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獣人国編~御前試合の代表決め~
三つ巴の戦い
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ゴゴゴゴゴゴゴッ!ズゴゴゴゴゴゴッ!
『さて、このデカブツがフォルタ・レーザか…
出現するのに一体何分掛かるんだ、これ。』
ポセイドン3を屠った後、ボコボコと音を立てて未だ岩盤を突き破って出現中のフォルタ・レーザに目をやる。
渦巻き貝の完全体と言うだけあって、貝殻だけで300メルはあり、山の様にデカい。
ボガァッ!ズズンッ!メギメギッ!
そしてたった今岩盤を突き破ってフォルタ・レーザの脚と鋏が姿を現した。
脚1本ですら巨木の様な太さと岩肌を思わせる強固な外殻が備わっており、鋏は″切る″と言うよりか超重量に任せて″叩き潰す″方が効率的であろう頑強さと巨大さを持っていた。
『うーん、如何にも硬そうだな…一応色々試してみて駄目そうなら『フッ…』グリー『ドゴォオオンッ!』
出現中のフォルタ・レーザの討伐方法を思案していたノアが影の中に呑まれたかと思うと、直上から巨大な物体が落下して来た。
岩盤の破片かと思いきや、それは巨大な人型モンスターの巨腕であった。
〔ふははははっ!我を屠って油断したか!
馬鹿め!我は後1つ形態を残して『つまり後2回殺せばアンタとはお去らばって事ね。』『ズリッ…』何っ!?〕
ドヂャッ!〔ぬがぁあっ!?〕
体高30メル程に巨大化したポセイドン第四形態(以降はポセイドン4と呼称。)が圧死させたハズのノアが拳の真横に立っており、ポセイドン4を見て嘆息していた。
すると打ち付けた拳に赤い線が走り、拳の半分がバックリと割れてずり落ちていった。
『そんなデカい図体してりゃ嫌でも<気配感知>に引っ掛かるっつーの。
わざわざ大きくなってくれてドーモ。
良い盾役になってくれよ?』
〔ぐっ…盾役…?『ドドンッ!』『ドガガガガッ!』ぬぅうっ!?〕
突如轟音と共にポセイドン4の顔面に火球が発生。巨体の顔が克ち上げられ、思わずよろめくが、何とか踏み留まった。
だが
ドドンッ!ドゴンッ!ドドドドッ!バヂィイイイッ!ドゴゴゴゴッ!ドガンッ!
全体の半分以上が出現したフォルタ・レーザがノアとポセイドン4を視認。
殻に備わった砲塔約200、雷属性攻撃発生器官約100による攻撃の嵐が今正に開始されたのであった。
ズンッ!ドゴンッ!ゴゴゴゴゴッ!ドガッ!
〔えぇいっ!煩わしい!
リトールノ…(岩盤返『ゾリッ!』ぬぉっ!『ドゴゴゴゴッ!ズガガガガッ!』ぁあああっ!!〕
フォルタ・レーザから飛来する幾多の砲撃を煩わしく思ったポセイドン4は、自身の目の前に壁を出現させようと″リトールノ・ド・アリサース(岩盤返し)″を発動させようとしたが、左足首に激痛が走ったと同時に左足に力が入らなくなりバランスを崩す。
直後、フォルタ・レーザから砲撃の雨を食らい、逃げる様に這いつくばってその場を離れた。
シュタタタッ!
〔くそぉっ!何をしやがった貴様ぁッ!〕
海底を這うポセイドン4の視界の端に砲撃の中を縫う様にして駆けるノアの姿が。
直ぐに一連の事柄がノアに寄るものだと感付いた。
(『的がデカくなっただけじゃなく、体の作りが″人型″のままなお陰で比較的楽だな。』(ノア))
(『あぁ、アキレス腱をぶった斬ってみたら案の定立つ事も儘ならなくなったな。』(鬼神))
フォルタ・レーザからの砲撃による爆煙や爆炎に紛れてポセイドン4に接近したノアは大木の様なアキレス腱目掛け荒鬼神ノ化身を振るう。
ポセイドンが形態を変化させていても一貫して″人型″を保っていた為、人体の弱点をそのまま突いただけである。
ドドンッ!ズドンッ!ゴゴンッ!ゴンッ!
ズザッ!
『っと。ここまで来れば一安心だな。』
砲撃の雨の中を駆けてきたノアが辿り着いたのはフォルタ・レーザの足下である。
幾ら″要塞″の異名を持つフォルタ・レーザとは言え、直下には砲撃を向ける事は出来ない。
だが対抗策は持っているが、フォルタ・レーザは継続してポセイドン4に向けて砲撃を続けている。
何故ならフォルタ・レーザは元々、ノアの血の匂いを感知してこの場に出現してきた。
だが現状ノアよりも多く血を流しているのがポセイドン4で、拳を縦に割られ、アキレス腱を切断された事で動きが鈍っている為、この場で最も餌に近い存在が食い出のある巨体形態のポセイドン4なのである。
攻撃の手を緩める訳が無いのだ。
ドドンッ!ドゴンッ!ズドンッ!ゴゴンッ!
『このまま潰し合ってくれると助かるんだけど、はてさてどうなる事やら…』
フォルタ・レーザの脚を背凭れにし、継続的に砲火を浴び続けているポセイドン4を眺めるノア。
と
ドゴゴゴガゴゴゴゴゴッ!ズドンッ!ズドドドドッ!
〔ぬぅうぉおああああああっ!〕ダガァンッ!
『お。』
ひたすらに踞っていたポセイドン4が突如両方の巨腕を海底に叩き付け、その反動を利用して大きく跳躍し、フォルタ・レーザの直上へと移動。
その動きに合わせて200を超える砲塔と雷属性攻撃発生器官約100基が狙いを定める。
ドゴンッ!バヂィイイイッ!ドゴゴゴゴッ!ズドンッ!ドガッ!バシュゥウッ!ズゴゴゴゴゴゴッ!
〔おぉおおおおおおおおおおおおおっ!!!〕
飛び上がったポセイドン4は諸手を振り上げて力を溜める。
どうやら落下時の加速と膂力を加算した叩き付けをフォルタ・レーザに叩き付けるつもりの様で、砲撃を食らい続けても尚回避する素振りすら見せないでいた。
煩わしい砲撃の嵐を止める為、一刻も早く潰しに掛かる様子。
と
ビュンッ!ドスッ!
〔ぐぉおおっ!??〕
そんなポセイドン4の眼球に突如黒い棒の様な物が突き刺さる。
良く見ればそれは荒鬼神ノ化身で、ポセイドン4は激痛に苛まれて体勢が崩れる。
バシュッ!
『いらっしゃい。まさか突っ込んでくるとは思わなかったぜ。』
〔ぐっ…貴様ぁッ!〕
自身が投擲した荒鬼神ノ化身に転移した【鬼鎧殻】装備状態のノア。
ポセイドン4は引き剥がしたい所だが眼球に居る為容易に手が出せないでいた。
『そういや、俺がどうやってクラーケンを圧倒したか知りたいとか何とか言ってたな?
丁度似た状況だし、アンタにも思い知らせてやるよ!』
ジュァアアッ!
〔何『ズバァアアアアアアアアアアアッ!』ぎゃぁああああああああああああああああああっ!!!〕
眼球に突き刺した荒鬼神ノ化身に魔力を流し込むと、刀身が一気に赤熱化。
眼球内の水分が一気に沸騰し、水蒸気爆発が発生。ポセイドン4の眼球は木っ端微塵に砕け散った。
『さて、このデカブツがフォルタ・レーザか…
出現するのに一体何分掛かるんだ、これ。』
ポセイドン3を屠った後、ボコボコと音を立てて未だ岩盤を突き破って出現中のフォルタ・レーザに目をやる。
渦巻き貝の完全体と言うだけあって、貝殻だけで300メルはあり、山の様にデカい。
ボガァッ!ズズンッ!メギメギッ!
そしてたった今岩盤を突き破ってフォルタ・レーザの脚と鋏が姿を現した。
脚1本ですら巨木の様な太さと岩肌を思わせる強固な外殻が備わっており、鋏は″切る″と言うよりか超重量に任せて″叩き潰す″方が効率的であろう頑強さと巨大さを持っていた。
『うーん、如何にも硬そうだな…一応色々試してみて駄目そうなら『フッ…』グリー『ドゴォオオンッ!』
出現中のフォルタ・レーザの討伐方法を思案していたノアが影の中に呑まれたかと思うと、直上から巨大な物体が落下して来た。
岩盤の破片かと思いきや、それは巨大な人型モンスターの巨腕であった。
〔ふははははっ!我を屠って油断したか!
馬鹿め!我は後1つ形態を残して『つまり後2回殺せばアンタとはお去らばって事ね。』『ズリッ…』何っ!?〕
ドヂャッ!〔ぬがぁあっ!?〕
体高30メル程に巨大化したポセイドン第四形態(以降はポセイドン4と呼称。)が圧死させたハズのノアが拳の真横に立っており、ポセイドン4を見て嘆息していた。
すると打ち付けた拳に赤い線が走り、拳の半分がバックリと割れてずり落ちていった。
『そんなデカい図体してりゃ嫌でも<気配感知>に引っ掛かるっつーの。
わざわざ大きくなってくれてドーモ。
良い盾役になってくれよ?』
〔ぐっ…盾役…?『ドドンッ!』『ドガガガガッ!』ぬぅうっ!?〕
突如轟音と共にポセイドン4の顔面に火球が発生。巨体の顔が克ち上げられ、思わずよろめくが、何とか踏み留まった。
だが
ドドンッ!ドゴンッ!ドドドドッ!バヂィイイイッ!ドゴゴゴゴッ!ドガンッ!
全体の半分以上が出現したフォルタ・レーザがノアとポセイドン4を視認。
殻に備わった砲塔約200、雷属性攻撃発生器官約100による攻撃の嵐が今正に開始されたのであった。
ズンッ!ドゴンッ!ゴゴゴゴゴッ!ドガッ!
〔えぇいっ!煩わしい!
リトールノ…(岩盤返『ゾリッ!』ぬぉっ!『ドゴゴゴゴッ!ズガガガガッ!』ぁあああっ!!〕
フォルタ・レーザから飛来する幾多の砲撃を煩わしく思ったポセイドン4は、自身の目の前に壁を出現させようと″リトールノ・ド・アリサース(岩盤返し)″を発動させようとしたが、左足首に激痛が走ったと同時に左足に力が入らなくなりバランスを崩す。
直後、フォルタ・レーザから砲撃の雨を食らい、逃げる様に這いつくばってその場を離れた。
シュタタタッ!
〔くそぉっ!何をしやがった貴様ぁッ!〕
海底を這うポセイドン4の視界の端に砲撃の中を縫う様にして駆けるノアの姿が。
直ぐに一連の事柄がノアに寄るものだと感付いた。
(『的がデカくなっただけじゃなく、体の作りが″人型″のままなお陰で比較的楽だな。』(ノア))
(『あぁ、アキレス腱をぶった斬ってみたら案の定立つ事も儘ならなくなったな。』(鬼神))
フォルタ・レーザからの砲撃による爆煙や爆炎に紛れてポセイドン4に接近したノアは大木の様なアキレス腱目掛け荒鬼神ノ化身を振るう。
ポセイドンが形態を変化させていても一貫して″人型″を保っていた為、人体の弱点をそのまま突いただけである。
ドドンッ!ズドンッ!ゴゴンッ!ゴンッ!
ズザッ!
『っと。ここまで来れば一安心だな。』
砲撃の雨の中を駆けてきたノアが辿り着いたのはフォルタ・レーザの足下である。
幾ら″要塞″の異名を持つフォルタ・レーザとは言え、直下には砲撃を向ける事は出来ない。
だが対抗策は持っているが、フォルタ・レーザは継続してポセイドン4に向けて砲撃を続けている。
何故ならフォルタ・レーザは元々、ノアの血の匂いを感知してこの場に出現してきた。
だが現状ノアよりも多く血を流しているのがポセイドン4で、拳を縦に割られ、アキレス腱を切断された事で動きが鈍っている為、この場で最も餌に近い存在が食い出のある巨体形態のポセイドン4なのである。
攻撃の手を緩める訳が無いのだ。
ドドンッ!ドゴンッ!ズドンッ!ゴゴンッ!
『このまま潰し合ってくれると助かるんだけど、はてさてどうなる事やら…』
フォルタ・レーザの脚を背凭れにし、継続的に砲火を浴び続けているポセイドン4を眺めるノア。
と
ドゴゴゴガゴゴゴゴゴッ!ズドンッ!ズドドドドッ!
〔ぬぅうぉおああああああっ!〕ダガァンッ!
『お。』
ひたすらに踞っていたポセイドン4が突如両方の巨腕を海底に叩き付け、その反動を利用して大きく跳躍し、フォルタ・レーザの直上へと移動。
その動きに合わせて200を超える砲塔と雷属性攻撃発生器官約100基が狙いを定める。
ドゴンッ!バヂィイイイッ!ドゴゴゴゴッ!ズドンッ!ドガッ!バシュゥウッ!ズゴゴゴゴゴゴッ!
〔おぉおおおおおおおおおおおおおっ!!!〕
飛び上がったポセイドン4は諸手を振り上げて力を溜める。
どうやら落下時の加速と膂力を加算した叩き付けをフォルタ・レーザに叩き付けるつもりの様で、砲撃を食らい続けても尚回避する素振りすら見せないでいた。
煩わしい砲撃の嵐を止める為、一刻も早く潰しに掛かる様子。
と
ビュンッ!ドスッ!
〔ぐぉおおっ!??〕
そんなポセイドン4の眼球に突如黒い棒の様な物が突き刺さる。
良く見ればそれは荒鬼神ノ化身で、ポセイドン4は激痛に苛まれて体勢が崩れる。
バシュッ!
『いらっしゃい。まさか突っ込んでくるとは思わなかったぜ。』
〔ぐっ…貴様ぁッ!〕
自身が投擲した荒鬼神ノ化身に転移した【鬼鎧殻】装備状態のノア。
ポセイドン4は引き剥がしたい所だが眼球に居る為容易に手が出せないでいた。
『そういや、俺がどうやってクラーケンを圧倒したか知りたいとか何とか言ってたな?
丁度似た状況だし、アンタにも思い知らせてやるよ!』
ジュァアアッ!
〔何『ズバァアアアアアアアアアアアッ!』ぎゃぁああああああああああああああああああっ!!!〕
眼球に突き刺した荒鬼神ノ化身に魔力を流し込むと、刀身が一気に赤熱化。
眼球内の水分が一気に沸騰し、水蒸気爆発が発生。ポセイドン4の眼球は木っ端微塵に砕け散った。
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