僕達の日常～番外編～

赤ずきんちゃん

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さてさて,お花を詰んだ赤ずきんは
お婆さんの家へと意気揚々と向かっていきます。

｢柚葉,喜ぶかなぁ～(≧∇≦)｣

もう設定とか色々忘れてない？
っと,ｹﾞﾎﾝ! ｺﾞﾎﾝ!
赤ずきんはお婆さんの家が見えると
扉の前まで駆けていきました。

｢ゆ～ず～はぁ～？？｣

だから設定...じゃなくて
赤ずきんは扉を2回ほど叩くと中からお婆さんの声が聞こえました。

｢赤ずきんかい？｣

｢イエス！｣

それに赤ずきんは元気よく答えました。

｢来てくれたのかい...さぁ入っておいで｣

お婆さんにそう言われて
赤ずきんは家の中へと入っていきます。

｢ん？ゆz｢お婆さん｣...お婆さん何か黒くない？｣

赤ずきんはお婆さんに尋ねました。

｢そうかい？そんなに黒くないと思うけど...｣

お婆さんは困ったように笑います。

｢んん？でも背も大きい気がするし...｣

赤ずきんは疑わしげに言います。

｢お前よりは大きくないのだが？｣

お婆さんは若干イラつき気味に言います。

｢ええ？でもさぁ...｣

赤ずきんは尚も言葉を紡ごうとしますが、お婆さんの黒い笑顔で諦めました。

｢ああ,そうだ｡
お見舞いの品ここに置いとくな。｣

赤ずきんはベット横の小さな棚に
見舞いの品を置きました。

｢ありがとう｡それよりもお腹が空いたねぇ～｣

お婆さんは意味ありげに言いました。

｢んー？じゃぁ,なんか剥こうか？｣

赤ずきんはお婆さんに聞きました。

｢いや大丈夫だよ。お前を食べるんだからねぇ！｣

そう言ってお婆さん...に扮していた狼は
背を向けていた赤ずきんに襲いかかりました。

｢うえ？！｣

赤ずきんが恐怖で固まると
いきなり扉が蹴破られました。

｢そこまでだ！｣

猟師さんです。

｢うげ...何でここにいんのさぁ～...｣

狼は苦々しげに猟師を睨みました。

｢お婆さんが一人暮らしだからな。
たまに様子を見に来るんだよ。｣

猟師は狼を鼻で笑いました。

｢うわイラつくわ～
もういいや,帰って寝よぉ～｣

狼はそう言ってお婆さんの家から出て...

｢あっ,お婆さんは隣の部屋にいるよ☆｣

...出ていきました。
この後,間一髪で助けてもらった赤ずきんは
猟師に礼を言い,本当に隣の部屋にいた お婆さんと猟師と一緒に午後のティータイムを楽しみましたとさ。

ちゃん ちゃん ☆