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俺の日常
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朝起きると、気持ちの悪い口の乾きを感じる。水色の天井がいつもより淡い気がした。
気のせいだろう。そんなことよりも早く家を出なければいけないんだ、学校に遅刻することは無いが待ち合わせに遅れてしまう。少しよれたシャツを着て、駅へ向かう。
いつもの改札に彼女がいない、少し探すと改札を通りすぎていく彼女を見つけた。
何か悪いことしたか、そんな覚えはない。小走りで彼女を追いかけた、すぐに追いついたが挨拶どころか目も向けてくれない。
流石に腹がたち、彼女に怒鳴ってしまった。自分で出した声に自分で驚いてしまった。
そんな怒るつもりは無かった。
彼女は悲しそうな顔をした。
まわりの人は関わらないように目も向けず電車の列に並んでいく。
彼女もそれに混ざった。
今日は別々に行こう、ちょうど横の乗車口に誰もいなかったので、そこに立つ。
快速電車が来た、この駅には止まらないので減速することは無い。これだけ速いものが目の前を通過するときはちょっとだけ怖い。
目の前を通過していく電車の窓には俺は映らない、いつもここで思い出す。
彼女が悲しそうな顔を俺に向けた。
「あぁ、俺死んでたんだった」
気のせいだろう。そんなことよりも早く家を出なければいけないんだ、学校に遅刻することは無いが待ち合わせに遅れてしまう。少しよれたシャツを着て、駅へ向かう。
いつもの改札に彼女がいない、少し探すと改札を通りすぎていく彼女を見つけた。
何か悪いことしたか、そんな覚えはない。小走りで彼女を追いかけた、すぐに追いついたが挨拶どころか目も向けてくれない。
流石に腹がたち、彼女に怒鳴ってしまった。自分で出した声に自分で驚いてしまった。
そんな怒るつもりは無かった。
彼女は悲しそうな顔をした。
まわりの人は関わらないように目も向けず電車の列に並んでいく。
彼女もそれに混ざった。
今日は別々に行こう、ちょうど横の乗車口に誰もいなかったので、そこに立つ。
快速電車が来た、この駅には止まらないので減速することは無い。これだけ速いものが目の前を通過するときはちょっとだけ怖い。
目の前を通過していく電車の窓には俺は映らない、いつもここで思い出す。
彼女が悲しそうな顔を俺に向けた。
「あぁ、俺死んでたんだった」
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お気に入りさせていただきました!
個人的にはラストのセリフがインパクトがあってよかったと思います!
ただ気になったのが段落が無い分少し読みにくかったことと、ちょっと短すぎかなって思いました。
これからも頑張ってください!
感想ありがとうございます!
なるほど、凄く勉強になります。
これからの糧にしていきます。
ゴールを決めてから書き初めてしまうので極端に短くなってしまっているのも改善していきたいと思います。
これからも改善点あればどしどしお願いします!
ラストの3行、上手いです。楽しめました。
ありがとうございますm(._.)m
これからの励みになります。