48 / 63
第四十八話 結末
しおりを挟む
「やったか!」
「いや、まだのようだ」
ベルのいう通り壁はまだ残っていた。
「なんじゃと! わらわの魔法を防いだのか!!」
「その魔法はすさまじいけど、次々作れる私の壁は崩せないわよ」
召喚師《サモンマスター》がそういうと、また青い光の柱がたちそこからモンスターがわらわら現れた。
「あり得んな。
あれほどの魔力一人で持てるわけがない」
ベルは剣を構えオレにいった。
「多分さっき話してた魔封玉《マジックシールジェム》とかいうので魔力を補充してるんだ」
「きっと世界樹から魔力を奪っているのね」
「それでモンスターを量産しておったのか」
メリエールがオレに飛び付き背からいう。
「だがどうするか、この数倒しきれんぞ」
「ベル様わらわも魔力がもうない。
もう一度あれを放つのは無理じゃ」
「メルア、ベル、メリエール試してみたいことがある。
少しだけモンスターを防いでくれ」
「しょうがないわ!
もし失敗したら化けてでるからね!」
「メルアその必要ねーよ!
そのときはオレも死んでるから!」
モンスターに向かってメルアとベルがむかいメリエールは魔法を放って戦う。
オレは残りの魔力をほとんどの使い魔力弾をつくる。
「またこの隙間から攻撃、そう何度も同じ手は食わないわよ」
そういうと壁が閉じられた。
オレは魔力弾を全て撃ち出す。
「いっけーーー!」
その瞬間魔力弾は消えた。
「きゃああ!!」
そして壁の内側から激しい音と叫び声がした。
「うむ、よし。 青い光が消えモンスターの出現が止まった。
モンスターを倒すぞ!」
モンスターたちを何とか倒し厚い木の壁を壊すと、そこにローブの者たちと召喚師《サモンマスター》が倒れていた。
「バ、バカな壁の中にあの数の魔力弾を撃ち込むなんて......
隙間さえなかったはずなのに......」
「最初の攻撃で壁の中にマーキングしてたんだよ。
そこに転移魔法《テレポート》で魔力弾を飛ばしたんだ」
「......くっ、そんな魔法聞いたことがない......」
そういうと召喚師《サモンマスター》は気絶した。
「最初の魔力弾にマーキングを付与したのか、なるほどお主の操作なら可能か」
「ああ、オレの魔力じゃ体は無理でも小さな魔力弾なら飛ばせるからな」
「無駄にやるじゃないシンジ」
「無駄いる?」
「これじゃ、こやつらが使ってた玉」
メリエールが赤く光る手に乗るくらいの玉を拾ってきた。
「これが魔封玉《マジックシールジェム》か......
持って帰ってリーゼルにみてもらうか」
オレたちは召喚師《サモンマスター》を背負い妖精の国に戻った。
「ありがとうございました。
どうやら世界樹の異変がおさまったようですね。
世界樹に残したものたちはギルドに届けておきましょう」
女王より礼を受ける。
「ではオレたちはこれで」
オレたちが帰ろうとすると、女王が呼び止めた。
「帰ってこないのですか、メルア」
「......当たり前でしょ、わたしはこの生き方が好きなの。
自分を偽らず生きられるから......」
そういうと、振り返らず外にでていく。
「皆様、どうかわが娘をよろしくお願いします」
女王はそういって頭を下げた。
「えっ!?」
オレは驚く。
「ふむ、なるほど」
「へー、あの娘そうなのか」
「まさかあいつ妖精のひめーーー!」
オレは叫んだ。
妖精の森からの帰り道。
「まさか、メルアが妖精の姫なんて思わなかった。
なんで言わなかったんだ」
「別にわたしは姫なんてなるつもりなかったからよ。
姉さん...... メイゼリナもいるからね。
あんな退屈なところ帰るきもないわ。
わたし自由が好きなの。
人に生き方なんて決められたくないわ」
オレの問いにメルアは答えた。
「まあ、それもメルアの意志だ。
好きにするがよかろう」
「そうじゃな。
わらわも姫なんて堅苦しいのはお断りじゃもの」
「まあ、メルアがいいならいいか!
それより報酬での木で家たてようぜ!
残った木を売ってナイプー三昧だ」
「なに家!?それにないぷーってなんか楽しそうじゃな!
わらわにも教えるがよい!」
「......まあ、あまりはしゃいでもね......」
「なんだよ。 ノリ悪いぞメルア」
オレたちは得られる報酬を夢見てワクワク話ながら帰路についた。
「えーーー!! 報酬そんだけ!!
レスパー嘘だろ!」
「本当です。
ルベルナの木1本です」
「確か報酬ほ100本のはずではなかったか」
「そうなんですが...... これを」
そういってレスパーは手紙を差し出した。
「なになに?」
『今回の報酬ルベルナの木100本でしたが、人間との賭けの借金を逃げたメルアに代わり私どもが返済したため、その立て替えた借金分を差し引いた差額、ルベルナの木を1本を差し上げます。
母より』
「な、なに!?
おい、メルアどういうことだ!」
「......えーーと、そういうこと」
「何が人に生き方を決められたくない、とかかっこいいこといっといて
単に借金踏み倒して逃げただけじゃねーか!
それでお前テンション低かったのか!」
「うっさいわね!
だから借金とりに生き方決められたくなかったのよ!」
「もうむく!」
「やーめーてーー!」
「なるほど、確かにメルアの母ではあるな」
結局オレたちはルベルナ1本しかもらえなかった。
「いや、まだのようだ」
ベルのいう通り壁はまだ残っていた。
「なんじゃと! わらわの魔法を防いだのか!!」
「その魔法はすさまじいけど、次々作れる私の壁は崩せないわよ」
召喚師《サモンマスター》がそういうと、また青い光の柱がたちそこからモンスターがわらわら現れた。
「あり得んな。
あれほどの魔力一人で持てるわけがない」
ベルは剣を構えオレにいった。
「多分さっき話してた魔封玉《マジックシールジェム》とかいうので魔力を補充してるんだ」
「きっと世界樹から魔力を奪っているのね」
「それでモンスターを量産しておったのか」
メリエールがオレに飛び付き背からいう。
「だがどうするか、この数倒しきれんぞ」
「ベル様わらわも魔力がもうない。
もう一度あれを放つのは無理じゃ」
「メルア、ベル、メリエール試してみたいことがある。
少しだけモンスターを防いでくれ」
「しょうがないわ!
もし失敗したら化けてでるからね!」
「メルアその必要ねーよ!
そのときはオレも死んでるから!」
モンスターに向かってメルアとベルがむかいメリエールは魔法を放って戦う。
オレは残りの魔力をほとんどの使い魔力弾をつくる。
「またこの隙間から攻撃、そう何度も同じ手は食わないわよ」
そういうと壁が閉じられた。
オレは魔力弾を全て撃ち出す。
「いっけーーー!」
その瞬間魔力弾は消えた。
「きゃああ!!」
そして壁の内側から激しい音と叫び声がした。
「うむ、よし。 青い光が消えモンスターの出現が止まった。
モンスターを倒すぞ!」
モンスターたちを何とか倒し厚い木の壁を壊すと、そこにローブの者たちと召喚師《サモンマスター》が倒れていた。
「バ、バカな壁の中にあの数の魔力弾を撃ち込むなんて......
隙間さえなかったはずなのに......」
「最初の攻撃で壁の中にマーキングしてたんだよ。
そこに転移魔法《テレポート》で魔力弾を飛ばしたんだ」
「......くっ、そんな魔法聞いたことがない......」
そういうと召喚師《サモンマスター》は気絶した。
「最初の魔力弾にマーキングを付与したのか、なるほどお主の操作なら可能か」
「ああ、オレの魔力じゃ体は無理でも小さな魔力弾なら飛ばせるからな」
「無駄にやるじゃないシンジ」
「無駄いる?」
「これじゃ、こやつらが使ってた玉」
メリエールが赤く光る手に乗るくらいの玉を拾ってきた。
「これが魔封玉《マジックシールジェム》か......
持って帰ってリーゼルにみてもらうか」
オレたちは召喚師《サモンマスター》を背負い妖精の国に戻った。
「ありがとうございました。
どうやら世界樹の異変がおさまったようですね。
世界樹に残したものたちはギルドに届けておきましょう」
女王より礼を受ける。
「ではオレたちはこれで」
オレたちが帰ろうとすると、女王が呼び止めた。
「帰ってこないのですか、メルア」
「......当たり前でしょ、わたしはこの生き方が好きなの。
自分を偽らず生きられるから......」
そういうと、振り返らず外にでていく。
「皆様、どうかわが娘をよろしくお願いします」
女王はそういって頭を下げた。
「えっ!?」
オレは驚く。
「ふむ、なるほど」
「へー、あの娘そうなのか」
「まさかあいつ妖精のひめーーー!」
オレは叫んだ。
妖精の森からの帰り道。
「まさか、メルアが妖精の姫なんて思わなかった。
なんで言わなかったんだ」
「別にわたしは姫なんてなるつもりなかったからよ。
姉さん...... メイゼリナもいるからね。
あんな退屈なところ帰るきもないわ。
わたし自由が好きなの。
人に生き方なんて決められたくないわ」
オレの問いにメルアは答えた。
「まあ、それもメルアの意志だ。
好きにするがよかろう」
「そうじゃな。
わらわも姫なんて堅苦しいのはお断りじゃもの」
「まあ、メルアがいいならいいか!
それより報酬での木で家たてようぜ!
残った木を売ってナイプー三昧だ」
「なに家!?それにないぷーってなんか楽しそうじゃな!
わらわにも教えるがよい!」
「......まあ、あまりはしゃいでもね......」
「なんだよ。 ノリ悪いぞメルア」
オレたちは得られる報酬を夢見てワクワク話ながら帰路についた。
「えーーー!! 報酬そんだけ!!
レスパー嘘だろ!」
「本当です。
ルベルナの木1本です」
「確か報酬ほ100本のはずではなかったか」
「そうなんですが...... これを」
そういってレスパーは手紙を差し出した。
「なになに?」
『今回の報酬ルベルナの木100本でしたが、人間との賭けの借金を逃げたメルアに代わり私どもが返済したため、その立て替えた借金分を差し引いた差額、ルベルナの木を1本を差し上げます。
母より』
「な、なに!?
おい、メルアどういうことだ!」
「......えーーと、そういうこと」
「何が人に生き方を決められたくない、とかかっこいいこといっといて
単に借金踏み倒して逃げただけじゃねーか!
それでお前テンション低かったのか!」
「うっさいわね!
だから借金とりに生き方決められたくなかったのよ!」
「もうむく!」
「やーめーてーー!」
「なるほど、確かにメルアの母ではあるな」
結局オレたちはルベルナ1本しかもらえなかった。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~
きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。
前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。
娘を返せ〜誘拐された娘を取り返すため、父は異世界に渡る
ほりとくち
ファンタジー
突然現れた魔法陣が、あの日娘を連れ去った。
異世界に誘拐されてしまったらしい娘を取り戻すため、父は自ら異世界へ渡ることを決意する。
一体誰が、何の目的で娘を連れ去ったのか。
娘とともに再び日本へ戻ることはできるのか。
そもそも父は、異世界へ足を運ぶことができるのか。
異世界召喚の秘密を知る謎多き少年。
娘を失ったショックで、精神が幼児化してしまった妻。
そして父にまったく懐かず、娘と母にだけ甘えるペットの黒猫。
3人と1匹の冒険が、今始まる。
※小説家になろうでも投稿しています
※フォロー・感想・いいね等頂けると歓喜します!
よろしくお願いします!
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
【一時完結】スキル調味料は最強⁉︎ 外れスキルと笑われた少年は、スキル調味料で無双します‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
調味料…それは、料理の味付けに使う為のスパイスである。
この世界では、10歳の子供達には神殿に行き…神託の儀を受ける義務がある。
ただし、特別な理由があれば、断る事も出来る。
少年テッドが神託の儀を受けると、神から与えられたスキルは【調味料】だった。
更にどんなに料理の練習をしても上達しないという追加の神託も授かったのだ。
そんな話を聞いた周りの子供達からは大爆笑され…一緒に付き添っていた大人達も一緒に笑っていた。
少年テッドには、両親を亡くしていて妹達の面倒を見なければならない。
どんな仕事に着きたくて、頭を下げて頼んでいるのに「調味料には必要ない!」と言って断られる始末。
少年テッドの最後に取った行動は、冒険者になる事だった。
冒険者になってから、薬草採取の仕事をこなしていってったある時、魔物に襲われて咄嗟に調味料を魔物に放った。
すると、意外な効果があり…その後テッドはスキル調味料の可能性に気付く…
果たして、その可能性とは⁉
HOTランキングは、最高は2位でした。
皆様、ありがとうございます.°(ಗдಗ。)°.
でも、欲を言えば、1位になりたかった(⌒-⌒; )
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる