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勇者と伝説の島
勇者の島の秘術
しおりを挟む3人が落ち着いてから、宿に戻ると、愛の母がいて、今回の出来事を話した。
「その男は何者なの?」
女将さんは真剣な面持ちで聞いてきた。
弘太はサクラギとの戦いの話をして、おそらくその時の男が今回襲ってきたものだと話した。
「ちょっとお邪魔するぞ!ここに、弘太ってやつはいるかい?」
声のほうを見ると、ゴリゴリの男がいた。そしてその後ろには健の姿があった。
「はい、僕が弘太です。健君のお父さんですか?」
弘太の言葉を聞いて、お父さんらしき男は弘太に抱き着いた。
「本当にありがとう!息子を救ってくれて!」
大きな声で、笑いながらそう言った。
「元はと言えば、僕が原因で・・・。」
「そんなこと関係あるか!うちの息子を救ってくれた恩人だぜ!」
「それで、あんたの話を聞いたんだが、厄介な奴に絡まれてるみたいだな。」
「はい!そうなんです。もっと強くならないと、みんなを守れるように・・・。」
弘太は、今までの出来事を思い出していた。
「よし、気に入った。弘太にこの島の秘術を授けてやろう。魔力の体内移動もできるんだよな?」
「はい、できますけど、いったいこれから何をするんですか?」
「それは、来ればわかる。とりあえず、ついて来い。」
弘太は、山の中を健の父と共に上り、薄暗い洞窟へとたどり着いた。
その洞窟の入り口には、勇者の像と、青年のものと思われる墓があった。
「見たら分かるかもしれないが、これは、勇者様の像と、この島を救った青年と、その母の墓だ。今から、この洞窟の中で儀式を行う。儀式の詳しい内容は中の男に聞いてくれ。俺はここで見張りをしなければならないからな!」
「分かりました。ここまで案内してくれて、ありがとうございました。」
弘太は、その胸に大きな不安を抱えながら洞窟の中へと入っていった。
洞窟の中は薄暗く、水の落ちる音が響いていた。
しばらく歩いていくと、奥に明かりが見えてきた。」
「そなたが、弘太さんかい?」
奥には、小柄なおじいちゃんが座っていた。
「はい、そうです。あなたが、儀式をしてくれるんですか?」
弘太は不安そうな顔をして、おじいさんに尋ねた。
すると、おじいさんは1枚の紙を取り出した。
「今から行う術の説明書じゃ。」
1 この儀式により、あなたは一生の友を得るだろう。
2 あなたの魔力は、少しの間無くなるが、そのうち回復するだろう。
3 あなたは、新しい友と契約をしなければならない。
行うこと
必要なもの
一定以上の魔力を持ったもの
術式
必要なこと
体の魔力を全て失くす。
魔力を持ったものを信じ、耐えること。
「え?」
弘太は、このよくわからない説明書に困惑した。
「それでは、儀式を始める!わしを信じろ!かならず、強くしてやる!」
その自信満々の言葉に弘太は決意を決めた。
「よろしくお願いします!」
弘太は、促されるままに、魔法陣の上に座った。
「弘太よ、体内の魔力を足に集中するのじゃ。」
言われるがままに、魔力を足へと集める。すると、そのまま、魔力が落ちていく感覚がして体中の魔力が無くなった。
「このまま、術を始める。わしのことを信じていろ。わしも弘太を信じておる。」
そのまま、弘太は意識を手放した。
「お前がルシフェルド様の宿主か?」
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