313 / 414
第十八章
第301話 世界の理
しおりを挟む
突然の話で驚いたが、確かにシドの不老不死を知っているという警告が濃厚のようだ。
「ふうう、本当に驚いたな」
「過去に私の不老不死を知った人間はいるが、古代王国に関わることを知っている人間はいない」
「どうして今になって送ってくるんだ?」
「分からんが、まあこんな本を送ってくるってことは……恐らく……暇なのだろう。ハッハッハ」
シドは呑気に笑っていた。
しかし、こんなに重要なことを笑っていていいのだろうか?
俺は気持ちを落ち着かせるため、一度珈琲を口にする。
「それで本の内容は?」
「ああ、これまでの通説を覆す内容だ。公表するかは分からん。まずはここにいる者たちだけに留める」
「分かった」
「簡単に説明するとだな、竜種と始祖は対になる存在で、住処の土地に多大な影響を与えていた。竜種は活動を活性化させ、始祖は沈静化させる」
「竜種と始祖が対?」
「そうだ。分かりやすい例だとアフラ火山だな。竜種と始祖がいただろう?」
「ああ。火竜ヴェルギウスと火の神のヴァルディだ」
「そうだ。ヴェルギウスはアフラ火山を活発化させ、ヴァルディは沈静化させる。つまり、アフラ火山の噴火はヴェルギウスの影響で、ヴァルディが抑えていたということだ」
「な、なんだって!」
「君が住んでいたフラル山は世界一高い山なのに、天候は非常に穏やかだっただろう?」
「た、確かに」
「フラル山には竜種がいない。でも君は始祖を見ただろう?」
「ああ、山の神を見たよ」
言われてみればフラル山の天候は常に安定していた。
山の天気はすぐに変わるというが、フラル山は一年を通してほぼ快晴だ。
もちろん雨や雪が降ることもあるが、大きく荒れることはない。
「……ま、まさか! じゃあ、昔はフラル山にも竜種がいて、何らかの理由で山の神だけになったと?」
「そうだ。竜種がいなくなった理由までは分からんがな。現在は山の神だけだから、気候が安定しているのだろう。それに近年はエルウッドが住んでいた影響もあるだろう」
標高五千メデルトに住みながら、その生活は驚くほど快適だった。
だが、言われてみると、あれほどの高山であの安定は確かに異常だ。
「我々はヴェルギウスを討伐している。だから、今後アフラ火山の噴火の可能性は低いだろう」
「ヴァルディとエルウッドが安定させてるってこと?」
「そういうことになるな。竜種と始祖は互いに敵対している。活性化の竜種と沈静化の始祖だ」
そういえば、ヴェルギウスを討伐する際、ヴァルディが助けてくれた。
「だから俺がヴェルギウスを討伐する時、ヴァルディは協力してくれたのか」
「きっとそうだろうな」
今やモンスター学の権威であるオルフェリアですら、驚きすぎて声も出ないようだ。
「そして、竜種と始祖の個体数に関してだが、竜種は個で始祖は種だった」
「始祖は群れだったのか?」
「ああ。だから始祖の数が減ると、竜種の影響が大きくなる。火の神はヴァルディが最後の一柱だったから、近年は何度かアフラ山が噴火した」
「俺が生まれてから何度か噴火している。火山灰がラバウトまで飛んで来たよ」
「さすがに始祖といえども一柱で竜種を抑えきれないようだ」
そこで俺はエルウッドを思い出す。
エルウッドは始祖雷の神と判明していた。
「言われてみると、不老不死の石の素材となる銀狼牙は種族だったんだよな」
「そうなのだが、銀狼牙という種はそもそも存在しない。狼牙に似ているため、昔の人間が勝手に名付けたのだろう。正式には雷の神だ」
「え? じゃあエルウッドという名前は?」
「雷の神が不老不死の素材と知られ、人間に狩られるようになった。雷の神たちを個別に識別するため、当時の人間が名前をつけたのだろう」
この話を聞いて一つだけ疑問が浮かんだ。
「でもさシド。そもそも人間が始祖である雷の神を狩ることなんてできるのか? だって、エルウッドは以前三十人もの暗部を全員倒したぞ」
「その通りだ。だが、人間は最も数がいる種族だ。どれほどの犠牲を出そうと目的を果たしたのだろう。命を捨てる者が五万人もいれば、竜種や始祖だって狩れるだろう」
「人の命を……」
「数千年前の出来事だ。今よりも狂った人間どもがいたのは確かだな。……私もその狂った人間の……被害者だ」
シドの声が一瞬詰まった。
その様子を見ながら、オルフェリアは涙を流している。
夫であるシドに、オルフェリアがそっと寄り添う。
レイが自然な振る舞いで、俺とシドに珈琲のお代わりを淹れる。
こういう時のレイは常に冷静だ。
その姿と珈琲の香りで、俺は少し落ち着くことができた。
「竜種を討伐した俺が言うものおかしいけど、竜種も始祖も数を減らしているわけでしょ? もう増えないのかな?」
「そのことについても記載があったぞ」
シドが言うには、竜種と始祖は時代によって増減がある。
長寿とはいえ生物だから寿命もあるそうだ。
そして悠久の年月をかけ、新しい竜種や始祖が誕生するとのこと。
「この本の最後の文章が印象的でな。『初めに竜種と始祖が生まれる。竜種が壊し、新たに作る。始祖が育み、終りを告げる。世界は破壊と創造の繰り返し』だそうだ。私はこの文章に惹かれたよ」
例えばアフラ火山が大噴火すると、一帯が溶岩で覆われ全てが焼き尽くされる。
だが、その溶岩は樹海を生み、湖を作り、新しい生態系を育む。
そしていつかまた噴火で焼き尽くす。
あまりに壮大な話だ。
「世界の理……」
「そうだな。竜種と始祖は、生命や世界の成り立ちに関係してるだろう。だが人間という種族は、竜種や始祖が作った世界すら破壊する。人間が最も残酷で罪深き生き物かもしれん」
人間の闇を見てきたシドの言葉が突き刺さった。
「ふうう、本当に驚いたな」
「過去に私の不老不死を知った人間はいるが、古代王国に関わることを知っている人間はいない」
「どうして今になって送ってくるんだ?」
「分からんが、まあこんな本を送ってくるってことは……恐らく……暇なのだろう。ハッハッハ」
シドは呑気に笑っていた。
しかし、こんなに重要なことを笑っていていいのだろうか?
俺は気持ちを落ち着かせるため、一度珈琲を口にする。
「それで本の内容は?」
「ああ、これまでの通説を覆す内容だ。公表するかは分からん。まずはここにいる者たちだけに留める」
「分かった」
「簡単に説明するとだな、竜種と始祖は対になる存在で、住処の土地に多大な影響を与えていた。竜種は活動を活性化させ、始祖は沈静化させる」
「竜種と始祖が対?」
「そうだ。分かりやすい例だとアフラ火山だな。竜種と始祖がいただろう?」
「ああ。火竜ヴェルギウスと火の神のヴァルディだ」
「そうだ。ヴェルギウスはアフラ火山を活発化させ、ヴァルディは沈静化させる。つまり、アフラ火山の噴火はヴェルギウスの影響で、ヴァルディが抑えていたということだ」
「な、なんだって!」
「君が住んでいたフラル山は世界一高い山なのに、天候は非常に穏やかだっただろう?」
「た、確かに」
「フラル山には竜種がいない。でも君は始祖を見ただろう?」
「ああ、山の神を見たよ」
言われてみればフラル山の天候は常に安定していた。
山の天気はすぐに変わるというが、フラル山は一年を通してほぼ快晴だ。
もちろん雨や雪が降ることもあるが、大きく荒れることはない。
「……ま、まさか! じゃあ、昔はフラル山にも竜種がいて、何らかの理由で山の神だけになったと?」
「そうだ。竜種がいなくなった理由までは分からんがな。現在は山の神だけだから、気候が安定しているのだろう。それに近年はエルウッドが住んでいた影響もあるだろう」
標高五千メデルトに住みながら、その生活は驚くほど快適だった。
だが、言われてみると、あれほどの高山であの安定は確かに異常だ。
「我々はヴェルギウスを討伐している。だから、今後アフラ火山の噴火の可能性は低いだろう」
「ヴァルディとエルウッドが安定させてるってこと?」
「そういうことになるな。竜種と始祖は互いに敵対している。活性化の竜種と沈静化の始祖だ」
そういえば、ヴェルギウスを討伐する際、ヴァルディが助けてくれた。
「だから俺がヴェルギウスを討伐する時、ヴァルディは協力してくれたのか」
「きっとそうだろうな」
今やモンスター学の権威であるオルフェリアですら、驚きすぎて声も出ないようだ。
「そして、竜種と始祖の個体数に関してだが、竜種は個で始祖は種だった」
「始祖は群れだったのか?」
「ああ。だから始祖の数が減ると、竜種の影響が大きくなる。火の神はヴァルディが最後の一柱だったから、近年は何度かアフラ山が噴火した」
「俺が生まれてから何度か噴火している。火山灰がラバウトまで飛んで来たよ」
「さすがに始祖といえども一柱で竜種を抑えきれないようだ」
そこで俺はエルウッドを思い出す。
エルウッドは始祖雷の神と判明していた。
「言われてみると、不老不死の石の素材となる銀狼牙は種族だったんだよな」
「そうなのだが、銀狼牙という種はそもそも存在しない。狼牙に似ているため、昔の人間が勝手に名付けたのだろう。正式には雷の神だ」
「え? じゃあエルウッドという名前は?」
「雷の神が不老不死の素材と知られ、人間に狩られるようになった。雷の神たちを個別に識別するため、当時の人間が名前をつけたのだろう」
この話を聞いて一つだけ疑問が浮かんだ。
「でもさシド。そもそも人間が始祖である雷の神を狩ることなんてできるのか? だって、エルウッドは以前三十人もの暗部を全員倒したぞ」
「その通りだ。だが、人間は最も数がいる種族だ。どれほどの犠牲を出そうと目的を果たしたのだろう。命を捨てる者が五万人もいれば、竜種や始祖だって狩れるだろう」
「人の命を……」
「数千年前の出来事だ。今よりも狂った人間どもがいたのは確かだな。……私もその狂った人間の……被害者だ」
シドの声が一瞬詰まった。
その様子を見ながら、オルフェリアは涙を流している。
夫であるシドに、オルフェリアがそっと寄り添う。
レイが自然な振る舞いで、俺とシドに珈琲のお代わりを淹れる。
こういう時のレイは常に冷静だ。
その姿と珈琲の香りで、俺は少し落ち着くことができた。
「竜種を討伐した俺が言うものおかしいけど、竜種も始祖も数を減らしているわけでしょ? もう増えないのかな?」
「そのことについても記載があったぞ」
シドが言うには、竜種と始祖は時代によって増減がある。
長寿とはいえ生物だから寿命もあるそうだ。
そして悠久の年月をかけ、新しい竜種や始祖が誕生するとのこと。
「この本の最後の文章が印象的でな。『初めに竜種と始祖が生まれる。竜種が壊し、新たに作る。始祖が育み、終りを告げる。世界は破壊と創造の繰り返し』だそうだ。私はこの文章に惹かれたよ」
例えばアフラ火山が大噴火すると、一帯が溶岩で覆われ全てが焼き尽くされる。
だが、その溶岩は樹海を生み、湖を作り、新しい生態系を育む。
そしていつかまた噴火で焼き尽くす。
あまりに壮大な話だ。
「世界の理……」
「そうだな。竜種と始祖は、生命や世界の成り立ちに関係してるだろう。だが人間という種族は、竜種や始祖が作った世界すら破壊する。人間が最も残酷で罪深き生き物かもしれん」
人間の闇を見てきたシドの言葉が突き刺さった。
16
あなたにおすすめの小説
スキルで最強神を召喚して、無双してしまうんだが〜パーティーを追放された勇者は、召喚した神達と共に無双する。神達が強すぎて困ってます〜
東雲ハヤブサ
ファンタジー
勇者に選ばれたライ・サーベルズは、他にも選ばれた五人の勇者とパーティーを組んでいた。
ところが、勇者達の実略は凄まじく、ライでは到底敵う相手ではなかった。
「おい雑魚、これを持っていけ」
ライがそう言われるのは日常茶飯事であり、荷物持ちや雑用などをさせられる始末だ。
ある日、洞窟に六人でいると、ライがきっかけで他の勇者の怒りを買ってしまう。
怒りが頂点に達した他の勇者は、胸ぐらを掴まれた後壁に投げつけた。
いつものことだと、流して終わりにしようと思っていた。
だがなんと、邪魔なライを始末してしまおうと話が進んでしまい、次々に攻撃を仕掛けられることとなった。
ハーシュはライを守ろうとするが、他の勇者に気絶させられてしまう。
勇者達は、ただ痛ぶるように攻撃を加えていき、瀕死の状態で洞窟に置いていってしまった。
自分の弱さを呪い、本当に死を覚悟した瞬間、視界に突如文字が現れてスキル《神族召喚》と書かれていた。
今頃そんなスキル手を入れてどうするんだと、心の中でつぶやくライ。
だが、死ぬ記念に使ってやろうじゃないかと考え、スキルを発動した。
その時だった。
目の前が眩く光り出し、気付けば一人の女が立っていた。
その女は、瀕死状態のライを最も簡単に回復させ、ライの命を救って。
ライはそのあと、その女が神達を統一する三大神の一人であることを知った。
そして、このスキルを発動すれば神を自由に召喚出来るらしく、他の三大神も召喚するがうまく進むわけもなく......。
これは、雑魚と呼ばれ続けた勇者が、強き勇者へとなる物語である。
※小説家になろうにて掲載中
異世界転生、防御特化能力で彼女たちを英雄にしようと思ったが、そんな彼女たちには俺が英雄のようだ。
Mです。
ファンタジー
異世界学園バトル。
現世で惨めなサラリーマンをしていた……
そんな会社からの帰り道、「転生屋」という見慣れない怪しげな店を見つける。
その転生屋で新たな世界で生きる為の能力を受け取る。
それを自由イメージして良いと言われた為、せめて、新しい世界では苦しまないようにと防御に突出した能力をイメージする。
目を覚ますと見知らぬ世界に居て……学生くらいの年齢に若返っていて……
現実か夢かわからなくて……そんな世界で出会うヒロイン達に……
特殊な能力が当然のように存在するその世界で……
自分の存在も、手に入れた能力も……異世界に来たって俺の人生はそんなもん。
俺は俺の出来ること……
彼女たちを守り……そして俺はその能力を駆使して彼女たちを英雄にする。
だけど、そんな彼女たちにとっては俺が英雄のようだ……。
※※多少意識はしていますが、主人公最強で無双はなく、普通に苦戦します……流行ではないのは承知ですが、登場人物の個性を持たせるためそのキャラの物語(エピソード)や回想のような場面が多いです……後一応理由はありますが、主人公の年上に対する態度がなってません……、後、私(さくしゃ)の変な癖で「……」が凄く多いです。その変ご了承の上で楽しんで頂けると……Mです。の本望です(どうでもいいですよね…)※※
※※楽しかった……続きが気になると思って頂けた場合、お気に入り登録……このエピソード好みだなとか思ったらコメントを貰えたりすると軽い絶頂を覚えるくらいには喜びます……メンタル弱めなので、誹謗中傷てきなものには怯えていますが、気軽に頂けると嬉しいです。※※
レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)
荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」
俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」
ハーデス 「では……」
俺 「だが断る!」
ハーデス 「むっ、今何と?」
俺 「断ると言ったんだ」
ハーデス 「なぜだ?」
俺 「……俺のレベルだ」
ハーデス 「……は?」
俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」
ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」
俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」
ハーデス 「……正気……なのか?」
俺 「もちろん」
異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。
たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!
【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜
あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」
貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。
しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった!
失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する!
辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。
これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
追放された最強ヒーラーは、美少女令嬢たちとハーレム生活を送る ~公爵令嬢も義妹も幼馴染も俺のことを大好きらしいので一緒の風呂に入ります~
軽井広@北欧美少女 書籍化!
ファンタジー
白魔道師のクリスは、宮廷魔導師団の副団長として、王国の戦争での勝利に貢献してきた。だが、国王の非道な行いに批判的なクリスは、反逆の疑いをかけられ宮廷を追放されてしまう。
そんなクリスに与えられた国からの新たな命令は、逃亡した美少女公爵令嬢を捕らえ、処刑することだった。彼女は敵国との内通を疑われ、王太子との婚約を破棄されていた。だが、無実を訴える公爵令嬢のことを信じ、彼女を助けることに決めるクリス。
クリスは国のためではなく、自分のため、そして自分を頼る少女のために、自らの力を使うことにした。やがて、同じような境遇の少女たちを助け、クリスは彼女たちと暮らすことになる。
一方、クリスのいなくなった王国軍は、隣国との戦争に負けはじめた……。
隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜
桜井正宗
ファンタジー
能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。
スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。
真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。
雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜
霞杏檎
ファンタジー
祝【コミカライズ決定】!!
「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」
回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。
フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。
しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを……
途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。
フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。
フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった……
これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である!
(160話で完結予定)
元タイトル
「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる