360 / 414
最終章
第347話 二人の天才
しおりを挟む
たったの四日の飛行で、南西の果てにあるベルフォン遺跡に到着したシド。
「これが……ベルフォン遺跡」
世界を旅したシドでさえ、ベルフォン遺跡は初めて訪れる場所だ。
ノルンから遺跡の精巧な地図を渡されていたため、迷うことなく到着。
四角錐の墓の正面に王の赤翼を停泊させ、ノルンの指示通りに特殊な巨大扉を開けた。
廊下を進み、五十メデルト四方の空間に出る。
正面に横たわるのは、神々しいまでの白い生物だ。
「こ、これが白竜クトゥルス」
全長は二十メデルト、巨大な二枚の翼、四足歩行であろう手足、長さ十メデルトはある尻尾。
頭部には五メデルトほどの長い角が一本。
シドがこれまで見てきた竜種の中で、最も美しいフォルムだった。
だがクトゥルスの様子が少しおかしい。
ほとんど動かないと聞いていたにもかかわらず、牙を剥き出しにし、よだれを垂らし、眼光鋭くシドを睨んでいる。
「は、初めまして。白竜クトゥルス。今日はお願いがあって参りま」
「グルゥゥゥゥ」
シドが話しかけた瞬間、クトゥルスはその長い尻尾をシドに向かって振り下ろした。
クトゥルスにとっては身体にまとわりつく羽虫を払う行為だが、人間にとっては死に直結する。
潰れたトマトのように、シドは簡単に床に張りついた。
「くっ、いくらなんでも話の途中で……」
しばらくして身体が修復されたシド。
とはいえ完全ではない。
潰れた左半身は消えたままだ。
この姿はオルフェリアにだって見せられないだろう。
「グルゥゥゥゥ」
「頼むクトゥルス。話を聞いてくれ」
寿命を迎えたとはいえ竜種だ。
軽く身体を動かすだけでも、その衝撃で人間はあっけなく死ぬ。
「グルゥゥ」
しかも、今日に限ってクトゥルスは機嫌が悪い。
それは全身に痛みを感じているからだ。
クトゥルスの血液は、自身の身体すら蝕む強力な毒素を持つ。
本来であれば毒を抑える器官が働くのだが、寿命を迎え弱った身体では、この器官が正常に働かないことがある。
それもあり、クトゥルスは急速に弱まっていた。
とはいえ、それは無限の時間を持つ竜種だ。
急速といっても数万年は経っている。
「クトゥルス! 頼む!」
シドは何度も声をかける。
その都度殺されるシド。
もう数回殺された。
シドは身体の再生速度を上げる。
実は過去の拷問時に、少しでも間隔を開けるために再生速度を遅くしようと努力した結果、自らの意思で速度をコントロールできるようになっていた。
「クソッ! このままでは先に進めない」
焦るシド。
何とか話だけでも聞いてもらいたいと考える。
「クトゥルスはほとんど動けないと聞いていたが……」
アルからクトゥルスの情報を得ていたが、明らかに様子が違う。
シドは様々な角度から理由を分析。
シドはクトゥルスの血液に、強力な毒素があることを予測していた。
アルがこれまで討伐した竜種を研究した結果、多かれ少なかれ血液中に毒素が含まれていることを発見。
ヴェルギウスやルシウスの血液は人間への影響がない毒素で、狂戦士の大元であるリジュールの血液は人間に対して影響が大きい。
竜種によってもタイプがあることは研究済みだ。
そして、シドは自らの身体で臨床試験を行うことで、より詳しく効果を確認していた。
「寿命を迎えた竜種だ。臓器の機能は低下しているだろう。そして、竜種の血液と毒性。竜種で最も理性的と言われるクトゥルスのこの暴れ方。もしかして……」
シドは、クトゥルスが自らの毒で痛みを感じていると結論付けた。
「クトゥルス! 聞いてくれ!」
「グルゥゥゥゥ」
尻尾を振り上げるクトゥルス。
「あなたの痛みを和らげることができる薬があるのだ!」
尻尾の動きが止まる。
人語を理解するクトゥルスは、ようやくシドの提案に耳を傾ける。
何かにすがりたいほどの痛みだった。
「少し待ってくれ!」
シドは一旦王の赤翼へ戻った。
「半分はブラフだが、きっと効くはずだ。これで効かなければ世界が終わる。頼むぞ」
シドは薬の瓶を手に取り、祈るように呟いた。
そして、すぐにクトゥルスの元へ駆けつける。
「これは痛み止めだ! クトゥルスにも効く!」
「グルゥゥ」
クトゥルスに麻酔薬を見せるシド。
この麻酔薬は、シドの友人でアルの父親バディが開発したものだ。
さらにシドは調薬することで、麻酔の効果を上げていた。
それは麻酔が効かないオルフェリアにも、効果が見えるほどだ。
麻酔薬に顔を近付けるクトゥルス。
痛みに耐えながらも、理性を保ち匂いで内容を判別した。
「どうかな? クトゥルス」
小さく頷くクトゥルス。
シドは安堵の表情を浮かべた。
「注入針を刺せるところはあるかな?」
「グルゥゥ」
シドを信用したクトゥルスは、左手の爪を器用に使い、右手上腕の鱗を数枚剥がした。
シドはそこから麻酔薬を注入。
しばらくすると、クトゥルスの表情は穏やかになり、落ち着きを取り戻した。
「グルゥゥゥゥ」
「効いてるようだな。良かった。クトゥルスよ、お願いがあるのだ。あなたの血液を少しいただきたい。よろしいか?」
「グルゥゥ」
頷くクトゥルス。
シドは麻酔薬を打った部位に、採血用の針を刺す。
どれほどの量を採っていいのか分からなかったので、クトゥルスの反応を見ながら採血。
シドの予想に反して、かなりの量を採血できた。
「クトゥルス、ありがとう」
「グルゥゥゥゥ」
「麻酔薬はしっかりと効いてるようだな。もし良かったら、また麻酔を打ちに来るがいかかがな?」
「グルゥゥ」
クトゥルスが牙を見せた。
その表情はまるで笑っているようだ。
――
デ・スタル連合国の首都メルデス。
一国の首都であるが、人の気配はない。
ほとんどの住民は病で死んだ。
生き残った住民も病に感染し、唯一の薬である狂戦士毒によって狂戦士となり進軍中。
今や人口はノルン一人だけだ。
王城にあるノルンの研究室へ駆け込むシド。
「ノルン、クトゥルスの血を分けてもらったぞ!」
ノルンは薬品を調合していた手を止めた。
だがすぐに調合を続ける。
「よくやったの」
「白竜は無事だ。安心してくれ」
「うむ……。そうか……。あ、ありがとう」
最後はシドに聞こえたのか分らないほどの小さな声だった。
シドは気にせず全ての状況を説明。
ノルンは真剣に耳を傾けていた。
「なるほど。クトゥルスには麻酔薬が必要なのじゃな」
「そうだ。定期的に注入しないと、むしろ痛みで暴れて身体を傷つける恐れがあるだろう」
「ふむ、分かった」
話を終えると、二人は作業に取りかかった。
二人の不老不死者は共に研究者だ。
現存する薬の元となる理論を作り上げたノルン。
ノルンの薬を飛躍的に進化させたシド。
その二人の天才が、初めて協力する。
「これが……ベルフォン遺跡」
世界を旅したシドでさえ、ベルフォン遺跡は初めて訪れる場所だ。
ノルンから遺跡の精巧な地図を渡されていたため、迷うことなく到着。
四角錐の墓の正面に王の赤翼を停泊させ、ノルンの指示通りに特殊な巨大扉を開けた。
廊下を進み、五十メデルト四方の空間に出る。
正面に横たわるのは、神々しいまでの白い生物だ。
「こ、これが白竜クトゥルス」
全長は二十メデルト、巨大な二枚の翼、四足歩行であろう手足、長さ十メデルトはある尻尾。
頭部には五メデルトほどの長い角が一本。
シドがこれまで見てきた竜種の中で、最も美しいフォルムだった。
だがクトゥルスの様子が少しおかしい。
ほとんど動かないと聞いていたにもかかわらず、牙を剥き出しにし、よだれを垂らし、眼光鋭くシドを睨んでいる。
「は、初めまして。白竜クトゥルス。今日はお願いがあって参りま」
「グルゥゥゥゥ」
シドが話しかけた瞬間、クトゥルスはその長い尻尾をシドに向かって振り下ろした。
クトゥルスにとっては身体にまとわりつく羽虫を払う行為だが、人間にとっては死に直結する。
潰れたトマトのように、シドは簡単に床に張りついた。
「くっ、いくらなんでも話の途中で……」
しばらくして身体が修復されたシド。
とはいえ完全ではない。
潰れた左半身は消えたままだ。
この姿はオルフェリアにだって見せられないだろう。
「グルゥゥゥゥ」
「頼むクトゥルス。話を聞いてくれ」
寿命を迎えたとはいえ竜種だ。
軽く身体を動かすだけでも、その衝撃で人間はあっけなく死ぬ。
「グルゥゥ」
しかも、今日に限ってクトゥルスは機嫌が悪い。
それは全身に痛みを感じているからだ。
クトゥルスの血液は、自身の身体すら蝕む強力な毒素を持つ。
本来であれば毒を抑える器官が働くのだが、寿命を迎え弱った身体では、この器官が正常に働かないことがある。
それもあり、クトゥルスは急速に弱まっていた。
とはいえ、それは無限の時間を持つ竜種だ。
急速といっても数万年は経っている。
「クトゥルス! 頼む!」
シドは何度も声をかける。
その都度殺されるシド。
もう数回殺された。
シドは身体の再生速度を上げる。
実は過去の拷問時に、少しでも間隔を開けるために再生速度を遅くしようと努力した結果、自らの意思で速度をコントロールできるようになっていた。
「クソッ! このままでは先に進めない」
焦るシド。
何とか話だけでも聞いてもらいたいと考える。
「クトゥルスはほとんど動けないと聞いていたが……」
アルからクトゥルスの情報を得ていたが、明らかに様子が違う。
シドは様々な角度から理由を分析。
シドはクトゥルスの血液に、強力な毒素があることを予測していた。
アルがこれまで討伐した竜種を研究した結果、多かれ少なかれ血液中に毒素が含まれていることを発見。
ヴェルギウスやルシウスの血液は人間への影響がない毒素で、狂戦士の大元であるリジュールの血液は人間に対して影響が大きい。
竜種によってもタイプがあることは研究済みだ。
そして、シドは自らの身体で臨床試験を行うことで、より詳しく効果を確認していた。
「寿命を迎えた竜種だ。臓器の機能は低下しているだろう。そして、竜種の血液と毒性。竜種で最も理性的と言われるクトゥルスのこの暴れ方。もしかして……」
シドは、クトゥルスが自らの毒で痛みを感じていると結論付けた。
「クトゥルス! 聞いてくれ!」
「グルゥゥゥゥ」
尻尾を振り上げるクトゥルス。
「あなたの痛みを和らげることができる薬があるのだ!」
尻尾の動きが止まる。
人語を理解するクトゥルスは、ようやくシドの提案に耳を傾ける。
何かにすがりたいほどの痛みだった。
「少し待ってくれ!」
シドは一旦王の赤翼へ戻った。
「半分はブラフだが、きっと効くはずだ。これで効かなければ世界が終わる。頼むぞ」
シドは薬の瓶を手に取り、祈るように呟いた。
そして、すぐにクトゥルスの元へ駆けつける。
「これは痛み止めだ! クトゥルスにも効く!」
「グルゥゥ」
クトゥルスに麻酔薬を見せるシド。
この麻酔薬は、シドの友人でアルの父親バディが開発したものだ。
さらにシドは調薬することで、麻酔の効果を上げていた。
それは麻酔が効かないオルフェリアにも、効果が見えるほどだ。
麻酔薬に顔を近付けるクトゥルス。
痛みに耐えながらも、理性を保ち匂いで内容を判別した。
「どうかな? クトゥルス」
小さく頷くクトゥルス。
シドは安堵の表情を浮かべた。
「注入針を刺せるところはあるかな?」
「グルゥゥ」
シドを信用したクトゥルスは、左手の爪を器用に使い、右手上腕の鱗を数枚剥がした。
シドはそこから麻酔薬を注入。
しばらくすると、クトゥルスの表情は穏やかになり、落ち着きを取り戻した。
「グルゥゥゥゥ」
「効いてるようだな。良かった。クトゥルスよ、お願いがあるのだ。あなたの血液を少しいただきたい。よろしいか?」
「グルゥゥ」
頷くクトゥルス。
シドは麻酔薬を打った部位に、採血用の針を刺す。
どれほどの量を採っていいのか分からなかったので、クトゥルスの反応を見ながら採血。
シドの予想に反して、かなりの量を採血できた。
「クトゥルス、ありがとう」
「グルゥゥゥゥ」
「麻酔薬はしっかりと効いてるようだな。もし良かったら、また麻酔を打ちに来るがいかかがな?」
「グルゥゥ」
クトゥルスが牙を見せた。
その表情はまるで笑っているようだ。
――
デ・スタル連合国の首都メルデス。
一国の首都であるが、人の気配はない。
ほとんどの住民は病で死んだ。
生き残った住民も病に感染し、唯一の薬である狂戦士毒によって狂戦士となり進軍中。
今や人口はノルン一人だけだ。
王城にあるノルンの研究室へ駆け込むシド。
「ノルン、クトゥルスの血を分けてもらったぞ!」
ノルンは薬品を調合していた手を止めた。
だがすぐに調合を続ける。
「よくやったの」
「白竜は無事だ。安心してくれ」
「うむ……。そうか……。あ、ありがとう」
最後はシドに聞こえたのか分らないほどの小さな声だった。
シドは気にせず全ての状況を説明。
ノルンは真剣に耳を傾けていた。
「なるほど。クトゥルスには麻酔薬が必要なのじゃな」
「そうだ。定期的に注入しないと、むしろ痛みで暴れて身体を傷つける恐れがあるだろう」
「ふむ、分かった」
話を終えると、二人は作業に取りかかった。
二人の不老不死者は共に研究者だ。
現存する薬の元となる理論を作り上げたノルン。
ノルンの薬を飛躍的に進化させたシド。
その二人の天才が、初めて協力する。
22
あなたにおすすめの小説
スキルで最強神を召喚して、無双してしまうんだが〜パーティーを追放された勇者は、召喚した神達と共に無双する。神達が強すぎて困ってます〜
東雲ハヤブサ
ファンタジー
勇者に選ばれたライ・サーベルズは、他にも選ばれた五人の勇者とパーティーを組んでいた。
ところが、勇者達の実略は凄まじく、ライでは到底敵う相手ではなかった。
「おい雑魚、これを持っていけ」
ライがそう言われるのは日常茶飯事であり、荷物持ちや雑用などをさせられる始末だ。
ある日、洞窟に六人でいると、ライがきっかけで他の勇者の怒りを買ってしまう。
怒りが頂点に達した他の勇者は、胸ぐらを掴まれた後壁に投げつけた。
いつものことだと、流して終わりにしようと思っていた。
だがなんと、邪魔なライを始末してしまおうと話が進んでしまい、次々に攻撃を仕掛けられることとなった。
ハーシュはライを守ろうとするが、他の勇者に気絶させられてしまう。
勇者達は、ただ痛ぶるように攻撃を加えていき、瀕死の状態で洞窟に置いていってしまった。
自分の弱さを呪い、本当に死を覚悟した瞬間、視界に突如文字が現れてスキル《神族召喚》と書かれていた。
今頃そんなスキル手を入れてどうするんだと、心の中でつぶやくライ。
だが、死ぬ記念に使ってやろうじゃないかと考え、スキルを発動した。
その時だった。
目の前が眩く光り出し、気付けば一人の女が立っていた。
その女は、瀕死状態のライを最も簡単に回復させ、ライの命を救って。
ライはそのあと、その女が神達を統一する三大神の一人であることを知った。
そして、このスキルを発動すれば神を自由に召喚出来るらしく、他の三大神も召喚するがうまく進むわけもなく......。
これは、雑魚と呼ばれ続けた勇者が、強き勇者へとなる物語である。
※小説家になろうにて掲載中
【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜
あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」
貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。
しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった!
失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する!
辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。
これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!
異世界転生、防御特化能力で彼女たちを英雄にしようと思ったが、そんな彼女たちには俺が英雄のようだ。
Mです。
ファンタジー
異世界学園バトル。
現世で惨めなサラリーマンをしていた……
そんな会社からの帰り道、「転生屋」という見慣れない怪しげな店を見つける。
その転生屋で新たな世界で生きる為の能力を受け取る。
それを自由イメージして良いと言われた為、せめて、新しい世界では苦しまないようにと防御に突出した能力をイメージする。
目を覚ますと見知らぬ世界に居て……学生くらいの年齢に若返っていて……
現実か夢かわからなくて……そんな世界で出会うヒロイン達に……
特殊な能力が当然のように存在するその世界で……
自分の存在も、手に入れた能力も……異世界に来たって俺の人生はそんなもん。
俺は俺の出来ること……
彼女たちを守り……そして俺はその能力を駆使して彼女たちを英雄にする。
だけど、そんな彼女たちにとっては俺が英雄のようだ……。
※※多少意識はしていますが、主人公最強で無双はなく、普通に苦戦します……流行ではないのは承知ですが、登場人物の個性を持たせるためそのキャラの物語(エピソード)や回想のような場面が多いです……後一応理由はありますが、主人公の年上に対する態度がなってません……、後、私(さくしゃ)の変な癖で「……」が凄く多いです。その変ご了承の上で楽しんで頂けると……Mです。の本望です(どうでもいいですよね…)※※
※※楽しかった……続きが気になると思って頂けた場合、お気に入り登録……このエピソード好みだなとか思ったらコメントを貰えたりすると軽い絶頂を覚えるくらいには喜びます……メンタル弱めなので、誹謗中傷てきなものには怯えていますが、気軽に頂けると嬉しいです。※※
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜
桜井正宗
ファンタジー
能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。
スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。
真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
追放された最強ヒーラーは、美少女令嬢たちとハーレム生活を送る ~公爵令嬢も義妹も幼馴染も俺のことを大好きらしいので一緒の風呂に入ります~
軽井広@北欧美少女 書籍化!
ファンタジー
白魔道師のクリスは、宮廷魔導師団の副団長として、王国の戦争での勝利に貢献してきた。だが、国王の非道な行いに批判的なクリスは、反逆の疑いをかけられ宮廷を追放されてしまう。
そんなクリスに与えられた国からの新たな命令は、逃亡した美少女公爵令嬢を捕らえ、処刑することだった。彼女は敵国との内通を疑われ、王太子との婚約を破棄されていた。だが、無実を訴える公爵令嬢のことを信じ、彼女を助けることに決めるクリス。
クリスは国のためではなく、自分のため、そして自分を頼る少女のために、自らの力を使うことにした。やがて、同じような境遇の少女たちを助け、クリスは彼女たちと暮らすことになる。
一方、クリスのいなくなった王国軍は、隣国との戦争に負けはじめた……。
レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)
荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」
俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」
ハーデス 「では……」
俺 「だが断る!」
ハーデス 「むっ、今何と?」
俺 「断ると言ったんだ」
ハーデス 「なぜだ?」
俺 「……俺のレベルだ」
ハーデス 「……は?」
俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」
ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」
俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」
ハーデス 「……正気……なのか?」
俺 「もちろん」
異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。
たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる