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第四章 ゲーム学校編
Part6
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「お前がスラムか」
「いかにも、私がスラムだ」
「…」
「君も、私を倒しにきたのかな?」
「あぁ」
「へぇー(コイツ、こんな装備で私に挑んできたのか。余裕だな、今の私なら勝てる)」
スラムは、アスタの初期装備の格好を見て、完全にアスタをなめていた。
「行くぜ。スラム」
「ああ、くるといいさ」
背中にあった鞘から剣を抜いたアスタ。
「(さて、どれ程の実力かな?)」
「…!ハァ!」
アスタの攻撃に、スラムは余裕で止めようとした。
「…!」
剣でガードしていたスラムだったが、アスタの重い一撃により、吹っ飛ばされた。
「んっ(なんだ、今の攻撃は。明らかに今の攻撃は、私より強かった)」
「…」
スラムに迫るアスタ。
「(この少年、リタと言う少年と同格かそれ以上に、脅威だ)」
「もうおしまいか、さっきは随分と余裕だったみたいだが」
「っ(どうする、このまま戦えば、負けるのは私だ)」
「(コイツ、そこまで手強い相手じゃない。でも、それは今だからだ。スラムは、成長次第じゃ脅威になる)」
アスタとスラムは、お互いに考えながらも、どちらも相手の事を脅威と認識していた。
「…」
立ち上がるスラム。
「お前、強いな。正直あなどっていたよ」
「…」
「見かけで人を判断してはいけないと言うことか。私は戦うのが二回目とは言え、初めは勝てると思ったが、君は、随分と脅威となる存在だ」
「そうか、だからか」
「だから、とは」
「お前は、レベルこそ上がってるかもしれないが、さっきの動きを見て分かったよ。お前は俺に比べて、戦闘経験が足りていない」
「…みたいだな」
「でも逆に言えば、経験を積めば、人は強くなる。お前も、経験を積めば脅威になるだろう。正直、この世界の敵と言う存在じゃなきゃ、仲良くしたかったよ。でも、お前が脅威になる前に、悪いが、倒させてもらう」
「…悪いが、私もせっかく得たこの力に知識。簡単に失う訳にはいかない」
「…(ここで、終わらせる!)」
アスタはスラムに向かっていき、スラムの核がある頸を斬った。
「ハァ!」
「ハ!」
スラムは、あまりの速さに反応できず、頸を斬られる。
「……」
アスタはスラムの核を潰し、倒したと、そう思った。だが、倒したと言う実感がわかなかった。
「…」
スラムの方を見るアスタ。スラムは、頸こそ斬れていたが、何故か消滅しなかった。
「(どういう事だ、消滅しない)」
アスタが疑問に思っていると、スラムは光に包まれ始めた。だがそれは、消滅ではなく、復活する光だった。
「!(この魔力はスラム、それにもう一つ、この魔力反応は、!)」
「…うっ、あー」
「どういう事だ」
「!これは」
スラムは、自分でも復活した事に驚いていた。
「(コイツも今知ったのか。復活できることに)」
「はは、ハーハッハッハ」
「…」
「これは驚いたな。まさか私に復活する力があるとは」
「(核を潰しても復活する。どうすれば。それに)」
「ん?お前も驚いているのか」
「(コイツの力、前より上がってないか)」
そう、スラムの能力は、ボスモンスターを召喚したり、瞬間移動する能力だけでは無かった。
ある条件が達成されない限り、復活し続けるというものだったのだ。しかも、復活する事に、スラムのレベルがどんどん上がっていくという脅威の能力を持っていた。
この世界では、モンスターと戦ってレベルアップより、プレイヤー同士で戦った方が、レベルアップがしやすい設定になっていた。
プレイヤー同士の戦いは、HPを削るほどに、レベルアップされ、倒した際は、更にレベルも上がる。
スラムの場合、復活と言う能力があるので、負けても、プレイヤーと戦闘した為、復活し、レベルが上がり、更には、そのプレイヤーが一度見せた攻撃を覚える設定になっていた。
「ハッハッハ、まさか復活できるとは、それに、レベルも上がっている。実に愉快だ」
「…」
スラムは復活したと同時に、頭の中に、スラムがホントに消滅する方法が流れてきた。
「なるほどなるほど」
「核を潰しても復活とか、凄い能力だな(反則だろ)」
「そうだな、私も驚いている。この能力なら、わざわざモンスターを召喚しなくても良いな」
「なるほど、お前は戦いのほとんどを、召喚したモンスターに任せていたのか」
「あぁ、今まではな」
「(だから戦闘慣れしてなかった訳か)それで、そんな能力でどうする、まだ戦うか」
「んー、そうだな。だがこれでは、私がただただ有利だし、ずっと無敵と言うのもつまらない。そう言えば、お前名前は」
「今必要か?」
「あぁ、ずっとお前と言うのも、失礼な気がしたからな」
「…アスタ」
「!?」
「それが俺の名前だ」
「ほお、なるほどな。お前がアスタか」
「?なんだよ、知ってたのか」
「名前だけな。だがなるほど、確かにお前は脅威の存在だ」
「名前だけ?誰から聞いた」
「私に自我をくれた、リアルワールドにいる協力者にさ」
「!?(協力者、今そう言ったか、リアルワールドに、俺を知るやつがいるのか)」
「アスタよ、お前に伝えておくよ」
「何をだ」
「情報と試練だ」
「情報と、試練?」
「あぁ、まずは私を倒す方法だ」
「へえ、自分から言ってくれるのか」
「まあね。私はこう見えて、君達剣士と対等に戦いたいんだよ。私だけが有利ではつまらない」
「そうか」
「私を倒す方法、それは」
「…」
「第二十階層にいる、このゲームの本来のラスボスである。タイダンハーツと言うボスモンスターと、私をほぼ同時に倒すこと。それが私を倒す方法だ」
「タイダンハーツ」
「まあ、今そう言う設定なだけで、私の操作次第では、タイダンハーツを倒して、私も終わりと言う事もできるが。それでは私がつまらないからね。ついでに教えておくと、何故ほぼ同時でなければならないのか。それは、タイダンハーツも私も、復活の能力を持っているからだよ。片方だけ倒しても、時間差で復活すると言う訳さ」
「随分と自分について喋るな。そこまでいくと嘘の可能性を考えるぜ」
「まあ、そうだろうね。でもねえ、さっきも言ったが、私は対等でありたいんだ。どちらか一方だけ強いなんて、つまらないからね」
「そうかよ」
「ああ、さて次に、試練だ」
「試練ねえ」
「アスタに与える試練、それは、アスタ、君には少しの間、報奨金をかけさせてもらう」
「報奨金だと」
「ああ、アスタを倒したものに、金貨千枚と言うね」
「随分と高いな」
「まあね、これだけの金貨なら、皆興味を持つだろう。それだけあれば、新たな武器を買ったり、強化したりできるだろう?(まあ正直、アスタが負けるとは思わないがな)」
スラムの狙いは、アスタを倒したものと戦うことではなく、それほど戦ったアスタと戦うことだった。スラムも、アスタの強さを見て、アスタが負けないことは理解していたが、今のアスタと戦うより、戦い抜いたアスタと戦いたいと言う欲求が勝っていた。
今この瞬間から、アスタと同じように、スラムもレベル上げをしたかった。
スラムは味わいたいのだ、復活と言う能力があるが、純粋にレベルを上げる、剣士と戦うということを。
「今から十分後に、アスタに報奨金をかける。制限時間は一日。それが過ぎれば解除しよう。アスタはそれまでに、仲間でも探して生き残ってみせろ」
「…(ホントなら、今すぐコイツを倒すべきだが、復活がある以上、これ以上の戦いは意味がない。俺一人じゃ無理だ、ユキを探さないと)」
「じゃあ、頑張ってくれよ。アスタ」
そう言うと、スラムは瞬間移動で、どこかへ飛んでいった。
「……やってやるよ。絶対生き残る」
アスタは、今よりレベルを上げ、ユキと共にスラムとタイダンハーツを倒す為、決意を固め、街へと向かった。
「いかにも、私がスラムだ」
「…」
「君も、私を倒しにきたのかな?」
「あぁ」
「へぇー(コイツ、こんな装備で私に挑んできたのか。余裕だな、今の私なら勝てる)」
スラムは、アスタの初期装備の格好を見て、完全にアスタをなめていた。
「行くぜ。スラム」
「ああ、くるといいさ」
背中にあった鞘から剣を抜いたアスタ。
「(さて、どれ程の実力かな?)」
「…!ハァ!」
アスタの攻撃に、スラムは余裕で止めようとした。
「…!」
剣でガードしていたスラムだったが、アスタの重い一撃により、吹っ飛ばされた。
「んっ(なんだ、今の攻撃は。明らかに今の攻撃は、私より強かった)」
「…」
スラムに迫るアスタ。
「(この少年、リタと言う少年と同格かそれ以上に、脅威だ)」
「もうおしまいか、さっきは随分と余裕だったみたいだが」
「っ(どうする、このまま戦えば、負けるのは私だ)」
「(コイツ、そこまで手強い相手じゃない。でも、それは今だからだ。スラムは、成長次第じゃ脅威になる)」
アスタとスラムは、お互いに考えながらも、どちらも相手の事を脅威と認識していた。
「…」
立ち上がるスラム。
「お前、強いな。正直あなどっていたよ」
「…」
「見かけで人を判断してはいけないと言うことか。私は戦うのが二回目とは言え、初めは勝てると思ったが、君は、随分と脅威となる存在だ」
「そうか、だからか」
「だから、とは」
「お前は、レベルこそ上がってるかもしれないが、さっきの動きを見て分かったよ。お前は俺に比べて、戦闘経験が足りていない」
「…みたいだな」
「でも逆に言えば、経験を積めば、人は強くなる。お前も、経験を積めば脅威になるだろう。正直、この世界の敵と言う存在じゃなきゃ、仲良くしたかったよ。でも、お前が脅威になる前に、悪いが、倒させてもらう」
「…悪いが、私もせっかく得たこの力に知識。簡単に失う訳にはいかない」
「…(ここで、終わらせる!)」
アスタはスラムに向かっていき、スラムの核がある頸を斬った。
「ハァ!」
「ハ!」
スラムは、あまりの速さに反応できず、頸を斬られる。
「……」
アスタはスラムの核を潰し、倒したと、そう思った。だが、倒したと言う実感がわかなかった。
「…」
スラムの方を見るアスタ。スラムは、頸こそ斬れていたが、何故か消滅しなかった。
「(どういう事だ、消滅しない)」
アスタが疑問に思っていると、スラムは光に包まれ始めた。だがそれは、消滅ではなく、復活する光だった。
「!(この魔力はスラム、それにもう一つ、この魔力反応は、!)」
「…うっ、あー」
「どういう事だ」
「!これは」
スラムは、自分でも復活した事に驚いていた。
「(コイツも今知ったのか。復活できることに)」
「はは、ハーハッハッハ」
「…」
「これは驚いたな。まさか私に復活する力があるとは」
「(核を潰しても復活する。どうすれば。それに)」
「ん?お前も驚いているのか」
「(コイツの力、前より上がってないか)」
そう、スラムの能力は、ボスモンスターを召喚したり、瞬間移動する能力だけでは無かった。
ある条件が達成されない限り、復活し続けるというものだったのだ。しかも、復活する事に、スラムのレベルがどんどん上がっていくという脅威の能力を持っていた。
この世界では、モンスターと戦ってレベルアップより、プレイヤー同士で戦った方が、レベルアップがしやすい設定になっていた。
プレイヤー同士の戦いは、HPを削るほどに、レベルアップされ、倒した際は、更にレベルも上がる。
スラムの場合、復活と言う能力があるので、負けても、プレイヤーと戦闘した為、復活し、レベルが上がり、更には、そのプレイヤーが一度見せた攻撃を覚える設定になっていた。
「ハッハッハ、まさか復活できるとは、それに、レベルも上がっている。実に愉快だ」
「…」
スラムは復活したと同時に、頭の中に、スラムがホントに消滅する方法が流れてきた。
「なるほどなるほど」
「核を潰しても復活とか、凄い能力だな(反則だろ)」
「そうだな、私も驚いている。この能力なら、わざわざモンスターを召喚しなくても良いな」
「なるほど、お前は戦いのほとんどを、召喚したモンスターに任せていたのか」
「あぁ、今まではな」
「(だから戦闘慣れしてなかった訳か)それで、そんな能力でどうする、まだ戦うか」
「んー、そうだな。だがこれでは、私がただただ有利だし、ずっと無敵と言うのもつまらない。そう言えば、お前名前は」
「今必要か?」
「あぁ、ずっとお前と言うのも、失礼な気がしたからな」
「…アスタ」
「!?」
「それが俺の名前だ」
「ほお、なるほどな。お前がアスタか」
「?なんだよ、知ってたのか」
「名前だけな。だがなるほど、確かにお前は脅威の存在だ」
「名前だけ?誰から聞いた」
「私に自我をくれた、リアルワールドにいる協力者にさ」
「!?(協力者、今そう言ったか、リアルワールドに、俺を知るやつがいるのか)」
「アスタよ、お前に伝えておくよ」
「何をだ」
「情報と試練だ」
「情報と、試練?」
「あぁ、まずは私を倒す方法だ」
「へえ、自分から言ってくれるのか」
「まあね。私はこう見えて、君達剣士と対等に戦いたいんだよ。私だけが有利ではつまらない」
「そうか」
「私を倒す方法、それは」
「…」
「第二十階層にいる、このゲームの本来のラスボスである。タイダンハーツと言うボスモンスターと、私をほぼ同時に倒すこと。それが私を倒す方法だ」
「タイダンハーツ」
「まあ、今そう言う設定なだけで、私の操作次第では、タイダンハーツを倒して、私も終わりと言う事もできるが。それでは私がつまらないからね。ついでに教えておくと、何故ほぼ同時でなければならないのか。それは、タイダンハーツも私も、復活の能力を持っているからだよ。片方だけ倒しても、時間差で復活すると言う訳さ」
「随分と自分について喋るな。そこまでいくと嘘の可能性を考えるぜ」
「まあ、そうだろうね。でもねえ、さっきも言ったが、私は対等でありたいんだ。どちらか一方だけ強いなんて、つまらないからね」
「そうかよ」
「ああ、さて次に、試練だ」
「試練ねえ」
「アスタに与える試練、それは、アスタ、君には少しの間、報奨金をかけさせてもらう」
「報奨金だと」
「ああ、アスタを倒したものに、金貨千枚と言うね」
「随分と高いな」
「まあね、これだけの金貨なら、皆興味を持つだろう。それだけあれば、新たな武器を買ったり、強化したりできるだろう?(まあ正直、アスタが負けるとは思わないがな)」
スラムの狙いは、アスタを倒したものと戦うことではなく、それほど戦ったアスタと戦うことだった。スラムも、アスタの強さを見て、アスタが負けないことは理解していたが、今のアスタと戦うより、戦い抜いたアスタと戦いたいと言う欲求が勝っていた。
今この瞬間から、アスタと同じように、スラムもレベル上げをしたかった。
スラムは味わいたいのだ、復活と言う能力があるが、純粋にレベルを上げる、剣士と戦うということを。
「今から十分後に、アスタに報奨金をかける。制限時間は一日。それが過ぎれば解除しよう。アスタはそれまでに、仲間でも探して生き残ってみせろ」
「…(ホントなら、今すぐコイツを倒すべきだが、復活がある以上、これ以上の戦いは意味がない。俺一人じゃ無理だ、ユキを探さないと)」
「じゃあ、頑張ってくれよ。アスタ」
そう言うと、スラムは瞬間移動で、どこかへ飛んでいった。
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