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最終章 今こそ復讐の時
第十話 ジースト騎士軍参戦!
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「あ、アンタは・・・」
「魔ぞ・・・地底人の騎士!もしかして助けに来てくれたのか!?」
「まあ、そんなところだ。国王から危険信号をもらったから飛んで駆けつけたんだ」
だとしても速すぎる。地下王国ジーストとの距離はどんなに全速力で走っても最低1日はかかる。混乱が起こってから4時間しか経っていないので、辻妻が合わなくなっている・・・通常の移動手段なら。
ジースト人はフラム城下町から途方もなく遠く面倒視していた。そこで、国王に相談して城下町の適当な場所に転移魔術の魔法陣を描いたのだ。ありえないタイミングでの登場はそれが原因である。
アメリアは目を動かし、周りの状況を理解する、
「成る程な・・・道理で明らかに強い君達が倒れているわけだ。その優しい心、敬意を表するよ」
「そりゃ、どうも・・・悪いんだけど俺らの代わりにソイツを倒してくれ」
「勿論。ところで、あの女はコウスケとはどういう関係なんだ?」
「生涯愛し続ける仲だ」
「違うからね。そいつ、コウスケの事好きすぎて暴走してるだけだから」
「大丈夫、理解した。どんなに頭がおかしいのか。殺さなければならないのか」
アメリアは一言で理解した。コイツはやばいと。自分との子供を作るコウスケにとっての天敵なのだと。殺さねばならないと。自然と槍を握る力が強くなる。まず、その前にあの手の赤ちゃんを助けなければならない。
身体を低くし、槍の先端を危険な女に向けて構える。地面を強く蹴り、突進した。見え透いた攻撃だったせいで紙一重にもならず避けられてしまう。
「ハッ!まるで亀ね!!」
隙だらけになった背中に一撃をお見舞いするが、今までずっと閉じ込められていて全く訓練していなかった囚人が鎧ごと斬れるはずがなく、剣は鎧によって弾かれてしまう。最初からこれが狙いだ。鎧も着ていない腹に蹴りをお見舞いする。
「うっ・・・!」
足を引き摺りながら後退する危険な女。隙が生まれた女の手かろ些か強引に赤ちゃんを奪取し、身体を癒したばかりの優しい戦士2人に託す。
「頼んだ」
「ああ、任せろ・・・因みに後でコウスケとの間柄を聞く事ってできるか?」
「みっちり話してやるよ!あんなことやこんなことまで!!」
その一言がアンリの怒りを更に沸かせ、彼女の力を湧き上がらせ、アメリアへの攻撃が更に攻撃的になる。しかし、雑な攻撃で彼女を倒せるはずがなく、底なし沼にはまったようにズブズブとアメリアのペースに飲まれていった。
「どうした!どうした!足が追いついてないよ!もっと気合い入れな!!」
「くぅ・・・!調子に乗るなぁぁ!!」
「なら、調子に飲まれるな!」
アメリアの素早い突きの連撃がアンリの右肩と左脇腹を貫く。あっという間に致命傷を負ってしまった。
「そらそらそらそらそら!!今の私を止められるのは私自身とコウスケの接吻だけだろうな!!」
「ふざけるな!コウスケの唇もコウスケの足もコウスケの耳も!全部全部アタシのモノだぁぁぁぁぁ!!」
窮鼠猫を噛む、とは正にこのこと。怒りが頂点に達した彼女はアモーラからもらった力でゴーレムを作り、自分とアメリアを囲んで見せる。
「マズイ・・・!」
一斉に振り上げられる拳。降りてくる前に攻撃を止め、高く跳んでゴーレムの一斉パンチから逃れた。高く飛んだアメリアは片手を槍から外し、暇になった手の親指と人差し指で輪っかを作ると、唇に触れ、大きく息を吹いた。
ピュイイイィィィ!と甲高い音が鳴る。口笛だ。口笛に反応するように調教された地底の生き物ヌールは口笛の聞こえてきた方向に猪突猛進。アメリアも合わせるようにゴーレムから離れた場所に着地し、ヌールの背中に乗った。乗ると同時にヌールに預けていたツノ付きの兜も被り、ゴーレムの土の壁から覗くアンリを捉える。
「行きなさいっ!そしてあのハレンチ女を2度と表に出られないような姿にしなさい!!」
「はぁっ!!」
アンリの怒りの命令に従順に従い、アメリアに向かった走っていく。アメリアもヌールを加速させ、アンリめがけて走らせ始めた。
迫ってくる動く壁ゴーレムとヌールに乗ったアメリア。地底という厳しい環境で生きてきたヌールの全身は頑丈に作られており、立派なツノの生えた頭で突進していきらゴーレムの足を粉砕破壊していく。
アメリアも腰に帯びていた予備の武器の剣を抜き、すれ違い様にゴーレムの部位破壊を狙う。
ヌールに乗ったアメリアは怒涛の速度で破壊していく。気持ちよくゴーレムを破壊する姿は破壊者そのもの。アメリアの実力が100%発揮されている瞬間である。彼女はなによりも騎乗戦が得意だったのだ。
「クソッ!クソッ!クソッ!何でなの!!ねぇ!どうしてアタシとコウスケとの恋路を邪魔するの!アタシはただコウスケと幸せになりたいだけなのに!平凡な日常を共にしたいただけなのに!」
破竹の勢いで作り上げたゴーレムを破壊するアメリア。これ以上ゴーレムを作ってアメリアに向かわせても焼石に水だと頭の隅で理解していても抵抗する気持ちは燃え尽きる事なく、ゴーレムを周りの地面が抉れる程に作り続ける。
そんなアンリを見てアメリアは叫んだ。
「お前の幸せは大いに理解した!しかし、その幸せはコウスケを加味した上での幸せか!?」
「えっ・・・」
瞬間、アンリのゴーレムを作る手がピタリと止まる。自ら好機を作り出したアメリアはヌールに全速力を指示。えぐれた地面の真ん中に立つアンリの喉を槍で貫いた。
「ゴボッ・・・!!」
血の泡を拭き、白眼を向く。貫かれる直前、彼女は負けを確信し、死を確信、自分の行いの間違いに納得した。嗚呼、きっと彼の事を考えて行動すればこんなことにはならなかったのだと。
その事に気づくのが1年以上前だったらば、きっと運命は大きく変わっていただろうと。兜の隙間から覗く紫の瞳に見られながら考え、絶命した。
「魔ぞ・・・地底人の騎士!もしかして助けに来てくれたのか!?」
「まあ、そんなところだ。国王から危険信号をもらったから飛んで駆けつけたんだ」
だとしても速すぎる。地下王国ジーストとの距離はどんなに全速力で走っても最低1日はかかる。混乱が起こってから4時間しか経っていないので、辻妻が合わなくなっている・・・通常の移動手段なら。
ジースト人はフラム城下町から途方もなく遠く面倒視していた。そこで、国王に相談して城下町の適当な場所に転移魔術の魔法陣を描いたのだ。ありえないタイミングでの登場はそれが原因である。
アメリアは目を動かし、周りの状況を理解する、
「成る程な・・・道理で明らかに強い君達が倒れているわけだ。その優しい心、敬意を表するよ」
「そりゃ、どうも・・・悪いんだけど俺らの代わりにソイツを倒してくれ」
「勿論。ところで、あの女はコウスケとはどういう関係なんだ?」
「生涯愛し続ける仲だ」
「違うからね。そいつ、コウスケの事好きすぎて暴走してるだけだから」
「大丈夫、理解した。どんなに頭がおかしいのか。殺さなければならないのか」
アメリアは一言で理解した。コイツはやばいと。自分との子供を作るコウスケにとっての天敵なのだと。殺さねばならないと。自然と槍を握る力が強くなる。まず、その前にあの手の赤ちゃんを助けなければならない。
身体を低くし、槍の先端を危険な女に向けて構える。地面を強く蹴り、突進した。見え透いた攻撃だったせいで紙一重にもならず避けられてしまう。
「ハッ!まるで亀ね!!」
隙だらけになった背中に一撃をお見舞いするが、今までずっと閉じ込められていて全く訓練していなかった囚人が鎧ごと斬れるはずがなく、剣は鎧によって弾かれてしまう。最初からこれが狙いだ。鎧も着ていない腹に蹴りをお見舞いする。
「うっ・・・!」
足を引き摺りながら後退する危険な女。隙が生まれた女の手かろ些か強引に赤ちゃんを奪取し、身体を癒したばかりの優しい戦士2人に託す。
「頼んだ」
「ああ、任せろ・・・因みに後でコウスケとの間柄を聞く事ってできるか?」
「みっちり話してやるよ!あんなことやこんなことまで!!」
その一言がアンリの怒りを更に沸かせ、彼女の力を湧き上がらせ、アメリアへの攻撃が更に攻撃的になる。しかし、雑な攻撃で彼女を倒せるはずがなく、底なし沼にはまったようにズブズブとアメリアのペースに飲まれていった。
「どうした!どうした!足が追いついてないよ!もっと気合い入れな!!」
「くぅ・・・!調子に乗るなぁぁ!!」
「なら、調子に飲まれるな!」
アメリアの素早い突きの連撃がアンリの右肩と左脇腹を貫く。あっという間に致命傷を負ってしまった。
「そらそらそらそらそら!!今の私を止められるのは私自身とコウスケの接吻だけだろうな!!」
「ふざけるな!コウスケの唇もコウスケの足もコウスケの耳も!全部全部アタシのモノだぁぁぁぁぁ!!」
窮鼠猫を噛む、とは正にこのこと。怒りが頂点に達した彼女はアモーラからもらった力でゴーレムを作り、自分とアメリアを囲んで見せる。
「マズイ・・・!」
一斉に振り上げられる拳。降りてくる前に攻撃を止め、高く跳んでゴーレムの一斉パンチから逃れた。高く飛んだアメリアは片手を槍から外し、暇になった手の親指と人差し指で輪っかを作ると、唇に触れ、大きく息を吹いた。
ピュイイイィィィ!と甲高い音が鳴る。口笛だ。口笛に反応するように調教された地底の生き物ヌールは口笛の聞こえてきた方向に猪突猛進。アメリアも合わせるようにゴーレムから離れた場所に着地し、ヌールの背中に乗った。乗ると同時にヌールに預けていたツノ付きの兜も被り、ゴーレムの土の壁から覗くアンリを捉える。
「行きなさいっ!そしてあのハレンチ女を2度と表に出られないような姿にしなさい!!」
「はぁっ!!」
アンリの怒りの命令に従順に従い、アメリアに向かった走っていく。アメリアもヌールを加速させ、アンリめがけて走らせ始めた。
迫ってくる動く壁ゴーレムとヌールに乗ったアメリア。地底という厳しい環境で生きてきたヌールの全身は頑丈に作られており、立派なツノの生えた頭で突進していきらゴーレムの足を粉砕破壊していく。
アメリアも腰に帯びていた予備の武器の剣を抜き、すれ違い様にゴーレムの部位破壊を狙う。
ヌールに乗ったアメリアは怒涛の速度で破壊していく。気持ちよくゴーレムを破壊する姿は破壊者そのもの。アメリアの実力が100%発揮されている瞬間である。彼女はなによりも騎乗戦が得意だったのだ。
「クソッ!クソッ!クソッ!何でなの!!ねぇ!どうしてアタシとコウスケとの恋路を邪魔するの!アタシはただコウスケと幸せになりたいだけなのに!平凡な日常を共にしたいただけなのに!」
破竹の勢いで作り上げたゴーレムを破壊するアメリア。これ以上ゴーレムを作ってアメリアに向かわせても焼石に水だと頭の隅で理解していても抵抗する気持ちは燃え尽きる事なく、ゴーレムを周りの地面が抉れる程に作り続ける。
そんなアンリを見てアメリアは叫んだ。
「お前の幸せは大いに理解した!しかし、その幸せはコウスケを加味した上での幸せか!?」
「えっ・・・」
瞬間、アンリのゴーレムを作る手がピタリと止まる。自ら好機を作り出したアメリアはヌールに全速力を指示。えぐれた地面の真ん中に立つアンリの喉を槍で貫いた。
「ゴボッ・・・!!」
血の泡を拭き、白眼を向く。貫かれる直前、彼女は負けを確信し、死を確信、自分の行いの間違いに納得した。嗚呼、きっと彼の事を考えて行動すればこんなことにはならなかったのだと。
その事に気づくのが1年以上前だったらば、きっと運命は大きく変わっていただろうと。兜の隙間から覗く紫の瞳に見られながら考え、絶命した。
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