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最低な人を好きになりました。
5話 混乱と懇願
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5話 混乱と懇願
だいきside
付き合い始めてちょうど1ヶ月がたった日
『…いらっしゃい』
お仕事が早く終わって、先に家に帰って来ていた俺は、大和が来るのを待っていた
ドキドキとソワソワと…
たくさんの不安を抱えて。
大和を想って3年…やっと付き合い出して1ヶ月!
この時をずっと待っていた。
何度、大和を想って自慰行為に耽っていただろう
いつか抱かれるかもと、要らない準備をどれだけしただろう
でも、その準備は無駄じゃ無かった!
大和のキスに蕩けた日から、カラダはすっかり大和を待っていて
冷めない熱に犯されたみたいに、疼いて仕方がなかった。
『ははっ!なに?だいき緊張してる?』
顔を見るなり放たれた第一声がそれだった…
『っ///…別にっそんなことないよッ!!』
『あからさまに、緊張してるじゃん!!(笑)
別に、無理しなくてもいいよ。無理してヤることじゃないよ』
『………』
わかってる。
でも、抱いてくれなかったら、俺はいつまでも蓮くんに勝てないだろ?
同じスタートラインにさえ立てないだろ?
同じ場所に立って初めて、競えるそんな気がした
そんな会話した後でも、大和はいつも通り明るくなんにも変わらなかった。
一緒にお酒呑んで、美味しいおつまみ食べて…
程よく酔っぱらって…
俺の頭の中はえっちなことでいっぱいだった。
いつやるんだろ?
初めてだし、お風呂ってどのタイミングで入る?
このままキスとかして、そのままえっちなことする感じなんかのかな?
いや、えっちなことするって決まった訳じゃない!俺はやる気満々だったけど、大和は無理しないでいいって…
どっち?
ヤる?
ヤらない?
どっちなんだ?
俺次第ってこと?
頭ん中、軽く混乱状態な俺に
『さっきからコロコロいろんな顔してるけど?どうした?酔っぱらった?』
『酔い…醒ましに、お風呂入って来る!!』って立ち上がった
『大丈夫?酔っぱらってるんだったら、お風呂入らない方がいい…って…』
って、大和が止めるのも聞かないで、俺は浴室へ向かった。
この日の為に寝室だって、しっかり準備しておいたし、カラダだって入念に準備してきた。
初めてで挿入できないって、大和を萎えさせたくなくて、後ろ解して準備してきた!!
だから、このチャンスは絶対に逃せない!!
俺と付き合い出してから、蓮くんと会っている様子はなかった。
仕事の時も以前よりふたりに、距離が出来ているそんな印象を受けるほど、蓮くんはどこかよそよそしく距離を保っているように見えた
大和は相変わらずだったが、蓮くんは心なしか大和と距離を置いてくれていることが嬉しかった。
例え、大和と蓮くんとの間にカラダの関係があっても、そのうち俺を好きになってくれて、俺だけを見てくれるかもしれない。
そんな思いで、少しでも早く大和に抱かれたかった。
少し赤い頬はアルコールのせいだろう、入念にカラダを洗って、湯船に浸かった。
抱かれたい一心だったけど…
いざとなると…やっぱり少し怖い気もしたり…
恥ずかしさもあるし…
いろんな感情がごちゃごちゃと頭を掻き混ぜた。
どれくらい浴槽に入っていたのだろう…
アルコールも手伝って、すっかり頭はぼーっとして
カラダは重たく、立ち上がるには力が入らな過ぎて…
ぐったりとし始めていた。
そんな時
『だいき?大丈夫?もうかなり入ってるけど?倒れてたりしないよね?』
『…うっ…うん…だいじょうぶぅ…』
力を振り絞って、立ち上がろうとした時、半分まで持ち上がったカラダはまた浴槽の中へドボンと沈んだ
気が付いたら、バスタオルに包まれてベッドの上に居て
『大丈夫?…お水…飲んだら?』
って、大和がお水を渡してくれた
ゴクゴクと冷たい水が喉を通って行くのと同時に、少しずつ冷静になってこの状況が、とてつもなく恥ずかしい状況だという事に気が付いた
『っ///あっ…ごめんっ…俺…』
恥ずかしさで耳まで熱を持っていた
『だから、言ったじゃん!お酒呑んだ直後のお風呂は危ないって!!』
『…ごめん…っ///』
『大丈夫?』
『…もう、大丈夫…です…』
『リビング片づけておいたから、俺、帰るね。ゆっくり休みな』
『…待ってっ///…帰らないで!…今日…っ///』
『そんなだし…無理する事ないって』
『…俺じゃ…ダメなの?…やっぱ、俺じゃ抱きたくない?』
だいきside
付き合い始めてちょうど1ヶ月がたった日
『…いらっしゃい』
お仕事が早く終わって、先に家に帰って来ていた俺は、大和が来るのを待っていた
ドキドキとソワソワと…
たくさんの不安を抱えて。
大和を想って3年…やっと付き合い出して1ヶ月!
この時をずっと待っていた。
何度、大和を想って自慰行為に耽っていただろう
いつか抱かれるかもと、要らない準備をどれだけしただろう
でも、その準備は無駄じゃ無かった!
大和のキスに蕩けた日から、カラダはすっかり大和を待っていて
冷めない熱に犯されたみたいに、疼いて仕方がなかった。
『ははっ!なに?だいき緊張してる?』
顔を見るなり放たれた第一声がそれだった…
『っ///…別にっそんなことないよッ!!』
『あからさまに、緊張してるじゃん!!(笑)
別に、無理しなくてもいいよ。無理してヤることじゃないよ』
『………』
わかってる。
でも、抱いてくれなかったら、俺はいつまでも蓮くんに勝てないだろ?
同じスタートラインにさえ立てないだろ?
同じ場所に立って初めて、競えるそんな気がした
そんな会話した後でも、大和はいつも通り明るくなんにも変わらなかった。
一緒にお酒呑んで、美味しいおつまみ食べて…
程よく酔っぱらって…
俺の頭の中はえっちなことでいっぱいだった。
いつやるんだろ?
初めてだし、お風呂ってどのタイミングで入る?
このままキスとかして、そのままえっちなことする感じなんかのかな?
いや、えっちなことするって決まった訳じゃない!俺はやる気満々だったけど、大和は無理しないでいいって…
どっち?
ヤる?
ヤらない?
どっちなんだ?
俺次第ってこと?
頭ん中、軽く混乱状態な俺に
『さっきからコロコロいろんな顔してるけど?どうした?酔っぱらった?』
『酔い…醒ましに、お風呂入って来る!!』って立ち上がった
『大丈夫?酔っぱらってるんだったら、お風呂入らない方がいい…って…』
って、大和が止めるのも聞かないで、俺は浴室へ向かった。
この日の為に寝室だって、しっかり準備しておいたし、カラダだって入念に準備してきた。
初めてで挿入できないって、大和を萎えさせたくなくて、後ろ解して準備してきた!!
だから、このチャンスは絶対に逃せない!!
俺と付き合い出してから、蓮くんと会っている様子はなかった。
仕事の時も以前よりふたりに、距離が出来ているそんな印象を受けるほど、蓮くんはどこかよそよそしく距離を保っているように見えた
大和は相変わらずだったが、蓮くんは心なしか大和と距離を置いてくれていることが嬉しかった。
例え、大和と蓮くんとの間にカラダの関係があっても、そのうち俺を好きになってくれて、俺だけを見てくれるかもしれない。
そんな思いで、少しでも早く大和に抱かれたかった。
少し赤い頬はアルコールのせいだろう、入念にカラダを洗って、湯船に浸かった。
抱かれたい一心だったけど…
いざとなると…やっぱり少し怖い気もしたり…
恥ずかしさもあるし…
いろんな感情がごちゃごちゃと頭を掻き混ぜた。
どれくらい浴槽に入っていたのだろう…
アルコールも手伝って、すっかり頭はぼーっとして
カラダは重たく、立ち上がるには力が入らな過ぎて…
ぐったりとし始めていた。
そんな時
『だいき?大丈夫?もうかなり入ってるけど?倒れてたりしないよね?』
『…うっ…うん…だいじょうぶぅ…』
力を振り絞って、立ち上がろうとした時、半分まで持ち上がったカラダはまた浴槽の中へドボンと沈んだ
気が付いたら、バスタオルに包まれてベッドの上に居て
『大丈夫?…お水…飲んだら?』
って、大和がお水を渡してくれた
ゴクゴクと冷たい水が喉を通って行くのと同時に、少しずつ冷静になってこの状況が、とてつもなく恥ずかしい状況だという事に気が付いた
『っ///あっ…ごめんっ…俺…』
恥ずかしさで耳まで熱を持っていた
『だから、言ったじゃん!お酒呑んだ直後のお風呂は危ないって!!』
『…ごめん…っ///』
『大丈夫?』
『…もう、大丈夫…です…』
『リビング片づけておいたから、俺、帰るね。ゆっくり休みな』
『…待ってっ///…帰らないで!…今日…っ///』
『そんなだし…無理する事ないって』
『…俺じゃ…ダメなの?…やっぱ、俺じゃ抱きたくない?』
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