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泣かないver.
カフェにて 大翔side
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「いらっしゃいませ!」
俺が普段バイトをしているのは、こじんまりとした知る人のみぞ知る場所だ。
少し掃除な大変な部分もあるものの、俺を受け入れてくれたこの場所をとても気に入っている。
「小野、ちょっと休んだ方がいいよ」
「でも...」
「でも、じゃなくて休憩入っておいで。なんだか寝不足みたいだし、それなら寝た方がいい」
「それじゃあ、お言葉に甘えて...」
スタッフルームには仮眠室がある。
体調不良で休んだからといって、給料を減らされることもない。
そのうえ、店員の方からは言いづらいだろうからと、店長の方から休むよう言ってくれるのだ。
...本当に完璧なホワイト企業だと常々感じている。
実のところ、最近テスト勉強をしていてあまり寝ていなかった。
「...そろそろ戻るか」
まさか見抜かれるとも思っていなかったが、やはり店長を尊敬する。
「佐藤、御舟。いちゃいちゃしない」
「いっ...いきなり何を言い出すんですか!?」
店内にお客がいない時間は、いつもこんなふうに賑やかになる。
厨房等どこでもこなせる御舟先輩と、可愛らしい姿からお客に癒しを与えている佐藤さんカップル。
「小野、大丈夫か?なんだか顔色が悪いみたいだけど」
「休ませてもらったので大丈夫です。御舟先輩は佐藤さんの心配をしててください」
「おまえまでからかうのか...」
御舟先輩には入ったばかりの頃にお世話になった。
だからこうして、沢山のことを話せる仲ではある。
「いらっしゃいませ。お客様、こちらの席へどうぞ」
店長のすごいところは、この切り替えだ。
優雅にお客を通すと、そのままメニューを手渡す。
「ごめん、ちょっと行かないといけないところがあるからお店をみんなに頼むね」
「了解です」
お客の相手をしようとテーブルに向かっていると、先に佐藤さんがいた。
ただ、何だか困っているように見える。
「えっと、その...そちらのセットはこちらとは少し違って、」
「佐藤さん。あとは俺がやるから」
「ありがとうございます」
あまり顔色がよくない。
もしかしたら休ませた方がいいのではと考えながらお客に視線をやると、あまりの驚きで固まってしまった。
いつも来るのは急だが、まさか今日来店するとは...。
「お客様、どうされましたか?」
「このセットとこのランチの違いを知りたくて...え、大翔?」
「今日のおすすめはランチだな。デザートをシェフがこだわって作ってるから、美味しいと思う」
「え、あ、それならランチにします」
「かしこまりました。...また後でな、久遠」
久遠にだけ聞こえるように囁き、そのまま厨房へと向かう。
こういった時間があるのは本当に楽しい。
今の俺は幸せ者だな...なんて考えながら、指示通りに料理を運んだ。
俺が普段バイトをしているのは、こじんまりとした知る人のみぞ知る場所だ。
少し掃除な大変な部分もあるものの、俺を受け入れてくれたこの場所をとても気に入っている。
「小野、ちょっと休んだ方がいいよ」
「でも...」
「でも、じゃなくて休憩入っておいで。なんだか寝不足みたいだし、それなら寝た方がいい」
「それじゃあ、お言葉に甘えて...」
スタッフルームには仮眠室がある。
体調不良で休んだからといって、給料を減らされることもない。
そのうえ、店員の方からは言いづらいだろうからと、店長の方から休むよう言ってくれるのだ。
...本当に完璧なホワイト企業だと常々感じている。
実のところ、最近テスト勉強をしていてあまり寝ていなかった。
「...そろそろ戻るか」
まさか見抜かれるとも思っていなかったが、やはり店長を尊敬する。
「佐藤、御舟。いちゃいちゃしない」
「いっ...いきなり何を言い出すんですか!?」
店内にお客がいない時間は、いつもこんなふうに賑やかになる。
厨房等どこでもこなせる御舟先輩と、可愛らしい姿からお客に癒しを与えている佐藤さんカップル。
「小野、大丈夫か?なんだか顔色が悪いみたいだけど」
「休ませてもらったので大丈夫です。御舟先輩は佐藤さんの心配をしててください」
「おまえまでからかうのか...」
御舟先輩には入ったばかりの頃にお世話になった。
だからこうして、沢山のことを話せる仲ではある。
「いらっしゃいませ。お客様、こちらの席へどうぞ」
店長のすごいところは、この切り替えだ。
優雅にお客を通すと、そのままメニューを手渡す。
「ごめん、ちょっと行かないといけないところがあるからお店をみんなに頼むね」
「了解です」
お客の相手をしようとテーブルに向かっていると、先に佐藤さんがいた。
ただ、何だか困っているように見える。
「えっと、その...そちらのセットはこちらとは少し違って、」
「佐藤さん。あとは俺がやるから」
「ありがとうございます」
あまり顔色がよくない。
もしかしたら休ませた方がいいのではと考えながらお客に視線をやると、あまりの驚きで固まってしまった。
いつも来るのは急だが、まさか今日来店するとは...。
「お客様、どうされましたか?」
「このセットとこのランチの違いを知りたくて...え、大翔?」
「今日のおすすめはランチだな。デザートをシェフがこだわって作ってるから、美味しいと思う」
「え、あ、それならランチにします」
「かしこまりました。...また後でな、久遠」
久遠にだけ聞こえるように囁き、そのまま厨房へと向かう。
こういった時間があるのは本当に楽しい。
今の俺は幸せ者だな...なんて考えながら、指示通りに料理を運んだ。
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