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2章 Aを目指せ
64話 未知の魔法
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昇級試験の申請をしてから2週間後、トレッドオーナーから自室に呼び出された。オーナーの部屋の床には研究資料と思わしき羊皮紙が散乱しており、あちこちに本の山ができている。
「紙は散らばっているんじゃない。置いているんだ。絶対に踏まないでね」
「まだ、何も言ってませんよ?」
「予め言っておかないと君は踏むだろう?ほら、来なよ」
言い方が悪いが、俺とオーナーの接点はあまり無い。というよりも、オーナーが作り気がないと言った方が正しいだろうか?
なので、呼ばれた理由は何となく分かる。
「魔導書、大変興味深かった。お礼のお金は既に渡してあるから心配しないでほしい」
「どうも・・・それで?使えそうな魔法は書いてありましたか?」
「ふむ・・・その質問だと、全てイエスになってしまうね」
「?どういう意味ですか?」
「君から借りた魔導書『ベルトラー』に書かれた魔法。そのほとんど・・・いや、99%がカートライトで一般的に知られている魔法だったんだ」
「えぇ!?そんなぁ・・・でも、大変興味深かったって言ってたじゃないですか・・・」
「魔族の側面から書かれた魔法が面白いと思った故の興味深いだよ。仮にもし、新しい魔法に溢れていたら僕・・・私は今頃絶頂している」
「キモいんでそれは本当にやめて下さい・・・はぁ、なんだよ。折角期待してたのに・・・それじゃあ、売っても高くは売れませんかね?」
「いいや、そんな事はないと思う。なんて言ったって魔族の魔導書だからな。ほしい者はわんさかいるだろう。それに、魔族オリジナルの魔法もあったしな」
「なんだ、それなら良かっ─────あるじゃ無いですかっ!俺達の知らない魔法!!」
「言っただろう?99%はカートライトにある魔法だって。つまり残り1%はこの国にはない未知の魔法というわけだ」
「とんちを効かせたような事言わないで下さい。それで?どんな魔法なんですか?」
「空間を裂いて、異空間と繋げる魔法。これが応用が効いてすごく面白いんだ。聞くかい?」
「解釈できたんですか?」
「同じ言語だし、2週間ももらったからね。これが、その魔法を解釈した紙だ。君並みの男ならすぐに理解できるはずさ」
「ありがとうございます。では、部屋でゆっくりと・・・」
「待ちたまえ。ここで読んで感想やら読みやすさやらを全て教えてほしい」
「んえぇ・・・分かりましたよ・・・」
居心地の悪いトレッドオーナー自室で読む。読みやすく書かれており、スラスラと頭に入ってくる。
「これは・・・凄い・・・限りなく万能に近い便利さですよこの魔法は!!」
「だろう?昇級試験までに覚えておくと良い。それと、準備も忘れずにね?」
「はい!ありがとうございます!!」
これは、俺の戦い方に革命が起きる。シンプルに戦闘力が上がるぞ・・・!!
「フフフフフ・・・・!」
教えてもらった魔法の素晴らしさにファルコは思わず気持ち悪い笑みを浮かべてしまった。
「紙は散らばっているんじゃない。置いているんだ。絶対に踏まないでね」
「まだ、何も言ってませんよ?」
「予め言っておかないと君は踏むだろう?ほら、来なよ」
言い方が悪いが、俺とオーナーの接点はあまり無い。というよりも、オーナーが作り気がないと言った方が正しいだろうか?
なので、呼ばれた理由は何となく分かる。
「魔導書、大変興味深かった。お礼のお金は既に渡してあるから心配しないでほしい」
「どうも・・・それで?使えそうな魔法は書いてありましたか?」
「ふむ・・・その質問だと、全てイエスになってしまうね」
「?どういう意味ですか?」
「君から借りた魔導書『ベルトラー』に書かれた魔法。そのほとんど・・・いや、99%がカートライトで一般的に知られている魔法だったんだ」
「えぇ!?そんなぁ・・・でも、大変興味深かったって言ってたじゃないですか・・・」
「魔族の側面から書かれた魔法が面白いと思った故の興味深いだよ。仮にもし、新しい魔法に溢れていたら僕・・・私は今頃絶頂している」
「キモいんでそれは本当にやめて下さい・・・はぁ、なんだよ。折角期待してたのに・・・それじゃあ、売っても高くは売れませんかね?」
「いいや、そんな事はないと思う。なんて言ったって魔族の魔導書だからな。ほしい者はわんさかいるだろう。それに、魔族オリジナルの魔法もあったしな」
「なんだ、それなら良かっ─────あるじゃ無いですかっ!俺達の知らない魔法!!」
「言っただろう?99%はカートライトにある魔法だって。つまり残り1%はこの国にはない未知の魔法というわけだ」
「とんちを効かせたような事言わないで下さい。それで?どんな魔法なんですか?」
「空間を裂いて、異空間と繋げる魔法。これが応用が効いてすごく面白いんだ。聞くかい?」
「解釈できたんですか?」
「同じ言語だし、2週間ももらったからね。これが、その魔法を解釈した紙だ。君並みの男ならすぐに理解できるはずさ」
「ありがとうございます。では、部屋でゆっくりと・・・」
「待ちたまえ。ここで読んで感想やら読みやすさやらを全て教えてほしい」
「んえぇ・・・分かりましたよ・・・」
居心地の悪いトレッドオーナー自室で読む。読みやすく書かれており、スラスラと頭に入ってくる。
「これは・・・凄い・・・限りなく万能に近い便利さですよこの魔法は!!」
「だろう?昇級試験までに覚えておくと良い。それと、準備も忘れずにね?」
「はい!ありがとうございます!!」
これは、俺の戦い方に革命が起きる。シンプルに戦闘力が上がるぞ・・・!!
「フフフフフ・・・・!」
教えてもらった魔法の素晴らしさにファルコは思わず気持ち悪い笑みを浮かべてしまった。
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