どうやらミニスカサンタは彼女じゃない

バブみ道日丿宮組

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どうやらミニスカサンタは彼女じゃない

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『バイト先の衣装』と彼女は言った。

 それはわかった。

 実に可愛らしいミニスカサンタのコスチュームだ。

 クリスマスというイベントには欠かせないサンタクロースを女性にするというのはいい考えだと思う。若い男が釣られて購入するに違いない。

 彼女の容姿は可憐。腰まで届く金髪の髪は神秘的。英国の血が流れてるとのこともあって、瞳の色もボクとは違って、蒼。そして見事な身体つき。出るところがでて、引き締まってる。

 そんな彼女がお店の前に出れば、集客間違いなしだ。

 間違いがあるとすれば、

「ねぇ、なんでボクが着させられてるの?」

 今その衣装を身に着けてるのは、彼女でなくボクであるということだ。

「似合うからに決まってるじゃん」

 えっへんと胸を張る彼女は、下着姿だ。

 バイト先から、着替えもせずそのままやってきて部屋で衣装を脱いで、ボクを襲った。されるがままにボクは衣装を身につけられた。

「大体私より可愛いのがいけないのよ。どうして神さまって不公平なのかしら」

 彼女は見事なものを持ってるのに不満らしい。

「ボ、ボクだってこうなりたくてなったわけじゃない!」

 無駄だと思っても、牙をむく。

 彼氏には彼氏なりの威厳がある。

 そう……ボクは男。正真正銘の男。

 ちゃんとついてるし、陰毛だって生えてる。

 彼女は生えてない。だから、ボクの方がずっと大人……のはずなんだけど。

 ボクは中性的というよりかは、外見はほぼ女。胸がない気弱な女にしか見えないというのが周りからの評価だ。ナンパも痴漢にもあったことがある。

 ほんと自分の容姿が嫌になる。

 彼女はその容姿がいいと言ってくれるのだが、納得はできない。

 彼氏だから、もっと引っ張っていきたいと思うのだけど、彼女に掴まれたり、抱きつかれたりすると、機能が停止してしまう。ボクにはないものを嫌ってほどに感じてしまう。

「あれ、大きくなってる? 女装して興奮しちゃった?」

 思わずミニスカの上から股間を隠す。視線を下ろし、確認するがあまり隠れてなかった。ミニスカが思った以上に盛り上がってた。

「うーん、トランクスは見てて面白くないのよね。私のパンツ履かせればよかったかな。妥協しなければよかった」

 どうせ脱ぐんだし、と続けた。

 下着姿の彼女を見ると、ぺろりと彼女は舌を舐めてた。

 獲物を狙うーーまさにそんな様子で、近づいてくるとしゃがみ込み、スカートをめくろうとしてきたのを両手で必死におさえた。

「自分に興奮したの? それとも下着姿の私?」

 彼女が太ももをさすってくる。全身がぶるりとした。

 そしておへそにキスをされた。

「バイト頑張ったご褒美がほしいなぁ。ねっ? キスしよう?」

 動けぬままボクはキスされる。舌を入れられ、口の中を侵食される。そんなことをされ続ければ、当然股間は冷えない。より一層熱くなってしまう。

「したい? やりたい?」

 彼女がブラウスごと胸を揉んでくる。

 扱いが女だ。

「し、したいけど、ボ、ボクがするから!」

 声を張り上げる。

 男の意地を見せつけたかった。

「最初は私からね」

 御開帳と、彼女はトランクスを下げた。

 両手でスカートを下ろそうとするが、彼女の手のが早かった。

 力勝負でも、ボクは彼女には勝てない。情けない感情が身体を巡ったが、

「女の子みたいなのに、一般のよりもやっぱでかいよね」

「み、みたことあるの?」

 少し嫉妬心が出た。

「ないよ。付き合ったことあるの、君だけだよ? 知ってるでしょ? なんで同棲までしてるのかって考えたことないの?」

「……ごめん」

 彼女はいいよと笑った。

 そしてボクの股間をいじりはじめた。

「耐久性も量もすごいよね。あ、ちなみに一般のよりもってのは、友だちの家でAV鑑賞したときに友だちと議論になって、いろいろ調べたのよね」

 彼女が喋ってる間にも愛撫は止まらなかった。

「クリスマスはやっぱりミニスカサンタでしたいよねって話になったんだよね」

 それがボクが衣装を着てる理由なのか。ボクじゃなくて彼女が着てる状態でしたかった。

「物欲しそうな顔だね? 大丈夫。あとで着てやらせてあげるから」

 彼女にはやはり勝てそうにはなかった。
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