9 / 36
地獄の野外実習
背後霊、酔う。
しおりを挟む
「今から、山への転移を行う、先生が魔法を使ったら、押さないで、穴の中に入ってくれ。」
< 白魔法 転移穴 >
先生が魔法を使うと、先生の目の前に、5人くらいが通れそうなほどの大きな穴ができた。どうやらこれがワープホールのようだ。
僕らがつまらない話をしていると、自分たちの番が来た。
「次は、私たちの番ね、行きましょう。」
「そうねー。行きましょー。」
「うん・・・。行こう、織田君。」
「あぁ、行こうか。」
(前田みたいなこと言うやつがいるから、どんどん魔法に対して憂鬱になるんだよな・・・。帰りたい・・・。)
<な、なんだ、この雑な転移門は!なんだかぐるぐるするぞ・・・。>
弘太は、モヤモヤしながらワープホールの中にはいった。
僕たちが演習に連れて来られたのは、学校からそこそこ離れた、国内有数の樹海を持つ山であった。この山では、熊の出没情報があったり、野生動物も多く生息している。
「今からここで、演習を行ってもらう。朝話した通り、各班に分かれて、5分ごとに出発、基本的には同じルートを通ってもらう。ルート内には、三人の教師が待機しているから、何かあったら頼ってくれ。あと、今から魔法封じの腕輪を配布するから、全員つけてくれ。特殊性で、教師が魔力を流すことでしか外せない。さて、演習について、なにか質問はあるか?」
「ないようだな、それでは、1班ずつ呼ばれたらスタートだ。じゃあ最初は伊達の班からな。」
それぞれの班が出発し、僕らだけが残った。
「それじゃあ最後に、織田の班行ってこい。」
そのころ、山の奥地では・・・
「なんだか、山が騒がしいな、とうとう嗅ぎ付けられたか。まぁいい。来たものは倒すだけだ。」
行こうとすると、明らかに魔王の顔色が悪いことに気が付いた。
<すまない、さっきの転移で酔ったみたいだ、少し休んでおく。>
(ルシ様が弱い姿を見せるなんて珍しいですね。分かりました。)
「なんだか、怖い雰囲気だね、織田君。」
「そうだな、斎藤。まぁ、訓練だからそんなビビらないでいいと思うぞ。」
「う、うん。そうだね・・・。」
「なにビビってんの?ダサいんだけど。」
「まぁまぁ、そんなこと言わないの!楽しくいきましょうよー。」
「きゃーーー!!!!!!!!!!!!!!!!」
そんな話をしていると、突然前田が叫び始めた。
「どうした、前田!?」
「へ、へびぃぃぃっ!!!!!」
そう叫ぶ前田の首元には蛇が巻き付いていた。そのまま、前田は、大きくルートをはずれながら走って行ってしまった。
「ちょ、前田!前田さん!?」
「どうする?織田君?」
「とりあえず追いかけよう、この森、熊とかも出るらしいからひとりにするのは危険すぎる。」
無我夢中で走っていた前田は、気が付くと見知らぬ男と対面していた。
「騒がしいと思ったら学生か、いったいこんなところでなにをしている?」
「演習よ!あなたこそなんなのよ!こんな山奥で。」
「俺は隠れているのさ、見つかってしまっては仕方ない、おまえには死んでもらおう。」
< 赤魔法 火炎陣 >
男の目の前には、炎の陣が形成されている。
「きゃあ!なんなのよ!」
「貴様に恨みがあるわけでは、俺もこのまま貴様を逃がして捕まるわけにはいかないのでな。」
「っん・・・。」
(この腕輪のせいで魔法も使えないし、どうすればいいの・・・。)
そこに、織田たち3人が前田を追いかけて現れた。
「どういう状況なのよー。」
「!七條さん!みんな!」
「ガキがいくら増えようと関係ない。全員殺すだけだ!」
「どうしよう、織田君、なんかやばい人がいるよ・・・。僕たち魔法も使えないし・・・。」
「まぁ、戦うしかないみたいだな。」
(まさか、あいつは・・・。)
「やる気みたいだなガキども、全員ぶっ殺してやるよ!」
< 赤魔法変化式 炎封鎖空間 >
< 白魔法 転移穴 >
先生が魔法を使うと、先生の目の前に、5人くらいが通れそうなほどの大きな穴ができた。どうやらこれがワープホールのようだ。
僕らがつまらない話をしていると、自分たちの番が来た。
「次は、私たちの番ね、行きましょう。」
「そうねー。行きましょー。」
「うん・・・。行こう、織田君。」
「あぁ、行こうか。」
(前田みたいなこと言うやつがいるから、どんどん魔法に対して憂鬱になるんだよな・・・。帰りたい・・・。)
<な、なんだ、この雑な転移門は!なんだかぐるぐるするぞ・・・。>
弘太は、モヤモヤしながらワープホールの中にはいった。
僕たちが演習に連れて来られたのは、学校からそこそこ離れた、国内有数の樹海を持つ山であった。この山では、熊の出没情報があったり、野生動物も多く生息している。
「今からここで、演習を行ってもらう。朝話した通り、各班に分かれて、5分ごとに出発、基本的には同じルートを通ってもらう。ルート内には、三人の教師が待機しているから、何かあったら頼ってくれ。あと、今から魔法封じの腕輪を配布するから、全員つけてくれ。特殊性で、教師が魔力を流すことでしか外せない。さて、演習について、なにか質問はあるか?」
「ないようだな、それでは、1班ずつ呼ばれたらスタートだ。じゃあ最初は伊達の班からな。」
それぞれの班が出発し、僕らだけが残った。
「それじゃあ最後に、織田の班行ってこい。」
そのころ、山の奥地では・・・
「なんだか、山が騒がしいな、とうとう嗅ぎ付けられたか。まぁいい。来たものは倒すだけだ。」
行こうとすると、明らかに魔王の顔色が悪いことに気が付いた。
<すまない、さっきの転移で酔ったみたいだ、少し休んでおく。>
(ルシ様が弱い姿を見せるなんて珍しいですね。分かりました。)
「なんだか、怖い雰囲気だね、織田君。」
「そうだな、斎藤。まぁ、訓練だからそんなビビらないでいいと思うぞ。」
「う、うん。そうだね・・・。」
「なにビビってんの?ダサいんだけど。」
「まぁまぁ、そんなこと言わないの!楽しくいきましょうよー。」
「きゃーーー!!!!!!!!!!!!!!!!」
そんな話をしていると、突然前田が叫び始めた。
「どうした、前田!?」
「へ、へびぃぃぃっ!!!!!」
そう叫ぶ前田の首元には蛇が巻き付いていた。そのまま、前田は、大きくルートをはずれながら走って行ってしまった。
「ちょ、前田!前田さん!?」
「どうする?織田君?」
「とりあえず追いかけよう、この森、熊とかも出るらしいからひとりにするのは危険すぎる。」
無我夢中で走っていた前田は、気が付くと見知らぬ男と対面していた。
「騒がしいと思ったら学生か、いったいこんなところでなにをしている?」
「演習よ!あなたこそなんなのよ!こんな山奥で。」
「俺は隠れているのさ、見つかってしまっては仕方ない、おまえには死んでもらおう。」
< 赤魔法 火炎陣 >
男の目の前には、炎の陣が形成されている。
「きゃあ!なんなのよ!」
「貴様に恨みがあるわけでは、俺もこのまま貴様を逃がして捕まるわけにはいかないのでな。」
「っん・・・。」
(この腕輪のせいで魔法も使えないし、どうすればいいの・・・。)
そこに、織田たち3人が前田を追いかけて現れた。
「どういう状況なのよー。」
「!七條さん!みんな!」
「ガキがいくら増えようと関係ない。全員殺すだけだ!」
「どうしよう、織田君、なんかやばい人がいるよ・・・。僕たち魔法も使えないし・・・。」
「まぁ、戦うしかないみたいだな。」
(まさか、あいつは・・・。)
「やる気みたいだなガキども、全員ぶっ殺してやるよ!」
< 赤魔法変化式 炎封鎖空間 >
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
異世界帰りの少年は現実世界で冒険者になる
家高菜
ファンタジー
ある日突然、異世界に勇者として召喚された平凡な中学生の小鳥遊優人。
召喚者は優人を含めた5人の勇者に魔王討伐を依頼してきて、優人たちは魔王討伐を引き受ける。
多くの人々の助けを借り4年の月日を経て魔王討伐を成し遂げた優人たちは、なんとか元の世界に帰還を果たした。
しかし優人が帰還した世界には元々は無かったはずのダンジョンと、ダンジョンを探索するのを生業とする冒険者という職業が存在していた。
何故かダンジョンを探索する冒険者を育成する『冒険者育成学園』に入学することになった優人は、新たな仲間と共に冒険に身を投じるのであった。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる