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「眠くないか?」
「大丈夫です」
あれからみんなでご飯を食べて、旧校舎の秘密基地みたいなところでシャワーを浴びさせてもらって…。
約束の時間、私は室星先生と白露と一緒に校舎内を見回っていた。
「どうかしたか?」
「このあたり、あまり来たことがなくて…。ごめんなさい。珍しいものがいっぱいあって吃驚したんです」
「だろうな」
旧校舎には用事があるとき以外ほとんど来ない。
だから、何があるか全然知らない場所も沢山ある。
「武器は持っているか?」
「はい。水鉄砲と、お姉ちゃんからもらったお札を…」
《独学でそこまでやるとはな》
「努力家だからな」
お姉ちゃんの力をこめたり、お姉ちゃんの知り合いに作ってもらっているらしい霊力がこめられた水が入っている水鉄砲。
それから、色々な種類の札を作れるお姉ちゃんは私に適性があるからとわざわざ用意してくれた。
「結界の規模がすさまじいと折原から聞いているが…」
「そうみたいです。自分ではあんまり分かってないんですけど、お姉ちゃんが大きすぎるって言ってました」
「そうか」
室星先生はあんまり喋らないけど、すごくいい人だってことは分かる。
《何かくる》
「え?」
《グオオン!》
いきなり大きな恐竜みたいな何かが現れて、吃驚して動けなかった。
「折原妹」
「は、はい」
「あれに水鉄砲を当ててみろ」
「分かりました」
相手は私たちの声を全然認識していないみたいだ。
大きな鳴き声をあげて暴れようとする怪獣に向かって水を撃つ。
だけど、動きが速くて避けられてしまった。
「え、あ、」
それからすぐ細い糸が飛んでくる。
《ガア!》
先生の糸に絡めとられて動けなくなった怪獣は悲鳴をあげた。
「怨霊の集合体だな。俺が止めているうちに攻撃を当ててくれ」
「わ、分かりました」
夜仕事を手伝いたいとお願いしたとき、お姉ちゃんが言ってた。
命のやりとりをすることもあるけど耐えられるのかって。
手が震える。本当は戦いたくない。
だけど、私がやらないとあの怪獣はずっと苦しむ。
「…ごめんなさい!」
《ギャア!》
今度こそ相手に命中して、体がぼろぼろと崩れはじめる。
ほっとしていたら紫色の煙がこっちに向かって流れてきた。
「だ、駄目!」
なんとなく危ないものな気がして、お姉ちゃんからもらったお札でなんとか結界を作る。
「…すさまじいな」
「え?」
「校舎全てを覆うどころか、町全体を囲めそうだ」
……私の結界ってそんなに大きいの?
煙がなくなったところで結界を解除すると、大きな体がこっちに向かって飛んできた。
「……!」
目を閉じると、ばちっと電流がはしる音がする。
ゆっくり瞼をあげてみたら、白露が刀で斬り裂いていた。
《悪いが主を護るのが俺の役目だ》
「大丈夫です」
あれからみんなでご飯を食べて、旧校舎の秘密基地みたいなところでシャワーを浴びさせてもらって…。
約束の時間、私は室星先生と白露と一緒に校舎内を見回っていた。
「どうかしたか?」
「このあたり、あまり来たことがなくて…。ごめんなさい。珍しいものがいっぱいあって吃驚したんです」
「だろうな」
旧校舎には用事があるとき以外ほとんど来ない。
だから、何があるか全然知らない場所も沢山ある。
「武器は持っているか?」
「はい。水鉄砲と、お姉ちゃんからもらったお札を…」
《独学でそこまでやるとはな》
「努力家だからな」
お姉ちゃんの力をこめたり、お姉ちゃんの知り合いに作ってもらっているらしい霊力がこめられた水が入っている水鉄砲。
それから、色々な種類の札を作れるお姉ちゃんは私に適性があるからとわざわざ用意してくれた。
「結界の規模がすさまじいと折原から聞いているが…」
「そうみたいです。自分ではあんまり分かってないんですけど、お姉ちゃんが大きすぎるって言ってました」
「そうか」
室星先生はあんまり喋らないけど、すごくいい人だってことは分かる。
《何かくる》
「え?」
《グオオン!》
いきなり大きな恐竜みたいな何かが現れて、吃驚して動けなかった。
「折原妹」
「は、はい」
「あれに水鉄砲を当ててみろ」
「分かりました」
相手は私たちの声を全然認識していないみたいだ。
大きな鳴き声をあげて暴れようとする怪獣に向かって水を撃つ。
だけど、動きが速くて避けられてしまった。
「え、あ、」
それからすぐ細い糸が飛んでくる。
《ガア!》
先生の糸に絡めとられて動けなくなった怪獣は悲鳴をあげた。
「怨霊の集合体だな。俺が止めているうちに攻撃を当ててくれ」
「わ、分かりました」
夜仕事を手伝いたいとお願いしたとき、お姉ちゃんが言ってた。
命のやりとりをすることもあるけど耐えられるのかって。
手が震える。本当は戦いたくない。
だけど、私がやらないとあの怪獣はずっと苦しむ。
「…ごめんなさい!」
《ギャア!》
今度こそ相手に命中して、体がぼろぼろと崩れはじめる。
ほっとしていたら紫色の煙がこっちに向かって流れてきた。
「だ、駄目!」
なんとなく危ないものな気がして、お姉ちゃんからもらったお札でなんとか結界を作る。
「…すさまじいな」
「え?」
「校舎全てを覆うどころか、町全体を囲めそうだ」
……私の結界ってそんなに大きいの?
煙がなくなったところで結界を解除すると、大きな体がこっちに向かって飛んできた。
「……!」
目を閉じると、ばちっと電流がはしる音がする。
ゆっくり瞼をあげてみたら、白露が刀で斬り裂いていた。
《悪いが主を護るのが俺の役目だ》
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