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第417話 [生命の揺り篭。Part20]
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「凄えな。これってあの海底火山がなけりゃ目視じゃ何にも見えねぇんじゃねぇか?」
「確かにざっと周りを見る限り、幾つかある海底火山が光源って感じだな。まぁルート的には光源が遮られた場所を移動するのが正解みたいだけどな。」
「そうなのか?」
「あぁ、明るい場所を移動するとこの階層は移動距離が100km以上の差になるだろうな。」
「行けねぇ事もねぇが100kmか、移動スピードを考えっと1日で1階層踏破するもの難しいかもな。」
「だろうな。一番厄介なのはある程度の区間毎に光の届かない場所に行かないと駄目だって事だな。」
「それは厄介だな。魔物の姿が見えねぇって事も考えられるもんな。」
「あぁ、入る時も出る時も同じ様にな。実際通ってないであろう場所を見ると目が慣れるまでの場所に魔物が密集してるからな。」
「地形そのものが罠になってるって事か。」
「だろうな。実際、ダンジョンの外ならそういう風に隠れて捕食っていう感じなんだろう。」
「それがダンジョンだから至るところにあるって感じか。」
「あぁ、この階層はそうだな。」
「ん?この階層って事は、この下の階層は違うのか?」
「あぁ、地形が変わらないならそうだな。」
「ん?流石にこのダンジョンでも地形が随時変わるって事は無いだろ?それとも変動する迷路みたいな場所なのか?」
「いや、海底火山の付近って感じの階層が続くのもあって、最短ルートが随時変わってるんだよ。」
「海底火山付近って事はマグマが固まって変わるって感じか。」
「そういう事だ。まぁでも普通に通ろうとしたら地形ダメージを受けるだろうが、意識すれば問題ないがな。」
「確かに泳げば問題ないか?」
「一人一人単独で行くとしたら相当なスピードと集中力は必要になるがな。」
「・・・あぁ、このまま行くのか。」
「その方が地形ダメージを気にしなくても良さそうだろ?」
「・・・スキア達に聞いたんじゃないんだな?」
「あっ・・・スキア、その辺はどうなんだ?」
俺が唐突に質問するとスキア達は航行中だった事もあってびっくりしたのか、ダンジョンの壁に多少擦りながら困った様な表情で俺の方を見てきた。
「あっ、悪い。」
「いえいえ、集中力を多少欠いた程度でぶつけてしまい申し訳ありません。」
「それは構わない。俺が悪いんだしな。今ので魔力が消費されたりするのか?」
「それに関しましては問題ありません。」
「そうなのか?」
「はい。私共の今使用している魔法は精霊魔法の中でも特殊な部類ですので、ぶつかった衝撃を周囲の水や風を吸収して再構成致します。」
「再構成か・・・という事はダンジョンから受ける地形ダメージは無いと思って良いのか?」
「状況にもよりますが、ほぼ無効には出来るかと思われます。」
「ほぼとは?」
「例を挙げるのであれば、火山に突入してマグマの中を航行する等、火のエネルギーだけでなく、土のエネルギーで生じる高い圧力の様に複数の属性でのダメージであれば魔力を消費する必要があります。」
「ならマグマの近くを航行中、そのマグマが爆発しマグマが降り注ぐみたいな状況だとどうなんだ?」
「その場合、爆発の衝撃自体は無属性の攻撃と同様に被害を受けますが、マグマによる火や土のエネルギーを吸収する事で相殺可能です。」
「なるほどなぁ・・・って殆ど使ってない精霊魔法なのによく理解してるなぁ。」
「世界樹であるユグドラシル様からこの魔法を教えて頂いた際の教えと実際に使用した経験によるものでございます。」
「教えと経験か、それならこの後の階層は気にすること無く進めるな。」
「この後の階層ですか?」
「あぁ、あそこに見える海底火山の麓とでも言えば分かりやすいか?」
「あそこを目指すのでございますか?」
「ここの最短ルートは違うぞ。分かりやすく言うならって事な。」
「これは失礼致しました。・・・では海底火山の麓の様な場所で流れてくるマグマを避けながら移動をせずにマグマの上を航行するという事で宜しいでしょうか?」
「・・・普通の火山なら流れてくるって感じだが、ここの海底火山は噴き出したマグマが海水に冷やされて固まるから周囲の至る所から唐突にマグマが噴き出す感じだ。」
「なるほど、溶岩で出来た洞窟を航行する様なイメージで宜しいでしょうか?」
「そうだな。80階層からは上へ下へとかなり複雑になっているが、パッと見はかなり広い一本道が溶岩によって自然と出来た迷路って感じだからそれ程難しいルートではないな。」
「・・・つかぬ事をお聞きしますが、その溶岩で出来た柱なのか壁かは分かりませんが、溶岩で出来たとされる物は私共以外でも破壊可能な物なのでしょうか?」
「俺達以外って事は・・・海龍族だったとしてもって事か?」
「はい。」
「可能だと思うぞ。それこそその場に生息しているダンジョンの魔物であってもな。」
「魔物が破壊するのですか?」
「あぁ。可能性としては十分あるぞ。」
「そうなのですか?」
「あぁ。その溶岩で出来た物の中にはマグマがあるからな。例えば、侵入者が己より強く、その魔物がマグマに耐性があったとするならば攻撃手段として使用してもおかしくないだろ?」
「確かに生息域が海底火山付近だとするならば居たとしても不思議ではありませんね。」
スキアと話しているとルークが同意する様に話し掛けてきた。
「そうだな、マグマを泳ぐ魔物もいるからな。」
「えっ?マグマを泳ぐって、そんな魔物も居るのか?」
「あぁ、ダンジョンで見たが何食って生きてんだか俺が見た限りだと小せぇので体長が2m、デケぇので俺達が今乗ってる精霊魔法より少しデカいサイズが居たな。」
「それって同じ種類なのか?」
「違ぇよ。そりゃ色々居るだろ?」
ルークがさも当然の様に言ってきたので俺も首を傾げながらルークに聞いてみる事にした。
「さっき何食ってとか言ってたじゃないか、色んな種類がいるなら他の種類の魔物を食べてても不思議じゃないだろ?」
「そりゃ当然そう思うよな。だがよぅ数いる冒険者や魔物の生態を研究してる学者なんかが、その場で開いてみてもダンジョン以外にいる個体を持って帰ってみてみてもコレといった消化器官?が見つからねえんだよ。」
「消化器官?・・・確かにそれならどう生きてるか分からないか・・・いや、木の魔物みたいなのだと考えたら有り得るんじゃないか?」
「木だと?木かぁ・・・だが、かなり美味い肉だったぞ。アレが木とは思えねぇんだがなぁ・・・だが、それだと理屈は分かるが・・・皆んな喜んで木を食ってたって事だよなぁ・・・。」
俺の言葉に悩みながらブツブツと聞こえる音量で喋っているルークに対して笑みを浮かべながら話を続ける事にした。
「・・・なぁルーク。」
「な、何で笑ってんだよ!」
「いや、俺が言ったのはあくまで仮定の話だぞ。」
「あっ、ま。まぁそうか。」
「それに今言ったのが実際そうだったとして何が問題なんだ?」
「何がって肉だと思ってたのが木とか、そんなもん・・・。」
「美味しかったんだろ?」
「それはそうだが・・・。」
「食べた後に身体のどこかが不調になったとかはあるのか?」
「いや、そんな事はねぇし、聞いた事もねぇが・・・。」
「実際現物を鑑定してないからタンパク質がどうのとか、食物繊維がどうのとか、言えないが木だとして野菜とかそんな感じだと思えば別に悪くないんじゃないか?」
「野菜か・・・いやっいやいや、それでも木だぞ!」
「いや、木に例えたのは俺だが、普通に草かもしれないじゃん。」
「確かに・・・それなら普通の事なのか?」
「普通だって。前世の記憶にないか?普通なら見向きもしない様などう見ても根っこみたいなのだって普通の食材として売ってただろ?」
「・・・あぁ、ゴボウとかレンコンの事だろ?それならこっちでもあるぞ。」
「あぁ、あるの?」
「あぁ、多分だけといつの時代のかは分かんねぇが領主をしていたメモリーホルダーが飢饉で苦しむ民を思い、色々探し当てたらしいぞ。」
「へぇ~ってそれなら話が早い。ルークが言う魔物もそういう物だって思えば平気だろ?」
「ん?・・・あぁそうか、そうだな。結果美味けりゃなんでもいいか。」
「そんなものだって、実際、ある国では食材としては認められてなくても別の国だったら一般的な食材だって事もあるだろ?」
「確かに冒険者してた時は山越えた先の別の街に行くだけで食材として認知されずに捨てられてるって話は聞くし、俺も見てきたからなぁ。」
「だろ?ってスキアに話し聞いてたのにだいぶ脱線してしまったなぁ。」
「悪ぃ俺の所為だな。」
「俺も悪い。ルークの話が気になってな。」
「いえいえ、それよりも私共の航行に問題がない様であればそろそろシュウト様から教え頂いた最初のポイントに到着致しますが、そのまま暗闇の方へ向かって宜しいのでしょうか?」
スキアが示す方向には黒で塗り潰された様な洞窟の様な場所だった。
「あぁ、そのまま突入してくれ。ただし、魔物が待ち構えているから少し回転力を上げて吹き飛ばせ。」
俺がそう言うとドリルの回転数を上げる様にしてからスキア達は突入した。
すると突入直後に数百の魔物が襲いかかってきたがスキア達は何事も無かった様に魔物を粉々にして進んでいった。
「珍しいな。」
「何がだ?」
「シュウトが良い訓練になりそうだったのに先に指示してたからよ。」
「魔物の事か。」
「おうよ。それ以外何があるってんだ?」
「まぁ普通に入ったとしてもそこまで手こずらなかったとは思うが味方を呼ぶ様な魔物だったら面倒だったしな。」
「それは分かるがホントのとこはどうなんだ?」
「・・・謝罪も兼ねてるよ、悪いか?」
「いやいや、誰も悪いとか言ってねぇだろ?なら俺もやっときますかね。シュウト、このままある程度真っ直ぐか?」
「ここから出口付近までは細かく分岐してるがとにかく広い場所を進めば到着出来るぞ。」
「そうか、分かった。」
ルークはそう言うとスキア達の精霊魔法から飛び降りて進行方向へと高速で泳ぎながら凄い勢いで先に進んでいった。
「確かにざっと周りを見る限り、幾つかある海底火山が光源って感じだな。まぁルート的には光源が遮られた場所を移動するのが正解みたいだけどな。」
「そうなのか?」
「あぁ、明るい場所を移動するとこの階層は移動距離が100km以上の差になるだろうな。」
「行けねぇ事もねぇが100kmか、移動スピードを考えっと1日で1階層踏破するもの難しいかもな。」
「だろうな。一番厄介なのはある程度の区間毎に光の届かない場所に行かないと駄目だって事だな。」
「それは厄介だな。魔物の姿が見えねぇって事も考えられるもんな。」
「あぁ、入る時も出る時も同じ様にな。実際通ってないであろう場所を見ると目が慣れるまでの場所に魔物が密集してるからな。」
「地形そのものが罠になってるって事か。」
「だろうな。実際、ダンジョンの外ならそういう風に隠れて捕食っていう感じなんだろう。」
「それがダンジョンだから至るところにあるって感じか。」
「あぁ、この階層はそうだな。」
「ん?この階層って事は、この下の階層は違うのか?」
「あぁ、地形が変わらないならそうだな。」
「ん?流石にこのダンジョンでも地形が随時変わるって事は無いだろ?それとも変動する迷路みたいな場所なのか?」
「いや、海底火山の付近って感じの階層が続くのもあって、最短ルートが随時変わってるんだよ。」
「海底火山付近って事はマグマが固まって変わるって感じか。」
「そういう事だ。まぁでも普通に通ろうとしたら地形ダメージを受けるだろうが、意識すれば問題ないがな。」
「確かに泳げば問題ないか?」
「一人一人単独で行くとしたら相当なスピードと集中力は必要になるがな。」
「・・・あぁ、このまま行くのか。」
「その方が地形ダメージを気にしなくても良さそうだろ?」
「・・・スキア達に聞いたんじゃないんだな?」
「あっ・・・スキア、その辺はどうなんだ?」
俺が唐突に質問するとスキア達は航行中だった事もあってびっくりしたのか、ダンジョンの壁に多少擦りながら困った様な表情で俺の方を見てきた。
「あっ、悪い。」
「いえいえ、集中力を多少欠いた程度でぶつけてしまい申し訳ありません。」
「それは構わない。俺が悪いんだしな。今ので魔力が消費されたりするのか?」
「それに関しましては問題ありません。」
「そうなのか?」
「はい。私共の今使用している魔法は精霊魔法の中でも特殊な部類ですので、ぶつかった衝撃を周囲の水や風を吸収して再構成致します。」
「再構成か・・・という事はダンジョンから受ける地形ダメージは無いと思って良いのか?」
「状況にもよりますが、ほぼ無効には出来るかと思われます。」
「ほぼとは?」
「例を挙げるのであれば、火山に突入してマグマの中を航行する等、火のエネルギーだけでなく、土のエネルギーで生じる高い圧力の様に複数の属性でのダメージであれば魔力を消費する必要があります。」
「ならマグマの近くを航行中、そのマグマが爆発しマグマが降り注ぐみたいな状況だとどうなんだ?」
「その場合、爆発の衝撃自体は無属性の攻撃と同様に被害を受けますが、マグマによる火や土のエネルギーを吸収する事で相殺可能です。」
「なるほどなぁ・・・って殆ど使ってない精霊魔法なのによく理解してるなぁ。」
「世界樹であるユグドラシル様からこの魔法を教えて頂いた際の教えと実際に使用した経験によるものでございます。」
「教えと経験か、それならこの後の階層は気にすること無く進めるな。」
「この後の階層ですか?」
「あぁ、あそこに見える海底火山の麓とでも言えば分かりやすいか?」
「あそこを目指すのでございますか?」
「ここの最短ルートは違うぞ。分かりやすく言うならって事な。」
「これは失礼致しました。・・・では海底火山の麓の様な場所で流れてくるマグマを避けながら移動をせずにマグマの上を航行するという事で宜しいでしょうか?」
「・・・普通の火山なら流れてくるって感じだが、ここの海底火山は噴き出したマグマが海水に冷やされて固まるから周囲の至る所から唐突にマグマが噴き出す感じだ。」
「なるほど、溶岩で出来た洞窟を航行する様なイメージで宜しいでしょうか?」
「そうだな。80階層からは上へ下へとかなり複雑になっているが、パッと見はかなり広い一本道が溶岩によって自然と出来た迷路って感じだからそれ程難しいルートではないな。」
「・・・つかぬ事をお聞きしますが、その溶岩で出来た柱なのか壁かは分かりませんが、溶岩で出来たとされる物は私共以外でも破壊可能な物なのでしょうか?」
「俺達以外って事は・・・海龍族だったとしてもって事か?」
「はい。」
「可能だと思うぞ。それこそその場に生息しているダンジョンの魔物であってもな。」
「魔物が破壊するのですか?」
「あぁ。可能性としては十分あるぞ。」
「そうなのですか?」
「あぁ。その溶岩で出来た物の中にはマグマがあるからな。例えば、侵入者が己より強く、その魔物がマグマに耐性があったとするならば攻撃手段として使用してもおかしくないだろ?」
「確かに生息域が海底火山付近だとするならば居たとしても不思議ではありませんね。」
スキアと話しているとルークが同意する様に話し掛けてきた。
「そうだな、マグマを泳ぐ魔物もいるからな。」
「えっ?マグマを泳ぐって、そんな魔物も居るのか?」
「あぁ、ダンジョンで見たが何食って生きてんだか俺が見た限りだと小せぇので体長が2m、デケぇので俺達が今乗ってる精霊魔法より少しデカいサイズが居たな。」
「それって同じ種類なのか?」
「違ぇよ。そりゃ色々居るだろ?」
ルークがさも当然の様に言ってきたので俺も首を傾げながらルークに聞いてみる事にした。
「さっき何食ってとか言ってたじゃないか、色んな種類がいるなら他の種類の魔物を食べてても不思議じゃないだろ?」
「そりゃ当然そう思うよな。だがよぅ数いる冒険者や魔物の生態を研究してる学者なんかが、その場で開いてみてもダンジョン以外にいる個体を持って帰ってみてみてもコレといった消化器官?が見つからねえんだよ。」
「消化器官?・・・確かにそれならどう生きてるか分からないか・・・いや、木の魔物みたいなのだと考えたら有り得るんじゃないか?」
「木だと?木かぁ・・・だが、かなり美味い肉だったぞ。アレが木とは思えねぇんだがなぁ・・・だが、それだと理屈は分かるが・・・皆んな喜んで木を食ってたって事だよなぁ・・・。」
俺の言葉に悩みながらブツブツと聞こえる音量で喋っているルークに対して笑みを浮かべながら話を続ける事にした。
「・・・なぁルーク。」
「な、何で笑ってんだよ!」
「いや、俺が言ったのはあくまで仮定の話だぞ。」
「あっ、ま。まぁそうか。」
「それに今言ったのが実際そうだったとして何が問題なんだ?」
「何がって肉だと思ってたのが木とか、そんなもん・・・。」
「美味しかったんだろ?」
「それはそうだが・・・。」
「食べた後に身体のどこかが不調になったとかはあるのか?」
「いや、そんな事はねぇし、聞いた事もねぇが・・・。」
「実際現物を鑑定してないからタンパク質がどうのとか、食物繊維がどうのとか、言えないが木だとして野菜とかそんな感じだと思えば別に悪くないんじゃないか?」
「野菜か・・・いやっいやいや、それでも木だぞ!」
「いや、木に例えたのは俺だが、普通に草かもしれないじゃん。」
「確かに・・・それなら普通の事なのか?」
「普通だって。前世の記憶にないか?普通なら見向きもしない様などう見ても根っこみたいなのだって普通の食材として売ってただろ?」
「・・・あぁ、ゴボウとかレンコンの事だろ?それならこっちでもあるぞ。」
「あぁ、あるの?」
「あぁ、多分だけといつの時代のかは分かんねぇが領主をしていたメモリーホルダーが飢饉で苦しむ民を思い、色々探し当てたらしいぞ。」
「へぇ~ってそれなら話が早い。ルークが言う魔物もそういう物だって思えば平気だろ?」
「ん?・・・あぁそうか、そうだな。結果美味けりゃなんでもいいか。」
「そんなものだって、実際、ある国では食材としては認められてなくても別の国だったら一般的な食材だって事もあるだろ?」
「確かに冒険者してた時は山越えた先の別の街に行くだけで食材として認知されずに捨てられてるって話は聞くし、俺も見てきたからなぁ。」
「だろ?ってスキアに話し聞いてたのにだいぶ脱線してしまったなぁ。」
「悪ぃ俺の所為だな。」
「俺も悪い。ルークの話が気になってな。」
「いえいえ、それよりも私共の航行に問題がない様であればそろそろシュウト様から教え頂いた最初のポイントに到着致しますが、そのまま暗闇の方へ向かって宜しいのでしょうか?」
スキアが示す方向には黒で塗り潰された様な洞窟の様な場所だった。
「あぁ、そのまま突入してくれ。ただし、魔物が待ち構えているから少し回転力を上げて吹き飛ばせ。」
俺がそう言うとドリルの回転数を上げる様にしてからスキア達は突入した。
すると突入直後に数百の魔物が襲いかかってきたがスキア達は何事も無かった様に魔物を粉々にして進んでいった。
「珍しいな。」
「何がだ?」
「シュウトが良い訓練になりそうだったのに先に指示してたからよ。」
「魔物の事か。」
「おうよ。それ以外何があるってんだ?」
「まぁ普通に入ったとしてもそこまで手こずらなかったとは思うが味方を呼ぶ様な魔物だったら面倒だったしな。」
「それは分かるがホントのとこはどうなんだ?」
「・・・謝罪も兼ねてるよ、悪いか?」
「いやいや、誰も悪いとか言ってねぇだろ?なら俺もやっときますかね。シュウト、このままある程度真っ直ぐか?」
「ここから出口付近までは細かく分岐してるがとにかく広い場所を進めば到着出来るぞ。」
「そうか、分かった。」
ルークはそう言うとスキア達の精霊魔法から飛び降りて進行方向へと高速で泳ぎながら凄い勢いで先に進んでいった。
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