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1章 投げる冒険者
19話 初の指名依頼
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「依頼?冒険者1日目の若造にこなせる依頼があるんですか?」
指名依頼は、本来実力を認められた冒険者が実力を買われて受ける依頼。初日の俺には当然そんなものはないし、実力もあの依頼に参加していた人達にしか認められていない。
そして、実力を認めている?オーナーからの依頼。新人だと分かっている為、そこまで難しい依頼ではないと思うのだが・・・。
「いいや、君が若造だからこその依頼だ。君には、昇級試験に挑む2人の冒険者とともに、昇級の為の依頼を受けて貰いたいんだ」
「・・・それ本気で言ってます?」
「大真面目だよ。本当は俺が行く予定だったけど、今日の君を見て最適解だと感じた」
CからBに上がるための試験。B級に相応しいか見極める為、当然C級の通常依頼達よりも遥かに難しいと聞いた。
「なんでそんな危険な依頼に入ったばかりの新人をぶち込むんですか。もしかして、父さんに恨みが・・・?」
「若干あるけど、それとファルコとは別問題だろ?俺は、新人だからこそファルコに頼んでいるんだ」
若干は恨みがあるんだ・・・今度帰省して父さんがいたら話を聞いてみよう。
「ファルコは新人の中ではずば抜けた才能を持っているが、まだそれが実力に変換されていないひよっこと、2~3年生き残り続けてきた平凡な冒険者と比べてどっちが強いと思う?」
「後者です」
どんなに才能があっても、それを実力に変えなければ意味がない。芽吹いていない花の種と言いたいのだろう。
「じゃあ、そんなひよっこが先輩について行ったらどうなる?」
「当然足手纏いになります」
「そう!正解!ファルコには受験者の足手纏いになってもらいます!!」
「・・・ああ、なるほど。そういう事ですね。足手纏いがいた程度で苦戦するんじゃ、B級はまだまだと」
「そういう事!2人の受験者には、足手纏いがいてもしっかり依頼がこなせる事を証明してほしい!!最近は魔族も強くなってきてね、より強い戦士が求められるようになっているのさ!」
経験も詰めて、もしかしたらもっと高い評価を得られるチャンスかもしれない。受けないという選択肢はない。俺は一刻も早く魔族との戦争に終止符を打たなければならないのだから。
「・・・その目。野心に溢れてるね。出世欲だ。その欲の源が金か名誉か、それとも大義か。どっちにしろ、野心があるのは良い事だ。それじゃ、依頼をして良いかな?」
「お願いします・・・」
・・・それはそうと、説明するには必要があったとはいえ、役立たずと言われるのは嫌だな。前世の晩年の記憶が蘇る。
指名依頼は、本来実力を認められた冒険者が実力を買われて受ける依頼。初日の俺には当然そんなものはないし、実力もあの依頼に参加していた人達にしか認められていない。
そして、実力を認めている?オーナーからの依頼。新人だと分かっている為、そこまで難しい依頼ではないと思うのだが・・・。
「いいや、君が若造だからこその依頼だ。君には、昇級試験に挑む2人の冒険者とともに、昇級の為の依頼を受けて貰いたいんだ」
「・・・それ本気で言ってます?」
「大真面目だよ。本当は俺が行く予定だったけど、今日の君を見て最適解だと感じた」
CからBに上がるための試験。B級に相応しいか見極める為、当然C級の通常依頼達よりも遥かに難しいと聞いた。
「なんでそんな危険な依頼に入ったばかりの新人をぶち込むんですか。もしかして、父さんに恨みが・・・?」
「若干あるけど、それとファルコとは別問題だろ?俺は、新人だからこそファルコに頼んでいるんだ」
若干は恨みがあるんだ・・・今度帰省して父さんがいたら話を聞いてみよう。
「ファルコは新人の中ではずば抜けた才能を持っているが、まだそれが実力に変換されていないひよっこと、2~3年生き残り続けてきた平凡な冒険者と比べてどっちが強いと思う?」
「後者です」
どんなに才能があっても、それを実力に変えなければ意味がない。芽吹いていない花の種と言いたいのだろう。
「じゃあ、そんなひよっこが先輩について行ったらどうなる?」
「当然足手纏いになります」
「そう!正解!ファルコには受験者の足手纏いになってもらいます!!」
「・・・ああ、なるほど。そういう事ですね。足手纏いがいた程度で苦戦するんじゃ、B級はまだまだと」
「そういう事!2人の受験者には、足手纏いがいてもしっかり依頼がこなせる事を証明してほしい!!最近は魔族も強くなってきてね、より強い戦士が求められるようになっているのさ!」
経験も詰めて、もしかしたらもっと高い評価を得られるチャンスかもしれない。受けないという選択肢はない。俺は一刻も早く魔族との戦争に終止符を打たなければならないのだから。
「・・・その目。野心に溢れてるね。出世欲だ。その欲の源が金か名誉か、それとも大義か。どっちにしろ、野心があるのは良い事だ。それじゃ、依頼をして良いかな?」
「お願いします・・・」
・・・それはそうと、説明するには必要があったとはいえ、役立たずと言われるのは嫌だな。前世の晩年の記憶が蘇る。
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