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本篇・2年目後期
最後のテスト期間、最後のテスト 弥生side
その日の夜、いつもの場所へと急ぐ。
そこにはやっぱり葉月がいて、何かを食べているのが見える。
「お疲れ様」
「弥生...!お疲れ様!」
二人で話しながら、いちご大福とカツサンドを食べていく。
「やっぱり美味しい。すごいね、葉月は...」
「弥生のお弁当も美味しいよ」
びっくりするくらいに平穏な時間...何を話せばいいのか分からなくなることも多いけれど、それも含めてとても楽しい。
けれど、これから先こんな時間もここでしかなくなってしまうのかもしれないと思うと、途端に寂しさがこみあげてくる。
「お疲れ様」
「それじゃあまたね!」
葉月はそのまま行ってしまう。
この日の月は、ミッドナイトブルーに映える眩しさを放っていた。
そして次のスクーリング。
「情報処理のテストの情報は以上です」
早くもテスト期間に入り、範囲は思っていたより少なくて少しほっとした。
毎回レポート提出があったのに、テストには出ないものがあったからだろう。
「それじゃあ葉月、私行くから」
「うん、また後でね」
一教科だけの私と違って、葉月は七教科あるはずだ。
...大丈夫なのだろうか。
無理をしていないか、困っていることはないのかと余計なことを考えてしまう。
葉月と夜会わなくなってから二週間後、いよいよテストだ。
「弥生、久しぶり!」
「体調は大丈夫そう?」
「うん、もうばっちりだよ」
そう、葉月は体調を崩していたのだ。
分からないところはメッセージでやりとりをして、出来るだけ無理をしないようにと伝えて...そうこうしているうちに今日に至る。
「それでははじめてください」
実は今回、前日しか勉強していない。
それ以外はできるだけ原稿を進めて...ポストに投函してきた。
(...うん、いける)
とにかく手を進める。
これで最後なのだ、なんとか満点をとりたい。
小説もこれだけ上手くいけばいいのに、なんていうのは欲張りすぎだろうか。
「はい、そこまで。お疲れ様でした」
この日の最後の方の教科だったので、他の人たちは疲れたと連呼していた。
葉月もあと一教科ある。
「それじゃあまた、調子がよさそうなときに」
「うん、またね!」
ーーこうして、私の学生最後のテストは終わったのだ。
そこにはやっぱり葉月がいて、何かを食べているのが見える。
「お疲れ様」
「弥生...!お疲れ様!」
二人で話しながら、いちご大福とカツサンドを食べていく。
「やっぱり美味しい。すごいね、葉月は...」
「弥生のお弁当も美味しいよ」
びっくりするくらいに平穏な時間...何を話せばいいのか分からなくなることも多いけれど、それも含めてとても楽しい。
けれど、これから先こんな時間もここでしかなくなってしまうのかもしれないと思うと、途端に寂しさがこみあげてくる。
「お疲れ様」
「それじゃあまたね!」
葉月はそのまま行ってしまう。
この日の月は、ミッドナイトブルーに映える眩しさを放っていた。
そして次のスクーリング。
「情報処理のテストの情報は以上です」
早くもテスト期間に入り、範囲は思っていたより少なくて少しほっとした。
毎回レポート提出があったのに、テストには出ないものがあったからだろう。
「それじゃあ葉月、私行くから」
「うん、また後でね」
一教科だけの私と違って、葉月は七教科あるはずだ。
...大丈夫なのだろうか。
無理をしていないか、困っていることはないのかと余計なことを考えてしまう。
葉月と夜会わなくなってから二週間後、いよいよテストだ。
「弥生、久しぶり!」
「体調は大丈夫そう?」
「うん、もうばっちりだよ」
そう、葉月は体調を崩していたのだ。
分からないところはメッセージでやりとりをして、出来るだけ無理をしないようにと伝えて...そうこうしているうちに今日に至る。
「それでははじめてください」
実は今回、前日しか勉強していない。
それ以外はできるだけ原稿を進めて...ポストに投函してきた。
(...うん、いける)
とにかく手を進める。
これで最後なのだ、なんとか満点をとりたい。
小説もこれだけ上手くいけばいいのに、なんていうのは欲張りすぎだろうか。
「はい、そこまで。お疲れ様でした」
この日の最後の方の教科だったので、他の人たちは疲れたと連呼していた。
葉月もあと一教科ある。
「それじゃあまた、調子がよさそうなときに」
「うん、またね!」
ーーこうして、私の学生最後のテストは終わったのだ。
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