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1章
エルフの国シャイア
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私が生まれ落ちた「ギュステルの街」から、僅か一メル程。
ベルドア王国とシャイアの間にある関所へと着いた私は、目を輝かせながら番兵さんにギルド証を提示しますと、若干引かれ気味に通行許可を頂きました。
変な子だと思われてしまったようですけれど、自身を証明出来た私は今、とても幸せな気持ちでいっぱいですので気にしません。
高揚感と共に門を通り抜けた先は……正に森です。生い茂る木々の中を街道が一本通っている以外に何もありません。ただ、私達と同じくダンジョンが目的だと思われる冒険者が沢山同じ方向へと歩いていますので、比較的賑やかな旅だとは言えますね。
「ギュステルの街」はこのエルフの国シャイアへと赴く際に立ち寄る街でもありますから、そこから多くの冒険者さんと一緒に移動している形になります。
ギルドから新たなダンジョンの発表があり、その後直ぐにシャイアへと出発したにも関わらず、沢山の冒険者さんが既に歩いていてびっくりです。余りの行動の早さに驚いていた私ですが、「情報は何より鮮度が大事ですからね」、とミツキさんが情報の大切さ教えてくれました。
そんな気の早い冒険者さん達と、「役目」の為に急ぐ私達……だったのですけど。
以外にもゆっくりとした旅になり、この関所に着くまでに一つ、大きな知識と経験を得る事ができました。
この関所に着くまでに一晩野宿をした時の事。
街道の途中に沢山の仮設天幕が張られている場所があり、後続も次々にその場所で野宿の準備を始め出したのです。
誰も我先にと急ぐような事はせず、沢山いた冒険者さん達は持ち寄った食事のシェアなどをしていました。
唐突に近くにいた女性の冒険者さんから、「一晩宜しくね」と声をかけられ不思議に思った私に、「それでは皆さんに合わせて、私達もここで一晩を明かしましょうか」とミツキさんが言いましたので、更に疑問符が頭に浮かびます。
「あのミツキさん、皆さんはここで野宿する事を始めから決めていたのですか?」
「他人ですから、当然決めていた訳では無いですよ? 自然とそうなったと言う形でしょうか。別段私達は急いでもいいのですが、今回はミズキちゃんの社会勉強と言う事で、冒険者さんとの交流をしておきましょう」
そう言われ、沢山の経験をしたい私は勿論大喜びです。仮設天幕を三人で張りながら、ミツキさんがゆっくりと交流の必要性について教えてくれました。
冒険者はダンジョンに入れば全てのパーティーが商売敵になりますけれど、危険に陥った場合、見知った人から助けを受けられるかどうかが生死を分ける事も多く、お互いが生きる為にこうして小まめに横の繋がりを持つという暗黙的なルールがあるそうなのです。
昔はモンスターがとてつもなく強く、一匹のモンスターを相手にする場合、最低でも3、4人は集まらなければ一方的に殺されてしまう厳しい世界でした。誰だって死にたくは無いですから、そのような状況下であれば皆で協力しましょうとなるのは自然の事で、その流れが今もなを受け継がれ、お互いを敵視するのではなく「協力者」として接するルールが根付いた、と。
そう聞かされた私は、ここにいる冒険者さんに大きな親近感を感じています。私も皆さんも「生きる」為に必死ですからね。
胸を抑えながら一人で感激していますと、「もう一つ」とミツキさんが付け加えてお話を続けますので、ワクワクしながら先を聞いていた私は。次第に悲しい気持ちになりました……。
「危険に陥る」という事態は、その状況と場合と場所に寄って違います。当然「助けられないと直感的に感じる」場合や「助けに入ると自分も死ぬ」と解る場合も沢山あります。ですので、大きなミスや無謀な事をすれば見捨てられても文句は言えない、そんな状況もよくある話ですよ、と聞かされたからです。
誰だってミスはしますから、そのミスを補う為の「協力者」ですのに、見捨てるのは何か矛盾している気もします。けれど補った先に待っていたのはお互いの死体、では何も残らないですものね……悲しいですが、理解はできます。
冒険者の優しくも厳しい現実をまた一つ知る事が出来た私は、旅に出る前に用意していた食事を堪能した後、女性の冒険者さん達と談笑を交えて暫く過ごしました。
その合間、隣でイグニシアさんがじーっと私を見つめていましたので話題を振ってみると、直ぐに嬉しそうに返事を返してくれます。子供らしさがあって、本当に可愛い方ですね。
夜も更けて、女性陣と男性陣に分かれて寝る事になった頃、まだまだ寝かせないとばかりに、女性の冒険者さんから「私達と一緒に行かない?」と、パーティーへのお誘いを頻繁に受けては動揺する私。ミツキさんが代わりにやんわりと断ってくれましたけれど。
「ミズキちゃんは可愛らしいですから、同性からも大人気ですね?」と言われ赤面してしまいます。私だけでなく、ミツキさんは主に男の人からお誘いを受けていましたし、イグニシアさんは女性陣に囲まれては頭をなでなでされ、小動物扱いで大人気でした。
実際の所は、私達の持つ「収納系能力」を知った方々からの熱烈な勧誘だったのです。私達はほぼ手ぶらで、どう見ても旅をしているような姿ではありませんので、それを不思議に思った女性の方から質問を受けた際に、私はつい正直に話してしまった、という訳なのです。
ミツキさんのお陰でどうにか収拾つきましたけれども。
今回のような大規模な交流は稀な事らしいのですので、次からは私達だけで野宿しましょうね、と笑顔ながらも疲れた様子でミツキさんに言われました。本当に御免なさいです……。
このようにして。
そんな賑やかな夜を明かした私達は、シャイアの国に入国し、現在に至る訳なのです。そして意気揚々と新しいダンジションに近い、最寄りの村へと移動している所です。
街道を歩いている間、自然の多さに感心しつつ気になった植物に駆け寄ってはジーっと見てみたり、綺麗な花を見つけてはしゃがみ込んで見惚れてしまったりと落ち着きの無い私。目に映る物が全て新鮮で、見ていて飽きませんし、とても楽しいのです。
「エルフさんは自然と共に生きる種族と聞かされていますけれど、この大きな木々と花々を見たらそれも納得ですね」
一通り見回って少し満足した私が話題を切り出します。
隣には先程から特に喋るでもなく眠そうな目ながらも、何処となく嬉しそうに後をついて一緒に駆け回っていたイグニシアさんがいます。彼女は何故か満足げに歩いていて、見ていて何だか微笑ましいですね。
「受け売りですが、昔は木の上に家を作っていたそうですよ。他国との交流が徐々に活発化すると同時に、現在は人間のように地上に家を作り、住むようになりました。ですが、首都は今も大きな木の中にお城があるそうです」
「木の中に、ですか? 凄いですね、実際に見てみたいです」
「「役目」にひと段落つきましたら、エルフの首都へ行ってみましょうか。私もいずれ行きたいとは思っていましたので」
「本当ですか、今からとても楽しみです」
両手を合わせ満面の笑顔で喜ぶ私に、何故かイグニシアさんから頭をなでられてしまいました。
良く解りませんけれど、なでられて嬉しいのです。
似たような景色を暫く歩いていますと、途中から森が途切れ、木の柵で囲われた村が見えてきました。
村の外側周辺では、既に到着していた冒険者さん達が沢山の仮設天幕を張っている様子も伺えます。
エルフの国は他国と交流が活発になりだした所ですので、まだまだ街と呼ばれる程の人口規模に至っていない村が大半を占めているようです。こうした村は基本的に沢山の人々を受け入れる作りにはなっていませんから、数少ない宿も殆どが先に到着した冒険者で埋まってしまっており、大半は村の近くで野宿となってしまいます。
村の入り口に到着しますと、エルフさんが二人連れで歩いている所を発見し、その姿にまた一人で感動に浸る私。ミツキさんに教わった通りの特徴をしていて、とっても綺麗な男の人と女の人が寄り添っていました。歩いている二人の周りに花が咲いていそうな、そんな甘々な感じです。
「エルフを直に見て興味津々という所でしょうか、ミズキちゃん?」
「はい~、もう綺麗な顔立ちでどう見ても少年と少女にしかみえませんし、恋人同士っぽくて素敵ですー」
ほわほわな気持ちが喋り方に出てしまいました。
「ん、あの二人、六百歳位だと思う」
「そ、そんなに生きていてあんなに若いのですか……? 凄いです」
只々感心するばかりの私にミツキさんがにこにこ笑顔で言いました。
「ミズキちゃんとイグニシアちゃんは長命どころか、寿命で死ぬ事も老いる事も無いのですから、似たようなものだと思いますよ?」
「え……」
さらりと重大な事実を聞かされました。それって、やっぱり人間じゃないのですね……私。
とはいえ、生涯ずっと知識を得られて、様々な経験をし続けられるというのは魅力的にも思えます。
前向きにとらえましょう、うん。それが良いです。
「さて、ミズキちゃん。村で少し休息を取ったら、直ぐにダンジョンに向けて出発しますよ。観光は首都まで我慢してくださいね」
「は、はい」
私がこの後、村の中を見て回るつもりでいた事が解っていた様子で、先にくぎを刺されてしまいました。鋭いです、ミツキさん……。今はお二人の「役目」が大切ですから、私も気を引き締めなおしてお邪魔にならないよう努めないといけませんね。
ベルドア王国とシャイアの間にある関所へと着いた私は、目を輝かせながら番兵さんにギルド証を提示しますと、若干引かれ気味に通行許可を頂きました。
変な子だと思われてしまったようですけれど、自身を証明出来た私は今、とても幸せな気持ちでいっぱいですので気にしません。
高揚感と共に門を通り抜けた先は……正に森です。生い茂る木々の中を街道が一本通っている以外に何もありません。ただ、私達と同じくダンジョンが目的だと思われる冒険者が沢山同じ方向へと歩いていますので、比較的賑やかな旅だとは言えますね。
「ギュステルの街」はこのエルフの国シャイアへと赴く際に立ち寄る街でもありますから、そこから多くの冒険者さんと一緒に移動している形になります。
ギルドから新たなダンジョンの発表があり、その後直ぐにシャイアへと出発したにも関わらず、沢山の冒険者さんが既に歩いていてびっくりです。余りの行動の早さに驚いていた私ですが、「情報は何より鮮度が大事ですからね」、とミツキさんが情報の大切さ教えてくれました。
そんな気の早い冒険者さん達と、「役目」の為に急ぐ私達……だったのですけど。
以外にもゆっくりとした旅になり、この関所に着くまでに一つ、大きな知識と経験を得る事ができました。
この関所に着くまでに一晩野宿をした時の事。
街道の途中に沢山の仮設天幕が張られている場所があり、後続も次々にその場所で野宿の準備を始め出したのです。
誰も我先にと急ぐような事はせず、沢山いた冒険者さん達は持ち寄った食事のシェアなどをしていました。
唐突に近くにいた女性の冒険者さんから、「一晩宜しくね」と声をかけられ不思議に思った私に、「それでは皆さんに合わせて、私達もここで一晩を明かしましょうか」とミツキさんが言いましたので、更に疑問符が頭に浮かびます。
「あのミツキさん、皆さんはここで野宿する事を始めから決めていたのですか?」
「他人ですから、当然決めていた訳では無いですよ? 自然とそうなったと言う形でしょうか。別段私達は急いでもいいのですが、今回はミズキちゃんの社会勉強と言う事で、冒険者さんとの交流をしておきましょう」
そう言われ、沢山の経験をしたい私は勿論大喜びです。仮設天幕を三人で張りながら、ミツキさんがゆっくりと交流の必要性について教えてくれました。
冒険者はダンジョンに入れば全てのパーティーが商売敵になりますけれど、危険に陥った場合、見知った人から助けを受けられるかどうかが生死を分ける事も多く、お互いが生きる為にこうして小まめに横の繋がりを持つという暗黙的なルールがあるそうなのです。
昔はモンスターがとてつもなく強く、一匹のモンスターを相手にする場合、最低でも3、4人は集まらなければ一方的に殺されてしまう厳しい世界でした。誰だって死にたくは無いですから、そのような状況下であれば皆で協力しましょうとなるのは自然の事で、その流れが今もなを受け継がれ、お互いを敵視するのではなく「協力者」として接するルールが根付いた、と。
そう聞かされた私は、ここにいる冒険者さんに大きな親近感を感じています。私も皆さんも「生きる」為に必死ですからね。
胸を抑えながら一人で感激していますと、「もう一つ」とミツキさんが付け加えてお話を続けますので、ワクワクしながら先を聞いていた私は。次第に悲しい気持ちになりました……。
「危険に陥る」という事態は、その状況と場合と場所に寄って違います。当然「助けられないと直感的に感じる」場合や「助けに入ると自分も死ぬ」と解る場合も沢山あります。ですので、大きなミスや無謀な事をすれば見捨てられても文句は言えない、そんな状況もよくある話ですよ、と聞かされたからです。
誰だってミスはしますから、そのミスを補う為の「協力者」ですのに、見捨てるのは何か矛盾している気もします。けれど補った先に待っていたのはお互いの死体、では何も残らないですものね……悲しいですが、理解はできます。
冒険者の優しくも厳しい現実をまた一つ知る事が出来た私は、旅に出る前に用意していた食事を堪能した後、女性の冒険者さん達と談笑を交えて暫く過ごしました。
その合間、隣でイグニシアさんがじーっと私を見つめていましたので話題を振ってみると、直ぐに嬉しそうに返事を返してくれます。子供らしさがあって、本当に可愛い方ですね。
夜も更けて、女性陣と男性陣に分かれて寝る事になった頃、まだまだ寝かせないとばかりに、女性の冒険者さんから「私達と一緒に行かない?」と、パーティーへのお誘いを頻繁に受けては動揺する私。ミツキさんが代わりにやんわりと断ってくれましたけれど。
「ミズキちゃんは可愛らしいですから、同性からも大人気ですね?」と言われ赤面してしまいます。私だけでなく、ミツキさんは主に男の人からお誘いを受けていましたし、イグニシアさんは女性陣に囲まれては頭をなでなでされ、小動物扱いで大人気でした。
実際の所は、私達の持つ「収納系能力」を知った方々からの熱烈な勧誘だったのです。私達はほぼ手ぶらで、どう見ても旅をしているような姿ではありませんので、それを不思議に思った女性の方から質問を受けた際に、私はつい正直に話してしまった、という訳なのです。
ミツキさんのお陰でどうにか収拾つきましたけれども。
今回のような大規模な交流は稀な事らしいのですので、次からは私達だけで野宿しましょうね、と笑顔ながらも疲れた様子でミツキさんに言われました。本当に御免なさいです……。
このようにして。
そんな賑やかな夜を明かした私達は、シャイアの国に入国し、現在に至る訳なのです。そして意気揚々と新しいダンジションに近い、最寄りの村へと移動している所です。
街道を歩いている間、自然の多さに感心しつつ気になった植物に駆け寄ってはジーっと見てみたり、綺麗な花を見つけてはしゃがみ込んで見惚れてしまったりと落ち着きの無い私。目に映る物が全て新鮮で、見ていて飽きませんし、とても楽しいのです。
「エルフさんは自然と共に生きる種族と聞かされていますけれど、この大きな木々と花々を見たらそれも納得ですね」
一通り見回って少し満足した私が話題を切り出します。
隣には先程から特に喋るでもなく眠そうな目ながらも、何処となく嬉しそうに後をついて一緒に駆け回っていたイグニシアさんがいます。彼女は何故か満足げに歩いていて、見ていて何だか微笑ましいですね。
「受け売りですが、昔は木の上に家を作っていたそうですよ。他国との交流が徐々に活発化すると同時に、現在は人間のように地上に家を作り、住むようになりました。ですが、首都は今も大きな木の中にお城があるそうです」
「木の中に、ですか? 凄いですね、実際に見てみたいです」
「「役目」にひと段落つきましたら、エルフの首都へ行ってみましょうか。私もいずれ行きたいとは思っていましたので」
「本当ですか、今からとても楽しみです」
両手を合わせ満面の笑顔で喜ぶ私に、何故かイグニシアさんから頭をなでられてしまいました。
良く解りませんけれど、なでられて嬉しいのです。
似たような景色を暫く歩いていますと、途中から森が途切れ、木の柵で囲われた村が見えてきました。
村の外側周辺では、既に到着していた冒険者さん達が沢山の仮設天幕を張っている様子も伺えます。
エルフの国は他国と交流が活発になりだした所ですので、まだまだ街と呼ばれる程の人口規模に至っていない村が大半を占めているようです。こうした村は基本的に沢山の人々を受け入れる作りにはなっていませんから、数少ない宿も殆どが先に到着した冒険者で埋まってしまっており、大半は村の近くで野宿となってしまいます。
村の入り口に到着しますと、エルフさんが二人連れで歩いている所を発見し、その姿にまた一人で感動に浸る私。ミツキさんに教わった通りの特徴をしていて、とっても綺麗な男の人と女の人が寄り添っていました。歩いている二人の周りに花が咲いていそうな、そんな甘々な感じです。
「エルフを直に見て興味津々という所でしょうか、ミズキちゃん?」
「はい~、もう綺麗な顔立ちでどう見ても少年と少女にしかみえませんし、恋人同士っぽくて素敵ですー」
ほわほわな気持ちが喋り方に出てしまいました。
「ん、あの二人、六百歳位だと思う」
「そ、そんなに生きていてあんなに若いのですか……? 凄いです」
只々感心するばかりの私にミツキさんがにこにこ笑顔で言いました。
「ミズキちゃんとイグニシアちゃんは長命どころか、寿命で死ぬ事も老いる事も無いのですから、似たようなものだと思いますよ?」
「え……」
さらりと重大な事実を聞かされました。それって、やっぱり人間じゃないのですね……私。
とはいえ、生涯ずっと知識を得られて、様々な経験をし続けられるというのは魅力的にも思えます。
前向きにとらえましょう、うん。それが良いです。
「さて、ミズキちゃん。村で少し休息を取ったら、直ぐにダンジョンに向けて出発しますよ。観光は首都まで我慢してくださいね」
「は、はい」
私がこの後、村の中を見て回るつもりでいた事が解っていた様子で、先にくぎを刺されてしまいました。鋭いです、ミツキさん……。今はお二人の「役目」が大切ですから、私も気を引き締めなおしてお邪魔にならないよう努めないといけませんね。
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