雨の日のお伽噺

雨月 千疾

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仄明るい人と綺麗な人と僕と

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暗い暗い場所にいた
そこがなんなのか分からないほどに
暗い場所
右も左も分からなければ
僕自身の身体も見えない
ほと遠くに人が見えた
仄明るく
浮いているようだった
人は僕の事なんて意に介さず
どこか胡乱気な表情していて
遠くとも近くともとれる場所を見ていた
人がまた増えた
その人は明るく光っていて
とても綺麗だった
僕の物にしたいと柄にもない事を思った
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