26 / 49
第二十六話「女王の城、崩れゆく国境」
しおりを挟む
「ここからリストアです」
リオネがそういった。 そこには国境の壁があり、門が閉じられている。
「ティルレ門を越えてみてきてくれないか。 空を飛ぶモンスターもいるかもしれないから慎重に」
「わかったわ」
ティルレが壁を飛んでいく。
「なに、あれ......」
「なんだ?」
「モンスターは門の近くにはいない。 でもそこら中にいるよ。 すごい数」
「やはりモンスターに襲撃されたのでしょうか?」
「わからないが...... 門にいないなら中にはいろう。 ティルレ、ゴーレムを使って中から開けてくれないか」
「わかった。 まってて」
門が少しあいた。
「よし、中にはいって閉じよう」
中へとはいる。 少し地面がぬかるんでいる。 遠くに無数のモンスターがいた。
「ティルレ、飛びながらなにかを見つけたら教えてくれ」
「わかった」
私たちは慎重にモンスターを避けつつすすむ。
「誰もいませんね......」
人がいない町をあるく。 建物内は荒らされていて、めちゃくちゃだった。
「ああ、ただ住居は荒らされてはいるが、人が襲われた形跡がない。 どこかに避難したのかもしれないな」
「我が軍をまちますか?」
「いや、少し調べておこう。 もし誰かの画策なら、軍をおびき寄せる罠かもしれない」
「モンスターを操る...... ハウザーですか?」
「あるいはリザードマンの元宰相ハーザムか。 もしくは他のものの画策かも...... そもそもハウザーがどうやってモンスターを操ったのかもわからないしな」
「ええ、おばばさまによると、魔王がモンスターを操ったと聞きますが......」
「やはり魔王絡みの魔法やアイテムなのか......」
「あっ! 町の外、マングローブの森の近くにリザードマンがいる!」
ティルレが空からそう叫んだ。
「本当か!」
私たちはその場所にむかう。 そこではモンスターとリザードマンが戦っていた。
「二人とも! リザードマンたちに加勢する!」
「わかった!」
「はい!」
三人でリザードマンに加勢してモンスターを倒した。
「助かった...... 感謝する」
モンスターを倒すと三人のリザードマンは座り込んだ。
「一体この国になにがおこっているんですか?」
「我々もわからない。 いきなりモンスターが大群であらわれ暴れまわった。 我々は市民たちをにがすのでやっとだった......」
彼らはリザードマンの戦士団に所属する【ルドア】、【マルタ】、【ゲルト】といった。
「なるほど、今、ザルドラが応援に駆けつけていますから」
「そうか。 たすかる。 市民たちは緊急避難する洞窟にかくまってはいるが...... ただ女王が心配だ」
「そこには、私たちが向かいます」
「すまない。 【アルバスト城】はあそこにみえる城だ。 おそらくフォルシ将軍がいるから大丈夫だと思うが......」
(あのフォルシ将軍か)
かつてまた将軍の姿を思い出した。
私たちは遠くにみえるアルバスト城へと向かった。
「くっ! モンスターが多い!」
「何体倒しても次から次へとでてくる!」
ティルレとリオネはかなり苦戦している。 城へ近づくのに大量のモンスターか行く手をはばむ。 私たちはなんとか城へと近づく。
(この数、強さ。 やはり普通じゃないな...... フォルシ将軍は無事だろうか)
城の前で大勢のモンスターと交戦する。
「数が多すぎる! このままじゃ私たちが死ぬよ!」
「一度退こう!」
「はい!!」
退こうとすると門があいて、リザードマンたちがでてモンスターたちを倒していく。
「ケイどの! こちらに!」
それはザークだった。
私たちは門の中にはいると門は閉じられた。
「ふぅ、無事だったんですねザーク」
「ええ、なんとか。 ですが、どうしてここに」
「リストアとの連絡が途絶えたので、使者をおくったらここの状況がわかったのです。 今我が国の援軍が向かっているはず」
そうリオネがいうと、リザードマンたちから歓声があがった。
「それは助かります」
リザードマンが道を開けると、一際美しいリザードマンの女性があるいてきた。
「私はこのリストアの女王【ハルシェン】です。 あなたがハーザムの陰謀を阻止してくれたケイどのですね。 そちらはルードラの姫リオネどの。 その度はありがとうございました」
「いえ、女王も無事で何よりです。 向こうの避難していた戦士団のルドアたちが心配していました」
「そうですか。 彼らも無事でよかった」
「しかし、この状況は一体......」
「はい、突然、我が国にモンスターが大挙して襲ってきました。 その速さにまず民を待避させることを優先したため、このようなことに......」
確かに城には避難民と思われるリザードマンが大勢いた。
「ですが、もうすぐルードラ王が兵を率いてこちらに来るはず」
「それは助かります。 ただこの城が持つかどうか......」
確かに壁や門にモンスターがぶつかっているのがわかる。
(倒したのに増えている。 この数だとそう長くは持たないかもしれない......)
「しかし、なぜこんなことに」
「中央にあった封印していたダンジョンを開けたのです。 ハーザムとその部下、そして黒い人狼族......」
「......ハウザー」
「この国を滅ぼすためですか?」
「いえ、こちらにきてください」
そう女王は城へと招いた。
リオネがそういった。 そこには国境の壁があり、門が閉じられている。
「ティルレ門を越えてみてきてくれないか。 空を飛ぶモンスターもいるかもしれないから慎重に」
「わかったわ」
ティルレが壁を飛んでいく。
「なに、あれ......」
「なんだ?」
「モンスターは門の近くにはいない。 でもそこら中にいるよ。 すごい数」
「やはりモンスターに襲撃されたのでしょうか?」
「わからないが...... 門にいないなら中にはいろう。 ティルレ、ゴーレムを使って中から開けてくれないか」
「わかった。 まってて」
門が少しあいた。
「よし、中にはいって閉じよう」
中へとはいる。 少し地面がぬかるんでいる。 遠くに無数のモンスターがいた。
「ティルレ、飛びながらなにかを見つけたら教えてくれ」
「わかった」
私たちは慎重にモンスターを避けつつすすむ。
「誰もいませんね......」
人がいない町をあるく。 建物内は荒らされていて、めちゃくちゃだった。
「ああ、ただ住居は荒らされてはいるが、人が襲われた形跡がない。 どこかに避難したのかもしれないな」
「我が軍をまちますか?」
「いや、少し調べておこう。 もし誰かの画策なら、軍をおびき寄せる罠かもしれない」
「モンスターを操る...... ハウザーですか?」
「あるいはリザードマンの元宰相ハーザムか。 もしくは他のものの画策かも...... そもそもハウザーがどうやってモンスターを操ったのかもわからないしな」
「ええ、おばばさまによると、魔王がモンスターを操ったと聞きますが......」
「やはり魔王絡みの魔法やアイテムなのか......」
「あっ! 町の外、マングローブの森の近くにリザードマンがいる!」
ティルレが空からそう叫んだ。
「本当か!」
私たちはその場所にむかう。 そこではモンスターとリザードマンが戦っていた。
「二人とも! リザードマンたちに加勢する!」
「わかった!」
「はい!」
三人でリザードマンに加勢してモンスターを倒した。
「助かった...... 感謝する」
モンスターを倒すと三人のリザードマンは座り込んだ。
「一体この国になにがおこっているんですか?」
「我々もわからない。 いきなりモンスターが大群であらわれ暴れまわった。 我々は市民たちをにがすのでやっとだった......」
彼らはリザードマンの戦士団に所属する【ルドア】、【マルタ】、【ゲルト】といった。
「なるほど、今、ザルドラが応援に駆けつけていますから」
「そうか。 たすかる。 市民たちは緊急避難する洞窟にかくまってはいるが...... ただ女王が心配だ」
「そこには、私たちが向かいます」
「すまない。 【アルバスト城】はあそこにみえる城だ。 おそらくフォルシ将軍がいるから大丈夫だと思うが......」
(あのフォルシ将軍か)
かつてまた将軍の姿を思い出した。
私たちは遠くにみえるアルバスト城へと向かった。
「くっ! モンスターが多い!」
「何体倒しても次から次へとでてくる!」
ティルレとリオネはかなり苦戦している。 城へ近づくのに大量のモンスターか行く手をはばむ。 私たちはなんとか城へと近づく。
(この数、強さ。 やはり普通じゃないな...... フォルシ将軍は無事だろうか)
城の前で大勢のモンスターと交戦する。
「数が多すぎる! このままじゃ私たちが死ぬよ!」
「一度退こう!」
「はい!!」
退こうとすると門があいて、リザードマンたちがでてモンスターたちを倒していく。
「ケイどの! こちらに!」
それはザークだった。
私たちは門の中にはいると門は閉じられた。
「ふぅ、無事だったんですねザーク」
「ええ、なんとか。 ですが、どうしてここに」
「リストアとの連絡が途絶えたので、使者をおくったらここの状況がわかったのです。 今我が国の援軍が向かっているはず」
そうリオネがいうと、リザードマンたちから歓声があがった。
「それは助かります」
リザードマンが道を開けると、一際美しいリザードマンの女性があるいてきた。
「私はこのリストアの女王【ハルシェン】です。 あなたがハーザムの陰謀を阻止してくれたケイどのですね。 そちらはルードラの姫リオネどの。 その度はありがとうございました」
「いえ、女王も無事で何よりです。 向こうの避難していた戦士団のルドアたちが心配していました」
「そうですか。 彼らも無事でよかった」
「しかし、この状況は一体......」
「はい、突然、我が国にモンスターが大挙して襲ってきました。 その速さにまず民を待避させることを優先したため、このようなことに......」
確かに城には避難民と思われるリザードマンが大勢いた。
「ですが、もうすぐルードラ王が兵を率いてこちらに来るはず」
「それは助かります。 ただこの城が持つかどうか......」
確かに壁や門にモンスターがぶつかっているのがわかる。
(倒したのに増えている。 この数だとそう長くは持たないかもしれない......)
「しかし、なぜこんなことに」
「中央にあった封印していたダンジョンを開けたのです。 ハーザムとその部下、そして黒い人狼族......」
「......ハウザー」
「この国を滅ぼすためですか?」
「いえ、こちらにきてください」
そう女王は城へと招いた。
0
あなたにおすすめの小説
大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います
町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。
死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。
命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。
自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
追放料理人とJKの異世界グルメ無双珍道中〜ネットスーパーは最強です〜
音無響一
ファンタジー
わーい、異世界来ちゃった!
スキルスキル〜何かな何かな〜
ネットスーパー……?
これチートでしょ!?
当たりだよね!?
なになに……
注文できるのは、食材と調味料だけ?
完成品は?
カップ麺は?
え、私料理できないんだけど。
──詰みじゃん。
と思ったら、追放された料理人に拾われました。
素材しか買えない転移JK
追放された料理人
完成品ゼロ
便利アイテムなし
あるのは、調味料。
焼くだけなのに泣く。
塩で革命。
ソースで敗北。
そしてなぜかペンギンもいる。
今日も異世界で、
調味料無双しちゃいます!
異世界と地球がダンジョンで繋がった ー異世界転移者の私ー
白木夏
ファンタジー
2040年の初春、突如として地球上の主要都市に謎のダンジョンが出現した。
その特異性は明らかで、人口密集地を中心に出現し、未開の地には一切現れないという法則性を帯びていた。
人々は恐怖に震えつつも、未知なる存在に対する好奇心を抑えきれなかった。
異世界転移した最強の主人公のほのぼのライフ
主人公はあまり戦ったりはしません。
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
ダンジョンを拾ったので、スキル〈ホームセンター〉で好き勝手リフォームします
ランド犬
ファンタジー
異世界に転移した佐々木悠人は、召喚でも勇者でもなかった。ただ迷い込んだ先で見つけたのは、王都を望む郊外にひっそりと口を開けるダンジョン。足を踏み入れた瞬間、発動したスキルは
――〈ホームセンター〉
壁を張り替え、部屋を増やし、畑や牧場、カフェまで作れる不可思議な力だった。
気ままに始めたリフォームは、もふもふなネコミミ獣人の少女との出会いをきっかけに、思わぬ変化を呼び始める。
拡張され続けるダンジョンの先で、悠人が作り上げる“住める迷宮”とは――?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
おっさん冒険者のおいしいダンジョン攻略
神崎あら
ファンタジー
冒険者歴20年以上のおっさんは、若い冒険者達のように地位や権威を得るためにダンジョンには行かない。
そう、おっさんは生活のためにダンジョンに行く。
これはそんなおっさんの冒険者ライフを描いた生活記である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる