25 / 32
第二章 〜災厄の化身〜
クラス転生??
しおりを挟む~~ヴェルデル共和国 隼人目線~~
「え?美嘉、慎二それに他のみんなもどうしているんだよ?」
なぜか斎藤美嘉、井上慎二などクラスのみんながいた。
「知らないわよ」
「俺も知らないぞ」
「てか、ここどこだ?」
今、クラス全員?がこのよくわからない場所にいたのである。(40人中、39人しかいません)
「おおー成功だ!」
「これで、あの宗教狂いの国に勝てるぞ」
「あの、あなたたちは誰ですか?」
「うむ。我らは民衆の為にあるヴェルデル共和国の議員たちである。その議長を務めている、アルフレッドである」
この男性はとてもイカつい顔をしている30代後半ぐらいっぽかった。
「僕たちはなぜここに?」
「それは、私たちが君たちを呼んだからだ」
「もっ、もしかして異世界召喚?!」
と後ろにいるオタクの木村晴人が言った。
「バカなこと言ってんじゃないわよオタク」
「いや美嘉、その可能性が高いかも知れないぞ」
「そうなの?」
「ああ、本当に異世界召喚されたならこの状況にも理解できる」
「あの、そろそろいいかね?」
そう言ったのは、髭を生やしている年齢は50前半のダンディなおじさんだった。
「あっ、すいません。」
「大丈夫ですよ。急に召喚したのは私たちだからね。」
「あの、私たちをどうするんですか?」
そう言ったのは一条小春さんであった。
「そう怖がらなくても大丈夫だ。君たちにはこれから私たち、民衆による共和国を滅ぼそうとしている邪悪な王国、帝国や魔物を倒してもらう。その為の訓練や日常生活もこっちで用意しよう。もちろん、お金も渡す。」
「邪悪な王国や帝国、魔物ってどういうことですか?」
「私たちの民主制を壊そうとしている国々がいるんだよ。私たちを下にしか見ていない国々がね。それと、魔物についてだが、魔物は私たち人間にとって共通の敵だ。奴らは私たち人間を襲ってき、私たちを殺戮してくるんだ。その魔物達を退治してほしい。」
「その国々は、人間が支配している国なんですか?」
「ああ、そうだ。だが安心してほしい、人間を殺すことが出来ない勇者の方には、魔物を倒してくれるだけで十分だ」
「少し、クラスのみんなと相談してもいいですか?」
「構わないよ。ああ、ここにいる議員達に聞かれたくないのなら会議ができる広い部屋を用意しよう」
「お願いします。」
「ふ~やっと緊張が取れた~てかどうすんの?」と霧島瑠奈が言う。
「瑠奈、それをこれから話し合うんだ」
と五十嵐純也が言う
「みんなはどうしたらいいと思う?」
「私はこの国に協力するのに賛成だな~」
と小鳥遊翔子が言った。
「俺は、人殺しはしたくない」
と前田常彦が言った。
「なら魔物だけを倒せばいいいのでは?」
と周防奏が言う
「それはそうだが………」
「てかさ、この国に協力しなきゃ私たち生きられないんじゃないの?」
と斎藤美嘉が言う
「確かにそうだな」
と俺は考え、クラスのみんなに
「俺は、今だけでもこの国に協力するべきだと思う。俺らが生きれる道はこれしかないと思う」
「そうだな、みんなもそれでいいか?」
と井上慎二がすかさずみんなに同意を求めた。
「「賛成!!」」
どうやらみんなの同意が取れたみたいだ。よかった~
「あのさ、そういえば、田中大和は?」
と九条佳奈が言う
「そういえばいないね」
と小春さんが不思議そうに言う
「あいつなんてどうでもいいだろ?なあ琴音?」
と斎藤美嘉が嫌そうな顔で言った。
「うん、、あの名前を私の前で言うのは辞めて」と泣きそうになりながら朝日奈琴音は言った。
「ごめん」と九条は謝った
「てか、あいついないのか!みんなよかったな!」
と場を盛り上げる為に西園寺剛は笑いながら言った。
「「確かに!!」」
みんなの声が一致して、笑いが起こる
「じゃ、とりあえず戻ろっか。あんまり待たせるのも悪いしね。」
と言うと、俺は部屋から出た
「君たちの結論はどうなったかな?」
「はい。俺らの結論は、この国に協力させてもらいます!」
「「おおーーー」」
と拍手が至る所から来た。
「ありがとう。君たちの勇気はこのヴェルデル共和国は忘れない。」
「もったいないお言葉ですよ」
「はは、いいのだよ。それぐらい君たちのその決断が嬉しいのだよ」
俺はこの選択をして良かったと思っている。多分他のみんなも同じ事を思っただろう。
………………………………………………………………
今回はここまでです。
感想、いいね、お気に入り登録よろしくお願いします。
さて、ここに出てきているクラスは前回に登場した勇者ヤマトのクラスです。
このクラスのこれからの中心人物で今回の話しの中心となったのは、久遠隼人です。
こういう、クラス転生の人物名を考えるのは難しいですね。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる