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第18章『虚ろな瞳の先』
番外篇『監査部のお仕事日誌』
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「折原さん、お疲れ様」
「お、お疲れ様です」
先輩たち相手に緊張しながら、なんとかこいのぼりをおろすことができた。
「申し訳ないんだけど、部活に顔出さないといけなくて…。片づけ、お願いしても大丈夫?」
「分かりました。やっておきます」
「ありがとう」
優しい先輩でよかった。
重かった腕がいきなり軽くなってびっくりしていたら、白露が半分持って息を吐く。
《都合よく押しつけられていないか?》
「そういうわけじゃないと思うよ。この前は一緒に書類整理をしてくれたし、あの先輩は部活のコンクールが近いはずだから…」
お姉ちゃんみたいに全員の顔を覚えることはできないけど、周りの先輩たちがどんな人かはちょっとずつ分かってきた。
《これを運べば終わるのか?》
「うん。あとは日誌を書いたら…」
《伏せろ》
よく分からないまましゃがんだら、小さな雷が飛んできた。
「お、お疲れ様です」
先輩たち相手に緊張しながら、なんとかこいのぼりをおろすことができた。
「申し訳ないんだけど、部活に顔出さないといけなくて…。片づけ、お願いしても大丈夫?」
「分かりました。やっておきます」
「ありがとう」
優しい先輩でよかった。
重かった腕がいきなり軽くなってびっくりしていたら、白露が半分持って息を吐く。
《都合よく押しつけられていないか?》
「そういうわけじゃないと思うよ。この前は一緒に書類整理をしてくれたし、あの先輩は部活のコンクールが近いはずだから…」
お姉ちゃんみたいに全員の顔を覚えることはできないけど、周りの先輩たちがどんな人かはちょっとずつ分かってきた。
《これを運べば終わるのか?》
「うん。あとは日誌を書いたら…」
《伏せろ》
よく分からないまましゃがんだら、小さな雷が飛んできた。
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