愛梨

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赤い糸は本当にあるのだろうか
「運命の赤い糸」
そんな言葉は誰でも知っていて
出会いがある度に運命の人だと思う
だけど別れは突然に来て
「運命の人じゃ無かった」
とそう自分に言い聞かせる
納得させる

「白い糸」
何色にも染まる
運命の赤い糸より
白い糸の方が素敵だと思う
出会いがある度に染めていける
例え別れが来ても
赤い糸で結ばれた人じゃ無かった
運命の人じゃ無かった
そんな言い訳を自分にしなくても済む
出会いがある度に染めていけばいい
別れが来たなら
新しく白い糸を手にすればいい
そしていつしか
白い糸を赤い糸に染めて
それを
「運命の赤い糸」
にしてしまえばいい
そんな事を私は思う
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