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第1話
宛名の無い招待状
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カーテンが掬い切れなかった隙間からの光が僕の顔を刺し、起こされた。そんな朝6時である。
「うぅ、夏休みだってのにこんな朝早くに起こすなよなぁ」
と誰にも届かない声は暑苦しい部屋に溶けた。節電のため2時間で切れる設定にしていたため汗だくだったので風呂に入り、ゆっくりしているともう12時になっていた。大学に入って初めての夏休み。高校とは違う休みの長さに驚いたがあいだあいだにテストがあるから気が抜けない。それにバイトだってある。
バイト
。
。
。
「あぁぁぁぁ、今日9時からバイトじゃねぇかぁぁやばい、やばすぎるぞ、とりあえず店長に電話して今から出なきゃ」
これまた誰にも届かない叫びは溶けていった。
少しの説教を乗り越え無事バイトは終わり、夜の9時になった。夜になると幾分か涼しくなるから有難い。
少しボロいアパートのドアに付いたポストを確認すると赤い変わった封筒が入っていた。開けると
ようこそお越しくださいました。
周藤凪月(すどう なつき)様
あなたの能力は【強化】です。
この力を使って強くなって頂けることを願っております。
と書かれてあった。能力と言うのもおかしいがまず最初におかしい所はお越しくださいましたの所だ。周りを見たがここは僕のアパートだ。外は、、、「え、、、、?」
異世界、とまでは行かないが街は荒廃していたビルは所々崩れていてツタが巻かれている。街自体も夜にしても9時にしては閑散としすぎている。だとしても時が進んだだけで「お越しくださいました」の表現は少し引っかかる。なんなんだこれは、、、
「うぅ、夏休みだってのにこんな朝早くに起こすなよなぁ」
と誰にも届かない声は暑苦しい部屋に溶けた。節電のため2時間で切れる設定にしていたため汗だくだったので風呂に入り、ゆっくりしているともう12時になっていた。大学に入って初めての夏休み。高校とは違う休みの長さに驚いたがあいだあいだにテストがあるから気が抜けない。それにバイトだってある。
バイト
。
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「あぁぁぁぁ、今日9時からバイトじゃねぇかぁぁやばい、やばすぎるぞ、とりあえず店長に電話して今から出なきゃ」
これまた誰にも届かない叫びは溶けていった。
少しの説教を乗り越え無事バイトは終わり、夜の9時になった。夜になると幾分か涼しくなるから有難い。
少しボロいアパートのドアに付いたポストを確認すると赤い変わった封筒が入っていた。開けると
ようこそお越しくださいました。
周藤凪月(すどう なつき)様
あなたの能力は【強化】です。
この力を使って強くなって頂けることを願っております。
と書かれてあった。能力と言うのもおかしいがまず最初におかしい所はお越しくださいましたの所だ。周りを見たがここは僕のアパートだ。外は、、、「え、、、、?」
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