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15話 熱よ失わないで
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最低なふたり15
速水side
『…好きな人に、触れられたら…こうなっちゃう』
きっとだいきは可愛い。
実際、女子社員からも可愛いと言われている。
笑うと覗く八重歯に、透き通るような白い肌。可愛らしいつぶらな瞳は、女の子みたいで、性格だって真面目で一途。
…でも、何かが違う。
だいきは俺の首に腕を回して、
『俺を見てよ…』
って、言った。
『見てるよ…』って答えたけど
だいきは納得していない顔をしていて
そんなだいきの勃ち上がったモノを引っ張り出して、くちゅくちゅと扱きだすと
『はぁっ♡…ハァハァっ…手っ///…やまとの手…気持ちいいっ///』
『うん。気持ちよくなって♡』
俺の手で乱れていくだいきも悪くない…。
でも、俺をギリギリまでは追い詰めない。
溢れてくる体液が手に絡みつく、はぁはぁと荒い呼吸で喘ぐだいきの後孔に指を挿入して、ナカを掻き混ぜた。
俺の指が動く度に
『ハァっ///…だめっ…あぁんっ…キちゃうっ///♡やまとっ///』
『いいよ、イって』
事務的に指を動かすだけで、だいきはどんどん昇っていった
最奥に触れた時
『あぁぁっ///』
ビクンっと背中を大きくのけ反らせて、ナカがぎゅっと締まった
『上手にイけたね。』
イってる姿を見るのは、けっこう好き。気持ちよさそうにうつろな瞳でどこか視線が定まらず、ぽわーっつとしている姿は可愛い。
でも、それが蓮くんなら…
…もっと…
俺は、耐えられない程に欲情させられて
自分でも抑えきれない程に、全身の血液が沸き上がるようなそんな感覚になる
だいきのイった姿を見ても、そんな風にはならない
最初は見慣れないだけかとも思ったけど…
どうやら違うみたいだ。
どれだけカラダを重ねても、えっちを繰り返しても…
心が掻き乱されるような、自分を抑えきれないような、そんな感じになることは無かった…
別れればいいのに…ずるずるとだいきの【好き】に引っ張られて、今日まで来てる
時折、だいきはビクンと体を震わせて、荒い呼吸で
『…挿れても…ンンっ///…いいよっ…』
って言った。
『…でも、だいき…イったんでしょ?…俺、別に挿入しなくても大丈夫そうだし…疲れてるでしょ?挿入しなくても…別にいいよ』
なんとなくそんな気分だった
繋がらなくても、吐き出さなくても…大丈夫
冷静な自分がいた
そんな風に思ったのは始めてだった。
だいきを抱く度に、蓮くんとの違いをを感じて…
そのうち、いつかはだいきのカラダに慣れていくんだと思った。
だいきのナカは暖かい…でも、なんか違う。
気持ちいいけど…しっくりこない。
いつまで経っても、慣れない…
蓮くんに慣れ過ぎたせいかと思ったけど…
だいきと付き合い出してからもかなり経つし、どうやらそれだけじゃないかもって、最近思い始めてる。
それは、蓮くんがあべちゃんと付き合い出して日に日に増してましていく、不思議な感情…
昨日…蓮くんは、あべちゃんに抱かれたと思うと、無性に腹が立った。
すがるように俺を見るだいきが
『挿入してよっ…ハァ…ハァっ…っ///…ねぇ…やまと…』
懇願する瞳は欲望に溺れているというよりも、淋しさで揺れていると言う感じだった
『指でイったから、もういい?』
『そうじゃなくってっ…やまととっ///…繋がりたい…ひとつにっ…なりたくてっ///だめ?』
なんだか必死なだいきを見て…
言葉を失った
すごくイケナイ事してるみたいなそんな気持ちが沸き起こってしまって…
俺は余計に熱を失った…
本来ならその言葉で熱くなるはずなのに…
だいきの言葉に罪悪感を感じてしまう自分からは、熱が引いていった
『…ごめんっ…なんかっ…』
使いモノにならないソレをだいきは
『いいよ。疲れてる?それとも…俺じゃ…だめ?』って、そっと両手で包んでくれた
俺、やっぱ…おかしい。
少し前なら、穴さえあればなんでもイけたのに…
だいきだって十分に可愛い。
いや、だいきを狙ってる人は多いはず。
それなのに…
『ほんとに…ごめん。』
謝るしかなくて…ほんとに、ごめん。
速水side
『…好きな人に、触れられたら…こうなっちゃう』
きっとだいきは可愛い。
実際、女子社員からも可愛いと言われている。
笑うと覗く八重歯に、透き通るような白い肌。可愛らしいつぶらな瞳は、女の子みたいで、性格だって真面目で一途。
…でも、何かが違う。
だいきは俺の首に腕を回して、
『俺を見てよ…』
って、言った。
『見てるよ…』って答えたけど
だいきは納得していない顔をしていて
そんなだいきの勃ち上がったモノを引っ張り出して、くちゅくちゅと扱きだすと
『はぁっ♡…ハァハァっ…手っ///…やまとの手…気持ちいいっ///』
『うん。気持ちよくなって♡』
俺の手で乱れていくだいきも悪くない…。
でも、俺をギリギリまでは追い詰めない。
溢れてくる体液が手に絡みつく、はぁはぁと荒い呼吸で喘ぐだいきの後孔に指を挿入して、ナカを掻き混ぜた。
俺の指が動く度に
『ハァっ///…だめっ…あぁんっ…キちゃうっ///♡やまとっ///』
『いいよ、イって』
事務的に指を動かすだけで、だいきはどんどん昇っていった
最奥に触れた時
『あぁぁっ///』
ビクンっと背中を大きくのけ反らせて、ナカがぎゅっと締まった
『上手にイけたね。』
イってる姿を見るのは、けっこう好き。気持ちよさそうにうつろな瞳でどこか視線が定まらず、ぽわーっつとしている姿は可愛い。
でも、それが蓮くんなら…
…もっと…
俺は、耐えられない程に欲情させられて
自分でも抑えきれない程に、全身の血液が沸き上がるようなそんな感覚になる
だいきのイった姿を見ても、そんな風にはならない
最初は見慣れないだけかとも思ったけど…
どうやら違うみたいだ。
どれだけカラダを重ねても、えっちを繰り返しても…
心が掻き乱されるような、自分を抑えきれないような、そんな感じになることは無かった…
別れればいいのに…ずるずるとだいきの【好き】に引っ張られて、今日まで来てる
時折、だいきはビクンと体を震わせて、荒い呼吸で
『…挿れても…ンンっ///…いいよっ…』
って言った。
『…でも、だいき…イったんでしょ?…俺、別に挿入しなくても大丈夫そうだし…疲れてるでしょ?挿入しなくても…別にいいよ』
なんとなくそんな気分だった
繋がらなくても、吐き出さなくても…大丈夫
冷静な自分がいた
そんな風に思ったのは始めてだった。
だいきを抱く度に、蓮くんとの違いをを感じて…
そのうち、いつかはだいきのカラダに慣れていくんだと思った。
だいきのナカは暖かい…でも、なんか違う。
気持ちいいけど…しっくりこない。
いつまで経っても、慣れない…
蓮くんに慣れ過ぎたせいかと思ったけど…
だいきと付き合い出してからもかなり経つし、どうやらそれだけじゃないかもって、最近思い始めてる。
それは、蓮くんがあべちゃんと付き合い出して日に日に増してましていく、不思議な感情…
昨日…蓮くんは、あべちゃんに抱かれたと思うと、無性に腹が立った。
すがるように俺を見るだいきが
『挿入してよっ…ハァ…ハァっ…っ///…ねぇ…やまと…』
懇願する瞳は欲望に溺れているというよりも、淋しさで揺れていると言う感じだった
『指でイったから、もういい?』
『そうじゃなくってっ…やまととっ///…繋がりたい…ひとつにっ…なりたくてっ///だめ?』
なんだか必死なだいきを見て…
言葉を失った
すごくイケナイ事してるみたいなそんな気持ちが沸き起こってしまって…
俺は余計に熱を失った…
本来ならその言葉で熱くなるはずなのに…
だいきの言葉に罪悪感を感じてしまう自分からは、熱が引いていった
『…ごめんっ…なんかっ…』
使いモノにならないソレをだいきは
『いいよ。疲れてる?それとも…俺じゃ…だめ?』って、そっと両手で包んでくれた
俺、やっぱ…おかしい。
少し前なら、穴さえあればなんでもイけたのに…
だいきだって十分に可愛い。
いや、だいきを狙ってる人は多いはず。
それなのに…
『ほんとに…ごめん。』
謝るしかなくて…ほんとに、ごめん。
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