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第十話
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「ここにいるのか」
木々の多い山に来ていた。 ここにすむモンスターの討伐の依頼を受けたからだ。
「うむ、ここに住みついているモンスターを討伐する。 ネメイオの不動産の依頼らしい。 売るのに不都合だそうだ」
「なるほど土地が高騰してるって話だから、ここも売りたいのか......」
山のなかを歩きながら、モンスターを倒していく。
「くっ、多いな、 弱いのが多いから俺のフェアネスソウルがつかえん。 ならあれを......」
「やめておけ、ここは余の魔法で一掃する。 あの魔法は強力だが、お主の出力の小ささではほとんど効果はない。 しかもまだ放てすらせん。 ここのモンスターが弱いとはいえ、隙があれば毒などで死にかねん」
「確かに...... だが、このままだとお前の魔力がつきるぞ」
「モンスターは強大な魔力を持つものの近くに集まる習性がある。 ゆえにたくさんいる場所には強いモンスターがいる」
「なるほど、ならここにも親玉がいるってことか」
「そうだ。 それを倒せば他の場所に散っていく、今魔力を探っておる」
ディンの魔力探知で探りながら、モンスターを倒して進む。
「くっ、かなり魔力を失った...... 早くこの地のモンスターを見つけねば、どんどん集まってくる」
つらそうにディンは顔をしかめる。
「俺のフェアネスソウルをお前にかければ良いんじゃないか」
「余の魔力消費は存在するだけですすむのだ。 お主から魔力を得てもすぐ魔力切れになる可能性がある...... そしたら最悪二人とも魔力切れでつむ」
「そうか...... なら一度帰るか」
「いや、いた! あの奥におおきな魔力がある!」
ゆっくりと木々からのぞくと、奥の茂みの中に丸い体に一つ目のモンスターが浮いている。
「なんだあれ!? デカイ目玉の親父か?」
「そんなものではない...... ゲイザーだな」
「フェアネスソウルを使えなさそうだぞ」
「ああ、力はない。 がこれはダメだ。 やつを倒すには余の魔力がもうない...... 撤退だな」
「ここまで来てか...... フェアネスでやつの魔法を使えば」
「だめだな。 やつの闇魔法はやつに効果が薄い。 大抵モンスターがつかう魔法はその者には効きづらいというたであろう」
(そうか、そうだよな。 俺の魔法では出力が小さすぎてダメージが通らんし...... なんとか威力をあげられれば...... この魔法って)
「なあ、魔力って集めてためられるよな。 それで魔法に使えばいいんじゃないか」
手のひらをみて聞いた。
「そんなことはしたことがない...... まさか!? そんなことは無理だ! 最悪その場で爆発するぞ!」
「やってみなきゃわからんだろう」
魔力を流して手のひらに集める。
(操作の訓練はしていた。 手のひらの上に魔力を集める)
手のひらの上に魔力を貯め続ける。
「よし、これに!」
ーー光よ、流れ、その輝きを束ねよーー
「シャインストライク」
光が集まるが、膨れるとそのまま弾けた。
「くおっ! 爆発した」
「やはり、無理だ! やつに気づかれた! 離れるぞ」
ゲイザーがこちらをみている。
「......イービルテンタクルス......」
紫の透明な触手のようなものが木々の間から近づいてくる。 触れた木々や葉っぱが溶けていく。
「やばい! あれはなんだ!」
「あれは侵食してくる触手の魔法だ! 触れられたらその場所がくさる! 逃げるぞ!」
すぐ逃げると、後ろからゲイザーが触手を操りながらおってくる。
「くそっ! 追ってくる!」
「やつは執念深い! くっ! 余に魔力があれば!」
(やはり俺の魔法しかないか! そうだフェアネスソウルをディンに...... ダメだ。 もしすぐ魔法が切れたら対抗策がなくなる!)
また手のひらに魔力を集める。
(集めて貯めても魔法にすると弾けた。 多分魔法同士がぶつかって効果がその場で発動したんだ...... なら、ぶつからないように)
ーー光よ、流れ、その輝きを束ねよーー
「シャインストライク」
手のひらに光が集まってくる。
「このまま魔力を横に回転させる!」
光が高速で回転して竜巻のように渦を巻いた。
「よし!! いけえ!!!」
手のひらをゲイザー向け、その渦を放つと光がゲイザーを飲み込んだ。
ドゴオオオオオ!!
ゲイザーごと木々を飲み込みながら飛んでいくと、光りが弾けた。
土煙がなくなりみると、えぐられた木々の奥にゲイザーが倒れていた。
「なんとかやった......」
「なんだ!? 今のはみたことない魔法だぞ! 本当に魔力をためて魔法に変換したのか......」
ディンは驚いて口を開けている。
「よし、シャインサイクロンと呼ぶか」
カードにゲイザーを記憶して俺たちは帰った。
木々の多い山に来ていた。 ここにすむモンスターの討伐の依頼を受けたからだ。
「うむ、ここに住みついているモンスターを討伐する。 ネメイオの不動産の依頼らしい。 売るのに不都合だそうだ」
「なるほど土地が高騰してるって話だから、ここも売りたいのか......」
山のなかを歩きながら、モンスターを倒していく。
「くっ、多いな、 弱いのが多いから俺のフェアネスソウルがつかえん。 ならあれを......」
「やめておけ、ここは余の魔法で一掃する。 あの魔法は強力だが、お主の出力の小ささではほとんど効果はない。 しかもまだ放てすらせん。 ここのモンスターが弱いとはいえ、隙があれば毒などで死にかねん」
「確かに...... だが、このままだとお前の魔力がつきるぞ」
「モンスターは強大な魔力を持つものの近くに集まる習性がある。 ゆえにたくさんいる場所には強いモンスターがいる」
「なるほど、ならここにも親玉がいるってことか」
「そうだ。 それを倒せば他の場所に散っていく、今魔力を探っておる」
ディンの魔力探知で探りながら、モンスターを倒して進む。
「くっ、かなり魔力を失った...... 早くこの地のモンスターを見つけねば、どんどん集まってくる」
つらそうにディンは顔をしかめる。
「俺のフェアネスソウルをお前にかければ良いんじゃないか」
「余の魔力消費は存在するだけですすむのだ。 お主から魔力を得てもすぐ魔力切れになる可能性がある...... そしたら最悪二人とも魔力切れでつむ」
「そうか...... なら一度帰るか」
「いや、いた! あの奥におおきな魔力がある!」
ゆっくりと木々からのぞくと、奥の茂みの中に丸い体に一つ目のモンスターが浮いている。
「なんだあれ!? デカイ目玉の親父か?」
「そんなものではない...... ゲイザーだな」
「フェアネスソウルを使えなさそうだぞ」
「ああ、力はない。 がこれはダメだ。 やつを倒すには余の魔力がもうない...... 撤退だな」
「ここまで来てか...... フェアネスでやつの魔法を使えば」
「だめだな。 やつの闇魔法はやつに効果が薄い。 大抵モンスターがつかう魔法はその者には効きづらいというたであろう」
(そうか、そうだよな。 俺の魔法では出力が小さすぎてダメージが通らんし...... なんとか威力をあげられれば...... この魔法って)
「なあ、魔力って集めてためられるよな。 それで魔法に使えばいいんじゃないか」
手のひらをみて聞いた。
「そんなことはしたことがない...... まさか!? そんなことは無理だ! 最悪その場で爆発するぞ!」
「やってみなきゃわからんだろう」
魔力を流して手のひらに集める。
(操作の訓練はしていた。 手のひらの上に魔力を集める)
手のひらの上に魔力を貯め続ける。
「よし、これに!」
ーー光よ、流れ、その輝きを束ねよーー
「シャインストライク」
光が集まるが、膨れるとそのまま弾けた。
「くおっ! 爆発した」
「やはり、無理だ! やつに気づかれた! 離れるぞ」
ゲイザーがこちらをみている。
「......イービルテンタクルス......」
紫の透明な触手のようなものが木々の間から近づいてくる。 触れた木々や葉っぱが溶けていく。
「やばい! あれはなんだ!」
「あれは侵食してくる触手の魔法だ! 触れられたらその場所がくさる! 逃げるぞ!」
すぐ逃げると、後ろからゲイザーが触手を操りながらおってくる。
「くそっ! 追ってくる!」
「やつは執念深い! くっ! 余に魔力があれば!」
(やはり俺の魔法しかないか! そうだフェアネスソウルをディンに...... ダメだ。 もしすぐ魔法が切れたら対抗策がなくなる!)
また手のひらに魔力を集める。
(集めて貯めても魔法にすると弾けた。 多分魔法同士がぶつかって効果がその場で発動したんだ...... なら、ぶつからないように)
ーー光よ、流れ、その輝きを束ねよーー
「シャインストライク」
手のひらに光が集まってくる。
「このまま魔力を横に回転させる!」
光が高速で回転して竜巻のように渦を巻いた。
「よし!! いけえ!!!」
手のひらをゲイザー向け、その渦を放つと光がゲイザーを飲み込んだ。
ドゴオオオオオ!!
ゲイザーごと木々を飲み込みながら飛んでいくと、光りが弾けた。
土煙がなくなりみると、えぐられた木々の奥にゲイザーが倒れていた。
「なんとかやった......」
「なんだ!? 今のはみたことない魔法だぞ! 本当に魔力をためて魔法に変換したのか......」
ディンは驚いて口を開けている。
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カードにゲイザーを記憶して俺たちは帰った。
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