夜空に告げる

愛梨

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夜空に告げる

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子供の頃からずっと
言えない言葉がある
親友にだって
好きな人にだって
誰にも言えない
誰にも言わない
言っても
どうにもならない事をわかっていたから

言えたら何か変わった?
言えたら傍に居てくれた?
答えは…
「NO」
最初だけ…
いつも最初だけ
時が経てば皆離れていく
言っても無駄
言ったら余計に哀しくなる
だから
言わない

夜空を見上げて
輝く星達にだけ告げる

「寂しい…」

星達は夜空を見上げれば
変わらずずっと存在してくれている
私の傍に居てくれる
だから
私は夜空を見上げ
星達にだけ
寂しい心を伝える
星達は輝きながら
私の心を癒してくれる
言葉がなくても
その輝きだけで
私は救われる
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