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獣人国編~国交式典・解放・擬似的大氾濫~
善戦
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ゴォッ!
(<渾身><遠心力><斬斬舞>!)
「ッリャアッ!!!」
『ゴ『ガヂョッ!』ゴッ!ボゴッ!バギャッ!』
〔『ぬぅっ!?』〕
吹き飛ばされてしまったノアは、エルダークラーケンの放った拳に<渾身>、<遠心力>、<斬斬舞>を乗せた地爆豪鎚(ジバクゴウツチ)改め『破壊者(デストロイヤー)』の一撃を見舞った。
金属同士を高速で衝突させた様な音が響いた後、拳表層の外殻が割れ、砕け、拳から青い血が吹き出したのであった。
ゴギャッ!ズギャッ!バカァッ!
〔『おおおおっ!?』〕
<斬斬舞>の効果が乗り、拳を砕いた後も『破壊者(デストロイヤー)』を振り回し、腕の側面を破壊しながら上昇していく。
地爆豪鎚(ジバクゴウツチ)…″深海″エリアボスであるポセイドン第三形態が顕現させる事が出来る3メルもある巨大な魔鎚。
打撃箇所から半径3メルに及ぶ<衝撃波>が付与され、その類いの内部機構が備わっており、これはあらゆる耐性を突破する。
↓
地爆豪鎚(ジバクゴウツチ)改め『破壊者(デストロイヤー)』…地爆豪鎚に備わる機構に、ドワーフの余計な一手間(魔改造)を加えた巨大な魔鎚。
絶大な攻撃力を有しているが、元より重量が5割増しとなっていて、只でさえ扱い辛いのに技術も求められる仕上がりとなっている。
打撃箇所から″10セメル″に及ぶ<衝撃波>が付与され、その類いの内部機構が備わっており、これはあらゆる耐性を突破する。
効果範囲を絞る事で、破壊力と貫通力を大幅に向上させる事に成功しているが、戦闘の中でピンポイントに当てる事は至難の技である。
ブシュゥ…ダッ!ビダダッ!
(〔『<人化>形態で何もかもが1/100まで弱体化しているとは言え、我の外殻を砕くとは…
くくく、外界では面白い物を作り出しよるなぁ!』〕)
外殻を砕かれ、僅かに破壊され血を吹き出す拳を見詰め、心の中で笑みを浮かべるエルダークラーケン。
″『おおおおおおおおっ!?
これは番狂わせです!試合開始してから最初に血を流したのはまさかのエルダークラーケン!(ヤン)』″
″『超攻撃的戦法【鬼神】のノア!
エルダークラーケンに対しても変わる事は無い様です!(リン)』″
″『さぁ、その【鬼神】のノアく…っ!?
…どうやら彼の方もタダでは済まなかった様です…!(フェイ)』″
ガラァンッ!ズダンッ!
ノアが持っていた『破壊者(デストロイヤー)』が闘技場に落下。
直後にノアもその場に降り立った。
ノアを見てみると、肩甲骨の辺りから生やしていたオーラで形作った右腕が1本霧散していた。
どうやら『破壊者(デストロイヤー)』の衝撃がオーラの腕にも伝わり、耐えきれなかった様だ。
と
「…これは使えるな…」ニィ…
ノアは霧散したオーラの腕を見て不気味な笑みを浮かべていた。
ガシッ!
″『ちょ、ノア君何を…!
どういう事でしょう!【鬼神】のノア君が″普通の腕″でハンマーを手にしました!(ヤン)』″
″『恐らくさっきの腕は負荷に耐えられずに霧散したものと…
つまり生身の腕でそんな事をすればどうなるか想像に難くありません!(リン)』″
″『恐らくお子さんをお持ちの方々には少しショッキングな事が行われると思われます!急いで目を塞いで下さい!(フェイ)』″
ノアがオーラで形作った腕では無く、普通の腕で『破壊者(デストロイヤー)』を持った事で、意図は分からずとも、何が起こるかは容易に察せられた。
~とある建物の屋上~
ババッ!
「えっ!?ポーラちゃん何で!?何で!?(クロラ)」
「え!?ポーラちゃんどうしたん!?(ミダレ)」
「うっさい!少しの間ジッとしてて!(ポーラ)」
バッ!
「にゃにゃっ!?ヴァモス!前が見えにゃい「いいからジッとしてろ!(ヴァモス)」」
ネプトゥリオの注意を聞いたポーラは、クロラとミダレの目を塞ぎ、同じくヴァモスもベレーザの目を塞ぐ。
この様な行動は獣人国中で行わたのであった。
~闘技場~
「すー…はー…
…″<四肢自死>発動!″…オ″ォオ″オ″オ″オ″オ″オ″オ″ッ!!!」
ズダダダダダダダダダダッ!
(〔『…今から何を…?
だが真っ向から来るのだ、こちらも手加減せずに応対せねばな!』〕)
グォオオオッ!
ノアの自爆とも取れる行動を訝しみつつも、海洋最強種としての矜持か、真っ向からやって来るノアに対して触手を寄り合わせて形成した足での踏みつけを繰り出した。
「オ″ォオ″オ″オ″オ″オ″オ″オ″ラ″ァッ!」ゴッ!
『ガッ『グチ『バガァアッ!』』
〔『ぬぅ…』〕ダッダガッ…
エルダークラーケンの足に合わせて『破壊者(デストロイヤー)』を振るった直後、猛烈な衝撃の波がエルダークラーケンの膝辺りまで走り、数ヶ所の外殻を砕いた。
堪らずたたらを踏むエルダークラーケンだが、ノアはこのチャンスを見逃すハズが無い。
スラッ『バヒュッ!』バシュンッ!
ノアは空いている腕で荒鬼神ノ化身を抜き、頭上へとぶん投げ、即座に転移。
シュバッ!「オォオラァッ!もう一丁ォッ!」
ゴォッ!
ビョルルル『ダンッ!』ルンッ!
〔『ヌッ!』〕
再びエルダークラーケンの眼前に転移したノアに触手が迫るが、空中にいながら『破壊者(デストロイヤー)』の重量と体重移動を駆使し、更に<躱身(カワシミ)>で回避した後に触手を足場にして大きく飛び上がり
〔『″がぁ″っ!″』〕ゴァッ!
ボッ!
エルダークラーケンが再び衝撃波混じりの咆哮をノアへと吐くが、<2段ジャンプ>を発動して後頭部へまわる。
「ッリ″ァ″ア″ァ″ア″ア″ッ!」ゴギャァアアアッ!
<渾身>と<遠心力>、<躱身(カワシミ)>に<一閃>と″もう1つのスキル″を上乗せした強烈な一撃がエルダークラーケンの後頭部を襲う。
〔『っ!…ぉっ!?』〕ぐらぁ…
『『『ズズゥンッ!』』』
体長50メルにもなるエルダークラーケンの巨体が大きく前のめりになり、そのまま闘技場に倒れ込んだ。
「「「「「「「「「「「「おおおおおおおおおおおおおおおっ!」」」」」」」」」」」」
凄まじい攻防に沸く観衆。
式典の演出として訪れ、上空でこの御前試合を観ていた人魚達も目を点にして呆然としていた。
「はぁっ、はぁっ…っぐ…」
ビョルルルルンッ!ハシッ。「げ!」
ヒュボッ!
僅かに息を切らしていたノアにエルダークラーケンの触手が迫る。
反応に遅れたノアだったが、鉤爪に捕らえられるも、後方に向かってぶん投げられただけであった。
″『う、嘘でしょぉっ!?あ、あのエルダークラーケンの巨体が大きく揺らいだだけでなく闘技場に倒れ伏しました!(フェイ)』″
″『…と言うか、さっきノア君の腕から…その…嫌な音が聞こえたけど、あの意味は…?(リン)』″
″『さ、さぁ…(ヤン)』″
~通り~
「「「「「「「「「「「「おおおおおおおおおおおおおおおっ!」」」」」」」」」」」」
「す、凄ぇ…!
あの巨体をぶっ倒しちまったぜ…!
なぁ見たかゴフゥ!ゴフゥ?(ゴファン)」
ブツブツ…
「…まさか″<四肢自死>″を…?
いやそれしかあり得ない…が、″<四肢自死>″を取得するのも発動するのもそれなりに覚悟がいるぞ…!(ゴフゥ)」
通りで観戦していたゴフゥは、ノアが突っ込む前に発動していた″スキル″の正体に思い到っていた。
<四肢自死>…自身の四肢の何れかを戦闘不能レベルまで追いやる事で、全ステータスを150%上昇させるスキルで、このステータス上昇は、戦闘終了まで継続する。
このスキルは自動で発動する事は無く、意識的に発動しなければならない。
つまり、″今から四肢の何れかを″意識的に壊す″と言う覚悟″が必要である。
(<渾身><遠心力><斬斬舞>!)
「ッリャアッ!!!」
『ゴ『ガヂョッ!』ゴッ!ボゴッ!バギャッ!』
〔『ぬぅっ!?』〕
吹き飛ばされてしまったノアは、エルダークラーケンの放った拳に<渾身>、<遠心力>、<斬斬舞>を乗せた地爆豪鎚(ジバクゴウツチ)改め『破壊者(デストロイヤー)』の一撃を見舞った。
金属同士を高速で衝突させた様な音が響いた後、拳表層の外殻が割れ、砕け、拳から青い血が吹き出したのであった。
ゴギャッ!ズギャッ!バカァッ!
〔『おおおおっ!?』〕
<斬斬舞>の効果が乗り、拳を砕いた後も『破壊者(デストロイヤー)』を振り回し、腕の側面を破壊しながら上昇していく。
地爆豪鎚(ジバクゴウツチ)…″深海″エリアボスであるポセイドン第三形態が顕現させる事が出来る3メルもある巨大な魔鎚。
打撃箇所から半径3メルに及ぶ<衝撃波>が付与され、その類いの内部機構が備わっており、これはあらゆる耐性を突破する。
↓
地爆豪鎚(ジバクゴウツチ)改め『破壊者(デストロイヤー)』…地爆豪鎚に備わる機構に、ドワーフの余計な一手間(魔改造)を加えた巨大な魔鎚。
絶大な攻撃力を有しているが、元より重量が5割増しとなっていて、只でさえ扱い辛いのに技術も求められる仕上がりとなっている。
打撃箇所から″10セメル″に及ぶ<衝撃波>が付与され、その類いの内部機構が備わっており、これはあらゆる耐性を突破する。
効果範囲を絞る事で、破壊力と貫通力を大幅に向上させる事に成功しているが、戦闘の中でピンポイントに当てる事は至難の技である。
ブシュゥ…ダッ!ビダダッ!
(〔『<人化>形態で何もかもが1/100まで弱体化しているとは言え、我の外殻を砕くとは…
くくく、外界では面白い物を作り出しよるなぁ!』〕)
外殻を砕かれ、僅かに破壊され血を吹き出す拳を見詰め、心の中で笑みを浮かべるエルダークラーケン。
″『おおおおおおおおっ!?
これは番狂わせです!試合開始してから最初に血を流したのはまさかのエルダークラーケン!(ヤン)』″
″『超攻撃的戦法【鬼神】のノア!
エルダークラーケンに対しても変わる事は無い様です!(リン)』″
″『さぁ、その【鬼神】のノアく…っ!?
…どうやら彼の方もタダでは済まなかった様です…!(フェイ)』″
ガラァンッ!ズダンッ!
ノアが持っていた『破壊者(デストロイヤー)』が闘技場に落下。
直後にノアもその場に降り立った。
ノアを見てみると、肩甲骨の辺りから生やしていたオーラで形作った右腕が1本霧散していた。
どうやら『破壊者(デストロイヤー)』の衝撃がオーラの腕にも伝わり、耐えきれなかった様だ。
と
「…これは使えるな…」ニィ…
ノアは霧散したオーラの腕を見て不気味な笑みを浮かべていた。
ガシッ!
″『ちょ、ノア君何を…!
どういう事でしょう!【鬼神】のノア君が″普通の腕″でハンマーを手にしました!(ヤン)』″
″『恐らくさっきの腕は負荷に耐えられずに霧散したものと…
つまり生身の腕でそんな事をすればどうなるか想像に難くありません!(リン)』″
″『恐らくお子さんをお持ちの方々には少しショッキングな事が行われると思われます!急いで目を塞いで下さい!(フェイ)』″
ノアがオーラで形作った腕では無く、普通の腕で『破壊者(デストロイヤー)』を持った事で、意図は分からずとも、何が起こるかは容易に察せられた。
~とある建物の屋上~
ババッ!
「えっ!?ポーラちゃん何で!?何で!?(クロラ)」
「え!?ポーラちゃんどうしたん!?(ミダレ)」
「うっさい!少しの間ジッとしてて!(ポーラ)」
バッ!
「にゃにゃっ!?ヴァモス!前が見えにゃい「いいからジッとしてろ!(ヴァモス)」」
ネプトゥリオの注意を聞いたポーラは、クロラとミダレの目を塞ぎ、同じくヴァモスもベレーザの目を塞ぐ。
この様な行動は獣人国中で行わたのであった。
~闘技場~
「すー…はー…
…″<四肢自死>発動!″…オ″ォオ″オ″オ″オ″オ″オ″オ″ッ!!!」
ズダダダダダダダダダダッ!
(〔『…今から何を…?
だが真っ向から来るのだ、こちらも手加減せずに応対せねばな!』〕)
グォオオオッ!
ノアの自爆とも取れる行動を訝しみつつも、海洋最強種としての矜持か、真っ向からやって来るノアに対して触手を寄り合わせて形成した足での踏みつけを繰り出した。
「オ″ォオ″オ″オ″オ″オ″オ″オ″ラ″ァッ!」ゴッ!
『ガッ『グチ『バガァアッ!』』
〔『ぬぅ…』〕ダッダガッ…
エルダークラーケンの足に合わせて『破壊者(デストロイヤー)』を振るった直後、猛烈な衝撃の波がエルダークラーケンの膝辺りまで走り、数ヶ所の外殻を砕いた。
堪らずたたらを踏むエルダークラーケンだが、ノアはこのチャンスを見逃すハズが無い。
スラッ『バヒュッ!』バシュンッ!
ノアは空いている腕で荒鬼神ノ化身を抜き、頭上へとぶん投げ、即座に転移。
シュバッ!「オォオラァッ!もう一丁ォッ!」
ゴォッ!
ビョルルル『ダンッ!』ルンッ!
〔『ヌッ!』〕
再びエルダークラーケンの眼前に転移したノアに触手が迫るが、空中にいながら『破壊者(デストロイヤー)』の重量と体重移動を駆使し、更に<躱身(カワシミ)>で回避した後に触手を足場にして大きく飛び上がり
〔『″がぁ″っ!″』〕ゴァッ!
ボッ!
エルダークラーケンが再び衝撃波混じりの咆哮をノアへと吐くが、<2段ジャンプ>を発動して後頭部へまわる。
「ッリ″ァ″ア″ァ″ア″ア″ッ!」ゴギャァアアアッ!
<渾身>と<遠心力>、<躱身(カワシミ)>に<一閃>と″もう1つのスキル″を上乗せした強烈な一撃がエルダークラーケンの後頭部を襲う。
〔『っ!…ぉっ!?』〕ぐらぁ…
『『『ズズゥンッ!』』』
体長50メルにもなるエルダークラーケンの巨体が大きく前のめりになり、そのまま闘技場に倒れ込んだ。
「「「「「「「「「「「「おおおおおおおおおおおおおおおっ!」」」」」」」」」」」」
凄まじい攻防に沸く観衆。
式典の演出として訪れ、上空でこの御前試合を観ていた人魚達も目を点にして呆然としていた。
「はぁっ、はぁっ…っぐ…」
ビョルルルルンッ!ハシッ。「げ!」
ヒュボッ!
僅かに息を切らしていたノアにエルダークラーケンの触手が迫る。
反応に遅れたノアだったが、鉤爪に捕らえられるも、後方に向かってぶん投げられただけであった。
″『う、嘘でしょぉっ!?あ、あのエルダークラーケンの巨体が大きく揺らいだだけでなく闘技場に倒れ伏しました!(フェイ)』″
″『…と言うか、さっきノア君の腕から…その…嫌な音が聞こえたけど、あの意味は…?(リン)』″
″『さ、さぁ…(ヤン)』″
~通り~
「「「「「「「「「「「「おおおおおおおおおおおおおおおっ!」」」」」」」」」」」」
「す、凄ぇ…!
あの巨体をぶっ倒しちまったぜ…!
なぁ見たかゴフゥ!ゴフゥ?(ゴファン)」
ブツブツ…
「…まさか″<四肢自死>″を…?
いやそれしかあり得ない…が、″<四肢自死>″を取得するのも発動するのもそれなりに覚悟がいるぞ…!(ゴフゥ)」
通りで観戦していたゴフゥは、ノアが突っ込む前に発動していた″スキル″の正体に思い到っていた。
<四肢自死>…自身の四肢の何れかを戦闘不能レベルまで追いやる事で、全ステータスを150%上昇させるスキルで、このステータス上昇は、戦闘終了まで継続する。
このスキルは自動で発動する事は無く、意識的に発動しなければならない。
つまり、″今から四肢の何れかを″意識的に壊す″と言う覚悟″が必要である。
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