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奪われた王国
十三話目 *魔王の宝物
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(なんでこんなにあるの?)
【ダンジョンに滞在中の敵の分、ポイントが加算されています】
(つまり、王都内に帰属化してない奴がいればいるほど、ポイントが永続的に手に入るってこと)
【はい】
(これが私のチートなのかしら?...それで異世界の物とポイントで交換したいんだけど)
【はい、マスターが交換可能な物を表示します】
・日用品
・食料品
・娯楽品
・私物
(武器はないの?)
【武器として作られた物はマスターは交換できません】
(どうして?)
【マスターは特殊品交換の権限を持ち合わせておりません】
「ちっ」
千歳は『亜空魔』の通知に舌打ちをする。
「まあいいや」
千歳は不機嫌になりながらも、交換品を見ていく。
「水が2リットル100ポイント。コーラが1.5リットル150ポイント」
千歳が交換品と必要なポイントを見ていると、基本的に日本でその物を買うのと同じ値段のポイントが必要となっていた。
「たしか、500ポイント貰ってるんだよね。みんなは、ほとんど何ももらえないじゃない」
帰属化した者が手にできるのは日本で500円以内で買える者だけであったが、一つだけ安いものがあった。それは私物だ。
「私物は全部100ポイントで手に入ると」
千歳の持っていたスマホや、教科書、化粧品、装飾品などはすべて100ポイントで手に入るようになっていた。そして千歳はポイントでスマホを手にする。
「充電がない...」
しかし、手にしたスマホには充電がすでになかった。そのためただの鉄の塊となっていた。
「はぁ」
千歳はため息をつきながら、すぐさまあるものを呼び寄せた。それは抱き枕ほどの大きさのある、可愛らしい二等身の男の子の人形であった。
そして、千歳はその人形を抱きかかえると
「はぁ~。癒される。もう二度と会えないと思ったよぉ」
千歳は今まで他人に見せたことのないようなだらしない顔をしながら人形を抱きしめる。そして、しばらくすると気分が落ち着いたのか再び交換品を見る。
「うーん。結局2万って多いと思ったけど、2万円だもんな。すぐなくなっちゃうよ」
千歳は人形を抱き、メニューを見ながら愚痴を言っているとあることに気付く。
「あの武器商人どうやって、スキル発動前にスマホを手にしたんだろう?...『亜空魔』武器商人のスキル見せて」
【マルコストロガノフのスキルは以下です】
・交渉術
・嘘から出た誠
・気運
・死に際こそ主戦場
「交渉術以外で私が効果をしれるスキルってあるの?」
【交渉術以外すべて専用スキルのため確認できません】
「だと思った」
千歳は『亜空魔』の使い勝手に慣れ始めていた。
「スキル名からしても、特にスマホを手にできる気はしないけどなぁ。...そういえば、誰かのスキルを見ようとしてたような?...誰のだっけ?」
【福田雄司のスキルでしょうか?】
「ああ!。そうそう、監督のスキル見せて」
【福田雄司のスキルは以下です】
・統率
・観察眼
・想像は現実に起こり得る
・演出改変
・信念
「パッと見て、私より強そうではないな。てゆうか、私を殺せるかどうかってスキルで見てないのか」
【スキルは計算に入れてません。そのため、スキルによっては結果が変わる可能性はあります】
「じゃあ、もしかしたら、武器商人なら先輩達全員殺せたのかな?」
【ステータス的には不可能でした】
「そう。まあ、何十年もこの世界にいたわけだし、私達よりも強いのは当たり前か、帰属化してくれてよかった」
千歳がそう言って少し落ち着こうと、ベットに横たわったとき『亜空魔』からメッセージが届く。
【追い出した。王女とその兵士たちの帰属化が解けました】
千歳はそのメッセージを見るとすぐさま、起き上がる。
「ここで勝てなきゃ。平和ボケも何もないよね」
千歳の目には覚悟は備わっていた。
☆
王都ベルン。その城壁の前にはおよそ5万の軍勢が並び立っていた。その最後方にいつするテントの中で、威風堂々たる雰囲気を身に纏った男が言葉を発した。
「愛しのエリザートよ。もう一度言ってくれるか?。この父に。私は最近耳が遠くなったのか、聞き間違いをしたようだ。国を奪われたと聞こえたが?」
エリザート・ベルン・レオルタ第一王女は膝をつき顔を伏せ、ひどく震えながら声を出す。
「も、申し訳ございません。父上」
「何を謝っているのだ?。エリザート」
震えてすでに謝ることしかできないエリザートを見て、王宮筆頭魔導士であるエドガーが割って入る。
「お言葉ですが王よ」
エドガーが声を出した瞬間、その首が地面に落ちる。
「ひぃっ!」
エドガーの首を斬った兵士が放つ。
「王は貴様の発言を許可していない」
その状況を意にも返さず、王は言葉を発する。
「エリザート。私は最強の戦争奴隷が手に入ると聞いて、わざわざ戦地から来たのだが?。もう一度だけ聞こう。...何といったのだエリザート」
その日。王都の外には二つの首が裏切り者として掲げられた。
【ダンジョンに滞在中の敵の分、ポイントが加算されています】
(つまり、王都内に帰属化してない奴がいればいるほど、ポイントが永続的に手に入るってこと)
【はい】
(これが私のチートなのかしら?...それで異世界の物とポイントで交換したいんだけど)
【はい、マスターが交換可能な物を表示します】
・日用品
・食料品
・娯楽品
・私物
(武器はないの?)
【武器として作られた物はマスターは交換できません】
(どうして?)
【マスターは特殊品交換の権限を持ち合わせておりません】
「ちっ」
千歳は『亜空魔』の通知に舌打ちをする。
「まあいいや」
千歳は不機嫌になりながらも、交換品を見ていく。
「水が2リットル100ポイント。コーラが1.5リットル150ポイント」
千歳が交換品と必要なポイントを見ていると、基本的に日本でその物を買うのと同じ値段のポイントが必要となっていた。
「たしか、500ポイント貰ってるんだよね。みんなは、ほとんど何ももらえないじゃない」
帰属化した者が手にできるのは日本で500円以内で買える者だけであったが、一つだけ安いものがあった。それは私物だ。
「私物は全部100ポイントで手に入ると」
千歳の持っていたスマホや、教科書、化粧品、装飾品などはすべて100ポイントで手に入るようになっていた。そして千歳はポイントでスマホを手にする。
「充電がない...」
しかし、手にしたスマホには充電がすでになかった。そのためただの鉄の塊となっていた。
「はぁ」
千歳はため息をつきながら、すぐさまあるものを呼び寄せた。それは抱き枕ほどの大きさのある、可愛らしい二等身の男の子の人形であった。
そして、千歳はその人形を抱きかかえると
「はぁ~。癒される。もう二度と会えないと思ったよぉ」
千歳は今まで他人に見せたことのないようなだらしない顔をしながら人形を抱きしめる。そして、しばらくすると気分が落ち着いたのか再び交換品を見る。
「うーん。結局2万って多いと思ったけど、2万円だもんな。すぐなくなっちゃうよ」
千歳は人形を抱き、メニューを見ながら愚痴を言っているとあることに気付く。
「あの武器商人どうやって、スキル発動前にスマホを手にしたんだろう?...『亜空魔』武器商人のスキル見せて」
【マルコストロガノフのスキルは以下です】
・交渉術
・嘘から出た誠
・気運
・死に際こそ主戦場
「交渉術以外で私が効果をしれるスキルってあるの?」
【交渉術以外すべて専用スキルのため確認できません】
「だと思った」
千歳は『亜空魔』の使い勝手に慣れ始めていた。
「スキル名からしても、特にスマホを手にできる気はしないけどなぁ。...そういえば、誰かのスキルを見ようとしてたような?...誰のだっけ?」
【福田雄司のスキルでしょうか?】
「ああ!。そうそう、監督のスキル見せて」
【福田雄司のスキルは以下です】
・統率
・観察眼
・想像は現実に起こり得る
・演出改変
・信念
「パッと見て、私より強そうではないな。てゆうか、私を殺せるかどうかってスキルで見てないのか」
【スキルは計算に入れてません。そのため、スキルによっては結果が変わる可能性はあります】
「じゃあ、もしかしたら、武器商人なら先輩達全員殺せたのかな?」
【ステータス的には不可能でした】
「そう。まあ、何十年もこの世界にいたわけだし、私達よりも強いのは当たり前か、帰属化してくれてよかった」
千歳がそう言って少し落ち着こうと、ベットに横たわったとき『亜空魔』からメッセージが届く。
【追い出した。王女とその兵士たちの帰属化が解けました】
千歳はそのメッセージを見るとすぐさま、起き上がる。
「ここで勝てなきゃ。平和ボケも何もないよね」
千歳の目には覚悟は備わっていた。
☆
王都ベルン。その城壁の前にはおよそ5万の軍勢が並び立っていた。その最後方にいつするテントの中で、威風堂々たる雰囲気を身に纏った男が言葉を発した。
「愛しのエリザートよ。もう一度言ってくれるか?。この父に。私は最近耳が遠くなったのか、聞き間違いをしたようだ。国を奪われたと聞こえたが?」
エリザート・ベルン・レオルタ第一王女は膝をつき顔を伏せ、ひどく震えながら声を出す。
「も、申し訳ございません。父上」
「何を謝っているのだ?。エリザート」
震えてすでに謝ることしかできないエリザートを見て、王宮筆頭魔導士であるエドガーが割って入る。
「お言葉ですが王よ」
エドガーが声を出した瞬間、その首が地面に落ちる。
「ひぃっ!」
エドガーの首を斬った兵士が放つ。
「王は貴様の発言を許可していない」
その状況を意にも返さず、王は言葉を発する。
「エリザート。私は最強の戦争奴隷が手に入ると聞いて、わざわざ戦地から来たのだが?。もう一度だけ聞こう。...何といったのだエリザート」
その日。王都の外には二つの首が裏切り者として掲げられた。
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