朝寝坊

バブみ道日丿宮組

文字の大きさ
1 / 1

朝寝坊

しおりを挟む
 いい朝だなぁと目覚めてみれば、

「9時!?」

 目覚まし時計は、9時を示してた。

「はぁ……」

 なんだ、まだ夜か。18時に寝てたから、半端に起きたんだなぁ。

「んー?」

 でも、妙に明るかった。

 室内灯が必要ないくらい、日の光が差し込んでた。

「……やっちった」

 完全な寝坊だ。

 スマホを立ち上げると、何通もメッセージ、着信が入ってた。

 クラスメイトの友だちだ。

 家に電話をかけても、訪ねてみても反応がなかったとのこと。

 両親は初々しく二人で旅行。

 娘を一人残して、ルンルン気分で一週間の旅に出てる。

 いろいろ言われたんだよね。一人で起きれるか、ちゃんと寝れるか、ご飯食べれるかって。子どもじゃないから大丈夫。ちゃんとできるから安心して行ってきて。

 そんな会話を出発前にしたものだ。

 今日は平日最後の日。両親が帰ってくる日だった。

 まさかそんなに限って、寝坊してしまうとは。

 落ち着いてる場合じゃないと、大急ぎでパジャマを脱いで、制服に着替える。

 寝癖を直して、髪を結ぶ。

 朝食は抜きだ。

 お昼も購買でなにか買うしかない。財布から千円札を取り出し、カバンの中に入れる。

「よしっ?」

 電車の乗り継ぎもあるし、急がなきゃ。

「……行ってきます」

 家を出る前に、お祖父ちゃんの仏壇にお線香をあげる。

 これはどんなことがあっても、絶対にやること。

 怒られたって、お祖父ちゃんに挨拶がしたい。

「よしっ」

 家に鍵をして、駅へと向かう。

 こんなとき専属の運転手とかいたら、交通も便利なんだろうな。

 お金持ちのクラスメイトはいつも車で登下校してる。たまに乗せてもらったりもする。すごく便利だった。その分、体力も精神も鍛えられないけど。

 駅にたどり着くと、ラッシュ時とは違って空いてた。

 学校とか会社の開始時刻をずらせばいいのにと、私は思う。

 数分待たずとして、電車がやってくる。

 乗車中に、クラスメイトにメッセージを送り、空を見る。

 今日も蒼が広がってた。

しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

母の下着 タンスと洗濯籠の秘密

MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。 颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。 物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。 しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。 センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。 これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。 どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

還暦の性 若い彼との恋愛模様

MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。 そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。 その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。 全7話

ナースコール

wawabubu
大衆娯楽
腹膜炎で緊急手術になったおれ。若い看護師さんに剃毛されるが…

借金した女(SМ小説です)

浅野浩二
現代文学
ヤミ金融に借金した女のSМ小説です。

処理中です...