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二章 虚なる化け物
4. 『誓約』
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なんでこうなったんだろう。
両親と王都に旅行に来て、闘技大会を観ていて、気付いたらいっぱい殴られたり蹴られたりした後で、質問されたことに半ば反射的に答えていたら、治療をしてくれて……。
今はわけもわからないまま、馬から落ちないように目の前の男の人にしがみついて、銅像が並んだ大きな門を抜けて、平原を横切る知らない街道を進んでいる。
王都を都市ごと奇観たらしめている荘厳な大聖堂の尖塔が地平線に埋もれた所で、馬は歩様を変えてゆっくりと歩み出した。
しがみついていなければ十秒も経たず振り落とされそうな揺れも収まり、疲れと緊張の緩和に、喉の奥が冷たくなるほど目一杯に深く呼吸をした。
「ここまで来れば、追手も追いつかないだろう。おつかれ」
ハイドラ、というらしい小柄な男の人は、馬の首を大きく撫でて長い馳駆を労った。その左手の包帯の奥には、彼が危険な愚者であることを示す黒い印がついてある。
命の恩人……なのだろうか。私をどこかへ連れ去ろうとした衛兵をハイドラが殺して、そして彼は同じように私をどこかへ連れ去った。けれど彼は少なくとも医者と協力して、私の回復に努めてくれた。
わからない。なにしろ、彼は……
「愚者、なんだよね。君も……私も」
「そうだな。腕のこれが証拠だ。コレーにも、愚者の灼印が浮かんだだろ」
「えっと、どこにあるのか分からなくて」
「あー、太腿の裏だよ。右足の」
「太腿の……裏?」
「……いつ、そんなとこ見たんだよ」
ケイロンが、私の抱いた疑問を代弁した。
少し考えれば、スカートの破れた箇所から見られたと推測できる。今だって、スカートとローブで馬に跨っているせいで太腿から先の素足は外気に晒されていて、夜でなければ愚者の灼印とやらが丸見えだろう。
けれど、ハイドラが私の恥ずかしい所を見た、と思うと体が仄かに熱を持ち、頭が鈍った。
「……たまたま見えたんだよ、破けたとこから」
「ほんとかぁ? わざとじゃねぇの?」
「たまたまだって」
暴行の最中、誰かに服を破かれた。頭を何度も蹴られていたあの時の記憶は途切れ途切れだけど、ゴツゴツした男の腕が服をビリビリに破いて避け目から手を差し入れてきて、何一つ抵抗できずに指を押し付けられたその不快感を覚えている。スカートもその中も同様だ。
私を徹底的に痛みつけ、貞淑を穢した全ての手が、足が……愚者によって引き起こされた蛮行ではなく、ただの人間によるものだった。
けれど、唯一本物の愚者は、私を救ってくれた。
愚者といえば、人類の敵、とまで称される腕っ節の強い悪党と教わって生きてきた。
実際腕っ節は強くて、ハイドラは私を剣よりも軽そうに抱きかかえた。聖者や衛兵を斬り捨てていたから、悪党でもあるのだろう。
それでも、血に塗れた彼の手に、私は不快感ではなく、安心感を覚えた。
馬の上でバランスを崩しかけるたび、彼の前に回した腕を引っ張って支えてくれた。「宝珠が重いだろう」と言って、代わりに持ってくれている。太腿の灼印も「たまたま見えただけ」と言い訳しているかと思えば、「嫌だったよな、ごめん」と謝った。
彼の存在は、私の固定観念を取り払うのには十分すぎた。
礼服に威儀を正すばかりの聖者が、いったい私に何をしただろうか。
私の見ている限り、重傷の市民より新たに生まれた聖者の救出を優先していた彼らが、私に何をしてくれただろうか。
わからない。目の前で人を切り裂いた愚者の手に抱いた、安心感の正体が……。
*
ケイロンが足で馬に指示を出す一瞬の動きを見切り、ほぼ同時に同じ指示を出すと、二頭の馬は同時に歩様を変えた。駈歩から速歩に、その後常歩とスピードを落としていく。それは王国の調教師の間で広く共有されているのと同様の指示だった。反応は非常に良く、切迫した戦場に求められる性能を満たしている。
馬を労り、コレーの質問に答えて、ケイロンに揶揄われる。あんな状況で、女性の太腿なんかに低俗な欲が向くはずないのだが。
馬の速度は落ち、バランスを取るのは容易になったのに、後ろからしがみつく腕の力が強まり、背中の密着感が強まった。顔を撫でる夜風が冷たくなった。
慣れていない馬上で疲れたのだろうが、彼女が休む前に話すべきことがあった。
「そうだ、コレー。自分の誓約って、ちゃんとわかるか?」
「ああ、それは聞いておかないと」
「誓約……って?」
コレーに誓約の内容を問うと、誓約の意味を問い返された。
誓約、というのは、確かに一般市民の間で盛んに使われる言葉ではなかった。
「誓約ってのは、精霊が人を聖者にする時に向け結ぶ約束みたいなもんだよ。その時、なにか『強い感情』を抱くんだ。例えば……ヘルクリーズのが有名だろ、『愚者を討ち滅ぼしたい』って。愚者も大体似たようなものだから、誓約って呼んでる。なにか、思い浮かばないか?」
「私は、なんなんだろ。強い感情……愚者になったんだから、悪いことだよね……うーん……」
「心当たりは」
「……わからない」
「そ、そうか」
「わかんねぇ、じゃ困るんだけどな……」
コレーの言葉に落胆するとともに、彼女の密着する背中がゾワっとした。咄嗟に腰の剣を探したが、無いことに気付き、とにかく焦って冷や汗が流れた。
前を行くケイロンは振り返り、背負った弓をいつでも取れるようにし、足は馬を走らせる準備をしていた。
──突如訪れた一触即発の機。
コレーはその張り詰めた空気に気付くことなく、あっけらかんにケイロンに問いかけた。
「ケイロンさんは、どんな誓約なんですか」
「は、俺か? 俺は、あれだよ。『家族を守りたい』ってな」
「ええ?」
「まじかよ。見直したぞ、おっさん」
「おいおい、俺のどこがおっさんだってんだよ」
「無駄に言葉が軽いとこ」
「んだよ、それぇ。まだ五十にゃなってねぇよ」
不安を払拭するように、早口でケイロンと言葉を交わす。上擦った声だった。思ったことをそのまま口にする形なので、ケイロン、とかいう言い慣れない固有名詞は、おっさん、と化した。
有り体に言えば、命の危機である。前の馬に乗る男はその限りでは無いが。
そのおっさんは、自らの誓約を明かした。
コレーは、その内容をすぐに疑った。
「『家族を守りたい』……? ええ、でも……」
「まあ、よくある話だよ。愚者の組織の組長を捕らえて尋問したら、そいつの誓約が『組織の組員を守りたい』だった……みたいなことは」
「その組織が、悪い組織だから?」
「そうだな。みんな愚者だった。愚者を守りたい、だなんて感情を抱いたなら、それは悪い感情だ」
「そんな、仲間を守ることが悪いことなんて……。いや、そうだよね。愚者は、聖者の敵だから」
「ああ。で、どうだ。今ので、誓約っぽい、なにかないか?」
少し強めに問い詰めた。
なにかないと困る。思いつかないということは、本当に記憶にないか、もしくは──誓約を果たすことができなくなったか、だ。前者なら問題はないが、後者だった場合面倒なのだ。
そのことを、ケイロンも知っているようだった。
「思いつかねぇか? これだけは絶対に譲れねぇってもんとか」
「なんでもいいんだ。夢とか、好きなものとか」
「……普通、いい事に聞こえるものでもいいんだよね。じゃあ、心当たりあるかも。『傷を癒したい』……あの闘技場で、本当にたくさんの人が怪我をして、死んだ人もいて。その中に、愚者の人もいた。ヘルクリーズって人に、殺されてたでしょ?」
コレーは、やりきれない感情を針金のような声に表した。
『傷を癒したい』。それは、コレーが絶大な効果を発揮する広域回復魔法を使用したことと合致していた。その感情が彼女を愚者たらしめたことに相違ないだろう。
「それが誓約だろうな。聖者か愚者の力じゃないと、あんな魔法は使えない。『傷を癒したい』それか、『愚者の傷を癒したい』か」
「そっ……か」
すぐに飲み込めはしないか。人命を救うことを、非人間と蔑まれるような形で否定されたのだから。ほんの軽い頭突きが、俺の背中でコンと音を立てた。
コレーの表情は見えないが、悔しさや悲しさに歪んでいることは簡単に想像できた。
しかし、俺と、おそらくケイロンも安堵していた。
「でも、よかったよ。果たせる誓約で」
「なにが?」
「ああ、これも知らないか。聖者も愚者も、誓約が絶対に果たされなくなると、化け物になるんだよ」
「……へっ? ば、化け物?」
両親と王都に旅行に来て、闘技大会を観ていて、気付いたらいっぱい殴られたり蹴られたりした後で、質問されたことに半ば反射的に答えていたら、治療をしてくれて……。
今はわけもわからないまま、馬から落ちないように目の前の男の人にしがみついて、銅像が並んだ大きな門を抜けて、平原を横切る知らない街道を進んでいる。
王都を都市ごと奇観たらしめている荘厳な大聖堂の尖塔が地平線に埋もれた所で、馬は歩様を変えてゆっくりと歩み出した。
しがみついていなければ十秒も経たず振り落とされそうな揺れも収まり、疲れと緊張の緩和に、喉の奥が冷たくなるほど目一杯に深く呼吸をした。
「ここまで来れば、追手も追いつかないだろう。おつかれ」
ハイドラ、というらしい小柄な男の人は、馬の首を大きく撫でて長い馳駆を労った。その左手の包帯の奥には、彼が危険な愚者であることを示す黒い印がついてある。
命の恩人……なのだろうか。私をどこかへ連れ去ろうとした衛兵をハイドラが殺して、そして彼は同じように私をどこかへ連れ去った。けれど彼は少なくとも医者と協力して、私の回復に努めてくれた。
わからない。なにしろ、彼は……
「愚者、なんだよね。君も……私も」
「そうだな。腕のこれが証拠だ。コレーにも、愚者の灼印が浮かんだだろ」
「えっと、どこにあるのか分からなくて」
「あー、太腿の裏だよ。右足の」
「太腿の……裏?」
「……いつ、そんなとこ見たんだよ」
ケイロンが、私の抱いた疑問を代弁した。
少し考えれば、スカートの破れた箇所から見られたと推測できる。今だって、スカートとローブで馬に跨っているせいで太腿から先の素足は外気に晒されていて、夜でなければ愚者の灼印とやらが丸見えだろう。
けれど、ハイドラが私の恥ずかしい所を見た、と思うと体が仄かに熱を持ち、頭が鈍った。
「……たまたま見えたんだよ、破けたとこから」
「ほんとかぁ? わざとじゃねぇの?」
「たまたまだって」
暴行の最中、誰かに服を破かれた。頭を何度も蹴られていたあの時の記憶は途切れ途切れだけど、ゴツゴツした男の腕が服をビリビリに破いて避け目から手を差し入れてきて、何一つ抵抗できずに指を押し付けられたその不快感を覚えている。スカートもその中も同様だ。
私を徹底的に痛みつけ、貞淑を穢した全ての手が、足が……愚者によって引き起こされた蛮行ではなく、ただの人間によるものだった。
けれど、唯一本物の愚者は、私を救ってくれた。
愚者といえば、人類の敵、とまで称される腕っ節の強い悪党と教わって生きてきた。
実際腕っ節は強くて、ハイドラは私を剣よりも軽そうに抱きかかえた。聖者や衛兵を斬り捨てていたから、悪党でもあるのだろう。
それでも、血に塗れた彼の手に、私は不快感ではなく、安心感を覚えた。
馬の上でバランスを崩しかけるたび、彼の前に回した腕を引っ張って支えてくれた。「宝珠が重いだろう」と言って、代わりに持ってくれている。太腿の灼印も「たまたま見えただけ」と言い訳しているかと思えば、「嫌だったよな、ごめん」と謝った。
彼の存在は、私の固定観念を取り払うのには十分すぎた。
礼服に威儀を正すばかりの聖者が、いったい私に何をしただろうか。
私の見ている限り、重傷の市民より新たに生まれた聖者の救出を優先していた彼らが、私に何をしてくれただろうか。
わからない。目の前で人を切り裂いた愚者の手に抱いた、安心感の正体が……。
*
ケイロンが足で馬に指示を出す一瞬の動きを見切り、ほぼ同時に同じ指示を出すと、二頭の馬は同時に歩様を変えた。駈歩から速歩に、その後常歩とスピードを落としていく。それは王国の調教師の間で広く共有されているのと同様の指示だった。反応は非常に良く、切迫した戦場に求められる性能を満たしている。
馬を労り、コレーの質問に答えて、ケイロンに揶揄われる。あんな状況で、女性の太腿なんかに低俗な欲が向くはずないのだが。
馬の速度は落ち、バランスを取るのは容易になったのに、後ろからしがみつく腕の力が強まり、背中の密着感が強まった。顔を撫でる夜風が冷たくなった。
慣れていない馬上で疲れたのだろうが、彼女が休む前に話すべきことがあった。
「そうだ、コレー。自分の誓約って、ちゃんとわかるか?」
「ああ、それは聞いておかないと」
「誓約……って?」
コレーに誓約の内容を問うと、誓約の意味を問い返された。
誓約、というのは、確かに一般市民の間で盛んに使われる言葉ではなかった。
「誓約ってのは、精霊が人を聖者にする時に向け結ぶ約束みたいなもんだよ。その時、なにか『強い感情』を抱くんだ。例えば……ヘルクリーズのが有名だろ、『愚者を討ち滅ぼしたい』って。愚者も大体似たようなものだから、誓約って呼んでる。なにか、思い浮かばないか?」
「私は、なんなんだろ。強い感情……愚者になったんだから、悪いことだよね……うーん……」
「心当たりは」
「……わからない」
「そ、そうか」
「わかんねぇ、じゃ困るんだけどな……」
コレーの言葉に落胆するとともに、彼女の密着する背中がゾワっとした。咄嗟に腰の剣を探したが、無いことに気付き、とにかく焦って冷や汗が流れた。
前を行くケイロンは振り返り、背負った弓をいつでも取れるようにし、足は馬を走らせる準備をしていた。
──突如訪れた一触即発の機。
コレーはその張り詰めた空気に気付くことなく、あっけらかんにケイロンに問いかけた。
「ケイロンさんは、どんな誓約なんですか」
「は、俺か? 俺は、あれだよ。『家族を守りたい』ってな」
「ええ?」
「まじかよ。見直したぞ、おっさん」
「おいおい、俺のどこがおっさんだってんだよ」
「無駄に言葉が軽いとこ」
「んだよ、それぇ。まだ五十にゃなってねぇよ」
不安を払拭するように、早口でケイロンと言葉を交わす。上擦った声だった。思ったことをそのまま口にする形なので、ケイロン、とかいう言い慣れない固有名詞は、おっさん、と化した。
有り体に言えば、命の危機である。前の馬に乗る男はその限りでは無いが。
そのおっさんは、自らの誓約を明かした。
コレーは、その内容をすぐに疑った。
「『家族を守りたい』……? ええ、でも……」
「まあ、よくある話だよ。愚者の組織の組長を捕らえて尋問したら、そいつの誓約が『組織の組員を守りたい』だった……みたいなことは」
「その組織が、悪い組織だから?」
「そうだな。みんな愚者だった。愚者を守りたい、だなんて感情を抱いたなら、それは悪い感情だ」
「そんな、仲間を守ることが悪いことなんて……。いや、そうだよね。愚者は、聖者の敵だから」
「ああ。で、どうだ。今ので、誓約っぽい、なにかないか?」
少し強めに問い詰めた。
なにかないと困る。思いつかないということは、本当に記憶にないか、もしくは──誓約を果たすことができなくなったか、だ。前者なら問題はないが、後者だった場合面倒なのだ。
そのことを、ケイロンも知っているようだった。
「思いつかねぇか? これだけは絶対に譲れねぇってもんとか」
「なんでもいいんだ。夢とか、好きなものとか」
「……普通、いい事に聞こえるものでもいいんだよね。じゃあ、心当たりあるかも。『傷を癒したい』……あの闘技場で、本当にたくさんの人が怪我をして、死んだ人もいて。その中に、愚者の人もいた。ヘルクリーズって人に、殺されてたでしょ?」
コレーは、やりきれない感情を針金のような声に表した。
『傷を癒したい』。それは、コレーが絶大な効果を発揮する広域回復魔法を使用したことと合致していた。その感情が彼女を愚者たらしめたことに相違ないだろう。
「それが誓約だろうな。聖者か愚者の力じゃないと、あんな魔法は使えない。『傷を癒したい』それか、『愚者の傷を癒したい』か」
「そっ……か」
すぐに飲み込めはしないか。人命を救うことを、非人間と蔑まれるような形で否定されたのだから。ほんの軽い頭突きが、俺の背中でコンと音を立てた。
コレーの表情は見えないが、悔しさや悲しさに歪んでいることは簡単に想像できた。
しかし、俺と、おそらくケイロンも安堵していた。
「でも、よかったよ。果たせる誓約で」
「なにが?」
「ああ、これも知らないか。聖者も愚者も、誓約が絶対に果たされなくなると、化け物になるんだよ」
「……へっ? ば、化け物?」
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