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二章 濡れ衣の男を救え!!
第一話 ケンタウロス、まじで速い
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「くっそ~・・・誰だよ、俺の尻掴んだヤツ」
「ハハハ!まあ、良いではないか!別に後遺症は残ってはいないのだし」
そよ風の吹く草原を歩く3人。異世界転移者である幸助と蘭丸。そして、神であるラコルトは話しながら、ラコルトの住んでいる小さな農村を目指していた。
「あの・・・本当に良いんでしょうか?こんなやり方で?」
「良いっていうのは、布教方法の事ですか?」
「はい・・・力を見せつけて、入信を迫るなんてちょっとズルかなと思いまして・・・」
「嘘をついてたり、インチキだったらズルですけど、ラコルト様は自分の力をちゃんと使ってるじゃないですか。何もズルなんかじゃないですよ」
幸助の考えた女神アモーラへの復讐。その第一歩として選んだのはラコルト教の布教だった。神は人々の信仰心によって力を得る。つまりは信仰者が減れば減る程に力が弱まっていくというわけだ。
フラム王国はアモーラ教を国教としておいてはいるが、どの宗教を信じるかは個人の自由。故に特に迫害とかなく布教が可能なのだ。これも神という生き物の存在が人間に認知されているお陰なのだろうか?
布教方法は至って簡単!貧しい農村に赴いて、ラコルト様の力を見せて説明するだけ!すると、たちまち入教を迫ってくるのだ!!
・・・確かにちょっと厭らしいかもしれない。
「・・・幸助、何か聞こえないか?」
「え?どれどれ・・・」
蘭丸さんの耳が何かの音を捕らえる。俺も耳を澄ませてみると、確かに何か聴こえてきた。どすどすと大地を揺らす音が何十個も密集している。
「あ・・・ああ・・・」
ラコルト様も顔を青ざめさせて、俺らの後ろを指さしている。ラコルト様の指を追って、後ろを見るとそこには。
「「「「「ウオオオオオオオオオオォォォォォ!!」」」」」
下半身に馬の胴体が付いた大男達が武器を片手に俺達の方へと迫ってきていた。魔物だ。幸助はその魔物の名前を知っていた。前の世界でも有名で、神話に何度も出てきた伝説の生き物。その名も──────
「ケンタウロスだぁぁぁぁぁl!!」
「「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」
俺はラコルト様は担いで逃げた。しかし、流石は下半身馬人間と言った所だろうか?人間程度の脚力じゃ全く距離を稼げない。それどころかどんどん距離を詰められている。
「ちょちょちょ!コウスケさん!!ケンタウロスが走っている方向と同じ方向を走っても追いつかれるだけです!別の方向に走ってください!!」
「ああ!!そっか!!そうでしたね!!よぉし!!」
加速する足を何とか右へと持っていき、急な方向変換に走る事に成功し、何とかケンタウロスから離れる事に成功。
「よっしゃあ!蘭丸さん!ついて来てますk──────」
ヒュン!と風を斬りながら俺の頬を細長い物が掠める。細長い物の正体は矢。ケンタウロスが打って来た矢だった。
「・・・あの、ラコルト様。もしかして俺ら・・・」
「ターゲットにされたみたいですね」
「・・・うむ」
ケンタウロス達の鋭い眼がこちらを見つめてくる。向けてくる目は完全に獲物を見つけた狩人そのものだ。
「「「逃げろぉぉぉぉ!!」」」
俺と蘭丸さんは森に向かって走った。
「ハハハ!まあ、良いではないか!別に後遺症は残ってはいないのだし」
そよ風の吹く草原を歩く3人。異世界転移者である幸助と蘭丸。そして、神であるラコルトは話しながら、ラコルトの住んでいる小さな農村を目指していた。
「あの・・・本当に良いんでしょうか?こんなやり方で?」
「良いっていうのは、布教方法の事ですか?」
「はい・・・力を見せつけて、入信を迫るなんてちょっとズルかなと思いまして・・・」
「嘘をついてたり、インチキだったらズルですけど、ラコルト様は自分の力をちゃんと使ってるじゃないですか。何もズルなんかじゃないですよ」
幸助の考えた女神アモーラへの復讐。その第一歩として選んだのはラコルト教の布教だった。神は人々の信仰心によって力を得る。つまりは信仰者が減れば減る程に力が弱まっていくというわけだ。
フラム王国はアモーラ教を国教としておいてはいるが、どの宗教を信じるかは個人の自由。故に特に迫害とかなく布教が可能なのだ。これも神という生き物の存在が人間に認知されているお陰なのだろうか?
布教方法は至って簡単!貧しい農村に赴いて、ラコルト様の力を見せて説明するだけ!すると、たちまち入教を迫ってくるのだ!!
・・・確かにちょっと厭らしいかもしれない。
「・・・幸助、何か聞こえないか?」
「え?どれどれ・・・」
蘭丸さんの耳が何かの音を捕らえる。俺も耳を澄ませてみると、確かに何か聴こえてきた。どすどすと大地を揺らす音が何十個も密集している。
「あ・・・ああ・・・」
ラコルト様も顔を青ざめさせて、俺らの後ろを指さしている。ラコルト様の指を追って、後ろを見るとそこには。
「「「「「ウオオオオオオオオオオォォォォォ!!」」」」」
下半身に馬の胴体が付いた大男達が武器を片手に俺達の方へと迫ってきていた。魔物だ。幸助はその魔物の名前を知っていた。前の世界でも有名で、神話に何度も出てきた伝説の生き物。その名も──────
「ケンタウロスだぁぁぁぁぁl!!」
「「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」
俺はラコルト様は担いで逃げた。しかし、流石は下半身馬人間と言った所だろうか?人間程度の脚力じゃ全く距離を稼げない。それどころかどんどん距離を詰められている。
「ちょちょちょ!コウスケさん!!ケンタウロスが走っている方向と同じ方向を走っても追いつかれるだけです!別の方向に走ってください!!」
「ああ!!そっか!!そうでしたね!!よぉし!!」
加速する足を何とか右へと持っていき、急な方向変換に走る事に成功し、何とかケンタウロスから離れる事に成功。
「よっしゃあ!蘭丸さん!ついて来てますk──────」
ヒュン!と風を斬りながら俺の頬を細長い物が掠める。細長い物の正体は矢。ケンタウロスが打って来た矢だった。
「・・・あの、ラコルト様。もしかして俺ら・・・」
「ターゲットにされたみたいですね」
「・・・うむ」
ケンタウロス達の鋭い眼がこちらを見つめてくる。向けてくる目は完全に獲物を見つけた狩人そのものだ。
「「「逃げろぉぉぉぉ!!」」」
俺と蘭丸さんは森に向かって走った。
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