ブラックボックス 〜禁じられし暗黒の一角〜

parip Nocturne

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第3章 守るべきか、攻めるべきか

いい出会いに乾杯-35-

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 『今、リザードマンの村から降っているから、リザードマンを巻いて見えなくなったら、B.Bに戻って来て』
 アーウェンが言うと、皆返事が返ってくる。
 『それじゃあ、違う町に行くぞ』
 アーウェンが言うと、リザードマンが少数で追ってくる。しばらくするといなくなる。前から、振動と一定の足音。何か来る。
 (とりあえず、アメリアとアーリー以外は、B.Bに戻ったな)
 アーウェンは大木に隠れて、後ろを見る。リザードマンの姿は見えない。足音も、アメリアの音しか聞こえない。
 服を引っ張られ、体を震わせる。アーリーがこちらを見て服を引っ張っていた。アーウェンの驚き様を見てすぐに手を離して胸に手を当てる。
 「大丈夫…リザードマンとかが来たのかと思ってさ…」
 アーウェンがそう言うとアーリーが一点を見つめて答える。
 「アメリアがいて、アメリアの後ろからは振動もないし、逆に遠ざかっている」
 アメリアの言葉を聞いて、アーウェンはアメリアとアーリーの二人にB.Bに入ってもらうことにする。
 森を降って行くと、複数いや行進するぐらい大人数でむかってくる足音が聞こえる。アーウェンは見渡すと、人影が見え、徐々に近づいてくる。ぼんやりと溢れ日から服の形がわかってくる。
 『聖職者だ。皆並んで、出て来て』
 アーウェンが号令を出すと、B.Bから、出てくる。
 『まずは———』
 アーウェンはこの後何をするか伝える。
 「それじゃあ、行くよ」
 アーウェンは声をかけると、一斉に走り出した。
 「助けてー」
 「助けてー熊に襲われる」
 「助けてー狼が」
 アーウェン達は、叫びながら走る。
 「マンティコアかコカトリスなのか」
 聖職者達は、大声で報告し合い混乱に包まれる。その声を聞いたアーウェンは次の一手に打つ。
 「痛い、助けて」
 「———痛いよーいたいよー」
 アーウェン達は言葉を変え、その場を抜けるはずだった。混乱に乗じて、その場から去るはずが網の目を通れるほど大きくなかった。
 「隙間あっても、これじゃ見つかるな」
 大木の影に隠れて、前を見つめる。視覚の幅を超える隊列を組んで歩いてくる。アーウェンはそれを見て覚悟を決める。
 「よし、正面突破するよ。最初は話し合いだ、それで拗れたら、各々の力を使ってどうにかしよう」
 アーウェンが提案して、皆頷く。
 森を抜け、走って向かう、相手が構えたら、歩き出す。
 「君が…アーウェンくんか、君に疑いをもっているものがいてね…少し尋ねたいんだが、いいかね」
 馬に乗りひときは派手で、勲章が胸についている者が言う。この中で一番偉いのだろう。
 アーウェンは話しかけられた時、動きを止める。
 「構わない、だが手荒な真似はよして頂きたい」
 アーウェンがそう言うと、馬から降り、こちらに近づいてくる。
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