596 / 1,117
獣人国編~御前試合の代表決め~
『超犀野人2(スーパー○イヤジン2)』
しおりを挟む
「「「「「「おぉおおおっ!」」」」」」
「来やがった!来やがったぞ!」
「むさ苦しい筋骨隆々な金髪野郎!」
「全戦瞬殺の優勝候補、【波動拳士】の『超犀野人2(スーパー○イヤジン2)』の2人だぁっ!」
2人が冒険者ギルドに入るや否や沸き立つ一同。
「ほぅん、どうやら【孤狼】のヴァモスが俺達の相手の様だな。(『超犀野人1』)」
「完膚なきまでに打ち倒してやるから覚悟しろぅ。(『超犀野人2』)」
2人は余裕の笑みを浮かべつつそうヴァモスに告げると、ずいっとベレーザがヴァモスの前に立ち塞がり
「ウ、ウチのヴァモスは強いにゃよ、4人相手でも今まで勝ち進んで来たんにゃから。(ベレーザ)」
「あぁ、知ってるとも。
だが俺達は今までの奴等と一緒にしない方が良いぜぇ。(『超犀野人1』)」
「…にしても″ウチの″か…
決勝に駒を進めていないのにもう付き合ってんのか2人は…?(『超犀野人2』)」
「はっ!?んにゃにゃっ!?(ベレーザ)」
「ほ、ほらベレーザもう良いから…(ヴァモス)」
(ふーむ…良くいる自己顕示欲のある輩かと思ったが、鍛え方に肉付き、纏う雰囲気は本物だな…
一応直ぐに止めに入る準備をしておくか…)
ヴァモスを守る様に立ち塞がるベレーザを前にし、『超犀野人2(スーパーサ○ヤジン2)』の2人はニタニタと笑みを浮かべ、ベレーザを茶化す。
対するベレーザは顔を真っ赤にしつつヴァモスに後ろへと追いやられる。
そのヴァモスも何処と無くオドオドしている様子であった。
だが『超犀野人2(スーパーサ○ヤジン2)』の2人の振る舞いを見るに、準決勝を前にしてここで一戦始まってしまうのでは、とノアは考えていると
<うーん、尊い…(『超犀野人1』)>
<あぁ、尊いな…(『超犀野人2』)>
(ん?)
<聞き耳>でしか聞こえない声量で妙な単語を話す2人。
すると周囲からも
ズズズズズ…
<顔を真っ赤にしてまぁ…うーん、可愛いなぁ…>
<程良い煽りでベレーザちゃんの口を滑らすとは流石犀野人の兄貴だぜ…>
<敢えてヒール(悪役)を買って出る事で、その愛らしさや尊さを最前列で視聴するとは…くっ…羨ましい…>
<いつもクールなヴァモスくん、ベレーザちゃんが間に入るとオドオドするのが堪らなく…あぁ尊い…>
<<<捗るわぁ、あぁ捗るわぁ…>>>
(…一触即発の空気は無い…
無いんだけど、何だろうこのネットリとした生暖かい空気は…)
(『なぁ、捗るって何の事だ?』)
ヴァモスとベレーザの2人がわちゃわちゃし出したかと思うと、途端に周囲の冒険者達は口々に感想を漏らしつつ愛でる視線を送る。
その時ばかりは『超犀野人2(スーパーサイ○ジン2)』の2人が纏う雰囲気もホッコリとさせ、目の前の2人を愛でるモノに変わっていた。
他の冒険者の話からすれば、もしかするとこの2人はわざとこういった振る舞いをしているのかも知れない。
本心を探る意味合いもあり、ノアはその場から離れて2人の下に近付いて行く事にした。
ぽんっ。
「や、2人共。」
「あ、ノア様、戻られたのですね。(ヴァモス)」
「あ、ノアさみゃ。(ベレーザ)」
ヴァモスの肩に手を置き声を掛けると、2人はパァっと顔を明るくさせた。
「あぁ、戻ってきて早々トーナメント戦の話を聞いてここにやって来たんだが…
見ない内にだーいぶ2人は仲良くなったみたいだね?」
「や、や、違うにゃ、ヴァモスが試合に出るからおねーちゃん心配になっただけで…(ベレーザ)」
「ご、誤解しないで下さい、ベレーザがどこの誰とも知れない野郎に渡るかも知れないと思ったら、その…(ヴァモス)」
「ふーん、そうかそうか。」にっこり。
2人の反応を見るに、どちらも満更でもなさそうにしていた。
そんでもって周囲の者達はと言うと
<んぎゃぁあ、いつも妹ムーヴのベレーザちゃんの″おねーちゃん″呼びんぎゃわいい!>
<保護者のノア君が来た時はどうなる事かと思ったが、まだ尊みの時間は続きそうだぜ…>
<ヴァモスくんやっぱりベレーザちゃんの事意識してたんだぁ…あぁ捗る…>
(あー聞こえない聞こえない。)
(『なぁ捗るって何だ?』)
ヴァモスとベレーザの反応に悶絶している者まで居たが、ノアは聞こえない振りをしてやり過ごす。
そんなノアの下に『超犀野人2(スーパーサイヤ○ン2)』の2人が近付いてきた。
ザリッ…
「よぅ、君が2人の保護者をしている【鬼神】のノアだな?
相当強ぇらしいじゃねぇか。(『超犀野人1』)」
「噂は兼ね兼ね聞いてるぜ、街に居る猛者を悉く撃退しているそうじゃねぇか?(『超犀野人2』)」
「えぇ、そうですよ。」
ノアの前にやって来ると、雰囲気を入れ替えた『超犀野人2(スーパーサイ○ジン2)』の2人が睨め回す様に見やって来る。
両者の間に、何とも言えない空気が流れた直後
ザッ!
「初めまして、【鬼神】のノア殿。
私は上級冒険者パーティ『超犀野人2(スーパーサイ○ジン2)』のゴフゥと言います。(『超犀野人1』以下ゴフゥ)」
「ゴファンと言います。
今後とも宜しくお願いします。(『超犀野人2』以下ゴファン)」
「あ、どうもご丁寧に…(律儀だ…)」
突然踵を揃えたかと思えば、背筋を伸ばして姿勢正しく自己紹介をしてきた。
「私共が今回このトーナメントに参加したのは腕試しの一環であり、行く行くは【鬼神】のノア殿と手合わせしたいと思っての事です。(ゴフゥ)」
「あ、僕目当てだったんですね。
え?ではベレーザの事は?」
「可愛らしいとは思いますが、流石に娘程歳の離れた子には手を出せませんよ。(ゴファン)」
どうやら『超犀野人2(スーパーサイ○ジン2)』のゴファンは既婚者で、ベレーザ程の娘が居る様子。
確かにそれ位の子に迫ったら、それはそれで問題である。
「なる程、それは良かった。なぁヴァモス。」
「えぇ、本…なっ!?あ、いやいや!と、突然何を仰るんですノア様は…はは、困ったなぁもぅ…(ヴァモス)」アセアセ…
「に、にゃうぅ…(ベレーザ)」アセアセ…
<<<<<<<ナイス、ノア君…(一同)>>>>>>>
と、ノアもヴァモスらを茶化し始め、2人が動揺した直後であった。
通りの外、正確には獣人国王城のある方角から街全体に響き渡る程の声量で呼び掛けが行われた。
″『獣人国ヴァーリアス・フェアレスに住まう者達よ!我はローグ・ラグナー、この国の国王である!突然の報に驚いたかも知れぬが、暫し静聴して頂きたい!』″
「おわっ!?」
「国王の声だぜ!」
「王城の方からだぜ!」
「「何だ何だ?」」
突然の大声量に、周囲に緊張が走り、耳を澄ませる。
「あぁ、そう言えばもうそんな時間か…」
「ノ、ノア様、何か知ってるんですか?(ヴァモス)」
「びっくりしたにゃあ…(ベレーザ)」
「何だ?街の皆に呼び掛けるって事は、遂にヒュマノと戦争でも始めるのか?(ゴファン)」
「待てゴファン、ノア殿が何やら知ってる様だぞ。(ゴフゥ)」
「まぁ今に分かる事ですが、ヴァモス、そして『超犀野人2(スーパーサイヤジ○2)』のお2人の
2組が参加されているトーナメント戦、実は獣人国代表を決める戦いにもなってます。」
「「「「え?(ゴフゥとゴファン、ヴァモスとベレーザ)」」」」
ノアからの突然の発表に、4人は目をパチクリとさせる。
ちなみに周囲の冒険者達は、何だ何だとギルドを飛び出している為、誰もノアの発言に気付いていない。
「だ、代表て…一体何の…?(ゴフゥ)」
「国交樹立式典で催される御前試合の、です。」
「来やがった!来やがったぞ!」
「むさ苦しい筋骨隆々な金髪野郎!」
「全戦瞬殺の優勝候補、【波動拳士】の『超犀野人2(スーパー○イヤジン2)』の2人だぁっ!」
2人が冒険者ギルドに入るや否や沸き立つ一同。
「ほぅん、どうやら【孤狼】のヴァモスが俺達の相手の様だな。(『超犀野人1』)」
「完膚なきまでに打ち倒してやるから覚悟しろぅ。(『超犀野人2』)」
2人は余裕の笑みを浮かべつつそうヴァモスに告げると、ずいっとベレーザがヴァモスの前に立ち塞がり
「ウ、ウチのヴァモスは強いにゃよ、4人相手でも今まで勝ち進んで来たんにゃから。(ベレーザ)」
「あぁ、知ってるとも。
だが俺達は今までの奴等と一緒にしない方が良いぜぇ。(『超犀野人1』)」
「…にしても″ウチの″か…
決勝に駒を進めていないのにもう付き合ってんのか2人は…?(『超犀野人2』)」
「はっ!?んにゃにゃっ!?(ベレーザ)」
「ほ、ほらベレーザもう良いから…(ヴァモス)」
(ふーむ…良くいる自己顕示欲のある輩かと思ったが、鍛え方に肉付き、纏う雰囲気は本物だな…
一応直ぐに止めに入る準備をしておくか…)
ヴァモスを守る様に立ち塞がるベレーザを前にし、『超犀野人2(スーパーサ○ヤジン2)』の2人はニタニタと笑みを浮かべ、ベレーザを茶化す。
対するベレーザは顔を真っ赤にしつつヴァモスに後ろへと追いやられる。
そのヴァモスも何処と無くオドオドしている様子であった。
だが『超犀野人2(スーパーサ○ヤジン2)』の2人の振る舞いを見るに、準決勝を前にしてここで一戦始まってしまうのでは、とノアは考えていると
<うーん、尊い…(『超犀野人1』)>
<あぁ、尊いな…(『超犀野人2』)>
(ん?)
<聞き耳>でしか聞こえない声量で妙な単語を話す2人。
すると周囲からも
ズズズズズ…
<顔を真っ赤にしてまぁ…うーん、可愛いなぁ…>
<程良い煽りでベレーザちゃんの口を滑らすとは流石犀野人の兄貴だぜ…>
<敢えてヒール(悪役)を買って出る事で、その愛らしさや尊さを最前列で視聴するとは…くっ…羨ましい…>
<いつもクールなヴァモスくん、ベレーザちゃんが間に入るとオドオドするのが堪らなく…あぁ尊い…>
<<<捗るわぁ、あぁ捗るわぁ…>>>
(…一触即発の空気は無い…
無いんだけど、何だろうこのネットリとした生暖かい空気は…)
(『なぁ、捗るって何の事だ?』)
ヴァモスとベレーザの2人がわちゃわちゃし出したかと思うと、途端に周囲の冒険者達は口々に感想を漏らしつつ愛でる視線を送る。
その時ばかりは『超犀野人2(スーパーサイ○ジン2)』の2人が纏う雰囲気もホッコリとさせ、目の前の2人を愛でるモノに変わっていた。
他の冒険者の話からすれば、もしかするとこの2人はわざとこういった振る舞いをしているのかも知れない。
本心を探る意味合いもあり、ノアはその場から離れて2人の下に近付いて行く事にした。
ぽんっ。
「や、2人共。」
「あ、ノア様、戻られたのですね。(ヴァモス)」
「あ、ノアさみゃ。(ベレーザ)」
ヴァモスの肩に手を置き声を掛けると、2人はパァっと顔を明るくさせた。
「あぁ、戻ってきて早々トーナメント戦の話を聞いてここにやって来たんだが…
見ない内にだーいぶ2人は仲良くなったみたいだね?」
「や、や、違うにゃ、ヴァモスが試合に出るからおねーちゃん心配になっただけで…(ベレーザ)」
「ご、誤解しないで下さい、ベレーザがどこの誰とも知れない野郎に渡るかも知れないと思ったら、その…(ヴァモス)」
「ふーん、そうかそうか。」にっこり。
2人の反応を見るに、どちらも満更でもなさそうにしていた。
そんでもって周囲の者達はと言うと
<んぎゃぁあ、いつも妹ムーヴのベレーザちゃんの″おねーちゃん″呼びんぎゃわいい!>
<保護者のノア君が来た時はどうなる事かと思ったが、まだ尊みの時間は続きそうだぜ…>
<ヴァモスくんやっぱりベレーザちゃんの事意識してたんだぁ…あぁ捗る…>
(あー聞こえない聞こえない。)
(『なぁ捗るって何だ?』)
ヴァモスとベレーザの反応に悶絶している者まで居たが、ノアは聞こえない振りをしてやり過ごす。
そんなノアの下に『超犀野人2(スーパーサイヤ○ン2)』の2人が近付いてきた。
ザリッ…
「よぅ、君が2人の保護者をしている【鬼神】のノアだな?
相当強ぇらしいじゃねぇか。(『超犀野人1』)」
「噂は兼ね兼ね聞いてるぜ、街に居る猛者を悉く撃退しているそうじゃねぇか?(『超犀野人2』)」
「えぇ、そうですよ。」
ノアの前にやって来ると、雰囲気を入れ替えた『超犀野人2(スーパーサイ○ジン2)』の2人が睨め回す様に見やって来る。
両者の間に、何とも言えない空気が流れた直後
ザッ!
「初めまして、【鬼神】のノア殿。
私は上級冒険者パーティ『超犀野人2(スーパーサイ○ジン2)』のゴフゥと言います。(『超犀野人1』以下ゴフゥ)」
「ゴファンと言います。
今後とも宜しくお願いします。(『超犀野人2』以下ゴファン)」
「あ、どうもご丁寧に…(律儀だ…)」
突然踵を揃えたかと思えば、背筋を伸ばして姿勢正しく自己紹介をしてきた。
「私共が今回このトーナメントに参加したのは腕試しの一環であり、行く行くは【鬼神】のノア殿と手合わせしたいと思っての事です。(ゴフゥ)」
「あ、僕目当てだったんですね。
え?ではベレーザの事は?」
「可愛らしいとは思いますが、流石に娘程歳の離れた子には手を出せませんよ。(ゴファン)」
どうやら『超犀野人2(スーパーサイ○ジン2)』のゴファンは既婚者で、ベレーザ程の娘が居る様子。
確かにそれ位の子に迫ったら、それはそれで問題である。
「なる程、それは良かった。なぁヴァモス。」
「えぇ、本…なっ!?あ、いやいや!と、突然何を仰るんですノア様は…はは、困ったなぁもぅ…(ヴァモス)」アセアセ…
「に、にゃうぅ…(ベレーザ)」アセアセ…
<<<<<<<ナイス、ノア君…(一同)>>>>>>>
と、ノアもヴァモスらを茶化し始め、2人が動揺した直後であった。
通りの外、正確には獣人国王城のある方角から街全体に響き渡る程の声量で呼び掛けが行われた。
″『獣人国ヴァーリアス・フェアレスに住まう者達よ!我はローグ・ラグナー、この国の国王である!突然の報に驚いたかも知れぬが、暫し静聴して頂きたい!』″
「おわっ!?」
「国王の声だぜ!」
「王城の方からだぜ!」
「「何だ何だ?」」
突然の大声量に、周囲に緊張が走り、耳を澄ませる。
「あぁ、そう言えばもうそんな時間か…」
「ノ、ノア様、何か知ってるんですか?(ヴァモス)」
「びっくりしたにゃあ…(ベレーザ)」
「何だ?街の皆に呼び掛けるって事は、遂にヒュマノと戦争でも始めるのか?(ゴファン)」
「待てゴファン、ノア殿が何やら知ってる様だぞ。(ゴフゥ)」
「まぁ今に分かる事ですが、ヴァモス、そして『超犀野人2(スーパーサイヤジ○2)』のお2人の
2組が参加されているトーナメント戦、実は獣人国代表を決める戦いにもなってます。」
「「「「え?(ゴフゥとゴファン、ヴァモスとベレーザ)」」」」
ノアからの突然の発表に、4人は目をパチクリとさせる。
ちなみに周囲の冒険者達は、何だ何だとギルドを飛び出している為、誰もノアの発言に気付いていない。
「だ、代表て…一体何の…?(ゴフゥ)」
「国交樹立式典で催される御前試合の、です。」
63
あなたにおすすめの小説
ダンジョントランスポーター ~ 現代に現れたダンジョンに潜ったらレベル999の天使に憑依されて運び屋になってしまった
海道一人
ファンタジー
二十年前、地球の各地に突然異世界とつながるダンジョンが出現した。
ダンジョンから持って出られるのは無機物のみだったが、それらは地球上には存在しない人類の科学や技術を数世代進ませるほどのものばかりだった。
そして現在、一獲千金を求めた探索者が世界中でダンジョンに潜るようになっていて、彼らは自らを冒険者と呼称していた。
主人公、天城 翔琉《あまぎ かける》はよんどころない事情からお金を稼ぐためにダンジョンに潜ることを決意する。
ダンジョン探索を続ける中で翔琉は羽の生えた不思議な生き物に出会い、憑依されてしまう。
それはダンジョンの最深部九九九層からやってきたという天使で、憑依された事で翔は新たなジョブ《運び屋》を手に入れる。
ダンジョンで最強の力を持つ天使に憑依された翔琉は様々な事件に巻き込まれていくのだった。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
ある日、俺の部屋にダンジョンの入り口が!? こうなったら配信者で天下を取ってやろう!
さかいおさむ
ファンタジー
ダンジョンが出現し【冒険者】という職業が出来た日本。
冒険者は探索だけではなく、【配信者】としてダンジョンでの冒険を配信するようになる。
底辺サラリーマンのアキラもダンジョン配信者の大ファンだ。
そんなある日、彼の部屋にダンジョンの入り口が現れた。
部屋にダンジョンの入り口が出来るという奇跡のおかげで、アキラも配信者になる。
ダンジョン配信オタクの美人がプロデューサーになり、アキラのダンジョン配信は人気が出てくる。
『アキラちゃんねる』は配信収益で一攫千金を狙う!
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
ザコ魔法使いの僕がダンジョンで1人ぼっち!魔獣に襲われても石化した僕は無敵状態!経験値が溜まり続けて気づいた時には最強魔導士に!?
さかいおさむ
ファンタジー
戦士は【スキル】と呼ばれる能力を持っている。
僕はスキルレベル1のザコ魔法使いだ。
そんな僕がある日、ダンジョン攻略に向かう戦士団に入ることに……
パーティに置いていかれ僕は1人ダンジョンに取り残される。
全身ケガだらけでもう助からないだろう……
諦めたその時、手に入れた宝を装備すると無敵の石化状態に!?
頑張って攻撃してくる魔獣には申し訳ないがダメージは皆無。経験値だけが溜まっていく。
気づけば全魔法がレベル100!?
そろそろ反撃開始してもいいですか?
内気な最強魔法使いの僕が美女たちと冒険しながら人助け!
ブラック企業で心身ボロボロの社畜だった俺が少年の姿で異世界に転生!? ~鑑定スキルと無限収納を駆使して錬金術師として第二の人生を謳歌します~
楠富 つかさ
ファンタジー
ブラック企業で働いていた小坂直人は、ある日、仕事中の過労で意識を失い、気がつくと異世界の森の中で少年の姿になっていた。しかも、【錬金術】という強力なスキルを持っており、物質を分解・合成・強化できる能力を手にしていた。
そんなナオが出会ったのは、森で冒険者として活動する巨乳の美少女・エルフィーナ(エル)。彼女は魔物討伐の依頼をこなしていたが、強敵との戦闘で深手を負ってしまう。
「やばい……これ、動けない……」
怪我人のエルを目の当たりにしたナオは、錬金術で作成していたポーションを与え彼女を助ける。
「す、すごい……ナオのおかげで助かった……!」
異世界で自由気ままに錬金術を駆使するナオと、彼に惚れた美少女冒険者エルとのスローライフ&冒険ファンタジーが今、始まる!
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる