森の王は何を思う?

ソヨナ

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第二章 〜災厄の化身〜

クラス転生??

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~~ヴェルデル共和国 隼人目線~~


 「え?美嘉、慎二それに他のみんなもどうしているんだよ?」


    なぜか斎藤美嘉、井上慎二などクラスのみんながいた。


「知らないわよ」


「俺も知らないぞ」


「てか、ここどこだ?」


 今、クラス全員?がこのよくわからない場所にいたのである。(40人中、39人しかいません)


「おおー成功だ!」


「これで、あの宗教狂いの国に勝てるぞ」


「あの、あなたたちは誰ですか?」


「うむ。我らは民衆の為にあるヴェルデル共和国の議員たちである。その議長を務めている、アルフレッドである」


   この男性はとてもイカつい顔をしている30代後半ぐらいっぽかった。


「僕たちはなぜここに?」


「それは、私たちが君たちを呼んだからだ」


「もっ、もしかして異世界召喚?!」


と後ろにいるオタクの木村晴人が言った。


「バカなこと言ってんじゃないわよオタク」


「いや美嘉、その可能性が高いかも知れないぞ」


「そうなの?」


「ああ、本当に異世界召喚されたならこの状況にも理解できる」


「あの、そろそろいいかね?」


 そう言ったのは、髭を生やしている年齢は50前半のダンディなおじさんだった。


「あっ、すいません。」


「大丈夫ですよ。急に召喚したのは私たちだからね。」


「あの、私たちをどうするんですか?」


 そう言ったのは一条小春さんであった。


「そう怖がらなくても大丈夫だ。君たちにはこれから私たち、民衆による共和国を滅ぼそうとしている邪悪な王国、帝国や魔物を倒してもらう。その為の訓練や日常生活もこっちで用意しよう。もちろん、お金も渡す。」


「邪悪な王国や帝国、魔物ってどういうことですか?」


「私たちの民主制を壊そうとしている国々がいるんだよ。私たちを下にしか見ていない国々がね。それと、魔物についてだが、魔物は私たち人間にとって共通の敵だ。奴らは私たち人間を襲ってき、私たちを殺戮してくるんだ。その魔物達を退治してほしい。」


「その国々は、人間が支配している国なんですか?」


「ああ、そうだ。だが安心してほしい、人間を殺すことが出来ない勇者の方には、魔物を倒してくれるだけで十分だ」


「少し、クラスのみんなと相談してもいいですか?」


「構わないよ。ああ、ここにいる議員達に聞かれたくないのなら会議ができる広い部屋を用意しよう」


「お願いします。」


「ふ~やっと緊張が取れた~てかどうすんの?」と霧島瑠奈が言う。


「瑠奈、それをこれから話し合うんだ」
と五十嵐純也が言う


「みんなはどうしたらいいと思う?」


「私はこの国に協力するのに賛成だな~」
と小鳥遊翔子が言った。


「俺は、人殺しはしたくない」
と前田常彦が言った。


「なら魔物だけを倒せばいいいのでは?」
と周防奏が言う


「それはそうだが………」


「てかさ、この国に協力しなきゃ私たち生きられないんじゃないの?」
と斎藤美嘉が言う


「確かにそうだな」


と俺は考え、クラスのみんなに


「俺は、今だけでもこの国に協力するべきだと思う。俺らが生きれる道はこれしかないと思う」 


「そうだな、みんなもそれでいいか?」
と井上慎二がすかさずみんなに同意を求めた。


「「賛成!!」」


 どうやらみんなの同意が取れたみたいだ。よかった~


「あのさ、そういえば、田中大和は?」
と九条佳奈が言う


「そういえばいないね」
と小春さんが不思議そうに言う


「あいつなんてどうでもいいだろ?なあ琴音?」
と斎藤美嘉が嫌そうな顔で言った。


「うん、、あの名前を私の前で言うのは辞めて」と泣きそうになりながら朝日奈琴音は言った。


「ごめん」と九条は謝った


「てか、あいついないのか!みんなよかったな!」
と場を盛り上げる為に西園寺剛は笑いながら言った。


「「確かに!!」」

みんなの声が一致して、笑いが起こる


「じゃ、とりあえず戻ろっか。あんまり待たせるのも悪いしね。」


と言うと、俺は部屋から出た



「君たちの結論はどうなったかな?」


「はい。俺らの結論は、この国に協力させてもらいます!」


「「おおーーー」」


と拍手が至る所から来た。


「ありがとう。君たちの勇気はこのヴェルデル共和国は忘れない。」


「もったいないお言葉ですよ」


「はは、いいのだよ。それぐらい君たちのその決断が嬉しいのだよ」


 俺はこの選択をして良かったと思っている。多分他のみんなも同じ事を思っただろう。


………………………………………………………………

今回はここまでです。

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 さて、ここに出てきているクラスは前回に登場した勇者ヤマトのクラスです。
このクラスのこれからの中心人物で今回の話しの中心となったのは、久遠隼人です。


 こういう、クラス転生の人物名を考えるのは難しいですね。





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