ぽっちゃり女子の異世界人生

猫目 しの

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誘拐事件発生

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しばらくじっとしていれば馬車に乗って男の人が数人やって来た。

見た目で判断しちゃ駄目だろうけどちょっとボロボロの服着てるし怪しいかも。



男の人達の様子を覗いて居れば辺りが静かなせいか声が聞こえてくる。

私はそっと耳を澄ませた。









「おい、気をつけて運べよ」



「わかってるよ、大事な商品だからな」



「この国は奴隷は禁止なんだ。 バレねぇように気をつけねぇと」



「お前は心配性だな。 あの方がついてる限りは大丈夫だろ」



「まっ、そうだな」







周りに誰も居ないと思っているのか普通に話している男の人達。

馬車を引いてクロスが入って行った建物の中に入って行く。



商品って言ってたよね。

今の話のままだと禁止されてる奴隷を売ってるって事?

確かに読んでた小説の中には奴隷オークションなんかがあって主人公が潰してる話がたくさんあったけど……。

それで奴隷オークションを潰した主人公に奴隷になりそうだった新たなるハーレムメンバーが加わるみたいな感じが多かった。



じゃあ、このオークションらしきのは最強主人公であるクロスが潰すのかな?



……って、そんな事考えてる場合じゃないっ!

アルフの反応がここら辺で消えたって事はアルフが奴隷オークションにかけられる可能性があるって事じゃん!



クロスが帰って来るまで待って居られない、私が今から行くからねっ。





誰も居ないのを確認すれば私は気付かれないようにその建物に侵入した。



中に入れば建物の外装は広いけどちょっと汚い感じはしたのに内装は凄い綺麗。

何か貴族の屋敷みたいな豪華な感じ。

さっきの馬車は倉庫的な方に入ったのであろう、ここの床は泥ついてないし。



感想はお金かけてるなぁくらいだけど。





まあ、無駄に金かけてるとか今は関係なくてアルフっ!

辺りを見回せば何の装飾もされていないドアがあった。

ドアに耳を当てて聞き耳を立てるも何も聞こえない。



まあ、当たり前か。

そっとドアを開ければ誰も居ないみたいなので一安心。

逆に静かな事が怖いかもだけど。



薄暗いけど馬車が何台か止められてるのがわかった。

どれだけ広いんだろうか?



近くに降りる階段を見付ければ足音を立ててしまわないようにゆっくり階段を降りて行く。









「ここかな?」







下に降りればまた誰も居ないので安心する。

バレても戦う事なんて出来ないのに何でここに来たんだろう?

アルフを助ける為だけど戦えない私が居ても意味ないんじゃないかと思う。

逃げる事なんてしないけど。



私は近くにあったドアをまたゆっくり開けた。

すると、今度は中から人の声が聞こえる。







「今日も大量だったな」



「でも、何で子供ばかりなんだ? 若い女の方が貴族には売れるだろ」



「何でもあのお方の考えらしいぜ? 噂では子供が出来ない身体らしく夫に愛されないから子供を持つ親が憎いらしい」



「単なる勝手な恨みじゃねぇか」



「まっ、理由なんて金さえ貰えれば関係ねぇよ」



「おい、向こうで侵入者が現れたそうだっ。 今から行くぞ!」



「何だとっ、わかった!」







さっきの男達が話してる間に現れた別の男と一緒に3人は私と別方向に走って行った。



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