えていた爪やあのしなやかな尻尾で簡単に片づけられるでしょう、ああなんて僕ら人間は無力なんだ!」
俺はコリンのテンションが正直ウザくなってきたのでニナに押し付けて先ほどから浮かない顔をしているニコルとサラの元に行く。
「どうしたんだ?二人して難しい顔をして」
「兄さん・・・兄さんならあのドラゴンと戦闘しても勝てますか?」
「ニコル、いくらレッドでもそれは難しいと思うわ・・・」
なんか俺があのドラゴンと一戦交えたらって話題でテンションが下がってるようだ、直接見てないからより恐怖が沸いてるのだろうな。
「変な質問だな?戦う必要もないならそんな質問もいらんだろうに、勝ち負けなら多分敵じゃないな。俺はあいつを見てティムできるかどうかを考えてたからな」
と二人の不安を払うように告げる実際はどうなるかわからないけどね、怪獣に挑む俺!・・・想像しにくい。
「かっ簡単に答えるわね・・・悩んで損したわ!大体帰りの心配なんていましてもしょうがないわね!」
「そうですね、いつまでもあそこにいるとは限りませんしね」
「そうなんだよな~この依頼が終わったらあそこに行ってまだいるようならティムっちゃおうって思ってたんだけどな~」
と俺が呟くと二人が堪えきれず噴き出し、
「そうですね、依頼が終わった時にはもういないかもしれないですから兄さんの配下にするのは難しいですね」
とニコルがサラと一緒になって笑い始める、なんだ?仲がいいな・・・っ!まさか2人は!ニコル!君はまだ子供なんだから清い交際しか認めませんよ!
などと思いながらも夜は更けていく。
因みに今日の寝ずローテは先番が俺らで後番が先輩がただ、別に俺一人でやってもいいから寝ててもいいぞ~って言ったのにライカ以外寝なかった、ニナは興奮しすぎて寝れないからとニコルとサラはなんだか悪いのでって言って起きてた、コリンは・・・どうでもいいや。
といっても昨日と同じ隊列を組みながら危なげなく街道を馬車が走って今日は特に何も起きないかな~とさえ思えた、実際何も起きなかったので今日の寝ずの番は昨日と違い”ファルシオン”も含めたローテーションだった。
二日目が終わり三日目もこれと言った以上もなく魔物の襲撃すらない平和な一日だった、この日も昨日と同じ寝ずローテである。
四日目にそれが来た、現在走っている街道は広大なケイベル森林近くに広がる草原に道を引いたような簡単な道なのだが俺の乗る馬車ゴーレムに並走しているツーサン太郎が突然吠え出した。
何事かと思いここ3日飽きもせず俺の耳もとで説教を延々続けてたコリンを改めて無視して外の2匹を見ると2匹とも森の方を向いていた、なんか出てくるんかね?などと思いながら後ろでギャーギャー言ってるコリンに視線を送り・・・改めて無視をした。
と遊んでいると森から獣たちの鳴き声が鳴り響き大量の鳥が飛び立ち逃げていく、こんな光景見れてラッキーなんて思っていると、何やらでかい何かが森の木々に激突しながらも向かってきてるようだ、規則的なズンズンって音も聞こえてきたし。
他の馬車の方もこの音に気づいたらしく前の馬車に乗っているニナがこちらに止まらず走るように伝えてき、まぁ前が止まんなきゃこの馬車ゴーレムは止まんないように命令しているから問題ないんだけどね。
そして音の正体が姿を現せる!
そいつは出てきた森の木々よりは背が低く大体3メートルくらいの人型の魔物、確かとロールだったかな?・・・が森から飛び出した瞬間にそいつに跳びかかった。
その大きな口はワニのように大きく、いや巨大なトロールの頭にガッツリ噛みついているところを見るとそれ以上かな?その巨大な口でトロールの頭を2回3回と噛みつける、その強靭な爪が逃げようとするトロールをがっちりつかみ離さずめり込んでジワリと出血している、また巨大な体のトロールに覆いかぶさるようにのしかかり体全体を押さえつけその巨大な翼を広げてうまくバランスをとることでもがくトロールに大きな動きを与えない。
そしてトロールが弱ってきたのか動きが緩慢になってきたらそいつは噛みつきをやめ首を上げてトロールの顔に大きな口の中を見せる、瞬間に背骨を守るように鞭のような細さまで伸びる尻尾の途中まで生えているまるで背びれような鱗が立ち上がり稲妻を纏うように光りだし、稲妻が流れるように頭に生えた立派な2本のまるで巨大な剣のような角に到達するとその大きく開いた口からとてつもなく圧縮されているのだと分かる魔力の塊を叩きこむ、その距離はまるであってないような距離にも関わらず口から放たれたそれは雷のようなモノに変わりながらトロールの頭を焼滅させた・・・一瞬で、どんだけ熱量あんだよ・・・
そして獲物を仕留めたことを確認するとそいつは高らかに雄たけびを上げた。
・・・俺らのはるか後方で。
いやーすごいモン見た怪獣映画みたいでちょっと興奮したなー。
え?戦わないよ?襲われてたのトロールだし魔物だし弱肉強食だし、うん自然って大変だよねー依頼終わってもっかいここ来てもあいつ、暫定ネーミング「ドラゴン」がいるようなら眷属にしてみよう、魔力足りると思うけど上手くいくといいな~。
そんなことを思いながら死闘を演じた2匹を後に馬車はそそくさと走り去る、よく考えたら帰りに遭遇したら面倒な気がするということに気づいたのは町に着いてからのお話し。
その夜。
「アレっすごかったね~!」
と 興奮気味に俺に話すのはニナである。
あの場面を見たのは最後尾を走っていた俺の馬車に乗っていたコリンと俺、そして伝言を伝えようと馬車ゴーレムに飛び移ってきたニナの3人である、ツーサン太郎はあのドラゴンにマジビビりし出てきた瞬間に猛ダッシュを始めたためあんまり見てない。
「あれはおそらく上位竜の一つ「雷刃竜」の2つ名のあるサンダーエッジというドラゴンでしょうね、丁度獲物をしとめるところだったのは幸いでしたね」
サンダーエッジってまんま雷刃ですな、2つ名考えた奴のセンス、嫌いじゃない、まぁそれはそれとして。
「丁度仕留めるところだったのが幸いってどゆこと?」
「仕留める時に雷刃の由来であるあのドラゴン特有のブレスが見れたからですよ!」
興奮しまくりのコリンに若干引きつつ話を聞く。
「ドラゴンのブレスはドラゴンにとっては奥の手にあたります、確実に仕留めるためのトドメにしか大概使いません、またッ消費する魔力などの問題から連射どころか1日数発撃てるドラゴンすら稀なんですよ!」
とドンドンテンションの上がるコリンにニナも同調し始め、
「そうだったんだ!それじゃあドラゴンのブレスって他に見れるチャンスがあったら自分が食べられる直前に撃たれるぐらいにゃんじゃにゃい!」
「いえいえ人間を仕留めるのにブレスなんて使ってくれませんよ!あの力強い腕に生えていた爪やあのしなやかな尻尾で簡単に片づけられるでしょう、ああなんて僕ら人間は無力なんだ!」
俺はコリンのテンションが正直ウザくなってきたのでニナに押し付けて先ほどから浮かない顔をしているニコルとサラの元に行く。
「どうしたんだ?二人して難しい顔をして」
「兄さん・・・兄さんならあのドラゴンと戦闘しても勝てますか?」
「ニコル、いくらレッドでもそれは難しいと思うわ・・・」
なんか俺があのドラゴンと一戦交えたらって話題でテンションが下がってるようだ、直接見てないからより恐怖が沸いてるのだろうな。
「変な質問だな?戦う必要もないならそんな質問もいらんだろうに、勝ち負けなら多分敵じゃないな。俺はあいつを見てティムできるかどうかを考えてたからな」
と二人の不安を払うように告げる実際はどうなるかわからないけどね、怪獣に挑む俺!・・・想像しにくい。
「かっ簡単に答えるわね・・・悩んで損したわ!大体帰りの心配なんていましてもしょうがないわね!」
「そうですね、いつまでもあそこにいるとは限りませんしね」
「そうなんだよな~この依頼が終わったらあそこに行ってまだいるようならティムっちゃおうって思ってたんだけどな~」
と俺が呟くと二人が堪えきれず噴き出し、
「そうですね、依頼が終わった時にはもういないかもしれないですから兄さんの配下にするのは難しいですね」
とニコルがサラと一緒になって笑い始める、なんだ?仲がいいな・・・っ!まさか2人は!ニコル!君はまだ子供なんだから清い交際しか認めませんよ!
などと思いながらも夜は更けていく。
因みに今日の寝ずローテは先番が俺らで後番が先輩がただ、別に俺一人でやってもいいから寝ててもいいぞ~って言ったのにライカ以外寝なかった、ニナは興奮しすぎて寝れないからとニコルとサラはなんだか悪いのでって言って起きてた、コリンは・・・どうでもいいや。
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