先王に仕えていた大魔法使い、転生したら剣士としては最弱ですが、剣聖を目指します!

悠木全(#zen)

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第一章 転生したら剣聖の家系だった

17.解き放たれたカンヘル



「……これだから大人の女は苦手なんだ」

 朝から冷たい空気に身を震わせて、冒険者ギルドに向かう少年が一人。

 『ガーネット一行』のおかげで一刻も早く家に帰りたくなったレオは、剣士の修行をする覚悟が決まった。
 否、もともと覚悟はあったのだが、さらに強い決意が固まった。このまま冒険者をしていたら、またガーネットたちに絡まれるような気がして、不安だった。 

「それにしても、寒いな……リメリさんに慰謝料の金貨も貰ったし、新しいコートでも買うか」

 冒険者ギルドの扉を開けると、レオはまず周囲を確認する。『ガーネット一行』がいたら逃げるつもりだった。
 だが今日は人が少なく、ガーネットたちの姿もない。疲れた顔で息を吐いたレオは、そのまま真っ直ぐ受付に足を運んだ。今日は兎人のアエナではなく、神経質そうな老女が討伐依頼の受付をしていた。

「こんにちは、Dランク討伐の検索をお願いします」

 レオがお願いすると、老女は眉間を寄せてレオを凝視する。子供だからと侮られることに慣れているレオは、老女の視線を気にすることはなく。
 老女が口を開くまでの時間、無邪気な作り笑いを顔に貼り付けていた。

「Dランクでも危険がないわけではありません。こちらの薬草採取などはいかがですか?」

 老女が提案したのは、地下魔窟ダンジョンにすら入らない選択だった。たとえCランクの冒険者といえど、ソロで討伐するのは難しいというのはレオにもわかる。だが、最近トラブル続きで、誰かと組むのも面倒だった。

「できれば魔物の討伐がいいです」

 レオが強めに言うと、老女は怪訝な顔をする。

「子供が年寄りに意見するのは感心しませんね」

「要望くらい、言わせてください。これでもCランクの冒険者なもので」

「Cランクですって? 何かの間違いでしょう。保護者はどこですか? あなたのような子供を冒険者にするなんて、今どきの親は何を考えているのでしょうか」

「マチルダさん、その辺にしてあげて。レオくんが困ってるから」

 受付の奥にある部屋から、ギルドマスターのエドがやってくる。レオが救いを求めるような目で訴えると、エドはおかしそうな顔をしていた。

「エド様、冒険者と名乗る子供が、魔物の討伐を受けたいと言って——」

「その子は間違いなくCランクの冒険者だから、討伐依頼を検索してあげてほしいんだ」

「ですが……何かあれば、親御さんが乗り込んでくるのでは?」

「まあ、貴族のあなたからすれば、そういった意見もあると思うよ。でも、あなたが思っているほど、レオくんは弱くはないし、親御さんが乗り込んでくる心配もないよ。たとえ命を落としてもね」

(最後の言葉が余計だよ……ていうか、なんなんだよ、この婆さん)

 レオが説明を求めて睨みつけると、エドは仕方なさそうに苦笑した。

「この人はマチルダさんと言って、事情があって、ここで働いてもらうことになったから、レオくんも色々と教えてあげてね」

「……はあ」

「私はこんな子供が冒険者なんて認めませんよ」

「マチルダさん。レオくんの後ろに人が並んでいるから、次の方を処理してください。レオくんは僕が担当するよ」

 エドが無理やり仕事を割り振ると、マチルダは不服そうな顔をしながらも、エドの言うことを聞いた。上下関係はわかっているようだった。

「さて、レオくん。Dランクの依頼でいいんだね? 今ならCランクの依頼もたくさんあるけど」

「むしろDランクじゃないと無理です。俺が魔法を使っちゃいけないと知っていて、言ってます?」

「あはは、レオくんならきっと大丈夫だよ」

「大丈夫じゃないです! お願いだから、わざとCランクの討伐とか割り振らないでくださいね」

「そもそも、ランク付けなんてものは曖昧だけどね。まあいい、この竜族カンヘルの討伐なんてどうかな?」

「俺の話聞いてました? 竜族カンヘルなんて、Aランクの魔物でしょ? ギガントゴブリンの何倍も強いじゃないですか……って、なんで竜人カンヘルの討伐依頼が出てるんですか? 宝物を守る階層主が、また上がってきたんですか?」

「実はそうなんだよ。竜族カンヘルは普通、三十九階から動かないはずなんだけど、動いてるんだよね。ギガントゴブリンみたいに。他にも階層主が動いているので、Aランク以上の冒険者たちが討伐に当たってくれているよ」

「だから、今日はギルドに人が少ないんですか。でも、気になりますね。どうして階層主が宝物を放り出して動いているんだろう」

「これは仮定の話だけど、もしかしたら階層主を倒さずに宝物を持ち去った人間がいるのかもしれない」

「階層主を倒さずに持ち去った?」

「ええ。実は先日、ガーネット一行に調査を依頼したんだけど、二十階の宝箱がカラだったそうだ」

「宝箱が空っぽ? 宝箱の中身って、国の許可をもらわない限り、見ることもできないんですよね?」

 地下魔窟ダンジョンにある宝箱には、たいていマジックアイテムが入っており、階層主の魔物が守っているのだが、そこにあるマジックアイテムは危険な物もあるため、国の管理下に置かれていた。しかも宝箱の中身がなくなれば、守るものを失った階層主ボス地下魔窟ダンジョンを徘徊するのである。そういった危険を懸念して、宝箱に手をつけるのはタブーとされているが、ごくたまに盗賊が宝箱を狙うことがあった。

「おそらく、盗賊が手を出したんだろう。地下魔窟ダンジョンのマジックアイテムが世に出回るのは危険なんだよね。それに階層主が徘徊するのも厄介だ。階層主は倒してもまた生まれるから」

「じゃあ、その盗まれたらしきマジックアイテムを取り戻して、宝箱に戻す必要があると?」

「盗まれているのなら、そうするしかないけど……難しい話だね。どんな輩に盗まれたのかもわからないし。でも、さらに下層の宝を狙う可能性があるから、盗賊団を捕まえる機会はまだありそうだね」

「最下層は転移スポットだから……最後の竜族ボスが守ってる宝箱って確か、蛇の杖カンヘルロッドですよね。そんなもの何に使うんでしょうか」

「どうしてレオくんが宝箱の中身を知っているの?」

「……」

 どこか凶悪な笑みで圧をかけてくるエドに、レオは思わず固唾を呑む。カザザの時代に、 地下魔窟ダンジョンにある全ての宝箱を確認したのは内緒の話だった。ついでに宝箱の中にあるマジックアイテムの模倣品を作ってすり替えたこともある。結果は成功だったが、ユーディラントにバレて叱られたのだった。 
 ちなみに模倣品の出来が良すぎて、どれが本物かわからなくなったので、宝箱のマジックアイテムが偽物である可能性もある。それはさすがにユーディラントには言えなかった事実だが。

「宝箱の中身は、ち、父に聞きました。俺が宝箱の中身なんて、知っているわけないじゃないですか」

「ほんっとに、嘘ばっかりついて、この人は……」

 開き直って、いっそ清々しいほどの嘘で固めたレオを、エドはジト目で見る。これ以上何を言っても無駄だとわかったのだろう。エドはそれ以上追求することなく話を進めた。

「本来なら、レオくんには竜族カンヘル討伐の手伝いに当たってほしいところだけど、魔法は使いたくないんだよね?」

「はい。この先は剣一本で生きるつもりです!」

「そう簡単なことではないと思うけど……とりあえず、他の冒険者パーティの助っ人に行ってもらおうかな」

「助っ人?」

「ああ。助っ人なら、高いランクの討伐でも構わないだろう?」

「いや、できればDランク以下の討伐がいいです」

「決まりだね。君には大量発生しているゴブリンの討伐をお願いしよう」

「掲示板で見ましたが、それCランクの討伐ですよね? 俺の話聞いてましたか?」

「レオくん、あまり嘘で固めすぎると、身動きがとれなくなるよ」

「いったいなんの話を……」

「とにかく、レオくんは地下魔窟ダンジョンにいる『オッティ一行』さんの元に向かってくれるかな」

「ちょっと、勝手に決めるなんて横暴じゃないですか⁉︎」

「文句を言うなら、冒険者登録証を魔法使いランクAに書き換えてもいいんだよ? トロールの件を王宮に報告するのがどれだけ大変だったことか……Cランクの魔法使い一人で倒したというには、無理があるんだよ」

「……行きます」

 レオがぼそりと言うと、エドは満足そうに「お願いします」と笑った。


 
「ちくしょう、エドのやつ。ちょっとギルドマスターになったからって、偉そうに……」

 レオは 地下魔窟ダンジョンに向かう道中で悪態を吐く。

(オッティのことだから、ゴブリン退治にとどまらず、竜族カンヘルにも手を出すだろうな。竜族カンヘルは精神操作系魔法が使えるから、一応バフでもかけとくか)

 グエンラルの街を囲む防御壁の外側にはビューレイストの森が広がっており、地下魔窟ダンジョンは西側の谷底にある。だが、馬で地下魔窟ダンジョンに向かったところ、入り口には多くの負傷者が座り込んでいた。
 レオは状況を知るために周囲を見回すが、話を聞こうにも入り口を守る番兵の姿がなかった。

「あの、どうかしたんですか?」

 仕方なく近くにいたローブの青年に声をかけると、青年は口惜しそうに告げた。

「上層階に竜族カンヘルが上がってきたんだよ。このままだと、地上に現れるかもしれない」

「そんな……! Sランク以上の冒険者はいないんですか?」

「Sランク以上の冒険者は、下層にいる盗賊団を探しているという話だ」

「盗賊団?」

「ああ、どうやら竜族カンヘルが守る宝物を、盗賊団が持って逃げたらしい。それを元の宝箱に戻せば、竜族カンヘルが階層主に戻って大人しくなるからって」

「確かに、竜族カンヘルは倒しても、時間をおいて復活しますもんね。でも冒険者は宝箱の中身がなんなのか知らないんですよね。ちゃんと取り返せるんでしょうか……あの、よければこのポーション、使ってください」

「ああ、助かるよ。魔力も残ってなくて、回復ができなかったんだ」

「ポーションは何本かありますから、皆さんで分けてください」

 レオは言って、青年にポーションの小瓶を三本ほど手渡した後、入り口に向かって駆け出した。

「おい、キミ! どうするつもりだ!?」

「俺も微力ながら、加勢してきます!」

「相手は竜族カンヘルだぞ——」

 背中に向かって投げられた言葉を聞き流し、レオは地下魔窟ダンジョンの中へと飛び込んだ。
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