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5章 紛い物の神
220話 完成を見届ける
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「実は、この巻物を書いたのはワシと同い年の友人なんじゃが、旅の途中で病を患ってしまったらしくての。巻物を完成させる事はできなかったんじゃ」
「そんな!巻物が完成させられなかったって事は神殿も・・・完成したのか」
「分からない。ワシの友人はこの森で自然に帰ることができなかった。彼の死を知ったのは、540年前に送られてきた手紙じゃ。巻物はその手紙と一緒に送られてきたんじゃ」
長老の友人は、自分が何をしていたのかを教えたかったのだろうか?そして、540年前・・・ベルム族への迫害が始まる少し前だ。
「・・・イーグルとファルコよ。君らに頼みたい事がある。この巻物の終わりを・・・ワシの友の結末を見てきてはくれないか?」
再び丸めた巻物を渡しながらお願いしてくる。俺はその巻物を受け取った。
「喜んで」
気のせいだろうか、巻物は先程よりも重く感じた。
「想定外の収穫だったな。正直言ってかなり回り道になった気がするがら、それはただただ俺達が期待してただけだしな」
「次やるべき事が分かっただけでも感謝しよう。エルフの皆さん、ありがとうございました。お陰で迷子になってた俺達も次に進めそうです」
「そいつは良かったねー」「俺達は何もしてないんだけどねー」「まあ、結果良ければ全て良しだよねー」
「はい!では、お元気で!!」
巻物を背嚢にしまい、帰ろうとしたその時であった。
「えぇ!?もう帰るのか?まだ2時間しかいないじゃないか!」
「確かに・・・」
2時間なんて長寿のエルフからしたらほんの数分に過ぎないだろう。ていうか、人間からしても2時間は確かに短いかもしれない。
「丁度明日は長老の誕生日なんだ。若いファルコはともかく、イーグルはもう2度と来れないかもしれないんだし」
「それも・・・そうかも。俺も、あんまりエルフの集落にはエルフ攫いにバレるかもしれないから来たくないし・・・それで今まで来なかったわけだし」
「そうだよ。だからこそ、すごいタイミングだと思ったんだ。ね?長老」
「そうじゃの。人は多い方が楽しい。何より、イーグルならば楽しいに決まっておる」
「で、でも・・・」
「なあ、ファルコや。お主からも説得してはくれないか?本当にちょっとで良いんじゃから」
父さんぁ渋る理由がまるで分からない。別に一日くらいいたって良いじゃないか。日帰りなんて疲れるだけなんだし・・・。
「ファルコ、お前後で後悔するぞ?」
「後悔?何言ってるの。もう2度と参加できない宴に参加しない方が後悔するよ」
「・・・まあ、それも、そうか・・・」
口がうまい方ではないが、父さんを説得する事に成功したらしい。
エルフ達におもてなしを受けた俺達は、次の日の長老の誕生日パーティーに参加しら後で痛い目を見るのであった。
「そんな!巻物が完成させられなかったって事は神殿も・・・完成したのか」
「分からない。ワシの友人はこの森で自然に帰ることができなかった。彼の死を知ったのは、540年前に送られてきた手紙じゃ。巻物はその手紙と一緒に送られてきたんじゃ」
長老の友人は、自分が何をしていたのかを教えたかったのだろうか?そして、540年前・・・ベルム族への迫害が始まる少し前だ。
「・・・イーグルとファルコよ。君らに頼みたい事がある。この巻物の終わりを・・・ワシの友の結末を見てきてはくれないか?」
再び丸めた巻物を渡しながらお願いしてくる。俺はその巻物を受け取った。
「喜んで」
気のせいだろうか、巻物は先程よりも重く感じた。
「想定外の収穫だったな。正直言ってかなり回り道になった気がするがら、それはただただ俺達が期待してただけだしな」
「次やるべき事が分かっただけでも感謝しよう。エルフの皆さん、ありがとうございました。お陰で迷子になってた俺達も次に進めそうです」
「そいつは良かったねー」「俺達は何もしてないんだけどねー」「まあ、結果良ければ全て良しだよねー」
「はい!では、お元気で!!」
巻物を背嚢にしまい、帰ろうとしたその時であった。
「えぇ!?もう帰るのか?まだ2時間しかいないじゃないか!」
「確かに・・・」
2時間なんて長寿のエルフからしたらほんの数分に過ぎないだろう。ていうか、人間からしても2時間は確かに短いかもしれない。
「丁度明日は長老の誕生日なんだ。若いファルコはともかく、イーグルはもう2度と来れないかもしれないんだし」
「それも・・・そうかも。俺も、あんまりエルフの集落にはエルフ攫いにバレるかもしれないから来たくないし・・・それで今まで来なかったわけだし」
「そうだよ。だからこそ、すごいタイミングだと思ったんだ。ね?長老」
「そうじゃの。人は多い方が楽しい。何より、イーグルならば楽しいに決まっておる」
「で、でも・・・」
「なあ、ファルコや。お主からも説得してはくれないか?本当にちょっとで良いんじゃから」
父さんぁ渋る理由がまるで分からない。別に一日くらいいたって良いじゃないか。日帰りなんて疲れるだけなんだし・・・。
「ファルコ、お前後で後悔するぞ?」
「後悔?何言ってるの。もう2度と参加できない宴に参加しない方が後悔するよ」
「・・・まあ、それも、そうか・・・」
口がうまい方ではないが、父さんを説得する事に成功したらしい。
エルフ達におもてなしを受けた俺達は、次の日の長老の誕生日パーティーに参加しら後で痛い目を見るのであった。
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