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愛犬
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普段から仏頂面で、人を虐める事しか楽しみのないキャサリン。
そんな彼女の唯一の楽しみ。それは…
「おいで、ジョセフィーヌ!」
「ワンワン!」
「お前じゃないわ駄犬。」
「キャインッ!」
足に擦り寄ってきたキャサリンの許嫁(?)パトリックを蹴飛ばし、今度こそ走りよってきた子犬を抱き寄せるキャサリン。
茶色と白で短めに切り揃えられた毛並み。愛くるしい瞳はキャサリンの琴線をくすぐる。
「はぁーっ…!国政や習い事がなければもっとあなたと一緒にいられるのに…」
頬ずりをするキャサリンの頬っぺたを嬉しそうに舐めるジョセフィーヌ。
「それにしても意外ですね。動物がお好きとは。」
頬を赤らめ、荒い息遣いの王子は笑顔で話し掛けてくる。
「動物は好きよ。人間は嫌いだけど。」
「そうですか。」
「貴方はもっと嫌いだけど。」
「そうですかっ…!」
より一層息遣いが荒くなる王子。
「人間は嘘ばかり。動物は嘘をつかないもの。」
ぼそりと呟く王女の言葉は、誰にも届くことは無かった。
そんな彼女の唯一の楽しみ。それは…
「おいで、ジョセフィーヌ!」
「ワンワン!」
「お前じゃないわ駄犬。」
「キャインッ!」
足に擦り寄ってきたキャサリンの許嫁(?)パトリックを蹴飛ばし、今度こそ走りよってきた子犬を抱き寄せるキャサリン。
茶色と白で短めに切り揃えられた毛並み。愛くるしい瞳はキャサリンの琴線をくすぐる。
「はぁーっ…!国政や習い事がなければもっとあなたと一緒にいられるのに…」
頬ずりをするキャサリンの頬っぺたを嬉しそうに舐めるジョセフィーヌ。
「それにしても意外ですね。動物がお好きとは。」
頬を赤らめ、荒い息遣いの王子は笑顔で話し掛けてくる。
「動物は好きよ。人間は嫌いだけど。」
「そうですか。」
「貴方はもっと嫌いだけど。」
「そうですかっ…!」
より一層息遣いが荒くなる王子。
「人間は嘘ばかり。動物は嘘をつかないもの。」
ぼそりと呟く王女の言葉は、誰にも届くことは無かった。
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