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第245話 [カスミちゃんの実力。]
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「シュウトはん、急に笑てどないしたんや?」
「いや、流石親子だなって思って。」
「どういう事や?」
「さっき、カスミちゃんから同じ質問されたんで。」
「なんやカスミと一緒かいな。えろう恥ずかしいのぅ。」
「なんやその言い方!」
「怒んなって別に馬鹿にしちょる訳ちゃうがな。ほんで質問の答えは聞かせてくれへんのかいな。」
「いや、別に良いですよ。それはですね・・・・・」
俺はカスミちゃんに話した内容と同じ事を説明した。
「ほぇー、流石使徒様はちゃうなぁ。」
その後も俺達は暫く話をして、ハロルド達は商談があるからと外に出ていき、カスミちゃんは此方に用があると中に残った。
「それじゃあ、この後はどうする?」
俺がそう言うとアキトが手を挙げた。
「どうしたんだ?」
「前に言ってた通り、カスミともう一度勝負をしたいんだけど良いかなぁ?」
「あぁ、アキトはその為に着いてきたんだったな。なら荒野/渓谷フィールドに移動するか。カスミちゃんもそれで良いかい?」
「ウ、ウチは何でもええよ。」
俺が聞くとカスミちゃんは顔を赤くしながらそう言ったので、フィールドを移動した。
「此処なら思いっきり出来るだろからお互い頑張ってな。」
俺がそう言うとアキトは槍を出し、カスミちゃんはカーゴパンツのポケットから丸い小盾を2つ出して装着した。
へぇ~、あのポケットはマジックバッグになってるのかぁ。
俺がそう思っていると2人は距離をとって構えた。
「もうええんか?」
「シュウトのお陰で思い出したからね。」
「さよか、ほな行くで!」
カスミちゃんはそう言うと一気に距離を詰めて小盾で連撃を放っていたがアキトはその攻撃をものともせずに突きや薙ぎ払いをして、カスミちゃんは態とアキトの攻撃を受け流しながらアキトのバランスを崩そうとしているが、アキトの体幹が異常に強いのか、上手くは行っていなかったのもあって一旦離れた。
「ウチも頑張って鍛えたのにアキト、あんた前とは比べもんにならんくらい強なってない?」
「シュウトと一緒に居るっていうのもあるけど、カスミと一緒になる為に頑張ったからね。」
「○△#☆♡ЖМεζ・・・恥ずかしい事を平然と・・・。」
アキトのド直球な言い方に言葉にならない言葉を発して顔を真っ赤にするとカスミちゃんは小さい声で呟いて下を向いて頭を振っていた。
「あー!もうええわ!!!こっちの世界で出来たウチの十八番の新しい技を破ったら結婚でもなんでもしたるわ!」
カスミちゃんがそう言うとアキトの雰囲気が一気に変わったので俺はやり過ぎない様に警戒しつつ見守った。
カスミちゃんはアキトのオーラに少し圧倒されていたが、顔を叩くとポケットから幾つも小盾を取り出し、全てを上空に投げると落ちてくる小盾に魔力波を当ててその全てを自分の周りで旋回させていた。
「流石、強なった言うだけはあるなぁ。前のウチやったら気迫だけで倒れとったやろうな。でも今回の勝負は別や!行くで!」
カスミちゃんはそう言うと旋回させていた小盾に炎や氷を纏わせ、それを風魔法で旋回速度を上げるとアキトに向かって放った。
アキトは槍を構え直すと気合いを入れて一気に飛んでくる小盾を破壊していった。すると破壊した1つに土魔法で出来ていた様で当たった瞬間破裂し、辺り一面、砂煙で見えない様になってしまった。しかしアキトはそんな事を苦にもせず、更に飛んで来る小盾を次々と破壊して行った。
暫くするとアキトはキリがないと思ったのか、力を更に入れて破壊力を増し、破壊した小盾の破片も自身の攻撃として使っていた。するとカスミちゃんが最後にと自身の周りの小盾と共にアキトに突っ込んで行った。
拙い!
そう思った俺は2人の間に滑り込むと両者の武器を掴んで攻撃を止めた。
「シュウト兄!なんで止めたんや!」
「そうだよシュウト、なんで止めたんだよ!」
「2人共、向になり過ぎだ!カスミちゃんは相手の力量を把握しなさ過ぎだし、アキトは加減をミスってたぞ!あのままぶつかってたら確実に軽い怪我じゃ済まなかったぞ!」
「「え!?」」
俺にそう言われた2人はお互いを見つめた後、考え込むとお互いに謝っていた。
「シュウト兄、ごめんね。」
「シュウト、ありがとう。もう少しで大切な人を傷付けるところだったよ。」
「!!?」
アキトがそう言うとカスミちゃんはまた顔を赤くしていた。
「それでもう一度やるのか?」
「もうええわ。」
「どうしたんだい?」
俺がそう言うとカスミちゃんは顔を掻いてアキトの方を見た。
「今ので分かったわ。アキトが自分の能力の制御が出来る様になってんのも、ウチの技をどれだけやっても意味無い事も。」
「じゃ、じゃあ!僕のプロポーズを受けてくれるんだね!」
「せやから言うたやん。何回も言わさんとってぇな。」
「いや、聞いてないよ。・・・じゃ、じゃあもう一度言うね。・・・僕と今世でも結婚してくれますか?」
「・・・はい。」
「やったーーー!!!」
アキトはそう言うとカスミちゃんを抱きしめて飛び上がって喜んだ。
「や、やめぇーって!恥ずかしいやろ!」
抱き着かれたカスミちゃんは笑顔でそう言っていた。
暫くして落ち着いたのかアキトはカスミちゃんを下ろして俺の方を見た。
「シュウト、本当にありがとう。お陰で今世でもカスミと共に過ごせるよ。」
「別に何もしてないぞ?」
「そんな事ないよ、シュウトに出会わなければずっと範囲攻撃しか出来なかっただろうし、ここまで強くは成れなかったと思う。」
「せやで、ウチはアキトと夫婦で切磋琢磨したかったから前は断っててんで、せやでやっぱ、前世同様今世でもシュウト兄はウチらの恋のキューピットちゅう事や。」
「何だそれ・・・もしかして前世でも陰でそんな事言ってたのか?」
「さあ、そこまでは覚えてへんし。」
「あっ、でもカスミの事だから言ってたんじゃないかなぁ?」
「そうかもしれんな。」
「おいおい、他所ではそんな事広めるなよ。」
「分かった。」
「お口にチャックやな。」
「ん?こっちでもチャックが有るのか?」
「チャックって何?」
「いやいや、今言ってただろ。」
「あぁ、ウチの口癖みたいなもんなんよ。多分、前世の記憶が有る所為やと思うんやけど、時々意味は分かんのに喩えた物やと思える様な言葉が出んねんけど、それがどんなもんなんかは分からんねん。」
「確かに物を組み込んで人に伝えるのに分かりやすくしてる言葉は前世はかなり有ったと思うがこっちでは無い物は多いか。」
「せやねん。やでオトンに意味を聞かれても答えれんもんが多くて、結局それでメモリーホルダーってバレてん。」
「なるほど、言葉からかぁ・・・。」
「カスミは何も考えずに話してたみたいで直ぐにバレてたってお義父さんが言ってたね。」
俺がそう言って考えてるとアキトがカスミちゃんの過去をバラしてまた腹部を殴られていた。
「相変わらず硬いわぁ~ビクともせぇへん。」
「僕の武術を忘れたのかい?」
「分かっとるわ。それでもや!」
「鍛えたからね。」
「鍛え過ぎやねん。おもろないねん。」
「そう言われてもシュウトと居ると自然と強くなるし、カスミを守る為にも必要だしね。」
「その気持ちは嬉しいというか恥ずかしいいというか・・・なんやむず痒いなぁ・・・でもウチを守るっちゅうのは何かちゃうなぁ。」
「え?嫌だったかい?」
「ちゃうちゃう。ウチは一緒に戦いたいねん。」
「そうか・・・そうだね。」
「ちゅうてもウチらやとレベル差が大き過ぎやけどな。」
「なら、俺の迷宮で修行するかい?」
「シュウト兄!ええんか!」
「良いけど、カスミちゃんはレベルはどの位なんだい?」
「100ちょいやな。」
「って事は冒険者でいうところのAランクってとこだっけ?」
「そうだね。そのくらいかな。」
「う~ん・・・。」
「もしかしてそれやとアカンのシュウト兄?」
「いや、違うよ。ただそのレベルだと上級がベストだとは思うんだけど、攻略組の人達も何人か居そうだなぁって思って。」
「そうだね。パーティ単位で居るかもしれないね。」
「だよなぁ。」
「それやとアカンの?」
「アキトのお嫁さんになるからって特別扱いしてるのがバレたら色々面倒になりそうだなって思って。」
「お嫁さん・・・。」
俺の言葉にカスミちゃんがモジモジしているとアキトが声を掛けてきた。
「それなら鬼級で僕が一緒に行ってレベリングするよ。」
「あぁ、そうか!その手があったな。」
「上級はなんとなく分かるけど、鬼級ってなんや聞くだけで恐ろしいなぁ。」
カスミちゃんはそう言うと自分を抱き締め、震えてみせた。
「カスミ、可愛いね。」
「なっ!」
カスミちゃんはアキトの言葉に驚いてまた殴っていた。
「ほ、ほんで鬼級っちゅうくらいやし、相当強い魔物が出てきそうやけど、どんくらいなん?」
「基本的に出てくるのはSランクの魔物だよ。」
「基本的ちゅう事はそれ以外も出るんか?」
「ボス部屋はSSランクが出てくるかな。」
「それ以外は?」
「全てSランクだよ。」
「・・・1体ずつ出てくるちゅう事は・・・。」
「無いね。最近は行ってないから分からないけどスタンピード状態じゃないかなぁ。」
「スタンピード!!?」
「あぁ、心配しないで良いよ。出てくる事は無いから。って言うよりそういう設定にしてるのはシュウトだから。」
アキトがそう言うとカスミちゃんは信じられないとでも言う様な目で俺を見てきた。
「いやまぁ死ぬ事は無いんだし、そのくらいのリスクは良いだろ?」
「死ぬ事ないって何なん?」
カスミちゃんがそう言うとアキトが迷宮の設定を説明していた。
「なるほどなぁ。せやけど、かなりレベル下がるんやろ?」
「そうだな。」
「上がったり下がったりを繰り返す人が出てくるんとちゃうの?」
「どうなんだろうな。全員フォローする事は出来ないだろうけど、強くなったやつが下の者をフォローするんじゃないか?」
「そんな事態々する人居んの?」
「他ならいざ知らず、そこはシュウトの国の民に自らなった人達だからね。」
「ええ国やねぇ。」
俺達はそんな話をしながら一旦外に出る事にした。
「いや、流石親子だなって思って。」
「どういう事や?」
「さっき、カスミちゃんから同じ質問されたんで。」
「なんやカスミと一緒かいな。えろう恥ずかしいのぅ。」
「なんやその言い方!」
「怒んなって別に馬鹿にしちょる訳ちゃうがな。ほんで質問の答えは聞かせてくれへんのかいな。」
「いや、別に良いですよ。それはですね・・・・・」
俺はカスミちゃんに話した内容と同じ事を説明した。
「ほぇー、流石使徒様はちゃうなぁ。」
その後も俺達は暫く話をして、ハロルド達は商談があるからと外に出ていき、カスミちゃんは此方に用があると中に残った。
「それじゃあ、この後はどうする?」
俺がそう言うとアキトが手を挙げた。
「どうしたんだ?」
「前に言ってた通り、カスミともう一度勝負をしたいんだけど良いかなぁ?」
「あぁ、アキトはその為に着いてきたんだったな。なら荒野/渓谷フィールドに移動するか。カスミちゃんもそれで良いかい?」
「ウ、ウチは何でもええよ。」
俺が聞くとカスミちゃんは顔を赤くしながらそう言ったので、フィールドを移動した。
「此処なら思いっきり出来るだろからお互い頑張ってな。」
俺がそう言うとアキトは槍を出し、カスミちゃんはカーゴパンツのポケットから丸い小盾を2つ出して装着した。
へぇ~、あのポケットはマジックバッグになってるのかぁ。
俺がそう思っていると2人は距離をとって構えた。
「もうええんか?」
「シュウトのお陰で思い出したからね。」
「さよか、ほな行くで!」
カスミちゃんはそう言うと一気に距離を詰めて小盾で連撃を放っていたがアキトはその攻撃をものともせずに突きや薙ぎ払いをして、カスミちゃんは態とアキトの攻撃を受け流しながらアキトのバランスを崩そうとしているが、アキトの体幹が異常に強いのか、上手くは行っていなかったのもあって一旦離れた。
「ウチも頑張って鍛えたのにアキト、あんた前とは比べもんにならんくらい強なってない?」
「シュウトと一緒に居るっていうのもあるけど、カスミと一緒になる為に頑張ったからね。」
「○△#☆♡ЖМεζ・・・恥ずかしい事を平然と・・・。」
アキトのド直球な言い方に言葉にならない言葉を発して顔を真っ赤にするとカスミちゃんは小さい声で呟いて下を向いて頭を振っていた。
「あー!もうええわ!!!こっちの世界で出来たウチの十八番の新しい技を破ったら結婚でもなんでもしたるわ!」
カスミちゃんがそう言うとアキトの雰囲気が一気に変わったので俺はやり過ぎない様に警戒しつつ見守った。
カスミちゃんはアキトのオーラに少し圧倒されていたが、顔を叩くとポケットから幾つも小盾を取り出し、全てを上空に投げると落ちてくる小盾に魔力波を当ててその全てを自分の周りで旋回させていた。
「流石、強なった言うだけはあるなぁ。前のウチやったら気迫だけで倒れとったやろうな。でも今回の勝負は別や!行くで!」
カスミちゃんはそう言うと旋回させていた小盾に炎や氷を纏わせ、それを風魔法で旋回速度を上げるとアキトに向かって放った。
アキトは槍を構え直すと気合いを入れて一気に飛んでくる小盾を破壊していった。すると破壊した1つに土魔法で出来ていた様で当たった瞬間破裂し、辺り一面、砂煙で見えない様になってしまった。しかしアキトはそんな事を苦にもせず、更に飛んで来る小盾を次々と破壊して行った。
暫くするとアキトはキリがないと思ったのか、力を更に入れて破壊力を増し、破壊した小盾の破片も自身の攻撃として使っていた。するとカスミちゃんが最後にと自身の周りの小盾と共にアキトに突っ込んで行った。
拙い!
そう思った俺は2人の間に滑り込むと両者の武器を掴んで攻撃を止めた。
「シュウト兄!なんで止めたんや!」
「そうだよシュウト、なんで止めたんだよ!」
「2人共、向になり過ぎだ!カスミちゃんは相手の力量を把握しなさ過ぎだし、アキトは加減をミスってたぞ!あのままぶつかってたら確実に軽い怪我じゃ済まなかったぞ!」
「「え!?」」
俺にそう言われた2人はお互いを見つめた後、考え込むとお互いに謝っていた。
「シュウト兄、ごめんね。」
「シュウト、ありがとう。もう少しで大切な人を傷付けるところだったよ。」
「!!?」
アキトがそう言うとカスミちゃんはまた顔を赤くしていた。
「それでもう一度やるのか?」
「もうええわ。」
「どうしたんだい?」
俺がそう言うとカスミちゃんは顔を掻いてアキトの方を見た。
「今ので分かったわ。アキトが自分の能力の制御が出来る様になってんのも、ウチの技をどれだけやっても意味無い事も。」
「じゃ、じゃあ!僕のプロポーズを受けてくれるんだね!」
「せやから言うたやん。何回も言わさんとってぇな。」
「いや、聞いてないよ。・・・じゃ、じゃあもう一度言うね。・・・僕と今世でも結婚してくれますか?」
「・・・はい。」
「やったーーー!!!」
アキトはそう言うとカスミちゃんを抱きしめて飛び上がって喜んだ。
「や、やめぇーって!恥ずかしいやろ!」
抱き着かれたカスミちゃんは笑顔でそう言っていた。
暫くして落ち着いたのかアキトはカスミちゃんを下ろして俺の方を見た。
「シュウト、本当にありがとう。お陰で今世でもカスミと共に過ごせるよ。」
「別に何もしてないぞ?」
「そんな事ないよ、シュウトに出会わなければずっと範囲攻撃しか出来なかっただろうし、ここまで強くは成れなかったと思う。」
「せやで、ウチはアキトと夫婦で切磋琢磨したかったから前は断っててんで、せやでやっぱ、前世同様今世でもシュウト兄はウチらの恋のキューピットちゅう事や。」
「何だそれ・・・もしかして前世でも陰でそんな事言ってたのか?」
「さあ、そこまでは覚えてへんし。」
「あっ、でもカスミの事だから言ってたんじゃないかなぁ?」
「そうかもしれんな。」
「おいおい、他所ではそんな事広めるなよ。」
「分かった。」
「お口にチャックやな。」
「ん?こっちでもチャックが有るのか?」
「チャックって何?」
「いやいや、今言ってただろ。」
「あぁ、ウチの口癖みたいなもんなんよ。多分、前世の記憶が有る所為やと思うんやけど、時々意味は分かんのに喩えた物やと思える様な言葉が出んねんけど、それがどんなもんなんかは分からんねん。」
「確かに物を組み込んで人に伝えるのに分かりやすくしてる言葉は前世はかなり有ったと思うがこっちでは無い物は多いか。」
「せやねん。やでオトンに意味を聞かれても答えれんもんが多くて、結局それでメモリーホルダーってバレてん。」
「なるほど、言葉からかぁ・・・。」
「カスミは何も考えずに話してたみたいで直ぐにバレてたってお義父さんが言ってたね。」
俺がそう言って考えてるとアキトがカスミちゃんの過去をバラしてまた腹部を殴られていた。
「相変わらず硬いわぁ~ビクともせぇへん。」
「僕の武術を忘れたのかい?」
「分かっとるわ。それでもや!」
「鍛えたからね。」
「鍛え過ぎやねん。おもろないねん。」
「そう言われてもシュウトと居ると自然と強くなるし、カスミを守る為にも必要だしね。」
「その気持ちは嬉しいというか恥ずかしいいというか・・・なんやむず痒いなぁ・・・でもウチを守るっちゅうのは何かちゃうなぁ。」
「え?嫌だったかい?」
「ちゃうちゃう。ウチは一緒に戦いたいねん。」
「そうか・・・そうだね。」
「ちゅうてもウチらやとレベル差が大き過ぎやけどな。」
「なら、俺の迷宮で修行するかい?」
「シュウト兄!ええんか!」
「良いけど、カスミちゃんはレベルはどの位なんだい?」
「100ちょいやな。」
「って事は冒険者でいうところのAランクってとこだっけ?」
「そうだね。そのくらいかな。」
「う~ん・・・。」
「もしかしてそれやとアカンのシュウト兄?」
「いや、違うよ。ただそのレベルだと上級がベストだとは思うんだけど、攻略組の人達も何人か居そうだなぁって思って。」
「そうだね。パーティ単位で居るかもしれないね。」
「だよなぁ。」
「それやとアカンの?」
「アキトのお嫁さんになるからって特別扱いしてるのがバレたら色々面倒になりそうだなって思って。」
「お嫁さん・・・。」
俺の言葉にカスミちゃんがモジモジしているとアキトが声を掛けてきた。
「それなら鬼級で僕が一緒に行ってレベリングするよ。」
「あぁ、そうか!その手があったな。」
「上級はなんとなく分かるけど、鬼級ってなんや聞くだけで恐ろしいなぁ。」
カスミちゃんはそう言うと自分を抱き締め、震えてみせた。
「カスミ、可愛いね。」
「なっ!」
カスミちゃんはアキトの言葉に驚いてまた殴っていた。
「ほ、ほんで鬼級っちゅうくらいやし、相当強い魔物が出てきそうやけど、どんくらいなん?」
「基本的に出てくるのはSランクの魔物だよ。」
「基本的ちゅう事はそれ以外も出るんか?」
「ボス部屋はSSランクが出てくるかな。」
「それ以外は?」
「全てSランクだよ。」
「・・・1体ずつ出てくるちゅう事は・・・。」
「無いね。最近は行ってないから分からないけどスタンピード状態じゃないかなぁ。」
「スタンピード!!?」
「あぁ、心配しないで良いよ。出てくる事は無いから。って言うよりそういう設定にしてるのはシュウトだから。」
アキトがそう言うとカスミちゃんは信じられないとでも言う様な目で俺を見てきた。
「いやまぁ死ぬ事は無いんだし、そのくらいのリスクは良いだろ?」
「死ぬ事ないって何なん?」
カスミちゃんがそう言うとアキトが迷宮の設定を説明していた。
「なるほどなぁ。せやけど、かなりレベル下がるんやろ?」
「そうだな。」
「上がったり下がったりを繰り返す人が出てくるんとちゃうの?」
「どうなんだろうな。全員フォローする事は出来ないだろうけど、強くなったやつが下の者をフォローするんじゃないか?」
「そんな事態々する人居んの?」
「他ならいざ知らず、そこはシュウトの国の民に自らなった人達だからね。」
「ええ国やねぇ。」
俺達はそんな話をしながら一旦外に出る事にした。
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