好きな子が毎日下着の状態を報告してくるのですが正直脈ありでしょうか?〜はいてないとは言われると思いませんでした〜

ざんまい

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中間試験編

5話 青色ですが脈ありでしょうか?

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「今日は、青色だよ」

 HRの少し前、いつも通りの下着の色を聞き、いつも通り紫陽花の胸を凝視していると、

「あの……お願いがあるんだけど」

 胸から目を離せないので表情はわからないが、真剣な感じのニュアンスだった。

「どうした?」

「……とりあえず、こっち見やがれ」

 俺は、渋々紫陽花の顔に目線を変える。

「どうしました?」

「敬語にしても、さっきのセクハラは誤魔化せないよ」

「ごめんごめん、でお願いってなんだよ?」

「……勉強を教えてくれない?」

 予想外の返答が来た。
 大の勉強嫌いの紫陽花が、勉強を教えてほしいだと?

「明日は、台風だな」

「失礼なやつね、私だってやりたくないわよ」

「まぁ中間まであと二週間だもんな」

「そういう事、いつもなら楓ちゃんに頼むんだけど、いい加減一人でなんとかしなさいって怒られちゃって」

「なるほどな、でも俺は、神奈月さんほど頭良くないから期待するなよ」

「大丈夫!少なくとも私より頭良いし、ノートも取ってるだろうし!」

「じゃあ放課後、図書館でやるか、あと桔梗も一緒に来るぞ。」

「わかった、ありがとね」

 その後、自分の席に向かう紫陽花。
 勉強をしてて良かったと心の底から思った。


 昼休み、いつものように桔梗と飯を食べていた。
 ついでに勉強会に紫陽花が来る事を伝えた。

「まじで?」

「うん」

「まぁあいつも結構やばかったからな、国語とか20点ぐらいだったろ?」

「お前のオール0には誰でも負けるよ」

「それを言うな!俺に効く!」

「回答欄は、しっかり全部書いてあって0点だから余計に悲しいよな」

「いいんだ、今は40点台をキープしてるし大丈夫だ!」

「40点で威張りすぎたろ、しかも大体俺のヤマカンだしな。」

「俺の成績は、お前にかかってる!」

「いや自分でやれや!」

 そんな感じで会話していると、後ろからトントンと肩を叩かれた。
 振り返るとそこには、神奈月さんがいた。

「ちょっといい?」

「……いいけど、どうしたの?」

 神奈月さんは、紫陽花の親友だが俺とはあんまり話さない。俺から話しかけることはあるが、こうして話かけられるのは初めてだと思う。

「そこの彼と話したいんだけど借りていいかしら?」

 神奈月さんは、そう言って桔梗を指差す。
 桔梗は、とぼけて左右を見渡している。

「金髪の貴方よ」

「俺か?っていうか誰?」

「……貴方みたいな馬鹿に言いたくないわね」

「初対面なのに失礼すぎないコイツ」

「え?馬鹿に馬鹿と言ってなにが悪いのかしら、事実を言うだけで失礼になるなんて、それは貴方の自業自得じゃないの?」

「なんだと、この処女め!」

「馬鹿童貞が吠えてるわね。」

 一瞬にして犬猿の仲になった二人。
 桔梗は、凄い形相で睨みつけている。
 神奈月さんは、殆ど表情が変わらない。

「まぁまぁ二人とも落ち着いて、確かに桔梗は馬鹿だけど、そりゃいきなり言われたら腹も立つって」

「そうだそうだ!言ってやれ!つーか馬鹿だけどは余計だ!」

「まぁいいわ、それについては謝るから、とりあえず来てくれる桔梗くん」

「謝る態度が微塵も見られないですが!」

「ごめんなさいね、貴方に誠心誠意謝罪するのは、私のプライドが許さないから表面上の謝罪になるのでこの無表情のままになるわ」

「駄目だ、コイツやべぇ奴だ!助けて蓮華!」

「じゃ借りてくわね」

 神奈月さんは、そう言って桔梗を引きずってクラスを出て行った。
 あいつ大丈夫かな。
 それにしても神奈月さんってあんな感じだったっけ?いつも物静かな感じと思ってたんだけど。

 昼休みが終わり、桔梗がクラスに帰ってきた。
 帰ってきた桔梗は、苦い顔をしながら俺に

「急に店の手伝いしてくれって言われたから、今日勉強会出れねぇわ、すまん」

 と言ってきた。
 神奈月さん、一体なにをしたんだろう?
 俺は、怖くて聞けなかった。


 放課後、二人で図書館へ向かった。
 学校の図書館は二階建てになっており、一階には応接間や行事で使われるミーティング室があり、二階が図書室になっている。
 俺達は、二階に上がり図書室の扉を開ける。

「とりあえず、机に座るか」

「そうだね」

 俺が机に座ると、その正面に紫陽花が座った。

「おいおい、それじゃ教えづらいだろ?」

「え?」

「いや教科書とかノートとかわざわざ動かさないといけないじゃん?だから横に来いよ」

「……」

 固まってしまった紫陽花。
 図書室の机は、4人がけになっており椅子も四脚ある。桔梗に教える時も横に座って教えるからな。

「……わかった」

 紫陽花は、何かを覚悟したかの様に返事をしてこっちにきた。
 そんなに、嫌だったか?

「嫌ならいい……」

「いや大丈夫!」

 心配して言ったが食い気味に返された。
 それから、勉強を始めていった。
 紫陽花は、国語が特に駄目みたいでずっと頭を抱えていた。
 どうしてもわからない所が有れば教えて、なんもない時は自分の勉強をする感じで1時間が過ぎた頃、俺はとんでもない誤ちに気付く。
 異性と横に座るって集中できない事に。
 ファミレスで横に一緒に座ってるカップルとかよく見かけるけど、今まさにそんな感じだよな。
 俺の右肩に紫陽花の左肩の体温が伝わって来て、なんかよくわかんないけど集中できねぇ!

 こうして波乱の勉強会が幕を開ける。
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