好きな子が毎日下着の状態を報告してくるのですが正直脈ありでしょうか?〜はいてないとは言われると思いませんでした〜

ざんまい

文字の大きさ
41 / 43
夏休み編

41話 お化け屋敷ですが脈ありでしょうか?

しおりを挟む
 その後、向日葵の水着解説を堪能した。
 そして、一旦俺だけ水着ショップから出た。
 しばらくして、2人が水着ショップから出てきた。

「おお、お待たせしました」

「結構待たせたでしょ、ごめんね」

「いいよいいよ、で次は何処に行くの?」

 むしろ水着解説があった分、俺の方が申し訳ない。向日葵が手に下げている紙袋には、俺が好きだったあのオレンジのビキニが入っていると思うと、海に行くのがより一層楽しみになった。

「次の場所に案内するわ、ついて来て」

 神奈月さんの後について行くと、そこにはお化け屋敷があった。つーかデパートにお化け屋敷とかあるんだ。

「なんか安っぽいお化け屋敷だな、文化祭の出し物みたいだ」

「デパートのこういうイベント事なんて客なんて来ないから、予算も回ってこないんでしょうね」

「ちょっと!店先でそういう話はやめてください!ほら受付の店員さんが、悲しい顔してるじゃないですか」

「ここに向日葵と一緒に入るのか?」

「......2人っきりですか?」

「いや、3人で入るわ」

「そうなんですか?」

「いやね、これは私の個人的な特訓というかね」

「個人的な特訓?」

「あの......桔梗と紫陽花には内緒にして欲しいんだけど」

「分かりました」

「おう」

「私、お化け屋敷が苦手でね、少しでも耐性をつけておこうかと」

 神奈月さんは、少し照れ臭そうに言う。
 向日葵は、すかさず神奈月さんを抱きしめる。

「分かりました、任せてくださいお化けが出てきても倒します」

「いやいや、倒したらダメだって」

 そんなやりとりをする2人が凄く可愛かった。
 受付の人に料金を払い、中に入った。
 中は、薄暗く壁にも黒い布が一面に貼ってある。
 しかし、目を凝らすと布が一部分だけない場所だったり、あからさまな人影が見えたりと結構残念だ。流石にこれで怖がったりしないよな。

「……いくよ、向日葵ちゃん」

「任せて……ください」

 全然大丈夫じゃなかった。
 しかも、向日葵まで怯えている様子。
 まじかよ、この2人が行けるお化け屋敷を探さないといけないな。
 折角練習したから行くと思うし。
 俺は、普通に歩いて進み出す。

「蓮華君!待って!」

「速過ぎます!」

「え?そう?」

「そうだよ、やっぱり折角来たんだからゆっくり回らないとね」

「そうですよ、とりあえず後ろに居てもらえると嬉しいです」

「ああ、分かった」

 その後、20分して外にようやく出た。定番のいきなり大声で近づくゾンビとか急に物が倒れたりと、予想通りの展開しか無かったが、2人は満身創痍になった。
 満身創痍でソファに座るの2人に、買ったジュースを手渡した。

「叫びすぎて喉渇いたろ?」

「ありがとう」

「ありがとうございます」

「それにしても、ここまで苦手だとは思わなかったな」

「本当にお恥ずかしい姿をお見せしました」

「最後は、2人とも俺にしがみ付いてたもんな、というか向日葵も苦手なんだな」

「こういう所、初めて来たのでこんなに怖いとは思いませんでした」

「耐性をつけとかないと、桔梗の馬鹿に馬鹿にされてしまうわ」

「そもそも行かなきゃいいんじゃ?」

「それで桔梗とか紫陽花に煽られたりしたら、一番ムカつくのよ」

「まぁほどほどにな」

「そんな事より、向日葵ちゃん」

「はい、どうしましたか?」

「今も蓮華君に緊張する?」

「あっ……そういえばさっきよりは大丈夫になって来ました」

 確かに、お化け屋敷で抱きついたりしてたしな。
 怖くてそれどころじゃなかっただろう。

「でも、思い出すと恥ずかしくなってきますね」

「そこは、慣れていけばいいわ、これからは、ここでお互いに頑張りましょう」

「はい!頑張ります!」

 2人は、笑顔でガシッと握手をした。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

クラスのマドンナがなぜか俺のメイドになっていた件について

沢田美
恋愛
名家の御曹司として何不自由ない生活を送りながらも、内気で陰気な性格のせいで孤独に生きてきた裕貴真一郎(ゆうき しんいちろう)。 かつてのいじめが原因で、彼は1年間も学校から遠ざかっていた。 しかし、久しぶりに登校したその日――彼は運命の出会いを果たす。 現れたのは、まるで絵から飛び出してきたかのような美少女。 その瞳にはどこかミステリアスな輝きが宿り、真一郎の心をかき乱していく。 「今日から私、あなたのメイドになります!」 なんと彼女は、突然メイドとして彼の家で働くことに!? 謎めいた美少女と陰キャ御曹司の、予測不能な主従ラブコメが幕を開ける! カクヨム、小説家になろうの方でも連載しています!

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

まずはお嫁さんからお願いします。

桜庭かなめ
恋愛
 高校3年生の長瀬和真のクラスには、有栖川優奈という女子生徒がいる。優奈は成績優秀で容姿端麗、温厚な性格と誰にでも敬語で話すことから、学年や性別を問わず人気を集めている。和真は優奈とはこの2年間で挨拶や、バイト先のドーナッツ屋で接客する程度の関わりだった。  4月の終わり頃。バイト中に店舗の入口前の掃除をしているとき、和真は老齢の男性のスマホを見つける。その男性は優奈の祖父であり、日本有数の企業グループである有栖川グループの会長・有栖川総一郎だった。  総一郎は自分のスマホを見つけてくれた和真をとても気に入り、孫娘の優奈とクラスメイトであること、優奈も和真も18歳であることから優奈との結婚を申し出る。  いきなりの結婚打診に和真は困惑する。ただ、有栖川家の説得や、優奈が和真の印象が良く「結婚していい」「いつかは両親や祖父母のような好き合える夫婦になりたい」と思っていることを知り、和真は結婚を受け入れる。  デート、学校生活、新居での2人での新婚生活などを経て、和真と優奈の距離が近づいていく。交際なしで結婚した高校生の男女が、好き合える夫婦になるまでの温かくて甘いラブコメディ!  ※特別編7が完結しました!(2026.1.29)  ※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。  ※お気に入り登録、感想をお待ちしております。

処理中です...