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幕間
設定資料集・十四章
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【人物紹介】
ナタリー・ステラー
年齢 三十五歳
性別 女
職業 Aランク冒険者
元イーセ王国クロトエ騎士団一番隊隊長
凍蝙蝠竜の固有名保有特異種カル・ド・イスクに襲われた村でレイ・ステラーを保護。
後にレイを養子にする。
剣の腕は超一流で、次期騎士団団長と目されていた。
不正に塗れた騎士団を変えるという志を持つが、レイのために騎士団を退団し冒険者として活動。
レイの狂戦士を解くためには、カル・ド・イスクの討伐が必要だった。
そのため、レイが冒険者として生きていけるように、剣術から語学までありとあらゆることを教える。
養母としてレイの花嫁姿を楽しみにしていた。
カル・ド・イスクとの戦闘中に命を落とす。
◇◇◇
レイ・ステラー
年齢 十五歳
性別 女
職業 Aランク冒険者
凍蝙蝠竜の固有名保有特異種カル・ド・イスクに両親を殺された少女。
地上に舞い降りた天使と呼ばれていたほどの美少女だったが、カル・ド・イスクの毒による狂戦士の影響で、躊躇なく人を殺すようになる。
その姿は氷の美少女と呼ばれ、冒険者から恐れられていた。
狂戦士が解かれるまでの記憶は断片的であまり覚えてない。
カル・ド・イスクを討伐し、狂戦士の支配から解かれた。
後に養母であるナタリーの意思を継ぎ、イーセ王国クロトエ騎士団の団長となる。
レイの話し方、笑い方は全てナタリーの影響。
十四歳で冒険者ギルドAランク合格、十五歳で騎士団入団、十七歳で騎士団隊長昇格、二十に歳で騎士団団長就任。
いずれも最年少記録保持者。
カル・ド・イクスの毒はレイの老化を遅らせる効果がある、その美貌が長く続くことが判明。
ナタリーとリマは羨んでいた。
実は十歳の頃にアルと会ったことがある。
だが、レイもアルもその記憶は一切ない。
◇◇◇
リマ・ブロシオン
年齢 二十歳
性別 女
職業 Aランク冒険者
燃えるような赤髪が特徴の筋肉質な長身の冒険者。
ギャンブルにハマっていたところを、ナタリーに誘われパーティーに参加。
カル・ド・イスク討伐パーティーの一人。
ナタリーの死に際にレイを託されたため、レイの母親のつもりでいる。
本人はレイの母親だと思っているが、レイの方が遥かに母親のようだった。
後のイーセ王国クロトエ騎士団近衛隊隊長。
ナタリーの言葉に感銘を受け、近衛隊を志願した。
レイの過去を知る数少ない人間で、レイとリマはお互いが家族だと思っている。
隊長になってもギャンブルはやめておらず、時折レイに怒られる。
◇◇◇
ウィル・ラトズ
年齢 十六歳
性別 男
職業 Aランク冒険者
十六歳でAランク冒険者となった天才。
双剣の使い手で二つ名は双竜。
本人は気に入っており自ら名乗るが、リマから拗らせてると言われ笑われた。
カル・ド・イスク討伐パーティーの一人。
後の冒険者ギルド治安機関のメンバー。
ナタリーの言葉に従いギルドハンターを志願した。
レイの過去を知る数少ない人間。
絶世の美少女と呼ばれるレイよりも、ナタリーを好きになった年上好き。
◇◇◇
バディ・パート
年齢 三十七歳
性別 男
職業 薬師
元冒険者ギルド医療機関局長
元フォルド帝国宮廷医師
元医師で薬師。
現代医療に改革をもたらした人物。
イーセ王国の地方都市ラバウトを見下ろす世界一高いフラル山で妻子と暮らす。
偶然ラバウト滞在中にレイを診察。
レイの感情の薄さと攻撃性がカル・ド・イスクの毒の影響と見抜き、狂戦士を解く方法を伝えた。
その際、息子のアルはレイを元気付けるために小さな蒼星石見せる。
一切笑わなかったレイに一瞬だけ笑顔が戻った。
なお後年、アルがレイに送った結婚指輪は蒼星石だった。
偶然か必然か。
◇◇◇
シド・フロイド・バレー
年齢 永遠の二千歳
性別 男
職業 冒険者ギルドマスター
十四歳のレイにプロポーズした変態。
その理由は後々明かされるが、本気でレイに嫌われていた。
というか、殺されてもおかしくなかった。
どうせ死なないわけだが。
◇◇◇
ジョンアー・イーセ
年齢 五十五歳
性別 男
職業 イーセ王国国王
先王の時代には、騎士団団長を努めていたという生粋の武人。
即位してからは厳格で公平な賢王として、イーセ王国を周辺国最強まで押し上げた。
だが王国の内情は芳しくなかった。
歴史ある王国故に、宮廷や騎士団では不正や汚職が横行。
ナタリーを腹心とし、それらを正すために尽力するもナタリーは退団し死亡。
その後、ナタリーの意思を継ぐレイを騎士団に迎え入れる。
民のため、イーセ王国を未来永劫繁栄させようとするものの、思いが強すぎた結果、後に不老不死を求めることになる。
◇◇◇
【モンスター紹介】
凍蝙蝠竜
階級 Bランク
分類 竜骨型翼類
体長約三メデルト。
中型の翼類モンスター。
灰褐色の鱗で全身を覆われており、腕から進化した二枚の大きな翼を持つ翼類モンスター。
だが飛行はあまり得意ではない。
翼に関しては飛行よりも、全身をマントのように覆うことに使われる。
雪山に生息する。
二本の足には四本の大きな鉤爪を持ち、洞窟などの天井部分にぶら下がっている。
尻尾の長さは二メデルト。
細く引き締まっており、先端は鋭く尖った毒針になっている。
獲物に突き刺し即効性の麻痺毒を注入するため、麻痺した獲物は雪山で凍死する。
凍った獲物を巣に持ち帰り、保存食にする習性がある。
また、毒には防腐成分があり、雪山という条件であれば数年は保存可能。
~追記~
この防腐成分は、冒険者ギルドのモンスター防腐処理の技術に採用されている。
なお、防腐成分は冒険者ギルド医療機関局長バディ・パートが発見し、ギルドが国際特許を取った。
◇◇◇
カル・ド・イスク
凍蝙蝠竜の固有名保有特異種。
名前の意味は氷の女王。
体長八メデルトで、全身を純白の鱗に覆われている。
通常種よりも倍以上の大きさを誇り、巨大な翼を羽ばたかせることで周辺に吹雪を発生させる。
また、圧縮した冷気を吐き出すことで、対象を凍らすことが可能。
尻尾の長さは五メデルトあり、先端の毒針から麻痺性と防腐作用がある毒を注入する。
さらに、生物の攻撃性を高める成分を持ち、注入した相手を兵隊として酷使する。
その兵隊は狂戦士と呼ばれ、死ぬまで戦う。
◇◇◇
ナタリー・ステラー
年齢 三十五歳
性別 女
職業 Aランク冒険者
元イーセ王国クロトエ騎士団一番隊隊長
凍蝙蝠竜の固有名保有特異種カル・ド・イスクに襲われた村でレイ・ステラーを保護。
後にレイを養子にする。
剣の腕は超一流で、次期騎士団団長と目されていた。
不正に塗れた騎士団を変えるという志を持つが、レイのために騎士団を退団し冒険者として活動。
レイの狂戦士を解くためには、カル・ド・イスクの討伐が必要だった。
そのため、レイが冒険者として生きていけるように、剣術から語学までありとあらゆることを教える。
養母としてレイの花嫁姿を楽しみにしていた。
カル・ド・イスクとの戦闘中に命を落とす。
◇◇◇
レイ・ステラー
年齢 十五歳
性別 女
職業 Aランク冒険者
凍蝙蝠竜の固有名保有特異種カル・ド・イスクに両親を殺された少女。
地上に舞い降りた天使と呼ばれていたほどの美少女だったが、カル・ド・イスクの毒による狂戦士の影響で、躊躇なく人を殺すようになる。
その姿は氷の美少女と呼ばれ、冒険者から恐れられていた。
狂戦士が解かれるまでの記憶は断片的であまり覚えてない。
カル・ド・イスクを討伐し、狂戦士の支配から解かれた。
後に養母であるナタリーの意思を継ぎ、イーセ王国クロトエ騎士団の団長となる。
レイの話し方、笑い方は全てナタリーの影響。
十四歳で冒険者ギルドAランク合格、十五歳で騎士団入団、十七歳で騎士団隊長昇格、二十に歳で騎士団団長就任。
いずれも最年少記録保持者。
カル・ド・イクスの毒はレイの老化を遅らせる効果がある、その美貌が長く続くことが判明。
ナタリーとリマは羨んでいた。
実は十歳の頃にアルと会ったことがある。
だが、レイもアルもその記憶は一切ない。
◇◇◇
リマ・ブロシオン
年齢 二十歳
性別 女
職業 Aランク冒険者
燃えるような赤髪が特徴の筋肉質な長身の冒険者。
ギャンブルにハマっていたところを、ナタリーに誘われパーティーに参加。
カル・ド・イスク討伐パーティーの一人。
ナタリーの死に際にレイを託されたため、レイの母親のつもりでいる。
本人はレイの母親だと思っているが、レイの方が遥かに母親のようだった。
後のイーセ王国クロトエ騎士団近衛隊隊長。
ナタリーの言葉に感銘を受け、近衛隊を志願した。
レイの過去を知る数少ない人間で、レイとリマはお互いが家族だと思っている。
隊長になってもギャンブルはやめておらず、時折レイに怒られる。
◇◇◇
ウィル・ラトズ
年齢 十六歳
性別 男
職業 Aランク冒険者
十六歳でAランク冒険者となった天才。
双剣の使い手で二つ名は双竜。
本人は気に入っており自ら名乗るが、リマから拗らせてると言われ笑われた。
カル・ド・イスク討伐パーティーの一人。
後の冒険者ギルド治安機関のメンバー。
ナタリーの言葉に従いギルドハンターを志願した。
レイの過去を知る数少ない人間。
絶世の美少女と呼ばれるレイよりも、ナタリーを好きになった年上好き。
◇◇◇
バディ・パート
年齢 三十七歳
性別 男
職業 薬師
元冒険者ギルド医療機関局長
元フォルド帝国宮廷医師
元医師で薬師。
現代医療に改革をもたらした人物。
イーセ王国の地方都市ラバウトを見下ろす世界一高いフラル山で妻子と暮らす。
偶然ラバウト滞在中にレイを診察。
レイの感情の薄さと攻撃性がカル・ド・イスクの毒の影響と見抜き、狂戦士を解く方法を伝えた。
その際、息子のアルはレイを元気付けるために小さな蒼星石見せる。
一切笑わなかったレイに一瞬だけ笑顔が戻った。
なお後年、アルがレイに送った結婚指輪は蒼星石だった。
偶然か必然か。
◇◇◇
シド・フロイド・バレー
年齢 永遠の二千歳
性別 男
職業 冒険者ギルドマスター
十四歳のレイにプロポーズした変態。
その理由は後々明かされるが、本気でレイに嫌われていた。
というか、殺されてもおかしくなかった。
どうせ死なないわけだが。
◇◇◇
ジョンアー・イーセ
年齢 五十五歳
性別 男
職業 イーセ王国国王
先王の時代には、騎士団団長を努めていたという生粋の武人。
即位してからは厳格で公平な賢王として、イーセ王国を周辺国最強まで押し上げた。
だが王国の内情は芳しくなかった。
歴史ある王国故に、宮廷や騎士団では不正や汚職が横行。
ナタリーを腹心とし、それらを正すために尽力するもナタリーは退団し死亡。
その後、ナタリーの意思を継ぐレイを騎士団に迎え入れる。
民のため、イーセ王国を未来永劫繁栄させようとするものの、思いが強すぎた結果、後に不老不死を求めることになる。
◇◇◇
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凍蝙蝠竜
階級 Bランク
分類 竜骨型翼類
体長約三メデルト。
中型の翼類モンスター。
灰褐色の鱗で全身を覆われており、腕から進化した二枚の大きな翼を持つ翼類モンスター。
だが飛行はあまり得意ではない。
翼に関しては飛行よりも、全身をマントのように覆うことに使われる。
雪山に生息する。
二本の足には四本の大きな鉤爪を持ち、洞窟などの天井部分にぶら下がっている。
尻尾の長さは二メデルト。
細く引き締まっており、先端は鋭く尖った毒針になっている。
獲物に突き刺し即効性の麻痺毒を注入するため、麻痺した獲物は雪山で凍死する。
凍った獲物を巣に持ち帰り、保存食にする習性がある。
また、毒には防腐成分があり、雪山という条件であれば数年は保存可能。
~追記~
この防腐成分は、冒険者ギルドのモンスター防腐処理の技術に採用されている。
なお、防腐成分は冒険者ギルド医療機関局長バディ・パートが発見し、ギルドが国際特許を取った。
◇◇◇
カル・ド・イスク
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名前の意味は氷の女王。
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通常種よりも倍以上の大きさを誇り、巨大な翼を羽ばたかせることで周辺に吹雪を発生させる。
また、圧縮した冷気を吐き出すことで、対象を凍らすことが可能。
尻尾の長さは五メデルトあり、先端の毒針から麻痺性と防腐作用がある毒を注入する。
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