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旅立ち~オードゥス出立まで
ズゴゴゴ
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ズゴゴゴゴゴゴゴゴ
「なぁ、俺達食事してるんだよな?」
「うーん、食べてる物は一緒だよ?」
「違うのは量と効果音だけね。」
食事をしているジェイル、ロゼ、ポーラの目の前で土木作業音を立てながら特製ハンバーグを食べるノアとクロラ。
ジェイル達が1皿食べ終わる頃にはノアとクロラは4皿平らげる。
※尚、支払いは流石に個人払いになりました。
「は~っ美味しかった~。」
「相変わらずよく食べますね。」
「うぐ…ここのご飯が美味しいのがいけないんだ…」
「まぁ僕としてはクロラさんの可愛い顔見れるから嬉しい限りですが。」
「はぐっ!」
そんな2人のやりとりを見ていたポーラが愚痴を溢す。
「おぅおぅ、見せ付けてくれるね、ご両人。
彼氏彼女の関係になった途端、惚気に拍車が掛かったんじゃない?少年。」
「の、惚気!?僕はそんなつもりは…」
「かーっ!その上、素で言ってるとは…口の中が甘ったるいったらありゃしない。
おばちゃーん渋いお茶一杯お願いしまーす。」
「俺も。」
「あたしも。」
「ジ、ジェイルにロゼまで…」
「ズズズッ…あいよー。」
渋いお茶を啜りながらおばちゃんが配膳してくる。
「ちょっ!?おばちゃんまで!?」
「あっはっは!いやぁ、愛されてるねぇクロラちゃん。
こんな良い男、そうそういないからねぇ、逃がすんじゃないよ?」
「が、頑張ります。」
耳まで真っ赤にしたノアが強制的に会話を終了させるべく話題を投げ掛ける。
「だーっ!もうこの話は無し!無し!今度一緒に潜るからその相談しよう!な!?」
「クロラちゃんは、坊やのどういう所に惚れたんだい?」
「えーっとですね~…」
「お願い!無視しないで!?」
何とか話題を反らす事に成功(?)したノアはジェイルに探索予定を聞く。
「それで、どこまで潜る予定なんですか?」
「一応下層に潜るつもりだったが…またバーサークベアに遭遇したらどうするか…」
「そこだよなぁ…ちょっと後で職員さんと会う約束があるから相談してみるよ。」
「あぁ、頼む。こちらからも聞いてみるよ。」
探索予定は職員の意見を聞いてからでも良いだろうという事でこの話は一旦終わらせる。
次にクロラから今度の探索の目的その2が伝えられる。
「実は私達スキルをあまり持って無くって、
今回の探索で何か取得したり熟練度とかを上げられたらな、って思ってるの。」
「ちなみにどんなスキル取りたいとか熟練度上げたいとかありますか?」
「俺は<渾身><受け流し>あと<気配感知>を上げたいかな。」
「あたしは<忍び足>と<縦横無尽>を覚えたいなー、あとジェイルと同じで<気配感知>のレベル上げたいかな。」
「なるほどなるほど。」
「私はスキル取得と言うか魔法の命中精度を上げたいわね。」
「命中精度?」
「訓練所行っても止まった的に攻撃当てるだけじゃ命中精度はなかなか上がらないのよ。」
「なるほどね。」
「私は<洗練された手業>を覚えたいのと、変則的な状態でも矢を射れる様にしたいかな。
あと…バーサークベアの時は気付かなかったんだけど、【固有スキル】発現してたの…」
「「「ええ!?」」」
「ほー。おめでとうございますクロラさん。」
「で、でもまだ使った事無くて…ノア君は【固有スキル】覚えた時ってどうしてたの?」
「うーん…自分の場合はいきなり実戦で使う事はせず、どこかで開けた場所で一度練習したかな…」
「うーん、やっぱりそうだよね…
ねぇノア君、後で練習に付き合って貰っても良いかな?」
「ん、良いよ。でも何で僕に?」
「ノア君なら例え暴走しても私の事止めてくれそうだし…」
「え!?そんなに危ないスキル何ですか?」
「例えば、例えばの話だから。」
「分かった、そういう事なら付き合うよ。」
その後他3人の質問責めに合うクロラ。
落ち着きを取り戻した3人にスキルの取得とレベル上げを請け負うという話をする。
「俺達としては嬉しい限りだが良いのか?」
「なーに、教える事も訓練の一部ですよ。」
一通りの予定を話終え、その場で解散となった。
ダンジョンに潜るのは装備が揃い次第ジェイルから連絡に来てからとの事らしい。
食事代3万ガル(ノア分)を支払い食堂を出る。
向かう先は解体小屋だ。
道なりに歩いていくと解体小屋の前には既に職員らと共にジョー達が待っていた。
「すいません、お待たせしました。」
「いやいや、こちらからのお願いだからね。気にしないで。」
「「ご、ご足労頂き、誠にありがとうございます。」」
「……。」
相変わらずノアが近付くだけで護衛兼従業員のルーシー姉妹は額に汗を滲ませ、最敬礼をして来る。
ジョーもどうしたものかと顔をポリポリと掻いている。これは護衛としてはどうなのだろう。
そんな事を考えていると
(『なぁ、『俺』、悪いが表に出ても良いか?』)
(あぁ、構わない。けど脅したりしないでくれよ?)
(『脅しゃあしないさ、ちょっと話をするだけだ。』)
「それがもう既に脅しじゃね?」とツッコミたくなったがとりあえず『俺』に体を貸す事にする。
「あのー、ジェイルさん。少し『俺』がその2人と話をしたいそうなのですが良いですか?」
「『俺』?よく分からないが構わないよ。」
「じゃあお言葉に甘えて…」
そこで視線を姉妹に移す、視線を受けた2人は体をビクつかせる。
直ぐにノアの目は赤黒く染まり、赤黒いオーラを立ち昇らせる。
「うおっ!?」
「ぅおおっ…」
「……っ!」
「「ひいぃっ…」」
ジョー、ドゥ、カサグリア、ルーシー姉妹が豹変したノアに驚く。
姉妹に至っては完全に怯えており、1歩1歩近付く度体を震わせる。
『よぅ、お2人さんよ、毎回『俺』を見る度に畏まった態度を取るの、止めて貰えないか?』
「な、何を仰いますか!?」
「あなた様に無礼を働いては…」
『その態度を止めろっつってんだろ。
まずは頭下げてないでこっちを見ろ。』
何か強制力が働いたのか2人共同時に顔を上げ視線がノアに固定される。
2人は金縛りに合ったかの様に微動だにせず声も発せない。
『2人はどう思ってるか知らんが俺は別に礼儀を重んじる方じゃないんでね、こういった扱いが嫌いなんだ。
今すぐ変われとは言わんこれから慣れていってくれりゃ良い。分かったか?』
姉妹は僅かに顔をコクコクと動かし同意を示す。
『んじゃ、今から拘束解除するが、また同じ態度取ってみ?今度は体に覚え込ますからな?
はい、かーいじょ。』
ノア(『俺』)がパチンと手を叩くと姉妹の体が脱力した様にフラつき、再びどっと汗をかく。
息を整えているとノア(『俺』)から声が掛かる。
『そんじゃ改めて挨拶な?挨拶。
『俺』はノアだ。短い間だがよろしくな。』
「わ、私はあ、姉のルーシー・ラーベ。よ、よろ、よろしく、な…」
「私、は…妹のルーシー・ラベルタ…ヨロシクネ。」
『おー良いじゃん良いじゃん。
まだぎこちなさはあるが、さっきよりは全然良い、この調子で次回からもよろしくな。』
肩をバシバシ叩かれ褒められるルーシー姉妹の顔は褒められて嬉しさ1割、申し訳なさ9割の顔をして目にはうっすら涙を浮かべている。
ノア(『俺』)は上機嫌だが、それ以外の面々は同じ事を考えていた。
(((これ、前より悪化してないか?)))
「なぁ、俺達食事してるんだよな?」
「うーん、食べてる物は一緒だよ?」
「違うのは量と効果音だけね。」
食事をしているジェイル、ロゼ、ポーラの目の前で土木作業音を立てながら特製ハンバーグを食べるノアとクロラ。
ジェイル達が1皿食べ終わる頃にはノアとクロラは4皿平らげる。
※尚、支払いは流石に個人払いになりました。
「は~っ美味しかった~。」
「相変わらずよく食べますね。」
「うぐ…ここのご飯が美味しいのがいけないんだ…」
「まぁ僕としてはクロラさんの可愛い顔見れるから嬉しい限りですが。」
「はぐっ!」
そんな2人のやりとりを見ていたポーラが愚痴を溢す。
「おぅおぅ、見せ付けてくれるね、ご両人。
彼氏彼女の関係になった途端、惚気に拍車が掛かったんじゃない?少年。」
「の、惚気!?僕はそんなつもりは…」
「かーっ!その上、素で言ってるとは…口の中が甘ったるいったらありゃしない。
おばちゃーん渋いお茶一杯お願いしまーす。」
「俺も。」
「あたしも。」
「ジ、ジェイルにロゼまで…」
「ズズズッ…あいよー。」
渋いお茶を啜りながらおばちゃんが配膳してくる。
「ちょっ!?おばちゃんまで!?」
「あっはっは!いやぁ、愛されてるねぇクロラちゃん。
こんな良い男、そうそういないからねぇ、逃がすんじゃないよ?」
「が、頑張ります。」
耳まで真っ赤にしたノアが強制的に会話を終了させるべく話題を投げ掛ける。
「だーっ!もうこの話は無し!無し!今度一緒に潜るからその相談しよう!な!?」
「クロラちゃんは、坊やのどういう所に惚れたんだい?」
「えーっとですね~…」
「お願い!無視しないで!?」
何とか話題を反らす事に成功(?)したノアはジェイルに探索予定を聞く。
「それで、どこまで潜る予定なんですか?」
「一応下層に潜るつもりだったが…またバーサークベアに遭遇したらどうするか…」
「そこだよなぁ…ちょっと後で職員さんと会う約束があるから相談してみるよ。」
「あぁ、頼む。こちらからも聞いてみるよ。」
探索予定は職員の意見を聞いてからでも良いだろうという事でこの話は一旦終わらせる。
次にクロラから今度の探索の目的その2が伝えられる。
「実は私達スキルをあまり持って無くって、
今回の探索で何か取得したり熟練度とかを上げられたらな、って思ってるの。」
「ちなみにどんなスキル取りたいとか熟練度上げたいとかありますか?」
「俺は<渾身><受け流し>あと<気配感知>を上げたいかな。」
「あたしは<忍び足>と<縦横無尽>を覚えたいなー、あとジェイルと同じで<気配感知>のレベル上げたいかな。」
「なるほどなるほど。」
「私はスキル取得と言うか魔法の命中精度を上げたいわね。」
「命中精度?」
「訓練所行っても止まった的に攻撃当てるだけじゃ命中精度はなかなか上がらないのよ。」
「なるほどね。」
「私は<洗練された手業>を覚えたいのと、変則的な状態でも矢を射れる様にしたいかな。
あと…バーサークベアの時は気付かなかったんだけど、【固有スキル】発現してたの…」
「「「ええ!?」」」
「ほー。おめでとうございますクロラさん。」
「で、でもまだ使った事無くて…ノア君は【固有スキル】覚えた時ってどうしてたの?」
「うーん…自分の場合はいきなり実戦で使う事はせず、どこかで開けた場所で一度練習したかな…」
「うーん、やっぱりそうだよね…
ねぇノア君、後で練習に付き合って貰っても良いかな?」
「ん、良いよ。でも何で僕に?」
「ノア君なら例え暴走しても私の事止めてくれそうだし…」
「え!?そんなに危ないスキル何ですか?」
「例えば、例えばの話だから。」
「分かった、そういう事なら付き合うよ。」
その後他3人の質問責めに合うクロラ。
落ち着きを取り戻した3人にスキルの取得とレベル上げを請け負うという話をする。
「俺達としては嬉しい限りだが良いのか?」
「なーに、教える事も訓練の一部ですよ。」
一通りの予定を話終え、その場で解散となった。
ダンジョンに潜るのは装備が揃い次第ジェイルから連絡に来てからとの事らしい。
食事代3万ガル(ノア分)を支払い食堂を出る。
向かう先は解体小屋だ。
道なりに歩いていくと解体小屋の前には既に職員らと共にジョー達が待っていた。
「すいません、お待たせしました。」
「いやいや、こちらからのお願いだからね。気にしないで。」
「「ご、ご足労頂き、誠にありがとうございます。」」
「……。」
相変わらずノアが近付くだけで護衛兼従業員のルーシー姉妹は額に汗を滲ませ、最敬礼をして来る。
ジョーもどうしたものかと顔をポリポリと掻いている。これは護衛としてはどうなのだろう。
そんな事を考えていると
(『なぁ、『俺』、悪いが表に出ても良いか?』)
(あぁ、構わない。けど脅したりしないでくれよ?)
(『脅しゃあしないさ、ちょっと話をするだけだ。』)
「それがもう既に脅しじゃね?」とツッコミたくなったがとりあえず『俺』に体を貸す事にする。
「あのー、ジェイルさん。少し『俺』がその2人と話をしたいそうなのですが良いですか?」
「『俺』?よく分からないが構わないよ。」
「じゃあお言葉に甘えて…」
そこで視線を姉妹に移す、視線を受けた2人は体をビクつかせる。
直ぐにノアの目は赤黒く染まり、赤黒いオーラを立ち昇らせる。
「うおっ!?」
「ぅおおっ…」
「……っ!」
「「ひいぃっ…」」
ジョー、ドゥ、カサグリア、ルーシー姉妹が豹変したノアに驚く。
姉妹に至っては完全に怯えており、1歩1歩近付く度体を震わせる。
『よぅ、お2人さんよ、毎回『俺』を見る度に畏まった態度を取るの、止めて貰えないか?』
「な、何を仰いますか!?」
「あなた様に無礼を働いては…」
『その態度を止めろっつってんだろ。
まずは頭下げてないでこっちを見ろ。』
何か強制力が働いたのか2人共同時に顔を上げ視線がノアに固定される。
2人は金縛りに合ったかの様に微動だにせず声も発せない。
『2人はどう思ってるか知らんが俺は別に礼儀を重んじる方じゃないんでね、こういった扱いが嫌いなんだ。
今すぐ変われとは言わんこれから慣れていってくれりゃ良い。分かったか?』
姉妹は僅かに顔をコクコクと動かし同意を示す。
『んじゃ、今から拘束解除するが、また同じ態度取ってみ?今度は体に覚え込ますからな?
はい、かーいじょ。』
ノア(『俺』)がパチンと手を叩くと姉妹の体が脱力した様にフラつき、再びどっと汗をかく。
息を整えているとノア(『俺』)から声が掛かる。
『そんじゃ改めて挨拶な?挨拶。
『俺』はノアだ。短い間だがよろしくな。』
「わ、私はあ、姉のルーシー・ラーベ。よ、よろ、よろしく、な…」
「私、は…妹のルーシー・ラベルタ…ヨロシクネ。」
『おー良いじゃん良いじゃん。
まだぎこちなさはあるが、さっきよりは全然良い、この調子で次回からもよろしくな。』
肩をバシバシ叩かれ褒められるルーシー姉妹の顔は褒められて嬉しさ1割、申し訳なさ9割の顔をして目にはうっすら涙を浮かべている。
ノア(『俺』)は上機嫌だが、それ以外の面々は同じ事を考えていた。
(((これ、前より悪化してないか?)))
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