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エピソード1
コンビ結成
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1
ちょうど正午になった頃、様々な精神病を持つ患者達が入院しているウォルマート精神病院の女性スタッフの斉藤は入院患者達に精神病の薬や昼食を渡し回っていた。
斉藤は食堂にいる全員に渡したが一人足りないことに気づき他のスタッフに聞きにいった。
「ねぇ、柳さん、佐々木さんがいないんだけど・・。いつも食堂にいるのにどうしてだろ?」
聞かれた男性スタッフの柳は食堂全体を見渡し首をかしげた。
「まだ、部屋にいるんじゃないかな?」
「う~ん。ちょっと見てくるね。後はお願い。」
斉藤は仕事を柳に任せて佐々木の部屋へと向かった。
『いつも、食堂にいて、わたしの事をとても応援してたのに、なぜいないのかな?』
と思いながら斉藤は走り出した。
そして、数分後、佐々木の部屋の前に着いた斉藤は部屋をノックし佐々木に呼び掛けた。
だが、いくら呼び掛けたりしても返事はなかった。
異変を感じた斉藤は「佐々木さん、入りますね。」と言って部屋のドアを開けた。
すると、部屋の中を見た斉藤は突然、悲鳴を上げた。
悲鳴を聞いた柳やその他のスタッフは食堂にいる患者達を落ち着かせてから急いで悲鳴の聞こえた方へ向かい始めた。
しばらくすると、柳は部屋の前でしゃがみこみ恐怖で震えている斉藤を見つけ彼女の方へと向かった。
「斉藤さん、どうした?」
斉藤はこっちに向かってくる柳に気付き部屋の方へ腕を伸ばし指をさし始め「あ・・・あれ・・・。佐々木さんが・・・・。」
と呟いた。
そして、部屋の前に着いた柳は斉藤が指してる方向を見始めた。
すると、柳は呆然とし始めた。佐佐木の部屋に着き部屋の中を見た他のスタッフ達は急いで警察などに通報しに事務所へ向かい始めた
部屋の中には佐々木という女性が床に倒れている姿があった。
そして、佐々木は血まみれの姿で顔以外ほとんどがズタズタに引き裂かれていた。
彼女の隣の壁には大きく赤い月が描かれている。
―翌日。
黛はいつも通りにオフィスで仕事をしていた。コーヒーを飲みながら報告書などを書いている。
すると、黛の携帯に着信がなった。
電話に出た黛はしばらくして電話を切り報告書などを書くのをやめオフィスを出た。
数時間後、ウォルマート精神病院に着いた黛は車から降りてロングで黒髪の女性捜査官泉の
元へ向かった。
泉はウォルマート精神病院の出入口にいる黛に気付き彼の元へと急いだ。
泉は黛に挨拶をして現状を話始めた。
「被害者は佐々木 アキ。ここの患者で周りから好かれスタッフ達にも好かれていたそうです。」
「死因は?」
「死亡時刻は二日前の午後10時から11時頃だそうです。死因は窒息死です。喉を裂かれたり身体中にナイフで刺された跡があり全て死後に出来たものと。それから・・・後は・・・」
泉はいきなりしゃべりつらくなり黛を佐々木の部屋へ案内した。
しゃべりつらい理由は赤い月についてだ。
それを見た黛は脳裏に妻子の死体が浮かび上がるのを感じた。
「黛さん、これって・・・」
「違う。奴じゃない・・・。夜なのはあってるけど違う・・・・。」
黛は壁にある赤い月をずっと見つめ始めた。
そして、黛は部屋を出ようとした時、もう一人の黒髪で短髪の鈴木がやってきた。
「ボス、報告があります。赤い月についてなんですがその赤いのは血です。
そして、それは佐々木さんのではなく五年前の7月にブラックナイトによって殺害された被害者のものです。」
黛はそれを聞いてもう一度、赤い月を見始めた。彼は疑問を感じ始めた。
そして、泉と鈴木に聞き込みなどを指示して自分は署に戻って資料を見なおすことにした。
2へ続く・・・。
2ではいよいよ、エリカが黛の前に現れ登場!!そして、精神病院の深い闇やブラックナイトの謎が深まる・・・・
ちょうど正午になった頃、様々な精神病を持つ患者達が入院しているウォルマート精神病院の女性スタッフの斉藤は入院患者達に精神病の薬や昼食を渡し回っていた。
斉藤は食堂にいる全員に渡したが一人足りないことに気づき他のスタッフに聞きにいった。
「ねぇ、柳さん、佐々木さんがいないんだけど・・。いつも食堂にいるのにどうしてだろ?」
聞かれた男性スタッフの柳は食堂全体を見渡し首をかしげた。
「まだ、部屋にいるんじゃないかな?」
「う~ん。ちょっと見てくるね。後はお願い。」
斉藤は仕事を柳に任せて佐々木の部屋へと向かった。
『いつも、食堂にいて、わたしの事をとても応援してたのに、なぜいないのかな?』
と思いながら斉藤は走り出した。
そして、数分後、佐々木の部屋の前に着いた斉藤は部屋をノックし佐々木に呼び掛けた。
だが、いくら呼び掛けたりしても返事はなかった。
異変を感じた斉藤は「佐々木さん、入りますね。」と言って部屋のドアを開けた。
すると、部屋の中を見た斉藤は突然、悲鳴を上げた。
悲鳴を聞いた柳やその他のスタッフは食堂にいる患者達を落ち着かせてから急いで悲鳴の聞こえた方へ向かい始めた。
しばらくすると、柳は部屋の前でしゃがみこみ恐怖で震えている斉藤を見つけ彼女の方へと向かった。
「斉藤さん、どうした?」
斉藤はこっちに向かってくる柳に気付き部屋の方へ腕を伸ばし指をさし始め「あ・・・あれ・・・。佐々木さんが・・・・。」
と呟いた。
そして、部屋の前に着いた柳は斉藤が指してる方向を見始めた。
すると、柳は呆然とし始めた。佐佐木の部屋に着き部屋の中を見た他のスタッフ達は急いで警察などに通報しに事務所へ向かい始めた
部屋の中には佐々木という女性が床に倒れている姿があった。
そして、佐々木は血まみれの姿で顔以外ほとんどがズタズタに引き裂かれていた。
彼女の隣の壁には大きく赤い月が描かれている。
―翌日。
黛はいつも通りにオフィスで仕事をしていた。コーヒーを飲みながら報告書などを書いている。
すると、黛の携帯に着信がなった。
電話に出た黛はしばらくして電話を切り報告書などを書くのをやめオフィスを出た。
数時間後、ウォルマート精神病院に着いた黛は車から降りてロングで黒髪の女性捜査官泉の
元へ向かった。
泉はウォルマート精神病院の出入口にいる黛に気付き彼の元へと急いだ。
泉は黛に挨拶をして現状を話始めた。
「被害者は佐々木 アキ。ここの患者で周りから好かれスタッフ達にも好かれていたそうです。」
「死因は?」
「死亡時刻は二日前の午後10時から11時頃だそうです。死因は窒息死です。喉を裂かれたり身体中にナイフで刺された跡があり全て死後に出来たものと。それから・・・後は・・・」
泉はいきなりしゃべりつらくなり黛を佐々木の部屋へ案内した。
しゃべりつらい理由は赤い月についてだ。
それを見た黛は脳裏に妻子の死体が浮かび上がるのを感じた。
「黛さん、これって・・・」
「違う。奴じゃない・・・。夜なのはあってるけど違う・・・・。」
黛は壁にある赤い月をずっと見つめ始めた。
そして、黛は部屋を出ようとした時、もう一人の黒髪で短髪の鈴木がやってきた。
「ボス、報告があります。赤い月についてなんですがその赤いのは血です。
そして、それは佐々木さんのではなく五年前の7月にブラックナイトによって殺害された被害者のものです。」
黛はそれを聞いてもう一度、赤い月を見始めた。彼は疑問を感じ始めた。
そして、泉と鈴木に聞き込みなどを指示して自分は署に戻って資料を見なおすことにした。
2へ続く・・・。
2ではいよいよ、エリカが黛の前に現れ登場!!そして、精神病院の深い闇やブラックナイトの謎が深まる・・・・
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