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25話 何度も抱かれていたのに…
しおりを挟む今まで見る事の出来なかった、えっちの最中の友也さんの顔。
その色っぽい顔をつい、見つめてしまう。
『そんなに見つめられたら…恥ずかしいって///』
少し照れた友也さんが可愛らしい。
本当は終わって欲しくない…
切に願ってしまう。
このままずっと繋がっていたい…
でも、これで終わりだから…
『めちゃくちゃにっ///…動いて下さいっ♡』
最後のお願いです…。
『りょうへいは、いつからそんなに欲しがり屋さんになったの?可愛いから、まだまだ可愛がってあげる!!』
友也さんは、奥まで突き挿したかと思うとゆっくりギリギリまで引き抜いて、それを何度か繰り返していくうちにスピードを上げていった。
肌と肌がピチピチとぶつかって、溢れる体液でぬちゅぬちゅと音を立てた。
『ンンっ///…もうっ///だめっ…ですぅ///…イっちゃいますっ///ンン♡』
『えっちなりょうへい…いいね♡』
余裕のある友也さんがなんか嫌で、ぎゅっと締め付けた。
『あ゛っ///おいっ///…でちゃうだろっ!』
平気そうに見えていたともやさんも、もう結構限界なんだってわかってなんだか嬉しくなる。
『…りょうへい…』
俺の名前を呼んでくれて、もう一度激しく動き出す。
しなやかな動きは、とてもきれいで流れる様に俺を愛撫する手の動きさえ美しい。
何度も抱かれてたのに…知らなかった…。
こんな風に動いて、こんな気持ちよさそうな顔をして、こんな風に…
友也さんの動きがさらに速くなって、込み上げてくる快感に逆らうことが出来ないっ///
『あっああぁんっ///』
『う゛っ///』
きっと、一緒に昇って堕ちていった。
俺のナカに熱い体液が放たれた。
友也さんは俺を見つめて
『遼平…ありがとう』って言った。
ごめんじゃなくて、ありがとうが嬉しかった。
『俺もっ…抱いてくれて…ありがとうございましたっ///…』
最後に…俺を抱いてくれてありがとうございました…
<大好きです>
心の中で呟いた。
あなたの事が、本当に好きだったから、カラダだけでもいい…と、思って始まった俺の恋。
好き過ぎて、あなたに抱かれたいって思ってしまったんです。
友也さんの好きな人なんて、初めからわかっていました。
勝ち目のないことも、だから…カラダだけでもって思ってしまったんです。
こんなに深く誰かを想った事なかったから…
これが恋なんですね。
苦しいのに、楽しくて…
痛いのに…何度も繰り返してしまった。
でも…もう…終わりにします!!
俺の初めての恋…実ることはないけれど…
友也さんと仁さんの恋を実らせてあげることが出来ます。
放った体液をキレイにしている友也さんに…
『仁さんの…好きな人は友也さんです…』
精一杯できる限りの笑顔で告げた。
『え?』
『仁さんは友也さんが好きなんです!!』
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