スコーピングバトラーズ

ryu3329

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1「俺、今日ついてないかも」

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「お兄ちゃん起きて」
眠たい目をこすり目を開けると一人の少女が立っている春那だ
春那は隼斗の妹で炎を操るただの中学2年生だ
そして隼斗は風を操る高校1年生なのだが、あまり、能力を使いたがらないこの現代では特殊なタイプである
「お兄ちゃん早く布団から出てよ」
「嫌だ」
そう言ってまた布団に潜り込む隼斗
「布団ごと燃やされるか、布団から出るから選んで」
「わかりました。すぐ出ます」
ビクビクしながら布団から出て来た隼斗にニコニコしがら春那は言った
「ちゃんと朝は起きる分かった?」
隼斗うなずき逃げるように洗面所に向かった
洗面所で顔を洗いリビングに行くと丸焦げになったパンと目玉焼きが机の上に置いてある
隼斗はあきれ顔で春那に訪ねる
「これなんだ?」
「朝食よ見れば分かるでしょ」
隼斗はため息をつき自分の部屋に戻る
「朝食いらないの?」
「腹減ってないから」
そう言いながら学生服を着た隼斗は家を出た
家の前には隼斗と同じくらいの少女が立っていた千夏だ
羽島千夏は隼斗の幼馴染み回復系の能力が使える
「隼斗、遅い!」
「すまん」
隼斗と千夏は今日からte学園に入学する
te学園とは能力の高い学生がかよういわば進学校だ
「早く行こう、遅刻しちゃう」
千夏を追いかけるように隼斗は歩き出す
te学園につくと二人はその場に立ち尽くしてまった
「あぁ、俺、今日ついてないかも」
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